「おなか健康!不老の秘訣!?」
  とし坊 の読んで得する健康情報
No.7 【食品・栄養・ビタミン・サプリメント関連情報】


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2006/09/03
スダチの搾りかすに血糖値抑制効果、徳島大教授ら発表 
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/iryou_news/20060830ik07.htm
     YOMIURI ONLINE > 医療と介護 > ニュース 2006/08/30 
 スダチの皮などの搾りかすに、血糖値の上昇を抑える効果のあることが、徳島市農協と共同研究した徳島大薬学部の高石喜久教授(生薬学)、土屋浩一郎助教授(薬理学)らのラットを使った研究でわかった。
 スダチ特有の「スダチチン」など19種類の有機化合物の中に、血糖値を下げるインシュリンの働きを助けるものがあるとみられ、徳島大は同農協とその効能についての特許を出願したという。
健康志向食材、商品化へ農水省が力 老化防止トマトなど  
  http://www.asahi.com/health/news/TKY200608270201.html
   ----asahi.com 健康 健康・生活 2006/08/28 
 健康へのプラス効果が期待される食材や素材の開発に、農水省が来年度から本腰を入れ、同省の独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構などで開発した食材、素材の商品化を本格的にスタートさせる。
 期待されるのは、抗酸化作用があるリコピンを多く含む「高リコピントマト」や血圧上昇を抑えるギャバが豊富な胚芽を大きくした「巨大胚芽米」など。既に商品化されものもあり、花粉症緩和に効果があるメチル化カテキンを普通の緑茶の数十倍も含むお茶「べにふうき」は、飲料メーカーのアサヒ飲料が今年から一部で販売している。

2006/08/26
コエンザイムQ10、業界団体が安全性情報収集  
  http://www.asahi.com/health/news/TKY200608230296.html
   ----asahi.com 健康 健康・生活 2006/08/23 
 老化防止に効果があるといわれている健康食品「コエンザイムQ10」について、内閣府食品安全委員会が健康に与える影響を評価していたが、データ不足のために摂取量の上限を決めるのは困難としていたが、業界団体の日本健康・栄養食品協会は、1日当たりの摂取目安量が30mgを超える商品を対象に安全性情報を収集することを明らかにした。
[探健くらぶ]コエンザイムQ10…老化防止 効果は「?」  
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/iryou_news/20060821ik07.htm
     YOMIURI ONLINE > 医療と介護 > ニュース 2006/08/20 
 エネルギー作り助ける 重大な副作用報告なし
 コエンザイムQ10は、体の中にあるごく普通の物質。“エンザイム”は酵素、“コ”は補う、という意味。細胞内でエネルギーを生みだす時に、酵素を助けて働く、なくてはならない存在。老化に係わる活性酸素を消す抗酸化作用もあり、年齢とともに減ってくるという。
 国立健康・栄養研究所の健康食品情報収集を担当する薬学博士の梅垣敬三さんによれば、「ビタミンや鉄、カルシウムなどと違い、そもそも体に必要な量は現時点でははっきりしていません」とのことです。また梅垣さんたちは、コエンザイムQ10に関する世界中の医学的な研究論文を集め、信頼性の高い臨床試験の一覧をインターネット上に公開しているが、現時点では寿命や老化防止の効果を調べた臨床試験が無いという。
 コエンザイムQ10は、レバー・イワシなどに多く含まれ、血液中の約4割は食べ物で摂った分と見られているが、体内でも作られので必ず外から補わなければならないというものでもない。もともと日本では心不全の薬として1973年から使われており、1日に飲む量は30mg。それより多く含まれる商品も流通している。既に90年代から広く錠剤やカプセルが売られている米国を含めても、これまでに世界中で命にかかわる重大な副作用は報告されていない。

 ▽国立健康・栄養研究所

とろろ昆布、中性脂肪の上昇を抑制  
  http://www.asahi.com/health/news/OSK200608210148.html
   ----asahi.com 健康 健康・生活 2006/08/21 
 フジッコ(神戸市)と東京海洋大大学院の矢澤一良教授との共同研究によれば、昆布を薄く削った「とろろ昆布」に血中の中性脂肪値の上昇を抑える作用があり、29日に開催される日本食品科学工学会で発表する。
 昆布を薄く削ることで細胞が細かく切断されて、中性脂肪値の上昇を抑える水溶性食物繊維が体内に取り入れ易い状態になるためだという。

 ▽フジッコ > プレスリリース 2006.8.18 > とろろ昆布が血中の中性脂肪の上昇を抑えることを証明


2006/08/20
知りたい:「牛乳有害」って本当? 栄養学的には少数派 
  http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/kenko/archive/news/2006/08/20060818dde001040013000c.html
     毎日新聞暮らし健康 2006/08/18 
 「健康飲料」の代表格の牛乳を「有害」とする説が書籍やネット上で取り上げられ、波紋を広げているという話題について。
 端緒となったのは、米国在住の胃腸内視鏡外科医・新谷弘実氏著となる「病気にならない生き方」(サンマーク出版)だが、著者の長年の臨床経験から導き出した食生活の改善法をまとめたもので、牛乳に関する記述が特に注目され、更に、環境ホルモンの観点からの有害説も登場しすそ野が広がったもの。
  • 卵巣がんリスク上昇
  • 子牛用飲むの不自然
  • 工業化飼育法に問題
 牛乳に含まれるカルシウムの摂取源として牛乳は有益でないとする根拠の一つが、骨粗しょう症との関係。
牛乳摂取量が多い欧米の高齢者の大腿骨頸部の骨折率は、日本より高いために「牛乳は防止策にならない」とする説に対し、体型の差だとする説もある。

 子牛の成長を促す牛乳には、硫酸エストロン等の女性ホルモンが含まれており、佐藤章夫・山梨医科大名誉教授によれば、「硫酸エストロンはビスフェノールAなどの環境ホルモンよりも強い」という。これに対し、山口大農学部の中尾敏彦教授(獣医学)は「牛乳からホルモンを摂取しても、女性の体内のホルモンの量に比べれば微々たるもの」と疑問を呈す意見もある。

 有害の一つとして、「牛乳は子牛が飲むもので、人が他の哺乳動物の乳を飲むのは不自然」との考え方がある。
 酪農学園大大学院の中野益男教授(環境生化学)によれば、最近の牛の飼育法が工業化され、牛の生理に合わなくなっている問題があるという。

ザクロジュースが前立腺癌の進行を抑制 
  投与中8割超える患者でPSA倍加時間が延長、米UCLA大の研究 
  http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/hotnews/int/200608/501195.html
     日経メディカル オンラインHot News 2006/08/18 
 米カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)のAllan J. Pantuck氏らが、Clinical Cancer Research誌2006年7月1日号に発表したところによれば、前立腺癌患者に毎日約240mLのザクロジュースを摂取させて、前立腺特異抗原(PSA)に与える影響を調べたところ83%の患者でPSA倍加時間の有意な延長が確認された。患者血清を用いたin vitro実験でも、抗酸化活性の上昇や、前立腺癌細胞株に対する増殖抑制と細胞死誘導作用が確認されたという。

 強い抗酸化作用をもつザクロ由来のフィトケミカルが、in vitroで前立腺癌細胞株の増殖を抑制することは既に知られていたが、植物に含まれるフィトケミカル(植物化学物質)には、抗酸化作用などによって癌予防に役立つ可能性を示すことが確認されたもの。

 ▽論文の原題:「Phase II Study of Pomegranate Juice for Men with Rising Prostate-Specific Antigen following Surgery or Radiation for Prostate Cancer

