☆ 星くずの”たわごと” 17 ☆   更新日: 2023年06月25日

** 人間の体を作っている原子はずっと昔に爆発した古い星の内奥部で作られた。その意味で人間は星くずからできているといえる。 **
** 人間の体を作っている原子は原子核とその周りをまわる電子からできているが、その間はとても広く、何もない真空といえる。 ****

                                      
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☆ 2023年06月25日 : 梅雨の晴れ間に箱根を逍遥してきました

箱根湿性花園のコウホネ ポーラ美術館のヒメシャラ林 芦ノ湖海賊船 バイケイソウの白い花
 
 今回は、9日間山中湖に滞在しましたが、そのうち2日間は箱根に行き、あちこちと逍遥しました。最初は、久しぶりに仙石原の箱根湿性花園を訪れました。入場料が700円と以前に比べ2倍ほどになっており、びっくりしました。外国の人も結構入っていました。花はそんなに咲いていないのですが、名札を見ながら花の名前を思い出し、楽しみました。続いて、ポーラ美術館を訪れました。おなじみのモネやルノワールの絵画を観て、あのように描けたらなーと思いましたが、無理無理ですね。美術館の裏は森が広がり、敷地の中を散策路が通じています。大きなヒメシャラの林が目を引きます。とても雰囲気がよい森でした。夕方は、バンガローのある芦ノ湖畔の広い森の中を散策しました。ほとんど人はいませんでした。

 翌日は、桃源台から海賊船に乗り、箱根港へ行き、そこから元箱根まで歩いてみました。途中、箱根関所前のお土産店お饅頭を食べ、そのあと恩師箱根公園に立ち寄りましたが、ほとんど人はいませんでした。元箱根のベーカリーでソフトクリームを食べた後、元箱根港から再び海賊船に乗り、桃源台に戻りました。船は満員というほどではありませんでしたが、多くの外国人(西洋人、東洋人、東南アジア人等々)が乗船して、芦ノ湖遊覧を楽しんでいました。あいにく曇り空で、富士山が見えなかったのはかわいそうでした。お昼は、御殿場の”魚がし寿司”でおいしい寿司ランチをいただきました。その後、御殿場JAのマーケットで買い物をして山中湖に戻りました。天気はクモリゾラデシタガ、のんびりとした旅でした。

 庭のほうは、ちょっとの間で雑草が生い茂ってきたので、草取り、草刈りに追われました。また、木々が大きく茂ってきたので、ヤマボウシ、モミ、カツラ、イボタノキ、ダンコウバイそれにヤブデマリの枝落としもやりました。面白いことに、切り落とした葉のついた枝をそのままにしておいたのですが、シカがダンコウバイの葉っぱだけをきれいに食べてくれました。シカもたまには良いことをしてくれますね。庭の整備も大変なもので、最近は老体にとってとても厳しくなってきました。花は少ないのですが、木本ではヤマボウシ、ヒメシャラが咲いています。草本では、コウリンタンポポ、ノコギリソウ、バイケイソウが咲いています。バイケイソウは2m以上も伸び、きれいな白い6弁の花を穂状に咲かせています。そうそう、隣のおばあさんからもらったジキタリスの花を植えました。なかなか見栄えのする大きな花をつけています。


☆ 2023年06月18日 : 山中湖は青空が広がり、さわやかでした。

油彩画602:陶器とリンゴ&レモン 油彩画852:陶器とレモン ヤマボウシ 豪華絢爛です ヒメシャラ 満開です

 今週末の山中湖は、梅雨の中休みで、夏空が広がり、さわやかな天気となりました(18日(日)は曇り空)。モミの木、ダンコウバイ、ヤマボウシ、カツラ、イボタノキなど、たくさん茂った木の枝落としをやりました。ヤマボウシの切り落とした枝には花がたくさんついており、普通は花が上向きでなかなkよく見ることができないのですが、切った枝に着いたたくさんの花を正面から見ることができました。それはそれは豪華絢爛でした。花は花瓶にも挿してみました。ヒメシャラが満開になり、きれいな白い花をつけています。こちらはうなづいたように下向きに咲く花です。

 今週の絵は、カルチャー教室で描いた絵ですが、左の絵は私の油彩画第2号で、右の絵は、家内の油彩画です。こうして比べてみると、家内の絵のほうが鮮やかで、見栄えがしますね。油彩画の経験の差が出ているようです。これから追いつくように頑張ります。


☆ 2023年06月11日 : 今週末は東京滞在でした

 現在、国会が騒がしくなっています。”入国管理法改悪”、”LGBT保護法案?”、”少子化対策の財源”などで与野党が対立し??、会期末の衆議院解散が取りざたされているようです。でも、”日本の軍事国家への転換”についてはほとんど議論されていません。維新に袖を振られて迷っているような立憲民主党に期待するわけではないですが、安倍・岸田政権は”戦争をする国”へと着実に舵を切っています。これに反対して声を上げているのは、残念ながら日本共産党だけになってしまいました。恐ろしいことが進んでいますね。以下に、日本共産党の”大軍拡&大増税”反対のパンフレットのポイントを掲げてみます。

T.「専守防衛”は変わらない」? 日本が”他国に脅威を与える軍事大国”に ・・・岸田首相は「専守防衛に徹し、他国に脅威を与
  える軍事大国にはならない」と言いますが、とんでもないゴマカシです。

 1)敵基地攻撃とは全面戦争への道 :
   ・「専守防衛とは、防衛上の必要から相手の基地を攻撃することなく・・・防御を行うこと」(田中角栄首相、1972年10月31日)
    ---「敵基地攻撃能力」保有は、これまでの政府見解を180度大転換。
   ・”首都や通信網も攻撃の対象に” ・・・自民党が昨年4月に出した提言では、「反撃能力の対象範囲は、相手国のミサイル基地
    に限定されるものではなく、指揮統制機能等も含む」と明記。
   ・”地下に隠されたミサイル基地の位置を把握し、防空レーダーなどを無力化して制空権を確保し、基地を破壊、効果を把握し、さら
    に攻撃する一連のオペレーション”(岸防衛大臣=当時、2021年12月17日)” 

 2)世界第3位の軍事費大国 :
   ・GDP比2%、年10兆円を超える軍事費となれば、ロシア、イギリス、フランス、ドイツなどを一気に追い抜くことに。「世界に
    脅威を与える軍事大国」そのものです。

 3)憲法違反ははっきり :
   ・政府は1959年以来、”平生から他国を攻撃し、脅威を与える兵器を保有することはない”といっかんして説明してきました。この
    憲法解釈を紙くずのように投げ捨て、日本を「戦争する国」につくりかえる---岸田政権の「敵基地攻撃能力の保有」は絶対許せ
    ません。

U.「自分の国は自分で守る」? 米国の戦争に賛成し、報復攻撃で日本が廃墟に ・・・「自分の国を自分で守る」という首相の説明
  も、まったくゴマカシです。

 1)日本が攻撃にさらされていなくても武力行使 :
   ・「安保3文書」では、日本が攻撃されていなくても、敵基地攻撃能力を使って、アメリカと一緒に相手国を武力攻撃できると明
    記。事実上の先制攻撃です。相手国の報復攻撃を招き、日本が焦土と化してしまいます。

 2)自衛隊が米軍と「融合」するミサイル防衛 :
   ・「統合防空ミサイル」(IAMD)で、米軍と同盟国の軍隊はひとつのチームに「融合」されます。アメリカが先制攻撃を開始すれ
    ば、米軍指揮下で自動的に日本が違法な戦争に参加することになってしまいます。

V.「安保3文書」で「軍事費2倍」、「敵基地攻撃」 国会にもはからず勝手にアメリカと約束 ・・・岸田首相は昨年暮れに「安全保
  障3文書」を閣議決定。年明けには訪米し、バイデン米大統領に実行を約束。国民に説明せず、国会にもはからず、安全保障政
  策を180度転換し、対米公約にするなど、民主主義の国では許されません。

 1)米国ミサイル500発を爆買い : 省略
 2)文教予算の2倍?!軍事費5年で43兆円 : 省略
 3)軍事栄えて民滅ぶ : 省略

 まあこんな自民党政権の”日本の軍事国家への転換”を、多くの国民は黙り込んでいます。自分の子供や孫のことが心配にならないのでしょうか?私は心配でたまりません。でもこのような動きに反対するには、資本主義覇権国家アメリカとの関係を根本的に見直す覚悟が必要になります。日米同盟を断つということは、日本資本主義経済も根本的に変える覚悟が求められます。そういう意味で、今の日本の岐路を見直すということは大変難しいですね。あああ・・・!


☆ 2023年06月04日 : 今週末は台風2号接近で庭は大荒れでした

満開のミズキ 満開のヤマボウシ きれいに咲いたサンショウバラ ネットに囲われたアヤメ
 
 今週末は、台風2号が接近し大雨が予想されたため、3日(土)に山中湖へ向かいました。庭に着いてみると、大枝、枯れ枝があちこちに散乱し、ヤマブドウの棚は横倒しになっていました。先週きれいにしたつもりが、再び落枝集めに精を出す始末となってしまいました。とほほほ!ところで、4月の初めに糖尿病薬(トラゼンタ)が新しく追加され、HgA1cの数値が劇的に改善されました。それはとてもうれしいのですが、4月中旬からどうも体調が思わしくなくて(食欲がなく、体がややだるい等)困っています。その薬が原因かどうかはわからないので、その薬の服用をやめようかどうか悩んでいます。

 今週も、庭には初夏の花がたくさん咲いています。初夏の木ミズキ(庭には5本の高木があります)が大きく枝を広げて白い花を豪華に咲かせています。圧倒されてしまいます。もう一つの初夏の花ヤマボウシが白い十字の花(正式には”ガク”)をきれいに咲かせています(写真ではよくわかりませんね)。これは西洋ハナミズキの仲間です。村の花サンショウバラ(庭に2本あります)がたくさんの花を咲かせています。こちらの花も大きくてきれいです。草本では、アヤメがきれいに咲き始めました。こちらはシカが食べるので、ネットで囲っています。かわいそうですが”シカ”たありません。
 左の絵は、私の油彩画のデビュー第1号の作品です。油彩画はちょうど1年前に初めて挑戦しました。画像を見ただけでは、ガッシュ(水彩)の絵とあまり変わりはありませんが、絵具がまったく違っており、上塗りは何度でもOKなので、描き方も全く違って、最初は少し戸惑いました。上塗りの場合は、2、3日乾かしてからでないといけないので、作成時間も水彩画の3、4倍はかかってしまいます。でも面白いので、もう少し続けようかと思っています。

 5月29日(月)、NHKのドキュメンタリー番組”映像の世紀 ベトナム戦争 ・・天才と呼ばれたマクナマラはなぜ過ちを犯したのか”を観ました。NHKがどういう意図とでこのような番組を放映しているのかわかりませんが、久しぶりに”ベトナム戦争”の映像を観て、いろいろと思いにふけってしまいました。というのも、かのベトナム戦争は私の大学時代と重なっており、日本でも”ベトナム戦争反対”の声が大いに盛り上がっていたからです。当時の私は世界情勢や政治などまったくわかりませんでしたが、とにかくアメリカの帝国主義的侵略戦争は悪であると感じ、”ベトナム戦争反対”の街頭デモにも参加しました。ベトナム戦争でアメリカが敗退し、逃げて行ったときは本当に感激したものです。
油彩画601:ガラスの器と果物

