わんだふる スペイン 物見遊山 |
2015年12月6日(日)から13日(日)の8日間、スペイン中南部の物見遊山ツアーに参加してきました。今年は、2月にエジプトへ行き、7月にはハワイに行っているので、もう出掛けることはないと考えていたのですが、新聞の格安海外旅行宣伝が眼に飛び込んできたため、ついつい釣られて申し込みをしてしまいました。 今回のツアーは、格安、駆け足の典型的な物見遊山旅行で、あまりツアーに期待もしていませんでしたが、予想通り、私にとっては特に感動するようなものもあまりありませんでした。特に、無神論者である私にとっては、いくつものキリスト教大聖堂に連れて行かれ、たくさんの十字架のキリスト像や聖者の彫像、宗教画などなどを見せられ、うんざりというか、反吐の出るような気分でした(もちろん、覚悟の上で行ったので、旅行会社に文句を言っているわけではありません)。それでも、バスの車窓から美しい田園や野原などを眺めていると気分が晴れ、それなりに楽しむこともできました。 写真を中心にレポートをしますので、ご覧になってください。 2016年1月12日(火) |
1.プロローグ
2.東京からマドリッドヘ : 12月6日(日)
3.マドリッド観光&トレド観光 : 12月7日(月)
4.コルドバ観光&セビージャへ : 12月8日(火)
5.セビージャ観光&グラナダへ : 12月9日(水)
6.グラナダ観光&ラ・マンチャ地方 : 12月10日(木)
7.バルセロナ観光 : 12月11日(金)
8.フランクフルト経由東京へ : 12月12日(土)〜13日(日)
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1.プロローグ
今回のツアーは、観光バスによるスペインの北部、西部を除いた中央部、南部および東部地方を巡る旅行です。地名で言うと、マドリッド(Madrid)を中心としたカステーリャ・ラ・マンチャ(Castilla
la Mancha)地方、セビーリャ(Sevilla)、コルドバ(Cordoba)、グラナダ(Granada)のあるアンダルシア(Andalucia)地方、それにバルセロナ(Barcelona)を中心としたカタルーニャ(Catalunya)地方です。簡単な地図を掲載しますので、スペイン国土のイメージを得てください。 |
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ご存知の方も多いと思いますが、一応スペインの基本情報を記しておきます。 面積は日本の約1.3倍で、人口は約4,600万人です。首都はマドリッド(Madrid)で、立憲君主制をとっているようです。言語はスペイン語(カスティリヤ語)ですが、地方によって、バスク語、カタルーニャ語、ガリシア語などが使われているそうです。これらの言語は方言ではなく、まったく違う言語とのことでした。宗教はカトリックが中心ですが、かつてイスラムに支配されていたため、イスラム教徒もいるとのことです。時差は日本と比べて8時間遅れです。 スペインを観光するときは、ある程度の歴史を理解していないと、なかなか複雑で理解できません。大まかに区分すると次のようになります。 1.紀元前219年〜 :ローマ帝国、西ゴート国 2.8世紀〜 :イスラムの支配(ウマイヤ朝、後ウマイヤ朝) 3.11世紀〜 :レコンキスタ(国土回復運動)とスペイン王国 4.16世紀〜 :スペイン帝国(ハプスブルク家) 5.20世紀〜 :共和制(人民戦線派)、ファランヘ党(フランコ 独裁体制)を経て、現在は立憲君主国 現在でもバルセロナを中心としたカタルーニャ地方やバスク(Basque)地方では独立運動が盛んで、マドリッド政府とことごとく対立しているようです。 それでは、写真を中心に記しますので、スペインの物見遊山旅行記をお楽しみください。 |
2.東京からマドリッドへ : 12月6日(日)