トウガラシに食後の高血糖予防効果あり / 太っている人ほど効く! 
 http://nh.nikkeibp.co.jp/nh/supli/2006/060815_02.shtml
    日経ヘルス  「サプリ&機能性食品」ニュース 2005/08/15
 このほど発表されたオーストラリアでの研究(Am.J.Clin.Nutr.;84,63- 69,2006)によれば、トウガラシに含まれる辛み成分「カプサイシン」は、食べた物を体内で熱に変える作用を持っており、肥満や糖尿病の原因となる食後の高血糖を抑える作用を持つことがわかったという。その効果は、肥満気味の人ほど高かった。
 この研究では、チリソースが使われており、1日に食べた量は生のトウガラシ16.5g分とかなりの量。乾燥トウガラシの粉末で換算するとティースプーン4〜5杯分になる。
スイカの栄養価高めるには常温保存が一番 
 http://health.nikkei.co.jp/hsn/news.cfm?i=20060810hj001hj
     NikkeiNet いきいき健康 米国発ニュース 2005/08/10
 米農務省(USDA)サウスセントラル農業研究所(オクラホマ州)のPenelope Perkins-Veazie氏が「Journal of Agriculture and Food Chemistry」8月9日号に発表したところによれば、スイカは常温(室温)で保存する方が高い栄養価が期待できるという。
 スイカの果肉の赤い色は、トマトと同じカロチノイド色素リコピンによるもので、量は少ないものの、βカロチンが含まれ、このような抗酸化物質には、細胞を傷つけ癌の原因となるフリーラジカルを無害化するはたらきがある。
 常温で保存した2週間後のスイカは、カロチノイド含有量が品種により11〜40%増大した。低温では酵素の活性が低下するために果実の成熟が止まるのではないかと推測される。

▼原文
 :Watermelons Are Healthier When Served Warm


2006/08/03
ローヤルゼリーが骨粗しょう症予防に有望 
 http://nh.nikkeibp.co.jp/nh/supli/2006/060725_01.shtml
    日経ヘルス  「サプリ&機能性食品」ニュース 2005/07/25
 山田養蜂場は、静岡県立大学、福岡医療短期大学と共同で、国際学術誌「eCAM」に発表したところによれば、ローヤルゼリーが骨密度の減少を抑え、骨中のカルシウム量を増やすことをラットの試験で確認したという。

 ローヤルゼリーは疲労回復や抗老化を目的に、古くから服用されているミツバチの分泌物で、海外の論文誌への論文掲載は国内外で初めてという。
 山田養蜂場によれば、更年期症状を持つ女性において、一日700mg〜1200mgのローヤルゼリーが更年期症状などの改善効果を持つことも確認しているという。


2006/06/25
コーヒーが肝硬変リスクを軽減 
 http://health.nikkei.co.jp/hsn/news.cfm?i=20060622hj001hj
     NikkeiNet いきいき健康 米国発ニュース 2005/06/22
 米国の非営利医療保険組織Kaiser Permanenteの研究グループが、米医学誌「Archives of Internal Medicine」6月12日号に発表したところによれば、コーヒーを飲むことで、飲酒による肝疾患を予防できる可能性があるという。
 1978〜1985年の検査時に肝疾患が無く、アルコール、茶、コーヒーの消費量に関する情報が得られた125,000人余りのデータを分析したところ、1杯/日 コーヒーを飲んでいた集団は、アルコールによる肝硬変の発症率が22%少なかったというものだが、研究を率いたKlatsky博士は、肝疾患は大量飲酒に起因する多数の問題の一つにすぎないので、あくまでも飲酒は控えるべきだと述べている。

▼原文 :
  Coffee May Cut Cirrhosis Risk


2006/06/18
果物は切っても保存しても栄養価値は意外と長持ち
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/nh/nh_news/426768
   ----日経ヘルス Topics 2006/06/12 
 雑誌「農業と食品化学」(Journal of Agriculture and Food Chemistry )2006年6月14日号に発表された、カリフォルニア大学デービス校のアデル・カデール教授らの研究によれば、新鮮なパイナップル、マンゴ、カンタロープ(マスクメロンの一種)、スイカ、イチゴ、キウイを使った実験で、いずれの果物も、摂氏5度の冷蔵庫に9日間保存した場合、切ったり、袋に入れておいた場合でも、ビタミンCやその他の抗酸化作用のある物質は失われておらず、栄養価値に変化はなかったという。
ファイトケミカル:「第7の栄養素」 がん予防、アレルギー改善の力秘め
  http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/kenko/archive/news/2006/06/20060615ddm013100164000c.html
     毎日新聞暮らし健康 2006/06/15 
 野菜や果物に含まれる植物性化学物質「ファイトケミカル」は、最近の研究からがん予防やアレルギーの改善にも役立つことが確認されており、「第7の栄養素」と言われるている。 そのファイトケミカルのパワーと食生活への上手な取り入れ方についての解説記事。

◇淡色野菜や果物に約1万種
 従来、栄養素といえばタンパク質、炭水化物、脂質、ビタミン、ミネラルの五つを指したが、食物繊維に続く7番目の栄養素として「ファイトケミカル」が浮上している。

 キャベツ、タマネギ、ダイコンなどの淡色野菜やバナナ、パイナップルなどの果物に多く含まれ、代表的なものはアントシアニン、カテキン、大豆イソフラボンなどで、約1万種類あるといわれ、病気そのものを予防したり改善する力が有ることが判ってきている。

◇白血球を増やし活性化
抗がん剤と同じ効果を示す野菜  白血球は、体内に侵入した異物やがん細胞、ウイルスなどを殺したり弱める働きがある。植物の中には、この白血球の動きを高める成分が含まれていることが判ってきた。

 野菜としては、ニンニクやシソ、タマネギ、ショウガ、キャベツ、長ネギ、果物としては、リンゴ、キウイ、パイナップル、レモンなどが白血球数を増やす。
 キャベツやナス、ダイコン、ホウレンソウなどの野菜は、白血球に含まれるTNF(腫瘍壊死因子)を増やし、その濃度は抗がん剤やインターフェロンよりも高くなることが判明した。

 果物もバナナ、スイカ、パイナップル、ブドウなどが白血球を活性化する力がある。
 要は、野菜・果物を沢山食べることで、白血球を活性化して「がん」は勿論、高脂血症や動脈硬化、糖尿病等の生活習慣病や肝臓病、アレルギー疾患にも効果が期待できるということのようだ。

 ◇摂取に便利な常備菜を
 ファイトケミカルを十分に摂るには、淡色野菜をゆでたり炒めたりして食べ易くし、摂取量を増やすことが大切。また量だけでなく食べる種類を増やすことも重要だ。


 上記の記事にも紹介されている「ファイトケミカル」を、毎日確実に沢山摂るための秘訣が紹介されています。
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2006/06/10
ニンジン煮て美肌、ベータカロチン摂取が「生」の1.6倍
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/iryou_news/20060609ik09.htm
     Yomiuri-Online・・ 医療と介護 医療ニュース 2006/06/09 
 ニンジンは、ゆでて食べると、色素「ベータカロチン」の体内への吸収率において、生の場合に比べ摂取後6時間で平均1.4倍、8時間で1.6倍に高まることが、伊藤園中央研究所などの研究で判った。
 にんじんに含まれるベータカロチンは、紫外線から肌を守る効果があるとされており、ゆでたニンジンを基に作った野菜果汁を飲んで、肌の状態を調べた別の実験では、摂取後8週間で シミの面積が減少すしたという。
ゆでたニンジンのβカロチンの高吸収率を確認
   / ジュースのほうが生よりも効率良く摂取できると発表  
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/a027/426765
   ----日経ヘルス  サプリ&機能性食品 2006/06/09 
 伊藤園中央研究所は、ニンジンに含まれるβカロチンは、ゆでたほうが生のまま摂取するよりも体内に吸収され易いことを確認し、5月27日に京都府立大学で開催された第444回日本農芸化学学会関西支部例会で発表した。
 βカロチンは、ニンジンやブロッコリーなどの緑黄色野菜に多く含まれる色素で、消化吸収されたあと、ビタミンAに変わる。また、抗酸化作用があり、動脈硬化などを防ぐ効果もあるとされている。