 このベトナム戦争が私の思想?の原点の一つでもあります。年をとってから、ベトナムの現実を少しでも感じたいと思い、ベトナム北部を訪問しました(実際はベトナムの山を登るのが目的でしたが =>「わんだふる ベトナム山岳地帯」)。その時、アメリカの枯葉作戦で傷ついた若者たちが工芸品等を作っている授産施設?を訪問し、改めてアメリカの犯罪に怒りを覚えました。アメリカや日本が、”人権の尊重、法の支配、自由で開かれた社会”などとうそぶいているのを見ると、憤りを感じるこの頃です。

 確か、この放映の1週間前には、ドキュメンタリー番組”第2次世界大戦(独ソ戦)?”を放映していたので、これも観ました。この番組でNHKが何を意図しているのかわかりませんが、貴重な映像の放映はよいことだと思います。でも、このような番組を観るには、きちんと自分の視点をもって観る必要があります。そうでないと、誤った歴史観に侵されてしまいます。日本のマスコミは、遠いドイツのナチスの話になると大いにはしゃいで批判的な態度をとるのに、わが大日本帝国の天皇と皇軍による朝鮮、中国(含む満州)侵略の話になると、いつも口をつぐんでしまいます。”人権の尊重、法の支配、自由で開かれた社会”などよく言えるものですね。あきれてしまいます。


☆ 2023年05月28日 : 今週も初夏の花が咲いています

満開のシャクナゲ2 満開のヤブウツギ 清楚なオオヤマレンゲ チョウジソウ 見上げる宮ケ瀬ダム
 
 今週も、庭には初夏の花がたくさん咲いています。先週我が家の自慢の?シャクナゲ(ピンク)を紹介しましたが(今週末もまだ咲いています)、もう一つのシャクナゲが深紅の大輪の花を咲かせています。家の中からも目立って見え、とてもきれいです。ヤブウツギが深紅の花をたくさんつけて枝垂れています。こちらも豪勢です。オオヤマレンゲが白い清楚な花を数輪咲かせてくれました。シカ君に大分枝を折られたりしているのでやや元気がないのですが、毎年花をつけてくれます。草本では、キョウチクトウ科のチョウジソウが、清楚な花を咲かせてくれました。きれいです。そのほかに、ミズキやヤマボウシ、サンショウバラ、アヤメなどが咲き始めました。来週には見ごろになるかもしれません。

 今週の28日(日)は山中湖ロードマラソンがあったので、道路が通行止めになる前に山中湖を脱出しました。実際、朝の8時には”きらら”の隣の臨時駐車場付近が混雑していました。出発が朝早かったので、途中道志みちをそれて久しぶりに宮ケ瀬ダム(愛川公園)に立ち寄って散策しました。以前は駐車場は無料だったはずですが、土日曜日ということで600円もとられました。もう行くのはやめにしました。
 先週に続いて水彩画を掲載します。これが掲載してきた水彩画の最後となります。左の絵は、私がログキャビンの南面を塗装している絵です。毎年GW中に外壁の塗装(東西南北の各4面を4年ごとに1回塗装)をしています。1日がかりの仕事で、結構危険も伴う大変な作業です。

 右の絵は、真夏の山中湖に浮かぶヨットとスワンボートの絵です。夏の積乱雲と波立つ湖水がうまく描けていると思っているのですが??
水彩画159:ログキャビン外壁塗装 水彩画160:山中湖のヨットとスワンボート


☆ 2023年05月21日 : まだまだ庭の花が咲いています

満開のシャクナゲ 満開のサラサドウダン レンゲツツジ お隣の庭のツツジ 新生門柱
 
 GWが過ぎましたが、結構山中湖に観光客が入ってきているようです。来週は山中湖ロードマラソンがあるので、相当な混雑が予想されますね。庭には初夏の花がたくさん咲いています。我が家の自慢の?シャクナゲが今年も目いっぱいに咲いています。大輪の花がとても豪勢できれいです。サラサドウダンも満開を迎えていますが、色が地味なので目立たないです。レンゲツツジはちょっと勢いがないのですが、きれいなオレンジ色の花を咲かせ、目を楽しませてくれます。そのほかには、クマガイソウ、クリンソウ、サクラソウなどが咲いています。お隣の庭では(我が家からよく見えます)、ツツジが満開でとてもきれいです。

 傾いたレンガ積みの門柱を取り壊したことを、5月7日付けの”たわごと”で報告しましたが、今回ヒノキの丸太を利用して新しい門柱を作りました。レンガの門柱に比べるとやや貧弱ですが、それでも結構様になっていると思うのですが?いかがでしょうか?
 久しぶりの水彩画を掲載します。左の絵は、東京東村山市にあるハンセン病療養所全生園の中にある桜の巨木の並木です。樹齢は5,60年はあるそうです。毎年サクラ祭りが開かれるのですが、コロナの期間は中止となっていましたので、人はまばらでした。

 右の絵は、御殿場富士霊園の長大な桜並木です。霊園はオープンスペースとなっており、花が咲くころは多くの観光客?が見学に来ています。

水彩画157:東村山全生園の桜並木 水彩画158:御殿場富士霊園の桜並木


☆ 2023年05月14日 : After ゴールディンウィーク

クリンソウ クマガイソウ ガマズミ 這いずり回るクレマチス デッキの塗装
 
 今週は、5月9日(火)まで山中湖に滞在し、今週末は天気が悪いので東京に滞在しています。先週に続いて、5月の花が咲いています。クリンソウが赤い花を咲かせて、とてもきれいです。面白い花のクマガイソウが咲き始めました。今年は株が増えて、たくさん咲きそうです。ガマズミの木が白い清楚な花をたくさんつけています。これもきれいですね。昨年2Fテラスに誘導したクレマチスがテラスの柵に絡まり、たくさんの花をつけました。

 7日(日)、8日(月)と雨が降ったのでデッキの塗装ができなかったのですが、翌9日(火)は東京へ戻る日だったのですが、晴れ渡ったため、急遽朝に急いでデッキの塗装をやりました。壁の塗装に比べ、デッキの塗装は楽なので、2時間くらいで終わりました。痛々しいデッキの補修部分が見えてます。

2 週間前に、、「無とは何か その驚くべき正体とは? ニュートン 2019.05」をちょっと話題にしましたが、今週は”無”とも関連する「宇宙の終わり この世界は永遠なのか? ニュートン 2020.02」を取り上げてみます。と言っても、”宇宙の終わり”など、現代宇宙物理学が理論を展開しても、宗教の”予言者のたわごと”とどう違うのか私にはよくわかりません。もちろん、物理学は数学をベースにした学問で、思い付きみたいな思弁的”予言”とはレベルがまるで違いますが、一般の人にとっては現実味がないのは同じで、信ずるかどうかの問題のように思えてしまいますね。

 序文にはこう書かれています。「人の一生には、必ず終わりがあります。では、地球や太陽系に”終わり”はあるでしょうか?宇宙に”終わり”はあるのでしょうか?宇宙は永遠に存在し続けるのでしょうか?宇宙の未来や終わりについては、さまざまなシナリオが考えられています。”宇宙は本当に空っぽになってしまう”、”宇宙全体が1点につぶれてしまう”、”宇宙はいったん死をむかえ、新しい宇宙に生まれかわる”など、想像を絶するものばかりです。これらはいったいどういう意味で、どういった根拠があるのでしょうか?本特集では、太陽系から銀河、宇宙全体にいたるまで、さまざまなスケールの宇宙を徹底解説していきます。」 記事は3つのPARTに分かれていますので、各PARTの序文とその目次を紹介してみます。

 「PART1 太陽系の終わり: 地球上の生き物はほとんどは、空から降り注ぐ太陽光がなければ、生きていけません。太陽は46億年もの間、輝きを放ち、地球に恵みをあたえつづけてくれました。しかし、残念ながら太陽にも寿命があることがわかっています。PART1では、太陽の未来、そして地球を含むこの太陽系の終わりを迎えるまでを見ていきましょう。 目次: 灼熱化する地球、銀河の衝突、水星と金星の死、地球の死、太陽の死」

 「PART2 天体の時代の終わり: 現在の宇宙には、無数の恒星がきらめいています。しかしその輝きは永遠ではありません。遠い将来には、輝く恒星や銀河が消え失せ、宇宙は闇に包まれた世界になってしまうと考えられているのです。闇に包まれた宇宙の主役は、恒星や銀河ではなく、ブラックホールになります。しかしブラックホールも永遠の存在ではありません。ブラックホールも遠い将来には、”死”をむかえると考えられているのです。 目次: 超巨大楕円銀河、孤立する銀河、星の世代交代、漆黒の銀河、暗闇の中の閃光、銀河の蒸発、陽子の崩壊、ブラックホールの蒸発、鉄の星」

 「PART3 宇宙の死と転生: 宇宙は、非常に広大な空間の中に、恒星やブラックホールなどのさまざまな天体が分布しています。PART2までは、主にこれらの天体の未来と終わりについてみてきました。ここからのPART3では、宇宙自体、つまり、あらゆる天体を内包する宇宙空間全体の未来と終わりについてみていきましょう。いったい宇宙には、どんな未来が待っているのでしょうか。 目次: ダークエネルギー、ビッグフリーズ、宇宙の転生、ビッグクランチ、サイクリック宇宙論、ビッグリップ、真空崩壊」

 目次のタイトルを見れば、興味をそそられるキーワードがたくさん出てきますが、内容を読んでもほとんどちんぷんかんぷんです。グラフィックが描かれているのでイメージは少しわかるのですが、私にとってはSFの世界のようなもので、どうでもよいようなことだらけです。こんなことを研究している物理学者がいるんですよね。地球、太陽、宇宙の”死”より、身近に迫った自分の”死”のほうに関心を向けざるをえませんね。


☆ 2023年05月07日 : ゴールディンウィークは結構大忙し?

