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「密かな楽しみ」 |
撮影・掲載:2012/1/12(8画像で構成) |
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暖かな日が暫く続いた為か、身を切る様な寒さに身体の方がついて行けません。 北風に身をすくめながらの自然観察は気乗りの点でいまひとつ。 しかしこの時期ならではの密かな楽しみがあることも確か。と言う訳で目を凝らして・・ |
真冬の表情を漂わせる空が戻って来ました。 気温も一向に上がらず、東京ではこの冬最低の記録を更新したらしい。 |
枯れ果てて倒れる水草。吹き付ける風にざわざわと音をたてていました。 |
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思わず目をそむけたくなる様子の草むら。正に死屍累々と表現したくなる惨状です。 しかしこんなにごちゃごちゃした中にも、良く目を凝らせば面白いものが・・ |
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私の密かな楽しみはこれを見つけること。ツタ系の植物の茎に現れる顔の観察です。 葉っぱが散り落ちた痕跡・いわゆる葉痕です。 多くの場合、この様に目があって鼻があってと人の顔を思わせるパターンが楽しめます。 |
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それぞれが微妙な表情の違いを持つところが何とも面白い。 これは一寸泣きっ面です。 |
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これは可愛い子ちゃんタイプ?。 枯れ野にもこんなに小さな妖精が潜んでいるなんて・・夢中になって探してしまいます。 他人が見たらかなりの異常行動でしょうね。きっと。 |
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もう一つの楽しみは昆虫の冬越しの様子を観察すること。 これはオオカマキリの卵鞘です。 こんがりと焼き上がった焦げ色が、枯れ果てた草の色にますます溶込んで来ました。 これなら小鳥の鋭い目も欺けるか・・ |
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小枝からにょっきり突き出したこの怪しげな物体は?。 正体はミノガの幼虫の冬越し形態・いわゆるミノムシです。 小枝等を組み合わせてしっかりとしたバリアを形成しています。正に一級の建築技術!。 以前は冬に多数確認出来たのですが、外来種ヤドリバエの寄生等で激減しているらしい。 私としては今季初遭遇。やっと見つけた密かな楽しみです。 ■この他にも沢山の昆虫画像を掲載中です。昆虫写真館入口でご案内しています。 |
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Digital Camera:
OLYMPUS PEN E-P3/LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm f2.8,
Exp.Date: 2012/1/12 at Tokyo(東京), (c) 2012 Toshio Someya All rights reserved. |
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