 ▼伊藤園 >  [ニュースリリース]2006.5.19 >
   βカロテンは生よりもゆでたにんじんからの方が体内への吸収率が高いことを確認

  http://www.52rymn.com/
   ----小山さんのページ 
 ビタミンとストレスの関係を知ることが出来る、中身の濃いページです。

小山さんの自己紹介文:
 様々な「ストレス」に対し、「ビタミン」の力を用いて対抗し、克服していく方法をご紹介しています。
  ビタミンの事を書いてある色々なHPはあるとは思いますが、このサイトではよりわかりやすく説明しているつもりです。


2006/06/03
黒豆由来のアントシアニンが脂肪蓄積を抑える 高脂肪食ラット1カ月の試験で、脂肪増加を抑制  
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/a027/426736
   ----日経ヘルス  サプリ&機能性食品 2006/06/02 
 フジッコと静岡県立大学の共同研究で、このほど開催された第60回日本・栄養食糧学会大会で報告されたところによれば、黒豆の皮に含まれる黒いポリフェノール、アントシアニンにお腹まわりの脂肪の蓄積を抑える効果があることが、ラットを使った実験で判ったという。
 実験では、肝臓に蓄積される脂肪の量にも大きな差が出た、また血液中のコレステロール値も下がり、中性脂肪値も減る傾向になったという。
ホヤにアルツハイマー予防効果
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/iryou_news/20060601ik0d.htm
     Yomiuri-Online・・ 医療と介護 医療ニュース 2006/06/01 
 海に生息するホヤなどに含まれる脂質「プラズマローゲン」がアルツハイマー病を防ぐ効果を持つことことを、東北大大学院農学研究科の宮沢陽夫教授(食品学)らが、ラットを使った動物実験で突き止めた。来年にも錠剤の健康食品として発売されるという。
 アルツハイマー病患者の脳内ではプラズマローゲンが通常より3割程度減少していることがわかっていた。宮沢教授らは、細胞の培養実験の結果、プラズマローゲンに神経細胞死を防ぐ効果があることを突き止めたもの。

2006/05/27
チーズが内臓脂肪の蓄積を抑える 
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/nh/nh_news/426690
   ----日経ヘルス Topics 2006/05/24 
 雪印によると、国産のゴーダチーズを配合した餌をラットに与え、チーズ以外の餌を食べたラットと比較した研究によれば、血液中の中性脂肪と総コレステロールの濃度が、チーズ以外の餌を食べたラットに比べて低下し、腸管の間に蓄積する内臓脂肪の量も減少したという。
 内臓脂肪型肥満で問題になる血液中の、脂肪細胞が分泌するたんぱく質「アディポネクチン」の濃度もチーズを食べていると保たれることがわかった。

 ▼雪印 > Press Release > 【2006.05.12】 チーズが内臓脂肪の蓄積を抑えることを検証しました

見直そう、お酢の力 メタボリックシンドロームにも効果 
  http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/kenko/archive/news/2006/05/20060524ddm010100125000c.html
     毎日新聞暮らし健康 2006/05/24 
 お酢は身近な食材だが、意外にその効用が知られていない。肉を軟らかくしたり魚の臭みを減らすなど、隠し味としての調味料にもなるが、最近は高血圧や高血糖、高脂血症などの予防・改善、疲労回復など、さまざまな効果が科学的に分かってきた。

■高血圧
 高血圧の成人が15ml、30mlのリンゴ酢を含むドリンクを毎日、8週間飲んだところ、酢を飲まないGrに比べ、血圧が下がった。
■糖尿病
 食事時に酢を一緒に取ると食後の血糖値の上昇が抑えられるという。
■内臓脂肪症候群
 メタボリックシンドロームの予防・改善策として、運動はもちろんだが、食べ過ぎを戒め、減塩に努めることが大事。
 できるだけ野菜を多く取り、油の少ないさっぱりした食事がよい。
 ここで威力を発揮するのが酢で、塩やしょうゆの代役になり、食塩の摂取を減らせられる。
■カルシウム補給
 シジミやアサリのスープに穀物酢を少々加えると、貝からミネラルが溶け出し、カルシウムの摂取量は数倍に増える。
■防腐効果も
 細菌の増殖を抑える作用のある酢は食中毒の防止にも役立つ。


2006/05/14
食品安全委:大豆イソフラボンは30ミリグラム−−食事外摂取の上限値決定 
  http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/kenko/archive/news/2006/05/20060512ddm041100029000c.html
     毎日新聞暮らし健康 2006/05/12 
 食品安全委員会(寺田雅昭委員長)は、食事以外に特定保健用食品として「大豆イソフラボン」を摂取する場合、上限値を 30mg/日 とすることを11日に正式に決めた。妊婦と15歳未満の子どもは、胎児や生殖機能などへの影響が懸念されるため、食事以外の摂取は推奨できないとした。

 イタリアでは、食事を含めた上限摂取量を 70〜75mg/日を目安としており、日本人については国民健康栄養調査から平均的な摂取量を 16〜22mg/日 と推計。上乗せ摂取が 30mg/日 以下ならば、1日の上限値を下回ると結論づけた。

豆ダイエット被害の原因はレクチンか 
  http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/hotnews/int/200605/500398.html
     日経メディカル オンラインHot News 2006/05/10 
 番組紹介の白インゲンダイエット被害は数百件に、TBSがホームページで告知・謝罪

 問題のダイエット法は、5月6日放送の番組「ぴーかんバディ」で紹介した「白いんげん豆ダイエット法」。番組を見て実践した人が、激しい嘔吐や下痢などの食中毒症状を訴えていたもの。
 ダイエットに効果があるとされる成分はシロインゲンマメに含まれるファセオラミンと呼ばれる物質。 詳しい原因はいまだ不明だが、生豆に含まれる「レクチン」と呼ばれる蛋白質などの成分が加熱不十分な状態で残り、これが胃腸の粘膜に炎症を起こし、嘔吐や下痢の症状を引き起こした可能性が高いという。

▼TBS>番組「ぴーかんバディ」>「白いんげん豆ダイエットへのご注意

メラトニンの催眠効果は昼間に飲んでこそ効く  
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/nh/nh_news/426622
   ----日経ヘルス Topics 2006/05/09 
 ボストンにある「ブリガム女性病院」(Brigham and Womens's Hospital )のチャールズ・ツァイスラー博士らが、雑誌「睡眠」(Sleep )2006年5月1日号に発表したところによれば、メラトニンの催眠効果は、昼間に飲ませた場合に有効であることがわかったという。
コレステロールや中性脂肪、納豆が効果的 佐賀県有田町住民を調査 
  http://www.asahi.com/health/news/OSK200605020051.html
   ----asahi.com 健康 健康・生活 2006/05/02 
 国立循環器病センターの北風政史・臨床研究開発部長らと、佐賀県有田町などが共同で住民を対象に実施した調査結果によれば、血中のコレステロールや中性脂肪が多い人には納豆が効果的なことが判った。

 血圧、脂質、血糖、肥満のいずれかの指標が高い47〜81歳の男女52人に約1カ月間、朝食に30gの納豆を日常的に食べてもらった結果、高コレステロール群では平均7.7%、高中性脂肪群では平均12.9%、血中濃度が低下した。