12月6日(日)、15:20羽田発のルフトハンザ航空に乗り、まずはドイツのフランクフルトに向かいました。ツアーの参加者は、総計32名でした。格安ツアーなのでやむを得ないです。フランクフルトには、現地時間19:15に到着しました。実質フライト時間は約12時間です。エコノミークラスでの半日は老人にとっては大変疲れます。フランクフルト空港で乗り継ぎするのですが、ここで入国審査がありました(ドイツもスペインもEU加盟国なので、スペインでは入国審査はありません)。 フランクフルトからの出発は遅れ、到着約3時間後の22時ころにフランクフルト空港を出発し、マドリッドに向かいました。マドリッドには深夜の24時頃に到着です(ドイツとスペインの間では時差はなしとなっています)。荷物の受け取りなどで時間がかかり、ホテルに着いたのは予定よりだいぶ遅れて1時過ぎだったと思います。ルームキーをもらうとすぐに部屋に行って、目覚ましをセットし、直ちに寝てしまいました(明日の朝は8時半出発です)。ツアーパンフレットには”マドリッドにはうれしい2連泊”と宣伝していましたが、これも1泊に数えるようです。機内泊と変わらないのではないかと思いました。まあ、格安旅行ですから我慢、我慢です。 |
3.マドリッド観光&トレド観光 : 12月7日(月)
12月7日(月)、5時45分に眼を覚ましました。睡眠時間はおよそ4時間弱、老人の身にはとてもこたえます。まあ、今日は同じホテルでの連泊?なので、荷物の整理がないのが助かります(これで移動だったら大変です)。7時15分に朝食、8時30分にバスの迎えが来て、いざマドリッド市内観光に出発となりました。天気は雲が多く、日差しがありませんでしたが、気温は東京と同じくらいでした。 最初に、スペイン広場(この名前の広場(公園)はあちこちの町にもあります)行きました。「ドン・キホーテ」の原作者セルバンテスの記念碑があり、その足元にはドン・キホーテと従者サンチョ・パンサの像が建っていました。次に王宮前の広場に行きましたが、王宮は立派でしたが、どうというほどのこともない建物でした(内部の見学はなしです)。 続いて、今回の観光の目玉の一つであるプラド(Prado)美術館を見学しました。この美術館は、パリのルーブル美術館、ロンドンのナショナルギャラリーと並ぶ、ヨーロッパの3大美術館の一つだそうです。ここでは、1時間半ほど、ベラスケス、ゴヤ、エル・グレコ、ムリリョ、ラファエル、ルーベンス、ボッスなどの名画を鑑賞できました。高校の美術などで見たような有名な絵もあり、なかなか見ごたえがありました。 |
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スペイン広場(マドリッド) | スペイン王宮 | プラド美術館 | プラド美術館内ロビー |
12時半ころに、レストランで食事をとり、その後は自由行動か古都トレド(Toledo)オプショナルツアーの選択となりました。私は本当はホテル付近でゆったりと過ごしたいのですが、せっかくスペインまで来たのだから、見ることができるものは何でも見てやろうという貧乏人根性で、トレド観光に参加しました(格安旅行では、採算をよくするために、オプショナルツアーの価格をとても高く!設定しています)。 ということで、午後はトレド観光です。トレドはマドリッドの南約70kmに位置し、川に囲まれた昔の城砦都市で、1500年以上の歴史を持っているとのことです。16世紀のマドリッド遷都までは都として栄えていたそうです。日本で言えば、東京に対する京都のような位置づけで、旧市街全体が世界遺産に登録されているそうです。町の中心には、約300年を要して完成させた大聖堂(カテドラル)が建っていました。中を見学しましたが、キリスト教が蔓延しており、適当に見て退散しました。夕食は7時過ぎで、ホテルに着いたのは8時半でした。今日も大変くたびれました。 |
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トレド市街の全景 | カテドラル(大聖堂)鐘楼 | カテドラル(大聖堂)ファサード |
4. コルドバ観光&セビージャへ : 12月8日(火)