ヤマツツジ サクラソウ ヤマシャクヤク カジカエデ ウラシマソウ
 
 今週は、4月27日(木)以来ずっと山中湖に滞在しています(5月9日(火)までの予定)。山中湖はGWで大混雑を予想していたのですが、GWにしては比較的閑散としていた感じで(観光バスも数台くらいしか駐車していません)、大渋滞もなかったようです。息子の家族が3日間滞在したので、その間は大賑わい。私はうるさくて、本も読めず、油彩画も描けず、ややストレスがたまりました。

 庭には5月の花が咲き誇っています。大きな株のヤマツツジが真っ赤な花を咲かせています。サクラソウが庭のあちこちの咲いており、きれいです。今年はヤマシャクヤクがたくさん咲いています。カジカエデが深紅の珍しい花を咲かせています。私も今まで気づいていませんでした。ウラシマソウ(サトイモ科テンナンショウ続)が長いひげを伸ばした面白い形で咲いています。そのほかにはクリンソウ、ニリンソウ、ムラサキケマン、ツツジ、クリンソウ、クレマチス、クマガイソウ、ガマズミなどが咲いています。

1ダースのこいのぼり ピクニック(文学の森) 北側の外壁塗装 デッキの修理 門柱の取り壊し

 天気は、予報と違って、1日(月)から6日(土)までは快晴または晴れで、さわやかな五月晴れとなりました(ただし、6日(土)の夜から7(日)にかけては、台風並みの暴風雨に見舞われましたが)。こんな晴れ続きのゴールデンウィークは珍しいですね。息子一家が1ダースのこいのぼりを庭につるしたので、通りがかりの人がきれいだねと褒めてくれました。遠出は混雑するので、近くの文学の森へ”ピクニック”に行って、森の中の散策とランチを楽しみました。孫も大喜びでした(安く上がって助かりました)。

 今年も、ログハウスの外壁(北側)の塗装をやりました。と言っても、高齢で心臓病持ちの私は高所に上がるのはやめて、息子にやってもらいました。それから、デッキの腐敗が著しくなってきたので、腐敗した部分に板を張り付けて補修しました。これは当面の仮補修で、どうやら1、2年後には全面的な改修が必要になると思います(ああ、いくらかかるのかな?)。また、玄関の会談も腐敗していたのですが、体重のある息子が踏み抜いてしまいました。こちらは代替の板で急遽修理しました。だんだんと、私と同じようにログハウスも老朽化して来たようです。さらに、大きく傾いていたレンガの門柱を、格好が悪いので取り壊しました。この門柱は、5年前に家内と二人で作ったもので(”たわごと 2018年9月10日&25日”参照)、愛着のある門柱だったのですが、しばらくすると凍土のせいか徐々に傾き始めました。残念でしたが、やむをえませんね。いろいろと作業があり、結構忙しかったです。

 どうでもよい話ですが、珍しい人に偶然ばったりと出会う体験がありました。その人(Aさん)は、河口湖町勝山の人で、富士山麓の植物観察会で一緒だったり、オサカベホームコンサートで会ったりしていた人ですが、しばらくは会っていませんでした(もう会う機会もないなと思っていました)。ところが、めったに出かけない河口湖畔に行って買い物をし、湖畔でランチをとった後、散歩したことのない湖畔を歩いていたところ、”フラワーガーデン桔梗屋”という看板が偶然目に留まりました。以前この付近で”桔梗屋”を探したことがあり、その時は見つけることができませんでした。それで、スイーツでも食べようとそこに入って、外のデッキのテーブルに着席したところ、当のAさんが近くで食事をしているのに気付きました。イヤー、お互いにびっくり!こんな偶然があるのですね。懐かしかったので、しばらくお話をして過ごしました。 


☆ 2023年04月30日 : 「無とは何か?」

GWは山中湖で過ごすために、27日(木)から山中湖に入りました。今のところ山中湖は好天に恵まれ、大変過ごしやすいです。湖畔では八重桜が満開になっています。久しぶりに布団や毛布を干すことができました。また、来週にログハウスの北壁の塗装を行う予定なので、北壁を軽く水洗いもしました。庭のほうは、冬の間に落ちた枯れ枝を拾ってきれいにしました。庭には花がいっぱいになってきました。カッコソウ、スミレ、スイセン、ユキヤナギ、クロモジ、ハナモモ、ヘビイチゴ、ニリンソウなどです。
カッコソウ(サクラソウ科) クロモジ(花) ハナモモ
 
 最近、久しぶりに「ニュートン 2019.05」を取り出し、「無とは何か その驚くべき正体とは?」という特集記事を読みました。 ”無”は、現代物理学の最奥部の課題であり、現在もいろいろな仮説が飛び交っている最先端分野といえます。私は、現代物理学の最先端のことはまったくわからないのですが、そのさわりだけでも紹介してみます。

 序文にはこう書かれています。「”無”とは、”何もないこと”を意味する言葉です。そう聞くと、”からっぽな空間”を想像するかもしれません。私たちの周囲を満たす空気を取り除いた、空っぽな空間は”真空”とよばれます。さらに、空間すらも存在しないような”究極の無”を思いえがく人もいるでしょう。そうした”無”の探求は、たんなる空想にとどまらず、私たちの住む宇宙のなりたちを知ることにもつながります。”無”のおどろくべき正体にせまっていきましょう。」 といわれても、説明を読んでも何のことかさっぱりわかりませんでした。大体”量子力学”そのものが一般の人間の常識からかけ離れており、理解の困難な代物です。しかし、量子力学は現代の科学技術発展の基礎になっていることは事実です。でも、さらに量子力学の先の物理学には理解することはできません。

 最後のまとめの部分を紹介してみます(説明の本体を省略して、まとめを読んでも意味不明でしょうが)。 「本特集では、ここまでさまざまな”無”について検討してきました。簡単に振り返ってみましょう。 PART1”真空”では、私たちのまわりの大量の空気を取り除いた、物質が存在しない”無”にせまりました。一方、そもそも気体分子どうしの間はすき間だらけであり、あらゆる原子や分子どうしの”中身”もすかすかであることを解説しました。私たちが”そこにある”と思っている物質も、実際には、ほとんど”無”でできていたのです。 PART2”真空にある『何か』”では、たとえ原子や分子がほとんど存在しないような超高真空の宇宙でさえ、光が飛びかい、ダークマターで満たされ、ヒッグス場が空間を埋めつくしていることを紹介しました。限りなく”無”に近いと思っていた真空の空間も、たくさんの『何か』であふれているのです。」 

 「さらにPART3”究極の無”では、空間や時間すらも存在しないような”無”に、宇宙のはじまりという観点からせまりました。現在ではまだ、さまざまな仮説が提唱されている段階ですが、今後それらの検証が進み、”究極の無”について解説できる日が来るかもしれません。 本特集で”無”にせまった一連の流れは、物理学の発展の歴史そのものだといってもよいでしょう。”無”の探求は、古代ギリシア時代の”真空は存在するのか”という疑問にはじまりました。そしてさらに、物質が原子や電子などのミクロな粒子で構成されていることが発見され、その宇宙のなりたちを解明しようというところまで来ているのです。 以下省略」 いかがでしょうか?皆さんは”無”をどう考えますか?禅問答のようですね!!


☆ 2023年04月23日 : 元朝日新聞記者の大手メディア批判??

 今週末の22日(土)は、国立新美術館で開催されていた”光風会”展示会の絵画を鑑賞に行きました。光風会は私が今通っている油彩画カルチャーの講師が加盟しているグループです。毎年4月に行くようにしています。それで、今週末は東京滞在となりました。

 しんぶん赤旗(2023年2月26日)に、元朝日新聞政治部次長の脇正太郎さんの意見”大軍拡に従順な大手メディア”が掲載されていました。私も”たわごと”で何度かブルジョア新聞を批判していますが、やや同じような考えでもあるので、ここで一部転載してみます。
水彩画155:道志村の雪景色 水彩画156:空堀川風景

 「権力との対峙恐れるな。それこそが記者の使命: 岸田文雄首相はこれまでの歴代政権が掲げていた”専守防衛”さえ捨て去り、”安保3文書”に基づく5年間で43兆円という空前の大軍拡路線を進めようとしています。日本が直接攻撃を受けなくてもアメリカの戦争が安保法制で”存立危機事態”と位置づけられ、日本が参戦することになっています。危険が増大しました。アメリカの国家戦略に沿うものです。”対米従属”に疑問を持つマインド(意識)がなく、むしろ積極的に寄り添うのが政権維持に欠かせないと考えているのでしょう。岸田氏が率いる”宏池会”は、吉田茂元首相の系譜です。保守本流を自負しますが、その核心は対米従属でした。吉田氏は首相として旧日米安保j条約を締結したほか、自衛隊の前身である警察予備隊の創設に道を開きました。米国との交渉役は、宏池会をつくった池田勇人氏(のちに首相)でした。彼らの”後継者”である岸田首相がアメリカに忠実なのは、当たり前のことなのかもしれません。」
 
 「重大なのは、大手メディアも対米従属に異を唱えることなく、推進していることです(こんなこと、戦後からずっと続いていることですよ。まだこんなことを言っているとは?・・・)。安保3文書改訂に向けた政府の”有識者会議”(こんな会議は政府を支えるごまかし機関です)には、元朝日新聞主筆、読売新聞グループ本社社長、日経新聞顧問がメンバーとなり、敵基地攻撃能力保有を推奨しました(特別不思議なことではないんでは?)。各社の現役記者の思考の枠組みを制約しないのでしょうか(記者はトップに右ならえが普通ですよね)。戦前、多くの新聞が侵略戦争を賛美し、国家を破滅させました。その大失敗を繰り返すことになりかねません(今現在繰り返しているという認識はないのかな?和気さんはまだ幻想を抱いているようですね)。」

 「私は、現役記者時代、小選挙区制の導入が”政治改革”として推進されたことに抵抗しきれなかったことを今でも悔いています。大手メディアの幹部らが首相の諮問機関の審議会メンバーとなり、疑問を口にしていた記者たちも沈黙していきました。大軍拡路線を批判しきれない今の状況と似ています。安保3文書が”専守防衛は不変”とか”軍事大国にならない”とか繰り返している虚偽を告発し、ミサイルや戦闘機、戦車だけでは平和は実現しないと訴えるのが現在、記者の果たすべき役割です(そんなことしたら、左遷ですよ。無理じゃないのかな?)。これから外交をどう展開すべきかに厳しい目を向けるべきです(でも、目を向けるだけではどうにもならない段階に突入したといえるのでは?認識不足もはなはだしいよね)。 以下省略」

 脇さん、しんぶん赤旗にこんな意見を掲載して大丈夫なのかな?勇気には敬服しますが、ジャーナリストの仕事を失ったりしないか心配です。暴漢などにも気を付けていただきたいと思います。


☆ 2023年04月16日 : 山中湖も春がいっぱいです

隣の庭の満開のフジサクラ フジサクラとトサミズキ 満開のミツバツツジ レンギョウの垣根
 
 今週末は、土曜日が一日中雨でしたので、日曜日に木工作を少しやりました。山中湖はとても暖かく、湖畔の道路沿いはサクラが満開でした。やはり今年は2、3習慣は季節が早いようですね。お隣の庭のフジザクラが満開で、とてもきれいでした。お隣のおばさんも自慢していました。我が家の庭も春の花がいっぱい咲いてきました(キンランは東京の自宅近くの雑木林(コナラとクヌギの林)の中に近年咲き始めたものです)。春はよいですね。今年は”心房細動”の発病でやや気分が滅入っていますが、来年もきっと見ることができると思っています。
アセビ サクラソウ スイセン キンラン(東京の自宅近くの林内)

 巷では選挙カーが出回っていろいろと叫んでいますが、”憲法9条改悪”や”岸田大軍拡”に対する反対の声は、日本共産党以外のどの政党からも聞こえてきませんね。戦争前夜が始まったようで、恐ろしいですね。”しんぶん赤旗日曜版(2023.02.19)”に慶応大学名誉教授の小林節さんの見解が載っていたので、冒頭部分を掲載します(彼の意見に賛成しているわけではありませんが)。

