石井清龍の本筮易


易日記

〜2003年はこちら
2004年1月〜4月はこちら
2004年5月〜6月はこちら
2004年7月〜8月はこちら
2004年9月〜12月はこちら
2005年1月〜 3月はこち
2005年4月〜 6月はこちら
2005年7月〜 2006年1月はこちら
2006年2月〜 2006年7月はこちら
2006年8月〜 2006年12月はこちら
2007年1月〜 2007年6月はこちら
2007年7月〜 2007年12月はこちら

2008年1月〜 2008年6月はこちら
2008年7月〜 2008年12月はこちら
2009年1月〜 2009年6月はこちら
2009年7月〜 2009年12月はこちら
2010年1月〜 2010年12月はこちら
2011年1月〜 2011年6月はこちら
2011年7月〜 2011年12月はこちら




2012年8月30日

  「不安な政府・不安な未来・どうなる未来

 久しぶりに渋谷に行ってきました。ハチ公辺りからスクランブル交差点の人の多さは昔からラッシュアワーの電車よりもすさまじいと思っていたが、人混みの多さが数年前よりも激しくなり、炎暑にふさわしい賑わいぶりの渋谷だった。
渋谷のメイン通りにあった古い店は無くなり、ほとんどがおしゃれなビルに変わっていた。
ビルの壁面には巨大な映画のスクリーンのような、正式な名前を知らないが、ストリートビジョンとでも言うのか、AKB48の元気いっぱいの映像やコマーシャルが流れ、夜の渋谷を活気づけている。垢抜けたビルが競い合うように自己主張しあい、エネルギッシュな若者の街になっていた。
ハチ公前では街頭演説の車が一台停まり、スピーカーで声を張り上げて演説している。この光景は昔から変わらない。
ただ一つだけいつもと全く様子が違っていたのは、普段は街頭演説に関心を示す人はいないのに、今回は街頭演説を聞く人が集まっていた。
しかも、聴く人達は直立整列し、日の丸の旗を体の脇に持っている。たくさんの日の丸が
並ぶ姿は緊張感がある。数えていないが50本はあったかもしれない。
演説の内容は、竹島と尖閣。
関係者が集まっていると理解したが、通り過ぎる人達までが足を止めて演説を聞いていた。
街頭演説に関心を示す。
これが以前の光景と全く違っていた。日本人の意識が変わって来ていると感じた。いじめられっ子と同じように、何をされても攻撃しない日本人かと思っていたが、過激な挑発を受けながら負け犬のような態度の日本政府に、一般人達が黙っていられなくなってきた。
韓国と中国の挑発がエスカレートし、今後どうなっていくのか、この険悪な
状態が落ち着くとは思えない。
国政や日韓・日中問題に戦々恐々とさせられている。
真剣に国政を憂い、一般人が未来を案ずるのを見るのは私の人生で初めてである。
わたしの知り合いの関心事は、仕事か人間関係か恋愛か趣味だった。
国政に関して占ってもらいたがる程関心を持つ人はいなかったし、政治に関しては自分たちの能力では出来ないものと暗黙の裡に感じていた。
そのため彼等は政治に関する悩みよりも、個人の悩みのほうが圧倒的に大きく、占いに相談するのは個人的なものばかりだった。
しかし、今の日本は、個人の不幸を悩むだけでは足りなくなってしまった。
我々の悩みは、個人の不幸と国の不幸の両方になってしまったのだ。
個人の不幸は自力で解決するしかないが、国の不幸は個人では対処できないと思っていた。
一般人の我々は、政治家に成るなど凡人の考えることではないと思ってきた。
そのために優秀な政治家の登場を期待したい。
自民がダメなら民主、民主がダメなら、まだ自民に戻ったほうがまだマシなのか? だが、民主も自民も同じ人物が党を行ったり来たり・・・結局いい人材がいない・・・と誰もが思う。
このままでは国の存続にすら危機感を持ち始めてきた。
そんな一般人が異口同音につぶやきだした。「自分は決してできる人間ではないし政治の事は無知だけど、ここまで愚鈍な国政ならば自分ですら政治家に成れると思いました。そしてまだ自分が政治家になったほうが良いと思うんですが、政治家になる事の運勢をみてもらえますか!!」
こんな意識がちらほらと生まれてきている。
闇の中の光は小さくても目立つように、国が悲惨になり、国が頼れないとわかって来ると、個人が立ち上がろうとする。
フランスを救ったジャンヌダルクのように闇が来ることによって光が現れる事を期待したい。
不安に駆られて、今後の日韓関係を占ってみた。
地文  天雷无妄   人文 沢山咸   天文 火水未済
本卦  水天需  主爻 水天需
之卦  水火既済 主爻 水天需

