石井清龍の本筮易


易日記

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2012年8月13日

  「因果応報

   自分の運命は、なぜ平均よりも劣るのか? なぜ、自分は人以上に苦労が多いのか?それは前世で悪い生き方をしてきたカルマなのか?
そんな質問をする人が多かった。
努力次第でどうにでもなる事や、本人の持つ素質は、運とは思いづらいが、どんな親から生まれるか、どんな環境で生まれるか、どんな身体で生まれるか、それは運だろう、と私は思っていた。
二人の父親に育てられた、と言う人から、
自分は普通の人のような一般的な人生を生きることが出来なかったが
それは何故なのだろうかと質問された事があった。
その時の易の答えに、お客様はとても驚かれた。
なぜなら、私がその質問者の環境を何も知らされていないにも関わらず、易が彼の先祖の環境や影響をしっかり把握していたからだった。
この質問に対しての易の答えは、彼は前世で資産家だった。
そして、性格は権威的で優越感がいっぱいで、自分本位な女好きな遊び人だった。
妻子がいても家庭を顧みない、子供を外にも作り、家庭では威張りちらし、弱い者(妻子)には暴力を平気でふるった。
自分の女遊びの結果、産まれた子供を同じ家に住まわせながら、面倒はすべて妻にまかせた。
暴君の主に家族はびくびくしながら生きていた。
暴言や暴行は当たり前のこの人物は家族を虐待したり心身を傷つける事によって、自分のイライラを発散した。
立場の弱いものを傷つけることに何の畏れもなかった。
彼が産ませた、正妻の子供と妾の子供は、父親(自分自身)の折檻と言える暴力によって躾けられた為、彼の息子たちも暴力をコントロールできない性格に育っていった。
しかし、こんな風に暴力的に育てた子供達が成人した頃、彼の死後、この世に再生し、彼は自分の息子の子供になって生まれて来た、と易が示した。
そのお客様は、頭を抱えながら、易の答えは、彼が自分の親から聴かされていた彼の御祖父さんそのままです、とおっしゃられた。
つまり彼の二人の父親は、彼の祖父が前世で産ませた正妻と妾さんの
子供であり、暴力的に育てられていた子供だった。
つまり、二人の父親の関係は、腹違いの兄弟だったが、その二人の仲は死ぬまで永遠に険悪だったそうだ。
このお客様は、家庭の事情で実の父親から育てられずに、父親の腹違いの弟にあたる人から育てられたそうだが、父親から恐ろしい程の折檻を受けながら育てられたと、話しながら、 「自分が蒔いた種を自分で刈らされているのですね」納得しました、と 素直に受け止めるお客様だった。
しかし、易でその人の前世を占って、こんな生き方をしていたと言われても、まったく証拠はない。
さらに、自分の前世の生き方のカルマを今世で背負うなどと決まっていたとしても、前世の自分の行為を何も覚えていないのだから反省する事は出来がたい。

そもそも、世界中に放射能を流しつづけ、食べ物も全てがすべて安全ではなくなり、太平洋側の魚は放射能汚染されている日本になってしまった。
ある千葉県の魚屋さんで、安全な魚を売りたいと真剣に取り組んでいる方がいる。彼の話によると、東京湾の汚染はもう危険だそうだし、本州と北海道の境界の海もかなり汚染されていると言う。日本海側はまだ安全だとのこと。いかとかタコは寿命が短いので放射能の蓄積も寿命の長い魚よりも安全と言えるそうだ。
安全な魚を仕入れてネットで売るような計画をしている魚屋さんである。
こんなふうに日本中に償いきれないほどの迷惑をかけてしまった事すら反省出来ない人もいるのだから、記憶にない前世の問題など、ますます反省するところまで気づくなんて難しい。
多くの相談者の質問とその人が知る環境と易の答えが一致する現実を何度も見させられてきて、私は輪廻というのは間違いなくある、と信じるようになった。
生まれてきた時に親を選ぶことが出来ない、環境も選ぶことが出来ない。
ハンデがある自分の境遇を嘆く人は沢山いるが、自分に与えられた生まれながらの運命、親、環境、健康が、自分の過去のカルマが原因の場合もある。
もちろんその人の苦労や苦しみがすべてカルマと言う事は言えない。
人間の魂は経験によって学んでいく。
学ぶためにあらゆる体験をするのも、大きな視点から見ると人間にとっての価値ある体験であるのだから、不本意な人生はカルマではなくてその人の魂の成長の為の糧でもある、と易は言う。
すべてに畏れを持てないといけない、たとえ小さな子供にでも畏怖を持たないといけない、と易を通して私は易の師匠から言われたことがあったが最近の嘆かわしい惨事などをニュースで観ると、この地球の未来は長くないのだろうと思える程で、思わず1000年後の日本を占ってみたら、千年先、日本は普通に生活を営んでいると言う答えが出てくれて、ちょっとほっとする。しかし経済力は世界の中ではあまりぱっとしていない。