 「私は、日米安保体制と自衛隊を是とする立場です(これがそもそもおかしいです)。一貫して”専守防衛”を唱えています。その私からみても、岸田内閣が閣議決定した”安保3文書”に描かれた、敵基地攻撃能力の保有に沿った大軍拡・大増税路線は、”国を亡ぼすものだ”と、厳しく批判しなければなりません。ロシアのウクライナ侵攻以降、国際的な緊張は激化しています。”専守防衛”の立場に立ち、本当に必要な防衛力の整備は進めなくてはいけないと考えています。しかし、いわゆる敵基地攻撃能力の保有や、防衛予算の2倍化などは、どう見ても”専守防衛”とはかけ離れています。日本は第2次世界大戦で大きな失敗(”失敗”とはどういうこと?)をし、日本国憲法という”宝”を得ました(”得た”のではなく、”アメリカから与えられた”のでは?)。”国の能力を奪われた屈辱”という人もいますが、私は国が成長できたのは憲法のおかげだと思います。その素晴らしいところは、”戦力不保持” ”交戦権の否定”を定めた9条2項です。日本は外に出て戦争してはいけない。これはすごいことで、日本は世界でもユニークな国です。」

 「安倍晋三元首相がつくった戦争法(安保法制)は、米軍にくっついて自衛隊がその”2軍”として世界に出ていけるようにしてしまった。この明確な憲法違反を前提に、敵基地攻撃能力の保有とか防衛費の倍増が進んでいることに、危機感をもたねばいけません(でも、国民の多数は賛成しているよ。どうすればいいの?)。”安保3文書” ”大軍拡”の大本は、第2次安倍内閣が強行した戦争法です。それを岸田首相は重装備で海外派兵できる形にして突き進もうとしています。日本が攻撃されてないのに、米国が起こした戦争に自衛隊がいっしょに行動することになりかねません。自民党の国防族の人は”安全でないと思ったら最初から撃つ”とも言っています(これは正直な発言で、国民の多くも当然だと思っています)。これは国連憲章で否定されている”先制攻撃”です。日本は報復を受け、”新しい敗戦”をすることになりかねません。とんでもない話です。 ・・以下省略」 

 日米安保体制を是とすれば、アメリカやヨーロッパの国々と歩調を合わせなければならなくなり、当然世界戦略としての資本主義世界の拡大、反共産主義(反中国・キューバ・北朝鮮等)、反ロシア(旧ソ連)に積極的に参加しなければ、相手にされなくなってしまいますよね。日本が資本主義国として発展しようとすれば、今の自民党の戦略のほうが一部理があるように思いますが。いかがなものでしょうか?


☆ 2023年04月09日 : 日本人による”虐殺”??

 今週末(金、土曜日)は天候不順ということで、東京に滞在しました。ここしばらく不整脈の症状も現れないので、油彩画に専念しました(前回、掲載絵画は油彩画と予告していましたが、未掲載の水彩画が8枚ほどありましたので、今回からしばらく残りの水彩画を掲載していきます}。

 ロシアによるウクライナ侵攻における一般市民の”虐殺”がマスコミによって多く報道されていますが、朝日新聞(2022年12月7日)に”虐殺の史実に向き合う”というタイトルで、関東大震災直後の朝鮮人”虐殺”に関するインタビュー記事が掲載されていました。以下に一部内容を紹介します。
水彩画153:富士山と山中湖畔の紅葉 水彩画154:ログキャビン雪景色

 事は、例の小池知事の東京都の人権啓発活動の拠点となる施設で、関東大震災直後の朝鮮人虐殺に触れた映像作品(美術家飯山由貴さんの作品)の上映が中止されたことが発端のようです。都は企画展の趣旨”障害者と人権”からそれているからという理由で拒否したようです。これに関して、日本近現代史研究者の外村大(とのむらまさる)さんが次のようにインタビューに答えています。

 「--関東大震災(1923年)では住民による自警団や警察、軍隊が、朝鮮人らを虐殺しました。 ”これは揺るぎない歴史の事実です。虐殺を見聞きした人の証言や日記、絵などが多く残っており、迫害した側の日本人の記録もあります。悲惨な出来事を後世に伝えなければならないという思いからで、虐殺の否定は、先人への冒涜です。”  --東京都や政府の文書に虐殺の事実は明記されています。 ”都が70年代に刊行した『東京百年史』では、朝鮮人暴動の流言が広がると青年団、在郷軍人などでつくる組織が自警団と称し朝鮮人を迫害したと書かれています。顔つきが朝鮮人らしいとか、言葉が不明瞭だというだけで『半死半生の目』にあわせ、警察に突き出したり惨殺したりしたとの記述もあります。政府の中央防災会議の報告書は、被害者は朝鮮人が最も多いとしつつ、『中国人、内地人も少なからず被害にあった』とし、犠牲者は震災による死者(約10万5千人)の1〜数%に及ぶとあります。”」

 「--虐殺はなぜ起きたのでしょうか。 ”朝鮮人が井戸に毒を入れたなどとするうわさが広まりました。日本人は植民地化に抵抗する朝鮮人を『暴徒』とみなしており、朝鮮では1919年に大規模な独立運動が起き、鎮圧されています。朝鮮人に対する漠然とした恐れや不安を抱いていたことが背景にあります。”  --朝鮮人虐殺は確固たる事実なのに、なかったと主張する本も出版されています。 ”新資料が見つかったわけでもなく根拠がありません。民族的な対立の枠組みでのみ見て、在日コリアンが日本人を攻撃しているととらえ、虐殺はなかったと信じたいのではないでしょうか。植民地時代から続く、日本人は韓国・朝鮮人より上に立つ存在だという意識が影響しているように思います。” 以下省略」

 こんな論争?がいつまでも続くのでしょうかね。真実は明らかです。小池らの対応が不当なのは、誰が見ても明らかなのに、一般の日本人(いや世界の人々も)は”見たくない歴史的事実”を見ないようにしているだけです。”ロシアの”残虐さ”などを非難する資格はありませんよ。本当に嘆かわしく、残念ですね。
    


☆ 2023年04月02日 : ロシアのウクライナ侵攻?と私の”心房細動”

石和温泉通りの桜 春の先駆けヒュウガミズキ 一足早いこいのぼり 早春の家族のだんらん
 今週末は、中央道を通って石和温泉の桜並木と御坂地区の桃源郷?、河口湖大石公園を経由して山中湖に入りました。石和温泉の桜は満開でしたが、観光客はさっぱりで、詫びかったです。御坂地区ではもう桃の花が満開に近かったです(標高の高いところはまだ2,3分咲き)。大石公園では桜はまだ咲く様子もありませんでした。でも、河口湖は外国人観光客(西洋、東南アジア、東アジアなど)が多く見られ、にぎわっていました。

 我が家の庭にもようやく春の花が咲き始めました。ダンコウバイが黄色の花をつけています。トサミズキ、ヒュウガミズキも淡黄色の花を吊り下げています。そのほかに、フキノトウも顔を出していました。春が始まりました。心臓病持ちになった私は重労働ができないので、長男を呼び、畑の土お越しをやってもらいました。助かりました。写真のこいのぼりはちょっと気が早いのですが、4月の温かい日差しの下ににぎやかに泳いでいました。とても暖かかったので、久しぶりにデッキの上で家族でコーヒータイムをとりました。それでも、朝は零度近くまで下がります。
水彩画564:中国・万里の長城 水彩画565:中国・桂林漓江下り 水彩画566:中国・上海新天地

 2019年7月に訪れた中国(北京、西安、桂林、上海)の絵です(=>わんだふる 中国(ゴールデンルート) 観光)。左の絵はあの超有名な北京近郊の万里の長城です。2000年以上昔からこんな壮大な防御壁を作って北方からの侵入を防いでいたのかと思うと、すごいなと思うとともに、人類はなんとあほなものかと思ってしまいました。中の絵は、観光地として超有名な桂林の漓江下りの絵です。あいにく出向時は雨に降られ、その後もきりに覆われたりして見晴らしはあまり良くなかったのですが、悠久の時の流れに浸るような感じでした。右の絵は上海の新天地です。清朝の時代に列強に侵略され、西洋人がこのような異国情緒にあふれた市街地を作ったのかと思うと、やりきれない思いになりました。

 今回の絵画をもって、海外旅行の絵画(アクリルガッシュ)シリーズ(66作品)は終わりとなります。これからは、昨年5月から始めた油彩画シリーズを始めようと思っています。ご期待を?????(時々油彩画を始める前に描いていた水彩画の未掲載分も掲載します)。

 先日山中湖村情報館を久しぶりに訪れたところ、刺激的な?タイトルの本「第三次世界大戦はもう始まっている エマニュエル・トッド、大野舞訳、文芸春秋」が目に入り、衝動的に借りました。著者の名前は初めてでしたが、フランスの歴史人口学者だそうで、本書以外にも刺激的なタイトルの本(「最後の転落」、「帝国以後」、「”ドイツ帝国”が世界を破滅させる」などなど)を書きまくり、未来予測を行っているジャーナリスト?のようです。著者は資本主義的な立場から世界の将来を案じているようで、私と立場が全く違いますが、現状の世界(欧米が中心)分析には私と同じような見方も多々あり、おもしろく読破しました。

 本書のカバー裏には次のように記されていました。 「本来、簡単に避けられたウクライナ戦争の原因と責任はプーチンではなく米国とNATOにある。事実上、米露の軍事衝突が始まり”世界戦争化”してしまった以上、戦争は容易には終わらず、露経済よりも西側経済の危うさが露呈してくるだろう。」 本書の後半に書かれていた一部を以下に紹介します。

 「この戦争は、”ウクライナの中立化”という当初からのロシアの要請を西側が受け入れていれば、容易に避けることができた戦争でした。そもそもは解決が非常に簡単な問題だったのです。ロシアは、戦争前にすでに安定に向かっていました。自国の国境保全に関してロシアを安心させていれば、何事も起こらなかったはずです。その意味で、ロシアの立場のほうがヨーロッパの立場より、シンプルでリーズナブルなものに私には見えます。 本来なら避けられたはずだった戦争が始まってしまい、ウクライナの市民が虐殺される事態に陥っているのは、あまりにも不条理です。ここで私は、人間の本質について悲観的な考察をせざるを得ません。物事を、”逆に”考える必要があるのではないか、ということです。つまり、ロシアではなく、むしろ西洋社会こそうまくいっていないのであって、この戦争がそれを物語っているのではないか、と。西洋社会では不平等が広がり、新自由主義によって貧困化が進み、未来に対する合理的な希望を人々が持てなくなり、社会が目標を失っています。この戦争は、実は西洋社会が虚無の状態から抜け出すための戦争で、ヨーロッパ社会に存在意義を与えるために、この戦争がひずんだ形で使われてしまったのではないか、と思われてくるのです。ひょっとすると、この戦争は、”問題”などではなく、方向を見失った西欧社会にとって、ひとつの”悪しき解決策”なのかもしれません。」