2006/04/23
緑茶・コーヒーに糖尿病予防効果 全国1万7千人調査 
  http://www.asahi.com/health/news/TKY200604190516.html
   ----asahi.com 健康 健康・生活 2006/04/20 
 40〜65歳の日本人男女で、糖尿病やがん、心臓病になっていなかった17,413人を調べた文部科学省の研究費による大規模調査の結果、大阪大の磯博康教授(公衆衛生学)らが、18日付の米国内科学会の専門誌に発表したところによれば、 緑茶を6杯/日以上飲む人は、1杯/週未満の人に比べて糖尿病の発症リスクが33%少なく、コーヒーを3杯/日以上飲む人も、1杯/週未満の人に比べ42%少ないという。
 コーヒーの糖尿病予防効果は欧米などの研究で指摘されていたが、今回、緑茶の効果も明らかになった。
朝鮮ニンジンが乳ガン患者に好影響  
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/nh/nh_news/426545
   ----日経ヘルス Topics 2006/04/18 
 雑誌「米疫学ジャ−ナル」(American Journal of Epidemioloy )の2006年4月1日号に掲載されたジンセン(朝鮮ニンジン)と乳ガンとの関係を調べた研究報告によれば、1455人の乳ガン患者のデータを分析したところ、いずれの患者も、通常のガン治療(術、化学療法、放射線)を受けており、サプリメントのジンセンをなんらかの形で使っており、その割合は、以前よりジンセンを飲んでいた人が27%、診断後ジンセンを使用した人は63%だった。その後の5年間の経過を調べると、診断前からジンセンを使用していた人では再発やガン死の割合が30%低いという。
米ぬかに血圧、脂質、血糖値下げる成分 
  http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/hotnews/int/200604/500226.html
     日経メディカル オンラインHot News 2006/04/17 
 東北大学農学研究科食品機能健康科学講座のArdiansyah氏らが、J. Agricultural and Food Chemistry誌電子版に2006年1月27日に報告したところによれば、米ぬかには多様な抗酸化物質が含まれており、米ぬか由来の成分を添加した飼料により、脳卒中易発症高血圧自然発症ラット(SHRSP)の血圧を下げることに初めて成功した。血圧だけでなく、血中脂質量、血糖値も下がったほか、酸化ストレスの減少も見られたという。

▼論文の原題:「Rice Bran Fractions Improve Blood Pressure, Lipid Profile, and Glucose Metabolism in Stroke-Prone Spontaneously Hypertensive Rats


2006/04/15
コエンザイムQ10:安全性評価先送り 
  http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/kenko/archive/news/2006/04/20060407ddm041040170000c.html
     毎日新聞暮らし健康 2006/04/04 
 老化防止に効果があるとされる健康食品の「コエンザイムQ10」について、政府の食品安全委員会(寺田雅昭委員長)は、データ不足などを理由に具体的な議論を見送っていたが、安全性評価を求めている厚生労働省に質問状を出し、回答を待って再検討することを決めた。
マグネシウムでメタボリックシンドロームのリスク低下 
 http://health.nikkei.co.jp/hsn/news.cfm?i=20060406hj001hj
     NikkeiNet いきいき健康 米国発ニュース 2005/04/06
 米医学誌「Circulation」3月28日号に掲載された、米国人約4,600人を対象として1985年に開始された研究報告によると、糖尿病や冠動脈疾患につながるメタボリックシンドロームの罹患率低下に、マグネシウムの豊富な食品が役立つことが判明した。
 今回の研究の特色は、開始時点で20歳代という若年者を主に対象としている点で、マグネシウム摂取量の多い人は、その後の15年間のメタボリックシンドローム発症リスクが31%低くなることより、若い人も健康的な食生活に関心をもつことが必要のようだ。
ビタミンCが老化を抑制 
  http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/hotnews/ext/200604/500091.html
     日経メディカル オンラインHot News 2006/04/04 
 東京医科歯科大や東京都老人総合研究所が、米科学アカデミー紀要(電子版)に4日発表したところによれば、ビタミンCに、生物の老化の進行を抑える可能性があることを確認したという。ビタミンCが加齢に関係することを科学的に証明したのは初めてだと発表。
ビタミンC:老化防ぐ? 不足のマウス、老い4倍加速−−東京医歯大など研究チーム 
  http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/kenko/archive/news/2006/04/20060404ddm041100092000c.html
     毎日新聞暮らし健康 2006/04/04 
 東京医科歯科大と東京都老人総合研究所などの研究チームが、4日付の米科学アカデミー紀要の電子版に発表したところによれば、ビタミンCが不足したマウスは通常のマウスに比べ、4倍以上老化が速く進むという。
アガリクス:あるのか?抗がん効果 副作用の疑い例も 
  http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/kenko/archive/news/2006/04/20060403ddm013100071000c.html
     毎日新聞暮らし健康 2006/04/03 
 厚生労働省は、2月にキリンウェルフーズ社が発売する「アガリクス」製品のうち1商品が発がんを促進したとの動物実験結果を発表し、発売元のキリンウェルフーズ社は回収に踏み切った。この話題について・・・・。

    ◆「顆粒」から発見、発がん促進作用
       問題の製品は、アガリクスを乾燥させて粉末化し、顆粒状にした「キリン細胞壁破砕アガリクス顆粒」。国立医薬品食品研究所が実験を担当し、発がん物質を投与したラットに「顆粒」を食べさせたところ、食べさせなかったラットに比べ、がんになる割合が高くなった。他の2社の製品でも同じ実験をしたが、異常は出なかった。

       調査は、流通している3社の3製品を抽出して実施しただけで、アガリクス製品に発がん促進作用があるのか、「顆粒」だけなのかは不明のまま。

    ◆安全性検証には高額費用が必要
    ◆副作用の疑い例も
       医師グループのキャンサーネット・ジャパンが、各種の健康食品について医学論文を総ざらいし、「抗がんサプリメントの効果と副作用徹底検証!」(三省堂)という本にまとめたが、アガリクスについて効果を示した論文はなかった。
       大阪府立成人病センターの佐々木洋・消化器外科部長らが、'05年の日本肝臓学会で発表したところによれば、肝臓がん患者に対しての再発予防効果も副作用も無かったという。
       副作用の疑い例として、国立がんセンターの医師らが01年の日本癌治療学会にて、アガリクスを食べて劇症肝炎を起こした乳がん患者など3人のケースを発表している。
       国立健康・栄養研究所は、ホームページ(http://www.nih.go.jp/eiken/)の「健康食品安全情報」で、アガリクスに対し「ヒトでの有効性と安全性について信頼できる調査結果が見当たらない」との見解を示している。
≪参考≫
▼アガリクス(カワリハラタケ)を含む3製品の安全性について(厚生労働省 報道発表資料) 
▼国立健康・栄養研究所の健康食品安全情報 での「アガリクスについて
ビタミンC不足で老化促進 都の研究員ら解明 
  http://www.asahi.com/health/news/TKY200604030355.html
   ----asahi.com 健康 健康・生活 2006/03/23 
 東京都老人総合研究所の石神昭人・主任研究員と東京医科歯科大大学院の下門顕太郎教授らの研究グループがマウスを使った実験で、ビタミンCが不足すると老化が進みやすくなることを明らかにし、米科学アカデミー紀要(電子版)に4日発表した。

東京都老人総合研究所> 「ビタミンCが老化予防に有効である可能性を示す手掛かり


2006/04/02
カシス果汁の多糖類に強い抗腫瘍効果、メルシャンが確認 
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/mdps/425771
     MedWaveニュース一覧 2006/03/24 
 メルシャン商品開発研究所が日本農芸化学会大会で3月26日に発表したところによれば、カシスに含まれる多糖類(CAPS:カシスポリサッカライド)に強い抗腫瘍作用があることを動物実験で確認したという。

 ▼メルシャンのプレスリリース(2006/3/22)> 「カシス」に強い「抗腫瘍効果」が存在することを確認

リンゴ成分、中性脂肪を抑制 アサヒビールが商品化検討 
  http://www.asahi.com/health/news/TKY200603210320.html
   ----asahi.com 健康 健康・生活 2006/03/22 
 アサヒビールが25日から京都女子大学(京都市)などで開かれた日本農芸化学会大会で発表したところによれば、リンゴの抽出成分「リンゴポリフェノール」が、血液中の中性脂肪が増えるのを抑える効果があることを、人への臨床試験で初めて確認した。これまでは動物実験でしか確認されていなかった。

▼アサヒビール > 研究レポート
  ・リンゴのポリフェノールによる筋力アップ効果と脂肪蓄積抑制効果を動物実験で確認
  ・リンゴ・ポリフェノールの脂肪蓄積抑制作用を動物実験で確認

