1. アイデアをデッサンする 2. 実物大にデッサンを書く(スケール出し) 3. ボール紙で原寸大の模型を作る 4. 模型を分解し、それを型紙として銅板にケガキ、切り抜き
5. パーツ毎に、ナマシなどの操作を加え、叩いて立体に 6. パーツごとに、溶接をして仕上げる 7. 各パーツを組み立てる 8. 取り付ける
この段階に入ると、工房は突如工場と化し槌音がけたたましく響く。
銅板をナマシて柔らかくし、様々な型に当ててひたすら叩いて形作っていく。
用途に応じて、おびただしい数の道具を細かく使いわける。
バーナーでのナマシの作業。 作業は、当然のことだが、真冬も真夏も続く。猛暑の中、根のいる仕事に熱中している時の彼女が、はっとするほど美しかった。
「何にでも使える道具って本当は何にも役にたたないんだよ」 だから、どの作業にもピタリと決まる道具がいる。 使い込まれて黒光りのする道具は、それ事体美しい。
「何にでも使える道具って本当は何にも役にたたないんだよ」
だから、どの作業にもピタリと決まる道具がいる。
使い込まれて黒光りのする道具は、それ事体美しい。