12月8日(火)、いよいよバスツアーが始まります。今日は、南のアンダルシア(Andalucia)地方へ行き、コルドバ(Cordoba)を観光し、セビージャ(Sevilla)まで行く、過酷な?ロングツアーです。そのため、起床は6時で、出発は8時でした。前にも話しましたが、スペインはドイツと同じ時間帯ですが、緯度的に15度以上も離れたいるので、西にあるスペインは、朝の6時はまだ真っ暗です。海外旅行では、普通は6時前に起きて、朝の散歩をやってから食事をするのですが、今回はとても外を散歩する雰囲気ではありませんでした。EU加盟の関係なのでしょうか、どうしてドイツと同じ時間帯になるのでしょうか? 7時に朝食を食べ、8時にコルドバに向けて出発しました。約400kmの長い道のりでしたが、異国の景色を眺めたり、立ち寄ったドライブインの店内を観察したりして、楽しむことはできました。ようやく1時半過ぎにコルドバ市街に到着し、レストランで食事をとりました。その後、コルドバの世界遺産歴史地区の観光ということで、街中をわけもわからず案内されました。ここには古くからユダヤ人街があり、瀟洒な町並みが物珍しかったです(スペインにはあちこちの町でユダヤ人街があるようで、観光地になっているようでした)。 観光の目玉は、メスキータという巨大なモスク(イスラム礼拝堂)ですが、建設開始は、後ウマイヤ朝時代の785年だそうです。しかし、13世紀に内部にカテドラルが造られ、現在では犬猿の仲?のイスラム教とキリスト教の二つの宗教が混在した建物となったそうです。内部の円柱の森といわれる赤茶と白の馬蹄形のアーチはとてもきれいでしたが、カテドラルの部分は、例によって偶像がいっぱいで醜悪なように見えました(これは個人的感想です)。他方、モスクのほうは、イスラム教が偶像崇拝を禁止しているので、とてもすっきりしており、建物内部の美しさを鑑賞することができます。 4時半、再びバスに乗り、グラナダを後にして、セビージャ(Sevilla)に向かいました。セビージャまでは約140kmです。セビージャのホテルに着いたのは6時半で、もう暗くなっていました。夕食がホテルのレストランだったので、ほっとしました。ところが、ほっとする間もなく、夜のオプショナルツアー”フラメンコ・ショウ”を申し込んでいたので、またまたあわただしい時間を過ごさなければなりませんでした。トレドの時と同じなのですが、ホテルでゆったりと過ごすのもよいのですが、せっかくスペインに来て、本場のフラメンコを見ない手はないだろうと、なけなしのお金で観劇することにした次第です(こちらもとても値段の高い観劇でした)。20時過ぎに、バスでショウの会場へ向かい、1時間半の観劇の後、ホテルに戻ってきたのは23時30分でした。まあ、特に面白いショウということはなかったのですが、本場の踊りということで、話の種にはなるようでした。寝たのは、翌日の0時過ぎとなりました。なんとタイトなツアーなのでしょう。 |
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途中のドライブインでのショット | コルドバ歴史地区へ通じるローマ橋 | メスキータ遠景 | コルドバの街中の通り |
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観光スポット:花の小路 | メスキータのミレット(尖塔) | メスキータの内部(円柱の森) | フラメンコ・ショウ(セビージャ) |
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昨夜は深夜にホテルに戻ってきたので、朝起きるのが大変です。寝坊してはいけないと、目覚ましをモーニングコールの前に設定して、早めに起きるようにしています。今朝は5時版に起きましたが、もちろん外は真っ暗でした。7時が朝食で、8時半にはホテル出発です。 今日の行程は、午前にセビージャ(Sevilla、本によってはセビーリャとなっていますが、どちらが正しいのでしょうか?)の観光を済ませ、直ちにミハス(Mijas)の”白い村”を見学し、更に今日の宿泊地グラナダ(Granada)に向かいます。 最初に訪れたところは、スペイン広場です。半円形の建物に囲まれた広場はきれいでした。次に、昔は黄金のタイルで覆われていたという、防衛目的の黄金の塔を見ました(見学はしていません)。それから、カテドラル(大聖堂)を見学しました。これは、13世紀半ばまではイスラム教のモスクでしたが、やはりレコンキスタの時代にキリスト教聖堂に改造されたとのことです。したがって内部はご想像のとおりです。そのほか、旧市街(ユダヤ人街)の散策もしました。10時過ぎ、セビージャの観光を終えて、ミハスに向かいました。 |
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スペイン広場(セビージャ)1 | スペイン広場(セビージャ)2 | 黄金の塔 | カテドラル(大聖堂)とヒラルダの塔 |