ビタミンDとカルシウムでお年寄りの転倒防止 
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/nh/nh_news/425367
   ----日経ヘルス ニュース 2006/03/21 
 米内科学雑誌」2006年2月27日号に掲載された研究によれば、サプリメントで年寄りの転倒を防ぐことはできないかを調べた3年間の研究で、ビタミンDとカルシウムを飲んだ女性では、転倒率が46%も少なかったという。
赤ワインに歯周病予防効果の可能性 
 http://health.nikkei.co.jp/hsn/news.cfm?i=20060317hj000hj
     NikkeiNet いきいき健康 米国発ニュース 2005/03/17
 Laval大学(ケベック)のFatiah Chandad博士らが、オーランドで開催された米国歯科研究学会(AADR)の年次集会で報告したところによれば、マウス細胞を使った実験から、赤ワインに含まれる抗酸化物質ポリフェノールには、フリーラジカル生成の鍵となる蛋白を阻害し、フリーラジカル生成を遅らせる働きがあることが明らかになった。
 このことから、赤ワインの抗酸化作用は、歯周病に対しても有用な武器となると考えられるというもの。

2006/03/12
果物と野菜はやっぱりエライ、1日5皿以上で脳卒中を防ぐ 
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/mdps/424576
     MedWaveニュース一覧 2006/03/10 
 英国での大規模な研究調査が医学誌「ランセット(Lancet)」に発表されたところによれば、野菜や果物の摂取量と脳卒中の発症率といったデータがそろっている8論文(対象となった人は25万人)を選び出し、摂取量によって3グループに分けて脳卒中になる危険性を比較した結果、「1単位」≒0.5カップとしたとき、野菜や果物の摂取量が3単位未満/日の人と比べると、5単位以上/日では脳卒中になる危険性は26%も低く、3〜5単位/日では11%低いことがわかり、野菜や果物の健康効果が改めて確認された。

 野菜や果物に多く含まれるカリウムに、高血圧を防ぐ働きがあるためと分析されている。

ココアで心疾患死亡減、オランダの追跡調査 
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/iryou_news/20060306ik07.htm
     Yomiuri-Online・・ 医療と介護 医療ニュース 2006/03/06 
 オランダの研究チームが1985〜95年にかけて65歳〜84歳までのオランダ人男性470人を対象に健康診断と食事内容の聞き取り追跡調査の結果を米医師会雑誌に発表したところによれば、ココアを飲んだり、ココア、チョコレート成分の入った食品を摂取したりすることで、血圧が下がり、心臓病などによる死亡率が減少する可能性のあることがわかったという。
 ココアによる降圧作用だけでなく、ココアに含まれる抗酸化物質などの要因が考えられるという。

2006/03/04
レッドグレープフルーツにすぐれた血中脂質降下作用 
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/nh/nh_news/423259
   ----日経ヘルス ニュース 2006/02/24 
 エルサレムのヘブリュー大学薬学部シェラ・ゴリンスタイン博士が、2006年3月22日付けの雑誌「農業と食品化学」に報告するところによれば、グレープフルーツの中でも、果肉が深い赤色をした、ルビー種と呼ばれる種類に、すぐれた血液中のトリグリセリド(中性脂肪)の降下作用があることを明らかにした。

2006/02/26
酸化ストレスが低いのに抗酸化ビタミンを長期間摂取すると心血管系に有害 
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/mdps/423110
     MedWaveニュース一覧 2006/02/24 
 米Mayo Clinic College of MedicineのDaniele Versari氏らがHypertension誌電子版に2006年1月30日に報告したところによれば、ストレスの無く健康な場合にビタミンEやCなどの抗酸化ビタミンを飲むと、むしろ体内の酸化ストレスを高めてしまうというショッキングな研究成果を発表した。

 体内で酸化ストレスが高まっている場合、抗酸化サプリメントは血管内皮機能に利益をもたらすことが報告されていた。
 研究は、正常なブタにビタミンEとCを12週間投与し、心血管系への影響を調べたもので、投与した抗酸化ビタミンが、動脈壁における酸化ストレスをむしろ高め、心筋血流と内皮機能を損なうことが確認されたもの。

 ▼本論文の原題:「Chronic Antioxidant Supplementation Impairs Coronary Endothelial Function and Myocardial Perfusion in Normal Pigs

[解説]「アガリクス」で発がん促進 
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/iryou_news/20060222ik07.htm
     Yomiuri-Online・・ 医療と介護 医療ニュース 2006/02/22 
▼健康食品の安全情報を消費者に
 厚生労働省は、今回3種類のアガリクス製品について、試験管や動物で安全性を調べる実験を行った結果、がん促進作用があることが判かったため、人体でも同様の作用があるかどうか不明だが、健康被害を未然に防ぐため、製品の自主回収を要請、「キリンウェルフーズ」もこれを受け入れた。
 背景には、健康食品を製造、販売する際の規制が、食品一般と同じで、医薬品のように厳密に効果や副作用を調べる臨床試験が必要ないためで、安全性データの提出義務や、食中毒以外では健康被害を疑われる例があっても国に報告する義務もないために、起こったもの。
 健康食品には、特定の成分が凝縮されており、過剰摂取で健康被害が生じたり、通常の食材では微量しか含まれない毒性物質を大量に摂取したりする恐れがある。 マイナス情報は、利用者に伝わり難いため、消費者に判り易く伝える仕組みが求められる。

2006/02/18
「アガリクス」発がん促進、キリン子会社4品を回収 
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/iryou_news/20060214ik0a.htm
     Yomiuri-Online・・ 医療と介護 医療ニュース 2006/02/14 
 厚生労働省は13日、キリンビールの子会社の「キリンウェルフーズ」(東京都江東区)に、アガリクスから製造された健康食品「キリン細胞壁破砕アガリクス顆粒」に、発がん促進作用があることが動物実験で確認されたとして、販売停止と自主回収を要請した。

 ▼厚生労働省 > 報道発表資料 06/02/13  > アガリクス(カワリハラタケ)を含む製品の安全性に関する食品安全委員会への食品健康影響評価の依頼について


2006/02/05
大豆イソフラボン:取り過ぎに注意、「食事以外」では1日30mg程度 
  http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/kenko/archive/news/2006/02/20060201ddm002100069000c.html
     毎日新聞暮らし健康 2006/02/01 
 食品安全委員会新開発食品専門調査会は、大豆に含まれ、女性ホルモンに似た作用のある化学物質「大豆イソフラボン」について、厚生労働省の特定保健用食品(特保)として日常の食事とは別に摂取する場合は、1日の摂取量を30mg/日 程度に抑えるべきだとする評価書案を大筋でまとめた。また、妊婦や小児には食べ物に上乗せしての摂取は推奨できないと結論付けている。

 一般の大豆食品の安全性を問題にしているわけではなく、特保として上乗せ摂取する場合の評価であることを強調している。
 大豆イソフラボンは、豆腐や納豆などに含まれ、乳がんや骨粗しょう症の予防効果があるといわれる一方で、乳がん発症や再発リスクを高める可能性も考えられている。

ヒガシマル醤油、しょうゆに含まれる多糖類のアレルギー抑制効果を確認 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/regist/medi_auth.jsp?id=0/mdps/420886
     MedWaveニュース一覧 2006/01/30 
 ヒガシマル醤油は、しょうゆに含まれる多糖類が、花粉アレルギーなどに関与するサイトカインのバランスを整える作用があることを動物実験などで確かめたと発表した。
 同社では、2004年から2005年にかけて、花粉アレルギーや通年性アレルギーに対するしょうゆ多糖類の効果をヒト臨床試験で実証しているほか、ヒスタミンの遊離抑制効果を動物実験で確認しており、今回は、より上流の免疫調節系への作用を調べたもので、2月4日に開催される日本農芸化学会関西支部講演会で発表される予定。

 ▼ヒガシマル醤油 > SPSの抗アレルギー作用に関する学術データ

抗がんサプリ効果不明 
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/iryou_news/20060129ik05.htm
     Yomiuri-Online・・ 医療と介護 医療ニュース 2006/01/29 
 「抗がん」をうたい文句にしたサプリメント(栄養補助食品)が出回っている中、その効果はあやふやで、注意すべき副作用も報告されているという記事。