 ところで、前回、私の不整脈の原因が”心房細動”によることがわかり、その概要を説明しました。今回は私の不整脈の発生の経緯を簡単に時系列で記してみます。私はずっと糖尿病ということで、病院通い(内分泌科)をしていましたが(高血圧の症状はありませんでした)、2019年3月、水泳中呼吸がつらくなり、脈拍が不整になりました。これが最初の不整脈症状かと思います。その後、4月にも不整脈が発生し、少し気持ちが悪くなりました。それで、循環器系の検査を受けたのですが、特定の病名は出ませんでした。2020年は10月に水泳中に不整脈が発生しました。たまに不整脈が生じることがわかりましたが、特に対処しないでいました。

 2021年になると、2月、6月、10月、11月、12月と頻繁に不整脈が出るようになりました。発生は、水泳中、薪割り中、石油補充中、自転車運転中といろいろでした(10月には、夜の飲酒中に立ち眩みがし、直後意識を喪失し、救急車で病院に運ばれたりもしました)。それで6月以降、心電図、ホルダー型心電図、超音波、胸部X線、トレッドミル負荷心肺機能、心筋トポロニンT、胸部&頸部CTなどいろんな検査を受けましたが、やはり特に異常は見つからず、したがって病名もつきませんでした。2022年は、1月に水泳中、4月に除雪作業中に不整脈が発生しましたが、この時も特に対処せずやり過ごしました。

 ところが、今年(2023年)になって、立て続けに(1月1回、2月4回、3月3回)不整脈が発生するようになりました。発生は、水泳中、自転車運転中、荷物運搬中、入浴中、歩行中など多様です。不整脈は1時間で収まる場合もありますが4、5時間かかって収まる場合もあります。そして、3月16日、府中でスケッチをした後、病院でCT検査を受けるために府中本町駅に向かってやや急いで歩いていたところに突然不整脈が発生しました。それでも電車に乗り新秋津駅まで行き、その後自転車で病院まで行きました。そして、CT検査を受けるべくベッドに横たわって検査を受けようとしたのですが、検査担当者から心電図が取れないので検査は中止して、救急外来で循環器内科の診察を受けるように言われました。そこでは点滴注射をし、心電図検査を受けました。そして初めて担当医師から病名が”心房細動”であると告げられました。

 まあ、ようやく病名が判明しホッとしたところもありますが、心臓系の病なので、今後どう日常生活をやっていったらよいのかと一抹の不安がよぎりました。これから治療方針を医師に相談することになりますが、様子がわかったらまた報告します。


☆ 2023年03月26日 : ”心房細動”とはどんな病気??

水彩画561:コルティナ・ダンベッツォ市街 水彩画562:マッターホルンとブルー湖 水彩画563:展望台からのモンブラン

 2018年2月に訪れた北イタリア(ドロミテ山塊)の絵です(=>わんだふる 北イタリア(ドロミテ山塊)遊覧)。左の絵は昔冬季オリンピックが開かれたコルティナ・ダンベッツオの町の通りです。とてもきれいな町でした。中の絵は、あの有名なマッターホルン(チェルビーノ)と逆さマッターホルンを映すブルー湖です。マッターホルンは一度スイス側から見たことがありますが、イタリア側からの姿とはまるでイメージが違いました(雪がないせいかもしれません)。右の絵は、北イタリアの西側にあるクールマイユール村にあるロープウェイで上がった展望台から見たモンブラン(モンテ・ビアンコ)の絵です。モンブランは初めて見る山で、感激しました。ここからロープウェイを乗り継いでフランスのシャモニーに入ることができるのだそうです。

今年はサクラの開花が早いですね。写真は東村山の家の近くのしだれ桜です。見事な咲きっぷりです。でも、そろそろ東京はサクラも終わりですね。これからは、御殿場と甲府盆地の桜でも楽しもうかと思っています。

 前回、私は”心房細動”という病気で不整脈が生じていると報告しました。まずはこの病気の概略をお話しします。「心臓は規則正しいリズムで全身に血液を送り出すポンプとして重要なはたらきをしています。その規則正しいリズムは、心臓内の”洞結節(どうけっせつ)”と呼ばれる場所で作り出される電気信号によってコントロールされています。”不整脈”は、この電気信号が乱れ、心臓の拍動リズムが不規則になる症状をいい、”心房細動”もその不整脈の一つです。心房細動は心房の中で生じた異常な電気的興奮により起こり、心房細動が生じると、まるで痙攣したように心房が不規則に震える状態になります。心房細動に
近所のみごとなしだれ桜です

なると、心房の中で血液がよどみ、血の塊(血栓)ができやすくなり、まためまいや動悸、疲れやすさなどの症状が出る場合もあります。血栓が脳や他の臓器へ運ばれ血管を塞いでしまうと、”脳梗塞”や”心筋梗塞”などの重大な病気をおこす原因となります。

 参考:心臓とは”心筋”と呼ばれる筋肉から出来ていて、4つの部屋に分かれています。心臓の上のほうの2つの部屋を”心房”(”左心房”、”右心房”)といい、下のほうの2つの部屋を”心室”(”左心室”、”右心室”)といいます。心臓はこれら4つの部屋がタイミングよく収縮、拡張を繰り返すことで、血液を効率よく全身に循環させるポンプとして働いています。この収縮、拡張のサイクルは、1分間に60〜100回、規則正しく起こります。

 私の症状はまだ初期段階のようですが、放置していると悪化し、重大な病気になる恐れがあるそうです。そうなると、治療効果がなくなって、死を早めるようです。とりあえずは、いわゆる”血をサラサラにする薬”として”リクシアナ錠60mg”と”タンボコール錠50mg”が処方され、服用を始めました(発作時に飲む薬として”ピルシカイニド塩酸塩カプセル25mg”も処方されました)。今後、発症の経緯や症状、検査・診断内容などもお伝えしていきます。


☆ 2023年03月20日 : 山中湖は、春はもう一歩といったところです

週末の山中湖は曇りと雨でした。早春の花フクジュソウが何とか葉を出しました。我が家のフクジュソウは元気がなく、毎年数が減っていくので心配です。昨年末ミズナラのナラ枯れ対策のために巻いたビニールを外したのですが、今年も新たなビニールを巻いて虫が樹皮に入り込まないようにしました。我が家の木には来ないでほしいものです。久しぶりに工作をしました。花瓶を載せる台です。楽しいですね。
フクジュソウの芽生え ビニールを巻いたミズナラ 花の花瓶を置く台
水彩画は、2018年2月に訪れたオーストラリア・タスマニアの絵です。(=>わんだふる タスマニア)。左はリッチモンドという郊外の美しい町にあった美しい石橋です。。右はクレイドル・マウンテン国立公園内のロッジ事務棟です。とても立派なロッジで、快適でした。

 3月5日に、私は最近不整脈が多発していると報告しましたが、先週ようやく病名がわかりました。それは”心房細動”というものだそうです。おいおいこの病気の特徴や私の病状を紹介していこうと思います。ご期待を!
水彩画559:タタスマニア・リッチモンド橋 水彩画560:タスマニア・クレイドル・マウンテン・ロッジ

 今週は、最近読み返した数学の本を紹介します。
1.「Applied Mathematics for Engineers and Physicists :Louis A. Pides 、McGrow-Hill/Kogakusha」 
2.「講談社基礎物理学シリーズ10 物理のための数学入門 二宮正夫、並木雅俊、杉山忠男 、講談社」

 英文の原書は学生時代に教科書として買ったものですが、当時は英文読解力もなく、ほとんど理解できませんでした。今回は、概略は理解できるようになりましたが、もちろん数学そのもの内容が難しく、うーんとうなるばかりでした。なお、英文の文字が小さくて、拡大鏡を使いながら悪戦苦闘して読みました。和文のほうも二度目の挑戦でしたが、やはり理解は今一つという感じで終わりました。

 今更数学でもないのですが、数学とはこういう仕組みのものかと改めて感心した次第です。数学を容易に理解できる人はどういう頭脳なのでしょうか?うらやましいですね。


☆ 2023年03月12日 : 東京は春のような陽気ですね

 今週末は東京に滞在しました。こちらにはテレビがあるので、WBCの野球を観戦しています。Ohtaniは異次元の選手であることを実感しました。

 東京は暖かいですね。近くのハンセン病療養施設の全生園を散歩しましたが、コブシ、モクレン、ウメ、ヒガンザクラ?が満開でした。またセイヨウアブラナ、ショカツサイ、オオイヌノフグリ、ホトケノザなども早春を待ちきれないようにたくさん咲いていました。家の庭にはもうレンギョウがさきました。今年は、来週末にもサクラのシーズン突入ですね。どこか花見に行こうかと思っています。
油彩画851:古いランタンとボール 水彩画558:タスマニア・有袋類の小動物たち

 油彩画は家内の絵です。水彩画は、2018年2月に訪れたオーストラリア・タスマニアを訪れた時に出会った有袋類の動物たちの絵です。(=>わんだふる タスマニア)。左上はタスマニアンデビル、右上はウォンバット、左下はワラビー、そして右下はオオフクロネコです。みんなかわいいですね(タスマニアンデビルは絶滅危惧種だそうですが、肉食の有袋類で、狂暴そうにみえました)。

 久しぶりに経済学の本をまとめて読んでみました。
1.「経済原論 宇野弘藏、岩波全書」 ・・・・・・第1編:流通論、第2編:生産論、第3編:分配論
2.「経済学 上下 宇野弘藏、角川全書」 ・・・第1部:資本主義の発達と構造、第2部:経済学説の発展、第3部:日本資本主義の諸問題
3.「マルクス経済学講座 1,2,3 宇佐美誠次郎、宇高基輔、島泰彦編 有斐閣」
                          ・・・ 1.マルクス経済学入門、2.現代帝国主義論、3.国家独占資本主義論
 経済学はまったくの専門外で、基礎知識もないので読んでもさっぱりわからないのが実態です。本はいずれも1950、60年代の古いもので、おそらく社会人になり始めのころ、わけのわからない”経済学”というものにも触れてみようと、買って読んだのかと思います。今回読み返しても、理解はさっぱりでしたが、”資本主義”の基本的仕組みの理解が若干進んだかなと思います(買った頃はおそらく全然理解できていなかったと思います)。でも、現在は”マルクス資本論”など見向きもされませんね。大学でも”マルクス経済学”というタイトルの講座はなくなったそうですね。残念でなりません。


☆ 2023年03月05日 : 山中湖はまだまだ寒いですが、でも春は近づいています

 2月28日、府中の郷土の森の梅園に行ってきました。梅はほぼ満開で、平日にもかかわらず多くの都民が訪れていました。いよいよ春本番といったところですね。他方、山中湖はまだまだ寒いです。朝は-4度まで下がり、軒下には凍った雪が残っています。畑の土はまだ凍土の状態です。でも日中はだいぶ暖かくなり、木工作業などもやっりました。庭ではアセビの花が咲いていました。シャクナゲやダンコウバイ、クロモジなどは芽をふくらませています。もう少しですね。

府中郷土の森の梅林 アセビの花(山中湖)
 最近、不整脈が多発するようになりました。自転車に乗ったり、水泳の途中などで胸がやや苦しくなります。それで、循環器内科の診察を受けることにしました。これからは検査が続くことになると思いますが、どうなることやら。まあ成り行きにまかせるしかないですね。