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旧市街(セビージャ)1 | 旧市街(セビージャ)2 |
約240kmの道のりを約3時間半ほどかけて、1時半頃にミハス(Mijas)に到着しました。この村は、地中海に面した山麓に展開しており、建物は白い壁で統一されており、観光地でもあり、また海外の人の別荘地でもあるようです。ここのレストランで食事をとり、その後村の中をぶらぶらと散策しました。途中にピカソの小さな美術館(有料ですよ)があったので、ちょっと立ち寄ってみました。観光後、4時頃再度バスに乗り、約160kmはなれたグラナダ(Granada)に向かいました。 グラナダ市街には6時頃到着し、まずは、バスに乗って市街地の丘まで登り、明日見学するアルハンブラ宮殿(Alhambra)の夜景の見学をしました。特にきれいと言うほどではありませんでした。その後バスでホテルまで行きましたが、ホテル到着は7時過ぎとなっていました、落ち着く間もなく、ホテルの近くのレストランまで歩いていって、そこで夕食をとりました。食後はスーパーマーケットに立ち寄り、少々ショッピングを楽しみました。ホテルに戻ったのは9時半頃となってしまいました。ああ、今日も疲れたなー!! |
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ミハス通り1 | ミハス通り2 | ミハスの別荘地? | ピカソの絵(美術館) |
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6. グラナダ観光&ラ・マンチャ地方 : 12月10日(木)
今日は、今回の物見遊山の第2の目玉であるアルハンブラ宮殿(Alhambra)の見学です。今日も6時起床、8時出発でした。参加者の皆さん、ほぼ60才以上が大半と思われますが、元気ですね。 8時半には、宮殿の駐車場に到着し、入場口まで10分ほど歩いて行きました。アルハンブラ宮殿は、イスラム王朝のナスル朝(1232〜1492年)時代に拡張され、1492年のキリスト教徒によってグラナダが陥落されるまでの約250年の間、王の居城であり、また政治の中心として、栄華を誇っていたそうです。アルハンブラ宮殿は、イスラム建築の最高傑作といわれ、アルカサバ(城塞部分)、ナスル宮殿、カルロス5世宮殿、そしてヘネラリフェ庭園(夏の離宮)の4つから構成されています。見学は約2時間で、写真撮影もOKでした。私としては、被支配者である庶民の生活とはかけ離れた絢爛豪華な王宮に特に興味があるわけではありませんが、キリスト教のカテドラル(大聖堂)に比べれば宗教色がなく(偶像や絵画はありません)、建物の装飾も幾何学模様が中心で比較的シンプルなので、少々興味をもって見学することができました。 詳細を説明できませんので、写真をご覧になってください。 |
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カルロス5世宮殿 | カルロス5世宮殿内の円形中庭 | ナスル宮殿(アラヤネスのパティオ) | ナスル宮殿内の部屋 |
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ナスル宮殿(獅子のパティオ) | ナスル宮殿内の部屋天井 | ナスル宮殿から望むグラナダ市街 |
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ヘネラリフェへの途中の建物建物 | 今も使われている水道橋 | ヘネラリフェへの途中の庭園 | ヘネラリフェ(夏の離宮) |
見学を終えて、10時半頃バスに乗り、ドン・キホーテで有名なラ・マンチャ(la Mancha)地方に向かいました。マドリッド方面に戻るようなイメージで、距離は約317kmです。途中、ドライブ・インでランチをとりました。そして、4時ころに風車のある丘に到着しました。そこは、だだっ広い丘に、青いとんがり帽子をかぶり、大きな黒い4枚の羽車を据えた大きな白い円筒状の建造物が10数基たたずんでいるだけでした。近くに小さな村もあるようでしたが、まったく観光地らしくなく、売店すらありませんでした(閑散期なのでオープンしていないとのこと)。少々、ドン・キホーテの空気を吸って、今日泊まるバレンシア(地中海に面しています)に向かいました。 バレンシア(Valencia)に到着したのは夜の8時頃で、今晩もホテルに入る前にレストランで夕食(パエリアでしたが、日本のほうがおいしいですね)を食べました。ホテルに到着したのは9時過ぎでした。今日もお疲れ様!! |