抗がん剤や放射線による治療中は、その効果を十分引き出すため、抗がんサプリメントの使用は控えたほうが良いとある。もし使うなら、現時点でわかっている効果と副作用のバランスを考え、自分の判断で慎重に選んで。

 まずは食生活の改善が一番。野菜や果物は、免疫力を高め、細胞の酸化を防ぐといった成分がバランス良く入っており、過剰摂取による副作用の心配もない。特定の成分をサプリメントで摂取する前に、食生活を見直すこと。

▼「抗がんサプリメント」に関する本
 ◆「抗がんサプリメントの効果と副作用徹底検証!
    (キャンサーネットジャパン編、三省堂、1600円)  

     ・東大病院緩和ケア診療部副部長の岩瀬哲さんが、世界の医学論文を収める米国のデータベースから「抗がんサプリメント」に関する論文を集め、約50種類について、効果や副作用を分析・検証結果を収録。
 ◆「決定版!抗がんサプリメントの正しい選び方、使い方
    (福田一典著、南々社、1600円)
     ・悪徳業者の見分け方をはじめ被害に遭わない方法も具体的にアドバイス。
 ◆「検証!がんと健康食品
    (坪野吉孝著、河出書房新社、1400円)
     ・玉石混交の健康情報をどう読み解くかについて、具体的な 事例をもとに解説。

2006/01/29
トランス脂肪の量を表示−−米で義務化
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/nh/nh_news/420400
   ----日経ヘルス ニュース 2006/01/24 
   米国では食品から、トランス脂肪を追放する動きが強化され、2006年1月から、全ての食品に、トランス脂肪の含有量を明記することが義務づけられた。
 食品の容器や包装につけられている栄養成分表の中で、トランス脂肪の量を明記するようになった。これまでも、トランス脂肪のラベル表示は行われていたが、「partly hydrogenated 」(部分的に水素された)脂肪、といった表示になっおり分かり難かったので、はっきりと「trans  fat 」と表示される。

2006/01/09
抗加齢に効果のアミノ酸サプリ、1月発売
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/regist/medi_auth.jsp?id=0/mdps/418761
     MedWaveニュース一覧 2005/12/27 
 ドクターシーラボは、基礎代謝を助け若さと健康を維持するのに役立つと考えられているアミノ酸、オルニチンとアルギニンを含むサプリメント「オルニチン&アルギニン」を2006 年1月23日より、Webサイトで販売する。アミノ酸のオルニチン1000mgとアルギニン400mg、クレアチンを配合したもの。3月にはドラッグストアなどでも発売する予定。

ドクターシーラボIR・企業情報> 2005/12/26 新製品に関するお知らせ (PDF)


2005/12/30
ビタミンDに肺への健康効果 
 http://health.nikkei.co.jp/hsn/news.cfm?i=20051227hj000hj
     NikkeiNet いきいき健康 米国発ニュース 2005/12/27
 1988〜94年に実施された第3回米国民健康栄養調査(NHANES III)のデータを活用し、20歳以上の1万4000人以上について調査したニュージーランドの研究結果が、医学誌「Chest」の12月号に掲載されたところによれば、血中のビタミンD値が高いほど肺が健康だという。

 米国肺協会(ALA)のNorman Edelman博士は、この研究結果を興味あるものとしながらも、ビタミンD値が低いのは良くないということだけで、ビタミンDを多めに摂取することを示唆するものではないと忠告する。

食物繊維の摂取量と大腸がんリスクの関係、多変量解析では有意とならず
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/regist/medi_auth.jsp?id=0/mdps/418697
     MedWaveニュース一覧 2005/12/24 
 米Brigham and Women’s HospitalのYikyung Park氏らがJournal of American Medical Association(JAMA)誌2005年12月14日号に報告したところによれば、大腸がんリスクに対する食物繊維摂取の影響について、種々の研究で相反する結果が得られており、論争が続いている状況のなか、13件の前向きコホート研究のプール分析を実施し、年齢だけで調整した場合には、食物繊維の摂取量が多いグループの大腸がんリスク減少は有意だったが、多変量調整を行うと結果は有意でなくなることを明らかにした。

 初期の研究では、大腸がんの危険因子による調整は行われていなかった。今回の研究でも、葉酸摂取と食物繊維の摂取の間には正の相関、赤身の肉と全乳の摂取と食物繊維摂取の間には負の相関が見られている。

 食物繊維と呼ばれるものは不均一であることを指摘し、食物繊維には可溶性と不溶性のものがあり、大腸における作用はそれぞれ異なる。野菜や果物に含まれる繊維の多くは可溶性で、シリアルにも可溶性繊維を含むものと不溶性繊維を含むものがあり、そうした不均一性が、大腸がんリスクとの関係の理解にも混乱をもたらしていると考えられる。

▼JAMA原題:「Dietary Fiber and Colorectal Cancer: An Ongoing Saga

食物繊維は大腸がんの予防にはならない 
 http://health.nikkei.co.jp/hsn/news.cfm?i=20051222hj001hj
     NikkeiNet いきいき健康 米国発ニュース 2005/12/22
 米国立がん研究所(NCI)のYikyung Park氏らが、米国医師会誌「JAMA」12月14日号に報告したところによれば、これまで、食物繊維を豊富に摂取することにより大腸がんリスクが低くなるという研究結果がいくつか報告されているが、あらゆる危険因子(リスクファクター)を考慮して総合的に判断した結果、予防効果は得られないことを明らかにしたという。

 米ダートマス大学医学部内科教授のJohn A. Baron博士は、結論を導くにあたり、まずは「食物繊維」の定義を明確にする必要性を指摘している。食物繊維は、穀物繊維や野菜繊維、果物繊維などを含む食物を指すことが多いが、可溶性の繊維と予防効果が有るとされる不溶性のものとでは大きな差が認められるが、一般には明確な区別をせずに研究が実施されてきたという。

カフェイン入り飲料と高血圧リスク上昇、コーヒー○、紅茶△、コーラ× 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/regist/medi_auth.jsp?id=0/mdps/414359
     MedWaveニュース一覧 2005/11/18 
 Journal of American Medical Association(JAMA)誌2005年11月9日号に報告された、米Harvard大学Brigham and Women's病院のWolfgang C. Winkelmayer氏らの、米国の女性看護師を対象とする健康調査における、カフェイン含有飲料、特にコーヒー、紅茶、コーラと高血圧リスクの関係を評価した結果は、コーラ飲料の摂取が増えると高血圧リスクが上昇することを示し、コーヒーではリスク上昇はみられず、摂取量が増えるとむしろリスクは減少するというもの。

 140万人年を超えた研究の結果は、女性では、コーヒーの習慣的摂取は高血圧リスク上昇をもたらさないことを示した。コーラによるリスク上昇については、カフェイン以外の含有成分の関与が想定されるため、今後さらに研究が必要だという。

▼本論文の原題:「Habitual Caffeine Intake and the Risk of Hypertension in Women

乳製品は中高年男性のメタボリック症候群リスクを下げる 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/regist/medi_auth.jsp?id=0/mdps/414293
     MedWaveニュース一覧 2005/11/17 
  フランスToulouse大学医学部疫学科のVanina Bongard氏らが、AHA200のポスターセッションで1月16日報告したところによれば、フランスにおける断面調査の結果、乳製品を多く摂る中高年男性はあまり摂らない人に比べ、メタボリックシンドロームになるリスクが6割も低いことが分かった。

 しかもBMIが25kg/m2を超える人や過体重の人では、よりリスクの減少幅が大きいことが判明した。カロリー過多に注意して乳製品を多めに摂るのは健康法の一つとして期待がもてそうだという。