水彩画556:ノルウェイ・ガイランゲルフィヨルド 水彩画557:デンマーク・ニューハウン地区

 水彩画は、2017年6月に訪れた北欧4か国の絵です(=>わんだふる スカンジナヴィア・フィヨルド遊覧)。左の絵は、ノルウェイのガイランゲルフィヨルドの上から見た絶景です。ちょうど豪華大型クルーザーが訪れていました。右の絵は、デンマークのニューハウン地区の居住街の絵です。おとぎの国に行ったような感じでした。

 2月頃の朝日新聞で、日本共産党において、”ある党員が全党員による党首(委員長)公選を訴えている”という記事を読みました。その時は、そのような思いを持つ党員もいるのだなと思っただけでした。ところが、”しんぶん赤旗 2023年2月19日号”で、朝日新聞が社説でもその件を取り上げ、”日本共産党の非民主制”を批判していることを知りました。これには驚きました。いつのまにか、朝日は”反共新聞”になってしまったようです。まさか”反共連合”と裏で組んでいるとは思いませんが。当該新聞では、憲法学者の小林節さんが本件について、”朝日新聞の憲法の結社の自由に対する侵害”として痛烈に批判しています。本件は非常に重要なことなので、以下に小林さんの論説を掲げます(新聞では岸田の敵基地先制攻撃についても批判していますが、ここでは取り上げません)。

 「野党結束が必要な時に非難: この事態(”敵基地先制攻撃”を可能なようにする)にストップをかけるために、野党は結束しなければならない。ところが、いま、岸田大軍拡の道を止めようと野党の中核でがんばっている日本共産党に、メディアなどのバッシングが強まっています。”朝日”の社説(8日付)には驚きました。規約に反して、外部から党を攻撃した党員を日本共産党が除名処分にしたことを、”党勢”は細るばかりだと思い知るべきだ”と最大限の言葉で避難しています。この問題を考えるには、憲法21条1項が保証する”結社の自由”の意味を深く理解する必要があります。21条には集会、結社、言論、出版の自由が列挙され、”表現の自由”としてくくられ、保障するとしています。”結社”とは人の集団のことで、犯罪を目的としない限り、どんな結社を作ろうが自由です。その結社の入会資格や内部規律(規約)もそれが犯罪でない限り各結社の自由です。その目的や規律が嫌いな人はその結社に入らないか、いったん入っても後にそれがいやになったら出る自由もあります。」

 「結社は内部規律に関する自治権をもつ: すべての結社には内部規律に関する自治権があります。違反者には懲戒処分をすることができます。これは日本共産党にかぎることではありません。日本共産党は戦前、人権が認められていなかった大日本帝国憲法のもとで人権と反戦を主張するとして弾圧され、非合法政党とされました。日本国憲法のもとで合法政党になってからも、他国の共産党からの干渉などで党が分裂したこともありました。そのような経験をしたため日本共産党の規律は厳格で、派閥は禁止されています。結社の自由です。」

 「処分された党員が”日米安保条約の堅持”、”自衛隊合憲”という意見を持つことも自由です。しかし、それを認めると必然的に派閥が生まれ、規約に反することは自明です。処分された党員が”日米安保条約の堅持”、”自衛隊合憲”という意見を持つことも自由です。しかし、日本共産党は綱領で、国民多数の合意での安保条約の廃棄をきめています。自衛隊についてもアジアが平和になるなど国際情勢が許し、主権者国民の多数が認めたら、解消するとしています。それが正しくないと思うなら、まず規約通りに党内で意見を述べるべきです。それが通らなければ、自分の意見を”保留”することも、”結社の自由”を行使して離党することもできます。日本共産党は規約で、党員がどの機関にも意見を出し、回答を求めることができると保障しています。にもかかわらず、除名となった党員は党内議論を行わず、時間をかけて準備した出版という形で、いきなり党外から党への批判的な意見をぶつけてきた。これはルール違反です。他のどの組織であれ、除名を含む処分はありうると思います。」

 「”第4の権力”がやるべきことか: ”朝日”などメディアがこの件で日本共産党をバッシングしているのは、看過できません。新聞は”第4の権力”といわれるような社会的権力です。ある意味で人権を大切にしている”朝日”が、日本共産党の”結社の自由”を侵害する行為をしていると言わなければなりません。多くのメディアは岸田政権の敵基地攻撃能力の保有や大軍拡路線にたいしてまともな批判をしていません。日本共産党を攻撃する前にもっとやることがあるのではないでしょうか。」

 法律学者の立場からの意見で、すこし違和感もありますが、日本の法制から言えば当然の意見だと思います。ブルジョア新聞の”朝日”に期待を持っていませんが、それにしてもめちゃくちゃの社説のようですね(私は若い時からずっと”朝日”を購読していますが、”社説”や”天声人語”などはつまらないので読んでいません)。自民、公明党に忖度し、戦前の翼賛会的新聞に成り下がってしまったようですね。日本は、マスコミの応援を受けながら戦前のような軍事侵略国家に突き進んでいるようです。


☆ 2023年02月26日 : 東京の春はもう少しですね

油彩画850:スペイン・コルドバ旧市街 水彩画554:フィンランド・海賊とムーミン 水彩画555:スウェーデン・怒りん坊

 今週末は、東京に滞在しました。北風が強く、まだまだ寒いですが、春が待ち遠しいです。今週の油彩画(家内制作)は2015年12月に訪れたスペインのコルドバ旧市街の作品です(=>わんだふる スペイン物見遊山)。スペインの街はとてもエキゾチックで、きれいでした。右の2つの水彩画は、2017年6月に訪れた北欧4か国の絵です(=>わんだふる スカンジナヴィア・フィヨルド遊覧)。左の絵は、フインランド・ヘルシンキからスウェーデン・ストックホルムに向かう大型の定期客船の中の一場面です。海賊は人形ではないですよ。右の絵は、ストックホルムの彫刻公園?にあった”怒りん坊”のブロンズ像です。どこにでも見かける怒った子供の様子がよく表現されていますね。

 ロシアによるウクライナ侵攻が始まってから1年がたち、日本のマスコミがロシア批判で盛り上がっています。論調は、ロシア軍が無実の市民を無差別に殺害しており、人権侵害であるとか、ロシアはプーチンの独裁主義国家であるといったことの繰り返しのようです。それは確かに悲惨で言語道断の行為であり、糾弾されるべきことだと思いますが、一歩下がって日本人による中国侵略と中国人民の”大量殺戮”のことを忘れて、ロシア批判を繰り返すマスコミは卑怯ではないでしょうか?また、日本の国民も、自分たちの歴史をしっかりと見直し、反省する必要があるのではないでしょうか。ということで、ちょっと古くなってしまったのですが、1937年の日本皇軍の中国南京大虐殺に関する当時のブルジョア新聞報道について、しんぶん赤旗(2022年12月18日)が報じている記事を抜粋して紹介します。今のロシアと似ているような気もしますが、勘違いでしょうか?

 「『南京大虐殺85年 当時の日本の報道を読む』、『揚子江の水を朱色に染めて・・・』: 日本軍が中国で残虐の限りを尽くした南京大虐殺。1937年12月13日の首都・南京(当時)の陥落以後、日本の新聞はどう報じてきたか--。85年前の報道を検証しました。  『1万5千の捕虜獲得』: 当時の新聞記事を丹念に集め、検証したのは1988年から山田支隊による南京大虐殺を調査している小野賢二さんです。虐殺の事実を生々しくつづった陣中日記を元将兵や遺族から31冊譲り受け、約200人の証言を聞き取りました。膨大な新聞記事も収集。その中に捕虜1万5千人の行方を伝える記事を発見しました。 『両角部隊大武勲 敵軍1万5千余を捕虜』 最初に報じたのは37年12月16日付”東京朝日号外”でした。発信は南京陥落から2日後の12月15日。 『・・・南京城から雪崩を打って敗走して来た・・・総数1万4777名の敵軍と出会い、敵は白旗を掲げて降伏、両角部隊は憲兵をもってよく1万4千余の全部を捕虜とするの大武勲を立てた』 中略 捕虜獲得の一報は”大スクープ”と小野さん。17日付で”大阪毎日新聞”が『敵2万を捕虜 大迂回の両角部隊殊勲』と続きました。しかし”捕虜収容所での捕虜の状況報道以後、全国紙による報道はない”と小野さんはいいます。」

 「『国際法違反も無批判』: 一方地方紙”福島民報”の特派員、薮内正五郎記者は19日朝に幕府山に到着。”従軍日記より”の記事で虐殺現場の状況をこう記しました。『・・・南京から雪崩を打って、この砲台に逃げ込んだ2万に近い残兵を巧みに揚子江沿岸におびき寄せ一挙にこれを掃討し両角部隊の有名を馳せた地点もこの近くである。累々たる死骸を踏み越えて凄壮(せいそう)なる場合を想像して見る』 ほかにも薮内記者は『幕府山付近では2万に近い南京より脱出し揚子江を超えて北岸に逃げのびんとした敗残兵を殲滅(せんめつ)するなどという偉勲もあった。』と詳述。翌8日付でも敗残兵の殲滅を”成果”と報じました。”殲滅”とは皆殺しにすることです。捕虜、投降兵、敗残兵の虐殺は日本も加盟していた戦時国際法に明確に違反したものでした。新聞を含め当時のメディアは、日本軍の残虐行為に無批判でした。

 「『皇族の命により実行』: 前略 小野さんは『(両角部隊が所属した)山田支隊は上海派遣軍の直轄部隊で、当時の軍司令官は朝香宮やす彦王中将。皇族の命令で大虐殺を実行したことになる』と指摘します。」 

 「『兵に差別意識まん延』: 捕虜の死体処理について触れた軍事郵便もあります。”東京朝日新聞福島版”(38年2月4日付)。送り主は、両角部隊の宗像亥之助伍長。『(上海戦の)戦闘で幾多の戦友を失いその復習戦に南京場外幕府山烏龍山の戦闘で3万有余の敵を揚子江の水を主色に染めて魚の餌食となして葬り英霊を安らかに天国に送る事が出来たのは愉快でした』 両角業作隊長は帰還後、同じ福島版(39年1月5日付)のインタビューで、捕虜数は1万6千〜1万7千人という認識を示しました。『(その)大部隊を降伏せしめた時の思い出こそ私の一生忘れ得ない喜びの日でした』と回想。多数の戦死者を出した上海戦での『仇(あだ)が討てた』と語っていました。 後略」

 「新たな侵略の準備時代の危機: 小野さんはいいます。 『南京での行為は侵略の果てに起こった大虐殺です。いま敵基地攻撃能力や軍事費の大拡大が叫ばれ、新たな侵略の準備時代に入ったと危機を感じます。戦争は一個人の命や人権を確実に奪う。だから絶対に初めてはダメなんです。』」