自殺もいじめも原発も政治の有り様も、みんな畏れの無さから来ていると言えないだろうか。
滋賀県で起きた、13歳の中学生がいじめられて自殺した問題も被害者を取り巻く人々に畏怖心が無さすぎると思える。
被害者は自殺する前から、ゲームで負けてお金を巻き上げられていた、(そのゲームもずるいやり口だったらしい)ゲームに負けた金額を全額払えないと、高い利息を付けて借金の額が30万に膨れ上がらせていったらしい。 返せない借金を早く返せ、返せないなら死んでわびろ、と脅し、自殺の練習をさせた。 自殺した側の被害者の両親は、子供の様子からなんども学校に相談に行ったらしいが、学校側はいじめがあるとは理解していなかったようだ。
ネットによると、被害者は14階から仰向けで飛び降りた事になっている。
しかし、高い所から落ちれば頭は陥没し割れたりするのに、彼の顔も頭も綺麗で何の傷もないらしい。彼の荷物が14階に置いてあったが、仰向けで飛び降りるのは不自然なので、自殺ではなくて他殺ではないのかと疑いもある。これらのことはマスコミやネットで言われていることである。
占いごときで人の行為を断言するべきではないし、占いとは言え、証拠もない事を決めつけるのは軽率だが被害者は本当に自殺だったのか、死ぬ時の状態を易で見た。
出た卦を観ながら、「あぁ〜〜そうだったんだろうと」納得してしまう私だった。
易の答えはあくまで占いなので、皆さんも占いの答えをあくまで可能性としては考えられる程度で受け止めていただきたい。また加害者が誰だと特定しているわけではないが。
自殺か他殺かどちらかと言えば、神様の目から見れば他殺だが、加害者の目から見れば自殺だと易には示された。
加害者たちは、彼が自殺するのを、リアルな死を観ることを娯楽の様に鑑賞していた、と易には出る。 (マンションの防犯カメラに当日の出入りしたものが残っていないのだろうか?)でも加害者たちは自殺した男児に一切の手を加えることはしなかった。
観るだけ、だが言葉巧みに、「約束を果たせ!借金を返せ!返せないなら 死ぬって約束しただろう!約束も守らないのか!」。
被害者は、受け身で拒絶できない気質であり、自我を出すことが出来ないまま、 特に母親の事をとても好きだったようだ、最後までおかあさん!!ごめんなさいと思いながら、飛び降りるしかない心境で死んでいった。
だから、加害者たちは、僕らは殺していない、彼が勝手に死んだだけだ。 死にたくなければ死ななきゃいいんだ、と思っている。
あくまでも占いに出た答えであって真実ではないかもしれないが、 自殺させる以前に、加害者が恐喝していたことは間違いないのだから、恐喝罪が適用されるべきだって思う。
加害者の未来の運勢を占うと、自分本位な気質が強く、協調性が弱いので、対人関係でも信頼が得られず、どんな仕事をしても対人関係でぶつかり苦労は多い、加害者たちの未来の仕事運も人生もかなり厳しいと易に出たが、占わなくても、加害者たちが良い運勢を生きれるとは誰も思っていないだろう。
自分のまいた種の因果を自分で刈り取る人生が彼等の未来にある。
せめてもの幸いは、彼等が年老いてから、自分のやった行為を 酷いことをしたと後味悪く思い出し後悔する事だった。
さらに加害者達の來世がどうなるのかと占ったが、來世は山風蠱 と 雷山小過 地火明夷と並ぶ、易の卦の最悪な意味のものばかりだった。
どんな人生なのかはあえて書かないが、思い通りに成れない苦しみの運勢である。
一年の運勢ですら、こんな運勢がでたら生きていられるかと不安になるが、これが一生の運勢とは恐ろしすぎる。