ビ−ルは抗ガン食品−−ホップが効く  
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/nh/nh_news/414046
   ----日経ヘルス ニュース 2005/11/17 
 米オレゴン州立薬科大学薬用化学科助教授のフレッド・スティーブン博士は、ホップに含まれる「キサントフモール」(xanthohumol )と呼ばれる化学物質が腫瘍の成長を抑える食品として見直すべきだと提唱している。
キャベツやブロッコリーに肺がん予防効果、ただし遺伝子型によって異なる 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/regist/medi_auth.jsp?id=0/mdps/411574
     MedWaveニュース一覧 2005/11/04 
 野菜、特にアブラナ科のキャベツやブロッコリー等には、イソチオシアネートを豊富に含み、このイソチオシアネートについては、動物実験で肺がんに対する化学予防効果が確認されている。
 フランス国際がん研究機構(IARC)のPaul Brennan氏らは、Lancet誌2005年10月29日号に報告した所によれば、イソチオシアネートの排出に関わるグルタチオン-S-トランスフェラーゼ(GST)の遺伝子型により、アブラナ科野菜の肺がん予防効果が異なることを明らかにした。

▼本論文の原題:「Effect of cruciferous vegetables on lung cancer in patients stratified by genetic status: a mendelian randomisation approach

キャベツ類野菜に肺がん予防効果 
 http://health.nikkei.co.jp/hsn/news.cfm?i=20051104hj001hj
     NikkeiNet いきいき健康 米国発ニュース 2005/11/04
 フランスのがん研究国際機関(リヨン)遺伝疫学部部長のPaul Brennan氏らは、英医学誌「Lancet」10月29日号に、肺がんに特異的な遺伝子的感受性を有する患者が「アブラナ科の野菜を少なくとも週1回摂取することによって、発がんリスクが低下する可能性のあることを明らかにした。
オメガ-3-脂肪酸を豊富に含む食品がドライアイを予防 
 http://health.nikkei.co.jp/hsn/news.cfm?i=20051104hj000hj
     NikkeiNet いきいき健康 米国発ニュース 2005/11/04
 米ブリガム・アンド・ウィメンズ病院(BWH、ボストン)予防医学加齢医学部のBiljana Miljanovic博士らは、主に必須脂肪酸の摂取に関する米国人の食習慣の変化を検討することを目的に、BWHが中心となり実施している「女性の健康調査(Women's Health Study)」の登録者3万7000例以上のデータを分析した結果を、医学誌「American Journal of Clinical Nutrition」10月号に掲載したところによれば、マグロなどオメガ-3-脂肪酸の豊富な食品の摂取によりドライアイ(乾性角結膜炎)発症のリスクが68%低下することを明らかにした。
2005/10/23
改訂「食事摂取基準」
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/iryou_news/20051017ik08.htm
     Yomiuri-Online・・ 医療と介護 医療ニュース 2005/10/17 
 食事摂取基準は、厚生労働省が生活習慣病、栄養不足や過剰摂取による病気予防のため、エネルギーやさまざまな栄養素を摂る大まかな目安を示したもので、5年ごとに改訂されている。今年度改訂された「食事摂取基準」を参考に、主な目安が紹介されている。

積極的に摂取すべき栄養素
栄養素目安となる量
(1日当たり)
主な食品の含有量(特記がなければ100g中)
食物繊維26g生ゴボウ=5.7g、ゆでそば1玉(200g)=4g、生シイタケ=3.5g
n-3系脂肪酸2600mg以上(EPA含有量)生マイワシ=1380mg、ウナギかば焼き=860mg
カルシウム650mg干しエビ10g=710mg、焼きめざし=320mg、牛乳=110mg
カリウム2000mgバナナ=360mg、ジャガイモ=410mg、ゆで枝豆=490mg
減らすべき栄養素
食塩10g未満カップめん=6.9g、梅干し1個=2g、フランスパン=1.6g
上限量が定められた主な栄養素
栄養素目安となる量
(1日当たり)
主な食品の含有量(100g中)上限量過剰摂取で起きやすい問題
葉酸240μg生ホウレンソウ=2101000(注)神経障害、発熱、皮膚の発疹(ほっしん)
ビタミンA750μgRE豚レバー=130003000頭痛、肝障害、胎児奇形(妊娠中)
ビタミンE8mgα-TEアーモンド=31.2800出血しやすくなる
ビタミンD5μgマイワシ丸干し=5050高カルシウム血症、腎障害
マグネシウム370mg乾燥ワカメ素干し=1100350(注)下痢
7.5mgアサリ水煮缶詰=37.855鉄沈着症(肝臓障害など)
亜鉛9mg生カキ=13.230貧血、善玉コレステロールの低下
※目安となる量は、いずれも30歳〜49歳男性の場合。g=グラム、mg=ミリ・グラム、μg=マイクロ・グラム。RE、α-TEは、ビタミンA、Eの計量単位。(注)葉酸とマグネシウムの上限はサプリメントなど食事以外から摂取した場合。食事からは上限なし

▼厚生労働省のホームページ内の「性別、年齢ごとの詳しい基準」: 日本人の食事摂取基準について

妊娠中に水銀が少ない魚をたくさん食べると子供が賢くなる、米国の研究
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/regist/medi_auth.jsp?id=0/mdps/403550
     MedWaveニュース一覧 2005/10/14 
 米Harvard大学のEmily Oken氏らが、Environmental Health Perspectives誌2005年10月号に報告したところによれば、妊娠中に魚の摂取量が多いほど、生後6カ月時の子どもの認知能力が高く、水銀摂取量が多ければ、逆に認知能力は下がることが判ったという。
 妊娠期間中も継続して魚を食べるには、水銀含有量の低いものを選ぶ必要がある。 一般に、魚介類のn-3系脂肪酸の量と水銀含有量は相関するので、水銀が少なくn-3系脂肪酸が多いビンナガマグロの缶詰やイワシなどがお勧めという。
 米国では、妊婦の魚介類摂取は、2回以下/週が推奨されており、毛髪水銀値は1.2ppm以下が望ましいとされている。

▼Environmental Health Perspectives誌Webサイト:「Maternal Fish Consumption, Hair Mercury, and Infant Cognition in a U.S. Cohort


2005/09/25
幼時にフレンチフライを多食すると乳ガンのリスクが上がる 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/398893
   ----日経ヘルス ニュース 2005/09/21 
 乳ガンにかかるのは、女性の一生になかで幼時の食習慣と深い関連があるという研究報告があったが、「国際ガンジャーナル」(InternationalJournal of Cancer)に報告された、ボストンのブリガム女性病院とハーバード大学医学部の研究によれば、子どものころ、フレンチフライ(フライドポテト)を沢山食べた子どもは、乳ガンにかかるリスクが大きいことを裏付けたという。

2005/09/11
子供時代に喫煙者と同居した人は非喫煙者でも高リスク、 但しリンゴ2個以上の食物繊維摂れば影響少ない
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/396136
     MedWaveトピックス 2005/09/07 
 Thorax誌オンライン版・8月30日に発表された、米国立衛生研究所(NIH)の下部組織であるInstitute of Environmental Health Sciences (NIEHS)のGloria L. David氏らが行った約35,000人の成人非喫煙者を対象にした研究によれば、18歳までに喫煙者の家族と同居した経験のある人は、後に慢性的な空咳を発症するリスクが、そうでない人の2倍以上になることが、一方で、食物繊維を7.5g(リンゴ2個程度)/日以上を摂取して食物繊維を多く摂取する人は、間接喫煙による影響が少なくなるという。

▼NIHのニュースリリース「Childhood Exposure to Second-Hand Smoke Has Long-Lasting Effects: Fruit Fiber May Help」 