 小野さんの新聞記事の概要は以上ですが、私は、”たわごと”の中でたびたびマスコミ、ブルジョア新聞の犯罪的報道について言及してきました。また、2021年6月20日の”たわごと”では、日本の中国侵略に関連した以下の書籍9冊を紹介しています。特に、本多勝一の3部作は日本軍の”実態”を克明に調査、報告していますので、ぜひ読んでいただけたらと思います。ロシアによるウクライナ侵攻は他人事でないことがよくわかります。

 @「中国の旅 本多勝一 朝日文庫、1981」、      A「中国近現代史 小島普治、丸山松幸 岩波新書、1986」
、B「南京への道 本多勝一 朝日文庫、1989」、    C「天皇の軍隊 本多勝一、長沼節夫 朝日文庫、1991」、
 D「聞き書き ある憲兵の記録 朝日新聞山形支局 朝日文庫、1991」、   E「南京事件 笠原十九司 岩波新書、1997」、
 F「中華人民共和国史 天児慧 岩波新書、1999」、 G「満州帝国 太平洋戦争研究会編著 河出文庫、2005」、
 H「中国侵略の証言者たちー「認罪」の記録を読む 岡部牧夫、荻野富士夫、吉田裕編 岩波新書、2010」


☆ 2023年02月18日 : 暖かいアイスキャンドルフェスティバル

水彩画553:スペイン・アルハンブラ宮殿 ダイヤモンド富士を撮ろうとする写真家 アイスキャンドルフェスに集まる観光客

 今週大雪(40cm)の予報があったので、今週末の山中湖は残雪が多いかと思っていたのですが、除雪の雪が道路わきに少しあるだけでした。ただし、我がログキャビンの庭は、2、3cmの残雪でおおわれていました。18日(土)の朝はマイナス5度まで下がりましたが、日中はぽかぽか陽気となりました。久しぶりに、木工作業をやりました。体を動かすのは良いですね。19日(日)は、夜明け前から強い風雨に見舞われました。

 18日(土)夕方、きららの広場で開催されたアイスキャンドルフェスティバルに行ってみました。外国人を含む多くの観光客が押し寄せており、パーキングは万社で、道路が大渋滞でした。会場の出店には長い行列ができていました。でも、雪は全くなく、暖かいので、人々は会場の周りを散策したり、おしゃべりをして楽しんでおり、アイスキャンドル??といった感じでした。ちょっと興覚めでしたね(昔は、厳寒の雪上でのフェスティバルだったのですが)。湖畔にはダイヤモンド富士を撮ろうと多くのカメラマンが立ち並んでいましたが、あいにく富士山は厚い雲に覆われて、見ることができませんでした(昨日金曜日ははきれいなダイヤモンド富士が見られたようです)。残念!残念!

 水彩画は、先週に続き、2015年12月に訪れたスペインの思い出の絵画です(=>わんだふる スペイン物見遊山)。絵は、スペイン南部の都市グラナダにあるイスラム王朝(ナスル朝)時代(250年ほど続いたそうです)の美しい宮殿の景観です。

 前回に続いて、”しんぶん赤旗”2023年1月29日号の自民党元幹事長室関係者の衝撃的な自民党と旧統一教会との癒着に関する証言の記事を一部引用して記してみます(第3弾)。

 ”教科書は偏向している”--政府・自民党は1980年代初め、教科書攻撃キャンペーンを展開していました。自衛隊、原発、家族のあり方などの教科書の記述を変えさせるなど教育基本法が禁じる教育への”不当な支配”そのもので、さらに教科書攻撃のバックにも統一教会がいたということです。80年11月6日に自民党の政資研の勉強会が開かれ、”憂うべき教科書の問題”のテーマで石井一朝氏が講演したそうです。石井氏は有名な反日教組活動家で、55年にパンフレット”うれうべき教科書の問題”を執筆し、右派からの教科書攻撃の火ぶたを切った人間だそうです。自民党元本部関係者は次のように証言したそうです。「石井氏もアカデミーから派遣された講師。彼は千代田区紀尾井町のアカデミーの事務所にいつもいました。一日中、教科書に赤線を引いてチェックしていました。」

 講演で石井氏は、小学校の国語教科書の表紙のいわさきちひろの絵について”共産党の松本善明氏(当時衆院議員)の細君の描いた絵だ”と批判していたそうです。あきれてしまいますね。”国語と社会科の教科書は共産党員の独壇場”とデマをとばし 、教科書検定では巻末に並んだ著者の名前だけを見て”内容は見ないでボツ”にすべきだと放言したとのことです。いやー、何といってよいやら。80年の”自由新報”は、”いま教科書は--教育正常化への提言”を半年間連載しましたが、それは石井氏が匿名で執筆したもので、自民党は同年12月、連載を本にまとめ全国で無償配布をしたとのことです。自民党はお金持ちですね。どこから入ってくるのかな?

 石井氏の講演と前後して、自民党は大々的な教科書攻撃をはじめ、81年1月の自民党大会では”偏向教科書の見直し運動推進”をかかげ、民社党(昔の”えせ”社会主義者?の党派)とともに国会で教科書攻撃キャンペーンを行ったそうです。アカデミーから自民党に送り込まれた石井氏は、教科書攻撃の火付け役を演じたということです。当時、自民党による教科書攻撃の”ネタ本”だった”疑問だらけの中学教科書”は、統一教会と深い関係にあった福田信之筑波大学長(当時)が中心となってアカデミーの会員が書いた本だそうです。すごいつながりですね。ブル新聞はこんなこと書かないですよね。自民党政務調査会元関係者は次のように証言しています。 「石井氏は福田信之氏の秘書のようなことをしていた。統一教会とアカデミーの大きな影響のもとで自民党が、教科書攻撃を広め、”侵略”を”進出”に書き換えさせた」。 80年代の自民党の教科書攻撃の火付け役もネタ元もそのすべてが統一教会だったということ。うまくできていますね。あほらしい。

 編集部の取材に対し、自民党本部幹事長室は”お答えできることはない”との回答だったそうです。そりゃあそうでしょうね。答えられるわけがありませんよね。以上でおしまいとします(記事には”国鉄民営化”の話なども掲載されています)。


☆ 2023年02月12日 : 今週末の大雪がどうなったのか心配です

油彩画849:山中湖とヨット 水彩画551:スペイン・古都トレド 水彩画552:スペイン・コルドバ旧市街

 今週末は、大雪が予想されたので山中湖へは行きませんでした。40cmくらい降ると予報されていたので、ログキャビンがどうなっているかちょっと心配です。今週の油彩画(家内制作)は昨年夏に湖畔で描いた作品です。水彩画は、2015年12月に訪れたスペインの思い出の絵画です(=>わんだふる スペイン物見遊山)。左の絵は、トレドの街を遠望したもので、日本でいえば京都に相当するような古都だそうでした。右の絵は、コルドバの旧市街で、日本の竹下通りのように狭い路地の両脇に観光客向けのショッピング店やカフェなどがそろっていました。ユダヤ人が多いと聞きました。

 2023年1月29日の報告に続いて、”しんぶん赤旗”2023年1月29日号の自民党元幹事長室関係者の衝撃的な自民党と統一教会との癒着に関する証言の記事を一部引用して記してみます(第2弾)。

 自民党とアカデミー(世界平和教授アカデミー)の関係が深まるきっかけとなったのは、1979年の総選挙だそうです。ロッキード事件の影響で自民党は76年総選挙で初めて過半数を割る大敗をし、79年の総選挙では1議席減らしたようです。一方、日本共産党は79年の総選挙で、前回総選挙の19議席から41議席(推薦を含む)へと大躍進。自民党にとって日本共産党対策は喫緊の課題となりました。統一教会が日本で本格的に根を持つようになったのは68年で、笹川良一、児玉羨夫(懐かしい名前ですね)、岸信介という3人の元A級戦犯容疑者が発起人となって”国際勝共連合”を日本で作ったのだそうです。これが自民党と統一教会=勝共連合の癒着の出発点です。以来、自民党は統一教会=勝共連合を反共の先兵として利用し続けてきたということです。

 自民党本部元関係者は証言しています。「79年、自民党調査局直属の機関である調査局に”優秀な学者グループがいる”、”自民党のシンクタンクとして生かしてほしい”、”学者たちも熱望している”という話が入ってきました。すでに当時の幹事長の決裁も下りていました。ビジョンの会といっても”看板”だけで、実態は統一教会の関連団体のアカデミーでした。東京・千代田区紀尾井町にあったアカデミー事務所を訪ねると、20人ぐらいのスタッフが働いていました。アカデミーの事務局長をやっていたのが、早稲田大学の原理研究会の初代責任者の尾脇(のちに大脇に改名)準一郎氏です。」 アカデミーやビジョンの会の学者グループと自民党幹部・国会議員らのディナーミーティング(通称ステーキ会)を都内のホテルで始めたそうです。自民党本部元関係者によると、ステーキ会には「松下正寿立教大学元総長・アカデミー会長(当時)、統一教会と関係が深いことで有名な福田信之筑波大学学長(当時)、慶応大学の気賀建三名誉教授、慶応大の中村勝範教授(当時)らがよく来ていました。」 

 80年4月16日の政資研の勉強会で、慶応大の中村教授(当時)が”参院選における共産党批判”のテーマで講演したそうです。彼は”共産党をつぶすために生きてきた”が口癖なのだそうです。すごい教授?がいるもんですね。中村氏は同年、自民党の機関紙”自由新報”でほぼ毎月のように共産党攻撃のコラムを書いており、同年末に”自由新報”に掲載された”日本共産党及び国際共産主義の1年”と題した広津恭輔氏(当時”アカデミー”理事、”スパイ防止法制定国民会議”運営委員長)らとの座談会で、反共の大合唱をやっていたとのことです。元気がいいなー。中村氏は、85年には勝共連合機関誌”思想新聞”に”日共主催の『反核国際シンポ』を切る”を連載していました。自民党元政務調査会関係者は次のように証言しています。「中村氏はもともと、旧民社党(”えせ”社会主義者の党派)系の学者だったが、”反共”で一致してアカデミーやビジョンの会に参加していた」。学者が共産党攻撃の”指南”をやっていたということのようです。


☆ 2023年02月06日 : 河口湖町の乱開発と春爛漫の熱海界隈

シカさんの朝の散歩? 河口浅間神社参道 母の白滝 山の急斜面のグランピング施設
 3日(金)に山中湖に入りました。少しは雪が積もっているかなと期待していたのですが、道路には雪がありませんでした。湖の平野側は薄い氷が張っていましたが、他はまったく凍ていません。我が家の庭は、一部うっすらと残雪が残っていました。朝の気温はマイナス6、7度といった程度で、そんなに寒くは感じません。毎朝、シカさんが家の周りに散歩に来るようで、もう山中湖の風物詩のようですね。