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ドン・キホーテと私(ドライブインにて) | 風車の丘(ラ・マンチャ地方) | 風車の村(ラ・マンチャ地方) |
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7. バルセロナ観光 : 12月11日(金)
今日は、最後の物見遊山の目玉であるガウディ(Gaudi)が建築を始めたサグラダ・ファミリア(Sagrada
familia:聖家族教会)の見学です。そのためには、約358kmも離れたバルセロナ(Barcelona)まで行かなければなりません。ということは、今日も当然強行軍となります。6時に起床し、8時半にバレンシアを発ちました。物見遊山の終わりが近づいてきて、そろそろバスからの景色にも飽きてきましたが、できるだけ寝ないようにして、スペインの風景を楽しむよう努めました。 途中はランチも食べないでの移動でしたが、バルセロナに到着したのは、昼もとっくに過ぎて、14時でした(予定より30分遅れです)。着いたところは、ヨットハーバーの近くで、そこには海鮮料理のレストランが軒を接するように並んでいました。我々のランチはタパス料理で、クラブやロブスターは付いていませんでした。ランチを食べ終えると、15時でした。これでサグラダ・ファミリアを見学できるのか、やや不安になってしまいました。 |
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バルセロナのヨットハーバー | バルセロナのビーチ | レストラン街の鮮魚(注文するのかな?) |
サグラダ・ファミリア見学の前に、やはりガウディが建築したコロニア・グエル(Colonia Guell)教会を見学しました。2階建ての教会を計画したそうですが、聖堂のみの完成になったそうです。聖堂はこじんまりとした建物で、その外部も内部も面白いデザインになっていましたが、私にとっては、”うーん?これはなに??”といったイメージでした・・・ 近くにあるインフォメーション(ガウディ・コレクションのようなもの)では、ガウディが逆さ吊り実験をした模型がありました。これは、設計に方程式などでの計算は行わず、尖塔のある建造物を逆さにしたイメージを”チェイン”のようなもので模型を作り、この模型をもとに尖塔のある建造物を設計し、工事を進めたのだそうです。たいへんすばらしいアイディアだと感心しました(今ではもちろんコンピュータ・グラフィックス(CG)で設計されるはずです)。 |
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コロニア・グエル教会入口 | コロニア・グエル教会内部 | 逆さ吊り実験の模型 |
次は、いよいよサグラダ・ファミリアです。16時ころ教会のサファード前に到着しましたが、境界は、街中の1区画に建てられており、まわりは道路に囲まれているような状態でした。そして、大変多くの見学客が訪れており、驚きました。この教会は1882年に着工され、翌年に31歳のガウディが主任建築家となり、以後、没するまで(自動車事故で死んだそうです)の43年間ライフワークとして取り組んだそうです。しかし、いまだに建築が続く未完の教会です。完成は50から100年後と言われていたようですが、最近は観光入場料の売上げが大きくなってきており、完成は大幅に早まるとうわさされているようです。見学時間はおよそ1時間半、比較的ゆっくりと見学ができました。確かに、外部も内部も面白い独特のデザインで、今までのカテドラル(大聖堂)とは違った雰囲気を漂わせてはいましたが、所詮はキリスト教会の建物、こんなゴタゴタした建物に膨大な年月と膨大な費用を掛けるのはナンセンスではないかと思いました。それなのに、年間300万人の人が訪れるのだそうです。以下、写真をご覧ください。 |
