1. アイデアをデッサンする
2.
実物大にデッサンを書く(スケール出し)
3.
ボール紙で原寸大の模型を作る
4.
模型を分解し、それを型紙として銅板にケガキ、切り抜き

5. パーツ毎に、ナマシなどの操作を加え、叩いて立体に
6. パーツごとに、溶接をして仕上げる
7.
各パーツを組み立てる
8.
取り付ける

 

6] パーツごとに、溶接をして仕上げる

 

 

溶接をする前に何度もチェックをする。

洋裁の「針と糸」の代わりわりがこの溶接だが、「ほどく」ことはできないから慎重になる。

この工程で、BON氏の顔つきが険しくなる。

なぜだかわかりますか? ......

そう、溶接はとても危険の伴う作業だから。

周囲をきちんと片付けるのはもちろんのこと、大きな作品の場合には必ずマスクを当てて顔を保護するようきつく指示をされている。

彼は今鳥の嘴を取り付けている。この鳥は水道の蛇口のすぐ上に置かれるために、尾は三枚重ねて厚みをつけ、溶接をしっかりとするよう指示が出た。

なぜ?.....

「子供ってすぐにさわるだろう。壊されないようにしておかなくちゃね。」とBON氏。

子供の事をよく知っている。子供は好奇心が旺盛なのだ。

世の母親たちが、こんな視点で子供を見守ってあげられたら、黄色い金切り声を出す回数がグウンと減るだろうに。

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