易の解釈
韓国の人達が日本に対して過剰な怒りを持っているのは韓国政府が国民に対して長い年月洗脳して来たからだ、と言える。
また日本は韓国を植民地支配していたという負い目から、韓国から何を言われても弁解する事や、説明して明らかにすることを怠って来たと、これも易の答え。
事実、戦後からずっと日本政府は、韓国に経済支援をどのようにしてきたのか何も明確にしていません。
日本が韓国政府に多くの経済支援をやってきている事を知らせる事をしないのは、沈黙は美徳とでも思っているかもしれないが、日本国民ですら日本の韓国・中国、諸外国に対する経済支援の明細を知らされていない。
経済支援をしているという言葉だけの言い回しでは何にも理解してもらえるものではない。
金額を明確に毎年決算報告書のように世界に示す必要があるのです。裁判でも「お小遣いをあげました」と言うだけでは誰も何も感じません。明確に詳細に何に対していくら支払っているか、過去からすべての金額を、詳細を、きちんと示して行くべきです。
日韓問題も日中問題も両国間だけで争って解決するものではないのです。
世界の表舞台に公明正大にこの問題を明らかにしていく政策こそが日本の取るべき策です。
長い年月、詳しい経緯や現状を示すことを怠ってきたのは日本の国の怠慢です。
韓国の国民は法律で決まったことを信じる以上に気持ちで理解し納得する国民です。
一般の韓国人は本質的には非常に人情家が多いのですから、日本が毎年やってきている経済支援を韓国国民にも日本国民にもはっきりと毎年きちんと報告するべきなのです。
その上でも、挑発し攻撃するのならば、経済支援を減らすのは当然の対応と言えます。
易では、支援を減らすにも全部打ち切ると決めるのは良くないと出ています。
韓国経済を破たんに追い込むことは日本にとっても得策ではないからです。
だから相手の挑発と恫喝に対して、日本は黙っているのではなく、徐々に支援を減らすのが良い対策と言えるのです。
この状態のままほうっておけば、韓国は世界中に日本を悪と認識させるのが使命である,と易は示しています。
だから、日本も国際的な場に韓国の問題を提起し、日本の立場を明確に公明正大に示すべきです。
竹島がサンフランシスコ講和条約で日本のものに決まったから日本の領土だと法的に決まった、だから竹島は日本の物だと主張するのではなく、歴史の深くまでさかのぼり、竹島の領有権を考察しなおす位に掘り下げて行き、世界の意識に判断して貰えるように諸外国に理解を求める事が大切なんです。
自己主張だけでは竹島の問題は永遠に終わりません。
しかし、今の戦々恐々とした日韓の緊張関係は次期韓国の大統領が変わる来年2月以降にはすっかり落ち着いていきます。
なぜなら、お互いの国にとって双方が円満に交流できるかどうかが双方の経済を良くする道だからです。
未来の韓国の経済状態は、努力家の国民性もありますが、日本から技術力を学びとり自国のものとして発展する力を持ち、日本を遥かにしのぐ経済力を持っていきます。
日韓関係よりも、もっと怖い運勢は日中関係です。
今後の中国はもっと過激に挑発してきて日本は手も足も出せないほど困窮する運勢がでております。
中国の今後の経済状態は、今からすでに大分内部では倒産している企業が増えているようで不安定な中国経済です。バブル経済が徐々に崩れてかけていますが、2年後の中国はもっと厳しさが深まりそうです。

日本の今後の経済状態
海外の優良企業を買収して利益を上げている日本なので、不景気と言いながらもなんとか下支えはしているために経済はわりと落ち着きを見せています。
ところが、日本は緻密さが足りない。世界一の技術やクオリティを持っている日本であると理解しながら、その技術を目先の利益のために売っているのが日本です。
技術力こそが日本経済を大きくさせる唯一の武器なのに、その大切な技術を韓国や中国の人達に安易に教えていたのは愚かな行為です。
ゆくゆく日本の会社で技術を得た外国人は、今以上に日本企業にダメージを与えます。
そのことによって日本企業が更に崩壊するのは明らかなのです。
韓国や中国は日本の技術を得ることが狙いなのです。
近い将来、それが災いして日本の製品価値が将来更に低くなり、日本はとんでもないほど景気が落ちていきます。
日本政府は遠い将来を目指すことが出来ず目先の利益だけしか考えていない子供のような脳みそだと易は言います。悔しいことです。
将来までの経済の安定を考えれば技術は守らなければなりません。
これを前もって防ぐことさえできれば、未来の日本経済も安定するはずですが・・これくらいの事はしてほしいですよね。これには国家的な進め方が必要です。
アメリカの今後10年間の経済は今から明るい兆しが出始めていますし安定していきます。
しかし、イギリスの今後5年間はさらに失業者は増え、気の毒な暗闇経済の状態です。

余談
あぁ〜〜〜痒くてたまりません。
今、ちょっとだけ庭に出て、花に水をやってきたのですが腕も足も、蚊に刺されてしまいました、7か所もぷくぷくに膨らんでしまいました。
腕も足も痒くてたまりません。
チクッと刺されたのが気付けばすぐにたたけるのですが、敵は針を刺していることを自覚させずにわたしが気付かぬうちにたくさん血を吸っていきます。
でも、蚊も刺したって判られると、すぐに殺されてしまうので、麻酔で刺したのが解らないように進化してきたのですね。
蚊ですら危機を知ることでこんな素晴らしい進化を遂げることが出来たのですから危機というのは、その危機を乗り越える力を生むことが出来ると元になると気付きました。
私たちは、311以降からとんでもない危機感の中で生かされていますが、この危機から意識の進化を遂げていくことが出来るのですね。
だって意識は体や細胞までも変化させます。
人間は蚊よりもはるかに優れています。
生きている限りいろんな危機がありますが、すべての危機こそ自分を鍛え、よりよく変化させてくれるものだと感じます。
だから、危機を嘆くのではなくて、危機こそチャンスと思う意識を持つべきですね。