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サグラダ・ファミリア聖堂(上部) | (キリスト)生誕のファサード | (キリスト)生誕のファサード拡大 | (キリスト)受難のファサード | (キリスト)受難のファサード拡大 |
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ライトアップされた教会の写真を撮ってから、18時に教会を後にして、レストランに直行となりました。ホテルに着いたのは20時半を過ぎていました。今晩の宿泊ホテルは、パンフレットでデラックスホテルと宣伝していた”ヒルトン”ですが、夜に到着して、明日は朝食なし(ランチボックスが付くだけ)で6時半には出発しなければならず、デラックスホテルに滞在したというイメージはあり、あせんでした。スタンダードクラスのホテルに泊まっても同じではないかと思いました。 *余談ですが、ホテルの隣のアリーナでは、フィィギュアスケート世界選手権が行われており、羽生などが滑っていたようです。 |
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聖堂内部 | 聖堂内部 | ライトアップされたサグラダ・ファミリア聖堂 |
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8. フランクフルト経由東京へ : 12月12日(土)〜13日(日)
今日は、いよいよ東京へ戻る日です。飛行機は往路と同じくドイツのフランクフルト経由で羽田まで行くのですが、どういうわけかフランクフルトでの乗り継ぎ時間に余裕があるということで、フランクフルト市内の”クリスマス・マーケット”の見学が組み入れられていました(当初のパンフレットには掲載されていなかったのですが、最終旅行日程表に組み入れられていました。たまたまEU内での飛行便の調整がうまくいかなくて代替サービスをしたのか、デラックスホテルの宿泊が単に寝るだけだったための償いなのか、あるいはもともとオプションとして組み入れられていたのかわかりませんが、どちらにしろ参加者にとってはボーナスのようなものです)。 モーニングコールは5時で、6時30分にはバスに乗り込み、空港へ出発しました。バルセロナの空港はホテルから近く、7時には空港に到着しました。朝食はロビーでランチボックスをあわただしく食べました。すごいツアーですね。格安ツアーだから文句も言えません。飛行機は、9時45分にフランクフルトに向けて飛び立ちました。 12時過ぎにフランクフルトの空港に到着。直ちに空港の外に出て(EU内は国内扱いなので、確かに便利であることが実感できました)、用意されたバスに乗り込み、市内に向かいました。カサはなくても大丈夫でしたが、小雨がぱらついていて、いかにも冬のドイツという感じの天気でした。まずは、レストランでランチを食べ、その後クリスマス・マーケットが開かれている会場に向かいました。着いた会場は、大勢の人で大混雑でした。かなり広い広場に、たくさんの臨時の売店(飲食、クリスマス用品、おみやげなど)があり、地元の人々が大勢集まって、軽食を食べたり、ショッピングをしたりして楽しんでいました。雰囲気は家族連れで賑わう浅草の仲見世のような感じでしょうか。フリータイムが与えられたので、参加者はそれぞれ北欧ムードのマーケットを楽しみました。我々もローソクなどの小物をちょっぴり買いました。30分ほどあちこちうろついた後、再度バスに乗って空港へ戻りました。 |
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賑わうクリスマス・マーケット | 賑わうクリスマス・マーケット | クリスマス・ツリー | ソーセージ?売り場 |
15時ころ、空港に到着し、直ちに出国手続きを行い、17時55分発のルフトハンザ機で岐路の途に着きました。およそ11時間の実質フライトで、12時45分に羽田に無事到着しました。 これで、スペイン物見遊山ツアーの旅行記を終わります。最後までお付き合いしていただいた方には、お礼を申し上げます。 |
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