どうして自分だけがこんなに悲惨な運命なのだろう?と自分の運命を嘆き苦しむ事によって、そこからやっと内なる彼等の魂が、自分の意識の在り方に カルマがあるのかもしれない・・・と疑問を持つようになって、まっとうな気持ちを持つ事の大切さを考える切っ掛けになるらしい。
人間と言うのは、うまく行っている時には自分の事を顧みる事が出来づらいようだ。

もう一つ、T電OL殺人事件で冤罪となった氏の前世を占ったところ、彼は前世で国家権力から指令に従い裁判の判決をくだす仕事についていた。
つまり、はっきりと犯罪の証拠のない相手に対して、国の指令と言う理由から、証拠のない人間に罪を確定したことがあった、と、そういう答えが易に出た。
このたび、彼が日本で無実による長い期間の刑務所での拷問や刑期は彼の前世のつけを、今生で支払った事になったらしい。
今回の彼は無実でありながら、証拠不十分で有罪としてでっち上げられたのもおそらく見えない権力によって作り上げられたものだったのだろうが、そう考えると、因果応報のカルマが自分のやってきた行為に戻ってくる畏れを知れば、今だけ良くてもという考えにはならないだろう。
氏を冤罪にした関係者も、この世でのツケを出来る限り作らないように気を付けた方が良いと思う。

何か目立つ事件を起こす度、その事件にかかわってきた人の前世と来世を占ってきたが、日本の原発問題の責任者たちの来世も占った。
すさまじい程の恐ろしい卦ばかりが、彼らの來世に出てしまった。
易を信じ無い人にとって、悪い卦が出るのは、たまたまの偶然だと言うだろう。
しかし、偶然ならば、64個ある易の中で、最悪の意味を示す卦だけが何度占っても出るって、偶然にしては不思議過ぎないだろうか?
わたしが嘘を書いていると思うだろうから、彼等に自分で占わせてみたいと思う。
偶然に答えが出るならば、5回占って、5回とも同じ悪い卦は出ないはずだが、原発問題の責任者には何度占っても悪い卦しかでない事を彼等に実地に体験させて、畏れの大切さを理解してもらいたいものだ。

地盤の悪い所に危険な原発を建てる畏れを持たないといけない、被害が起きれば海外や九州方面に逃げれば無事だと思っているようだが、因果応報からは逃げ切れない。
ちなみに、原発問題の引き起こしの決定に携わった責任者の来世は、公害病のハンデを持った身体で生まれてくるらしい。 そして公害を生み出した相手に怒りと恨みを持ち続ける人生を生きる。
自分がした行為を自分がしたとは気づかずに恨む人生が彼等の来世とは。。。
今だけが良ければ得だと思って生きている人は多い気がするが、因果応報のカルマがあることを知っていれば、目先の得よりも長期戦の幸せにが得られる思える。
因果応報を畏れて悪いことが出来ないと言うのも、すがすがしいとは言えないが何にも畏れが無さすぎるよりも良い事ではないだろうか。

ホルムアルデヒドを流してしまった企業がT電の子会社だったこともネットと某新聞には出たが、週刊誌やテレビではあえて報道しない。
なぜ報道しないのか、怖すぎて私も書けない。
しかし、こういう環境で生きなくてはいけない我々は因果応報なのか、学びとして素晴らしい体験をさせていただいているのか?

困っちゃうね 。。