 久しぶりに、河口湖の浅間神社と母の白滝を見学に行ってみました。浅間神社の杉並木の杉が立派なのに驚きました。白滝のほうは、十何年前か山麓探偵団の伊藤さんに連れてきてもらったところで、白滝の氷瀑に驚いたことを記憶しています。しかし、温暖化のせいかややみすぼらしい姿になっており、ちょっとがっかりしました。そのことよりも、白滝まで車道が通じており、当方は山道をひっこらひっこらと歩いて登ってきたのに、ほとんどの人は車で見学に来ていたのにはびっくり!!外国人の観光客までいるではないですか。さらには、途中には富士山の撮影スポット(有料)までできており、神社とは関係ない小さな赤い鳥居を背景に富士山の写真を撮る人(外国の人と思いますが)が行列を作って並んでいるのには、またまたびっくり!!もうひとつ、途中の山の急斜面の樹木が切り払われたところにグランピング施設が作られており、これにもあきれ果ててしまいました。実は、当日の新聞に、急な山の斜面にグランピング施設が作られて災害の危険があるということで、住民が県に陳情に上がっているという新聞記事を見たばかりでした。どうもこの施設のことのようです。確かに乱開発といった感じの施設のように見えました。まあひどいものですね。
 
熱海梅園の紅白梅 熱海糸川遊歩道の熱海桜 相模湾の日の出(熱海のホテルから)

 久しぶりに熱海に梅園の梅を観に行ってきましたが、日差しも暖かく、もう春爛漫といった感じでした(山中湖はマイナス10度近いというのに・・・)。梅園は、梅を観賞しながらそぞろ歩きをする観光客であふれていました。糸川の遊歩道にも立ち寄ったのですが、こちらはもう桜が咲いており、驚きました。こちらも観光客が写真を撮りながらのそぞろ歩きで、狭い道があふれんばかりでした。さらには、熱海駅付近の商店街まで行ってみると、こちらも多くの観光客(外国人も結構多いようです)がぶらぶらと歩いていました。日本は平和ですね。私どもは人混みがあまり好きではないので、早々と退散しました。


☆ 2023年01月29日 : 東京も厳しい寒さが続いています

 今週末は東京に滞在しています。山中湖はマイナス10度以下と、厳しい寒さになっているようです。水抜きはしてきましたが、凍結が心配です。

 東京も厳しい寒さが続きますね。東村山の我が家では、給湯管?が凍ったのか、朝方お湯が出なくなってしまいました。当日の朝の温度はマイナス4度まで下がりました。以前に外の水道栓が破裂したことがあるので、こちらも心配です。
水彩画549:エジプト・アブシンベル神殿 水彩画550:エジプト・ピラミッド&スフインクス

 水彩画は、1月15日掲載の絵画に続いて、2015年2月に訪れたエジプトの思い出の絵画です(=>わんだふる エジプト(古代文明を歩く)。左の絵は、アスワンハイダムのさらに奥にある有名なアブシンベル神殿です。子供のころかな?ダムの建設で水没してしまう神殿を、ユネスコが現在地に移設した話を聞いたように思いますが、今も思い出します。こんな貴重な遺跡は、人類の文化遺産として残してよかったと思います。右の絵は、もう誰もが知っているピラミッドとスフインクスです。巨大なピラミッドにはやはり感動しました。スフインクスは小さかったので、これがスフインクス?と、少しがっかりしましたが・・・こちらも世界の文化遺産として守ってほしいと思います。

 昨年の安倍殺害以来、統一教会と自民党の癒着がマスコミ界を賑わせていますが、”しんぶん赤旗”2023年1月29日号で、自民党元幹事長室関係者の衝撃的な自民党と統一教会との癒着に関する証言が報じられていました。こういう内容は、ブルジョアマスコミ界でもわかっていることではないかと思いますが、当然実際に報じられている様子はありません。若干の引用を以下に記してみます。

 統一教会の関係団体に”世界平和教授アカデミー”(以下、”アカデミー”)という団体があるそうです。そこに属する学者グループが80年頃シンクタンク”80年代のビジョンの会”(以下、”ビジョンの会”)をつくったそうです。証言者は次のように証言したそうです。「アカデミーやビジョンの会の学者を招いての勉強会は、自民党調査局が運営していた政治資料研究会議(以下、(”政資研”)で行われた。私たちは当時、いろいろな学者と定期的に懇談していた。その成果を国会議員らに広める目的もあり、政資研で勉強会を開いた。勉強会は定期的に自民党本部7階の会議室で開かれ、常時60人から100人前後が集まった。講師はビジョンの会、統一教会に近い学者が多かった。」 

 自民党元幹事長室関係者によると、自民党本部とアカデミーやビジョンの会との関係がスタートしたのは80年頃で、80年には政資研の勉強会が28回も開かれ、そのうちアカデミーに属する学者らが講師を務めたのは12回とのことです。”共産党批判”、”憂うべき教科書の問題”などのテーマで行われ、この”指南”を受け、自民党は機関誌”自由新報”で共産党攻撃や教科書攻撃キャンペーンを大々的に行っていたということです。自民党はアカデミーやビジョンの会に月数十万円の資金提供をしていたとのことです。

 自民党元幹事長室関係者は次のように証言しています。「アカデミーやビジョンの会の学者との懇談での提言はメモにした。幹事長がそれを見ながら記者会見をすることもあった。統一教会系の学者の主張が、党の意思として発信された。幹事長など党三役も年に何回かビジョンの会と懇談した。茂木(俊充)幹事長は”調査したが(統一教会と)党としての関係はない”といっているが、大ウソだ。自民党はアカデミーやビジョンの会に月に数十万円の提供をしていた。

 まあ、このようなことを聞いても驚くことはないのですが、自民党元幹事長室関係者の証言として明るみに出ることは珍しいですね。証言内容の続きがまだたくさんあるので、時間があれば報告してみようと思っています。


☆ 2023年01月22日 : 山中湖旭日丘は薄い雪化粧をしました

 21日(土)の夜、旭日丘地区に薄っすらと雪が降りました(平野地区や山伏峠は全然降らなかったようです)。翌朝の温度はマイナス6度で、特に厳しい寒さではありませんでした。寒い朝にもかかわらず、野鳥がえさを求めて訪れてくれます。うれしいですね。

  ところが、シカのほうも毎朝群れをなして訪れてきます。こちらは迷惑なので、棒を持って追い払っています。しかし、相手はしたたかで、私を見てもすぐには逃げず、2、3mまで近づいてやっと少しばかり距離をとり、またこちらの様子を見ています。馬鹿にされているようで、頭に来てしまいますね。
庭が薄っすら雪化粧 寒い朝ヤマガラが訪れる


☆ 2023年01月15日 : ”過活動膀胱症状”は快方に向かうのか??

油彩画848:ポットとレモン 水彩画547:エジプト・ハトシェプスト女王葬祭殿 水彩画548:エジプト・ルクソール神殿

 1日に、「私は多病で、日常生活の質が芳しくない」と報告しましたが、その原因の一つとして”過活動膀胱症状”があります。よく新聞などに薬の広告や症状の解説・処方などが出ているので、おそらく皆さんもご存じかと思いますが、頻尿、排尿困難、残尿感、神経過敏などの症状がみられる病気です。男も女も同じような症状があるようですが、男の場合は”前立腺肥大”が原因となることが多いようです。私はだいぶ前から症状が出ていたのですが、この2、3年症状の悪化が進んできました。以前に市販の薬(漢方薬)を飲んだことがあるのですが、強いアレルギー反応が出て、中止しました。”前立腺がん”の診察をしてくれている医師にも相談しましたが、なぜか薬の処方は勧めてくれませんでした。ところが、最近医師が代わったので、その新しい医師に相談したところ、すぐに症状を和らげる?薬(シロドシンOD錠)を処方してくれました。これってなんなんでしょうね。いいかげんですね。あまり期待していないのですが、とりあえず、薬が有効か試すことにしました。

 油彩画は家内の作品です。水彩画は、2015年2月に訪れたエジプトの思い出の絵画です(=>わんだふる エジプト(古代文明を歩く)。左の絵は、ルクソールのナイル川左岸にあるハトシェプスト女王葬祭殿です。かつてのファラオの権力とその壮大な建造物に圧倒されたことを思い出します。右の絵は、ルクソールの市街にあるルクソール神殿のファラオ像の絵です。見学は夜で、神殿は照明で輝き、神秘的でした。ファラオたちは奴隷を使ってこんな壮麗な建造物を造ってご機嫌だったのでしょうか?


☆ 2023年01月08日 : 山中湖の朝はマイナス10度と、いつもより厳しい寒さです

紅富士(家の近くから) 朝の富士山と山中湖 山中諏訪神社 家の前の空き地のシカ

 1か月振りに山中湖へ行ってきました。朝方はマイナス10度近くまで下がります。今年は例年に比べて寒さが厳しいようで、ひょっとすると湖が全面結氷でもするのかな?と思うほどです。それでも、雪は全くないせいか、日中は車やバイクが結構山中湖に入ってきていました。

 朝起きて家の窓から西のほうを望むと、きれいな紅色の富士山が見えました。慌ててカメラを持って外へ出て、紅富士の写真を撮りました。久しぶりの紅富士の写真ですが、実際の色は写真よりもっと赤みが強いです。2番目の写真は、朝方新聞を買いに行ったときに、湖畔から撮った富士山と山中湖の写真です。冬の富士山は本当に美しいのだと改めて実感した次第です。

 私は信仰心がないのですが、散歩がてらに山中の諏訪神社と浅間神社に訪れてみました。3日だったので、参拝客はまばらでしたが、甘酒が提供されていたのでいただきました。久しぶりの甘酒はおいしかったです。

 家の前に空き地があるのですが、毎朝多くのシカが訪れています。もう見飽きているのですが、さすがに20頭近くの集団になると、圧倒されてしまいます。我が家の庭だけは訪れないように願うばかりです。

 正月早々大失敗をやってしまいました。実は、朝方給湯器が凍結してお湯が出なくなりました。気温が-10℃まで下がったので、凍結したのかなと思って、水道設備会社に電話して対処をお願いしました。親切にも1時間ほどで点検に来てくれることになりました。ところが、電話の後よくよく給湯器の周りをチェックしてみると、給湯器のヒーターのコンセントが電源に入っていないことを発見!!すぐに水道設備会社に電話して、私のミスを謝りました。電源にコンセントを差し込んで約1時間ほど待ったら、お湯が出るようになりました。給湯器の故障ではないことがわかりホッとするとともに、私の記憶力衰退に愕然とした次第です(コンセントは春から秋にかけては抜き取り、晩秋に電源に差し込むという運用にしていました)。


☆ 2023年01月01日 : あけましておめでとうございます

富士山と山中湖、白鳥 油彩画847:全生園 桜と菜の花 水彩画546:パタゴニア・ウシュアイア原野

 明けましておめでとうございます。本年もご購読よろしくお願いします。

、私のほうは、多病(糖尿病、高脂血症、前立腺、歯周病、緑内障、各種アレルギー等)で病院通いが忙しく、早速1月12日から病院へ行かねばなりません。また、糖尿病対策のために、多量の薬を飲み、週3回のスイミング通いも続けなければなりません。とても明るい年とは言えません。皆様にとっては、明るい、よいお年をお迎えください。

 油彩画は家内の作品で、家の近くにある国立ハンセン病療養所全生園(ゼンショウエン)の春の園内の風景です。3月末になると、近郊から多くの人が桜を観賞して楽しんでいます。水彩画は、2014年2月に訪れた南米最南端の島”火の国”フェゴ島の町ウシュアイア(アルゼンチン領)の原野を描いた作品です。


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