Thorax誌アブストラクト

がん:満腹が招く?遺伝子に悪影響 キャベツ、緑茶はよい効果−−東京医歯大教授ら
  http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/kenko/archive/news/2005/09/20050904ddm041100123000c.html
     毎日新聞暮らし健康 2005/09/04 
 東京医科歯科大の湯浅保仁教授=分子腫瘍医学=らが男性の胃がん患者58人へのアンケート調査をもとにした研究によれば、満腹するまで食べる習慣のある男性は、がん化を抑える遺伝子の働きが弱まっている率が高く、逆に、キャベツやブロッコリーなどを多く食べたり緑茶を多く飲む男性では、この「がん化を抑える遺伝子の働きが弱まっている率」が低いことが判ったという。
 この研究は、14日から札幌市で開かれる日本癌学会で発表される。
ゴマの成分「セサミン」に血圧下げる効果、サントリーなどがヒトで確認
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/394084
     MedWaveトピックス 2005/08/29 
 ゴマに含まれる成分のセサミンは、これまでの研究で「抗酸化」や「コレステロール低下」「肝臓がん発生抑制」などの作用を持つことが報告されている。
 サントリーの健康科学研究所とNTT西日本京都病院医師の宮脇尚志氏の研究グループは、この「セサミン」が血圧低下作用を持つことをヒトにおける研究で確認した。
 この研究成果は、8月25日〜26日に秋田県で開催された第46回日本人間ドック学会で発表された。

▼サントリーのプレスリリース 2005.8.26
  「セサミンがヒトにおいて血圧低下作用を持つことを確認


2005/09/04
コエンザイムQ10:摂取量の上限設定を検討−−食品安全委
  http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/kenko/archive/news/2005/08/20050826ddm012100148000c.html
     毎日新聞暮らし健康 2005/08/26 
 健康食品として人気の「コエンザイムQ10」は、脂肪に溶けて体内に蓄積される性質がある。厚生労働省は、大量に蓄積されれば害が出るおそれもあるとして、摂取上限の設定が必要だと判断し、食品安全委員会に上限設定を依頼した。

 コエンザイムQ10は、医薬品として心不全治療を目的に、成人30mg/日の使用が認可されているが、健康食品として美肌効果や健康維持などが期待されて、国内では60mg〜100mg/日の摂取を勧める食品が多い。


2005/08/14
妊婦さん食べ過ぎ注意、クロマグロなど9種追加
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/iryou_news/20050813ik02.htm
     Yomiuri-Online・・ 医療と介護 医療ニュース 2005/08/13 
 厚生労働省の薬事・食品衛生審議会の専門部会が12日発表したところによれば、魚介類に含まれるメチル水銀が胎児に悪影響を及ぼす可能性があるとして、、妊婦が注意すべき魚介類として、3種類のマグロなど計16種を挙げ、食べ過ぎないための摂取量の試案をまとめた。

 1回の食事で食べる量を約80g(刺し身1人前、切り身一切れ相当)として検討した結果、食べる回数

・2回以下/週に抑えるのが望ましいのは、ミナミマグロやキダイなどの7魚種。
・1回以下/週 は、クロマグロ、メバチマグロ、メカジキなど7魚種とした。
・1回以下/2週間 は、メチル水銀量が比較的多いコビレゴンドウ。
▼厚生労働省>「 妊婦への魚介類の摂食と水銀に関する注意事項の見直しについて(平成17年8月現在)

 ・水銀を含有する魚介類等の摂食に関する妊婦等への注意事項の見直しの検討について(概要)(平成16年8月現在)

レーザー処理済みフル−ツ登場−−産地などが一目  
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/391173
   ----日経ヘルス ニュース 2005/08/10 
 産地情報などを表示したシールが果物の一個一個に貼られているが、この情報をフル−ツの表面に刻印したレーザー刻印フル−ツが、近く全米で本格導入されるという。

 刻印には、果物の種類、産地、産地国を始め、必要に応じてIDナンバー、収穫日、賞味期限、有機栽培でつくられたのかどうかなども刻むことが出来、一旦刻んだら、変更できないから、信頼度は高い。安全性は既にFDA(米食品医薬品局)のお墨付きだという。

運動中にトマトジュースで疲れ知らず / カゴメと国際医療福祉大が疲労軽減効果を発表
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/390972
     MedWaveトピックス 2005/08/08 
 7月30〜31日に開催された第13回日本運動生理学会において、カゴメ総合研究所と国際医療福祉大学が発表したところによれば、運動の合間にトマトジュースを飲むと、筋肉中に疲労物質の乳酸がたまり難くなり、運動後の疲労を軽減させられる可能性があるという。

▼カゴメのプレスリリース(2005.07.29)
  トマトジュース飲用による運動疲労軽減作用を示唆 −カゴメ、国際医療福祉大学の共同研究−

 カゴメ(株)総合研究所は、国際医療福祉大学(樋渡正夫教授)との共同研究により、運動の合間のトマトジュース飲用が、運動後の疲労を軽減する可能性があることを明らかにしました。
アロエ食品の取り過ぎに注意…おなか緩くなる可能性
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/iryou_news/20050806ik02.htm
     Yomiuri-Online 医療と介護 医療ニュース 2005/08/06 
 国民生活センターは5日、キダチアロエを使った健康食品の中に、下剤と同程度の作用がある製品が含まれていると注意を呼びかけた。

▼国民生活センター > 報道発表資料
  キダチアロエを使った「健康食品」(概要)−下剤成分を中心に−


2005/08/07
健康サプリメント 取り過ぎで不健康
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/iryou_news/20050801ik06.htm
     Yomiuri-Online 医療と介護 医療ニュース 2005/08/01 
▼ベータカロチン過剰摂取でがん発生率上昇

 サプリメントの過剰摂取に注意を促す結果について、代表的な例が示されている。

 体内でビタミンAに変わるベータカロチンについて、ヘルシンキ大学などが喫煙者約3万人を対象に行った試験では、20mg/日(日本人の平均摂取量の約10倍)を5〜8年飲み続けると、肺がん発生率が18%上昇、脳血管疾患の死亡率も20%高くなるという。

 ビタミンEについては、米・ジョンズホプキンズ大学の研究者らが、これまで欧米での19の臨床試験(対象者数計136,000人)を分析した結果、400mg/日以上(日本人の平均摂取量の約30倍)摂取すると、死亡率を高める可能性があるという。

 水溶性のビタミンCは、摂取後、数時間で尿と一緒に排せつされるため、摂り過ぎの心配は少ない。

▼バランスいい食事を取ろう

 日本人について、2002年の国民栄養調査の結果を見ると、男女とも若い世代でカルシウムの摂取不足が見られるが、他のビタミンやミネラルは、おおむね必要量を満たしていた。

 サプリメントには栄養素が濃縮されているために、同じ栄養素を含むのに気づかず何種類も併用するために過剰摂取の恐れがあることに気をつけたい。

摂取目安 上限量
ビタミンA 600μgRE 3000μgRE
ビタミンD 5μg 50μg
ビタミンE 8mgα−TE 700mgα−TE
ビタミンB6 1.2mg 60mg
カルシウム 700mg 2300mg
リ ン 900mg 3500mg
亜 鉛 7mg 30mg
葉 酸 240μg 1000μg

赤穂化成、有害金属を排出する飲料「トルトールウォーター」発売 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/389324
   ----日経ヘルス ニュース 2005/08/02 
 食塩やにがりを中心とした無機ミネラルを中心とした商品を製造・販売する赤穂化成株式会社(本社・兵庫県)は、体内の有害金属の排出する解毒(デトックス)に詳しい、銀座サンエスペロ大森クリニック院長の大森隆史医師と、毛髪ミネラル検査などを行う、ら・べるびぃ予防医学研究所らと共同開発した、体内に蓄積した有害金属排出させるための成分を配合した飲料「トルトールウォーター」(ペットボトル500ml、210円)を発売した。
タマネギに含まれるケルセチンの投与で骨密度の減少を抑制、動物実験による結果
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/388504
     MedWaveトピックス 2005/07/28 
 徳島大学大学院ヘルスバイオサイエンス研究部の辻光義氏らが骨代謝学会において、「フラボノイド化合物ケルセチンの骨粗鬆症予防効果とその作用機構」と題したポスター演題の中で発表したところによれば、フラボノイドの一種でタマネギに多く含まれるケルセチンを骨粗鬆症モデルマウスに投与したところ、4週間後、骨密度の減少が有意に抑制したことをうけ、タマネギやホウレンソウ、パセリなど、ケルセチンを含有する野菜を積極的に摂取することが、「イソフラボンとは異なる経路で生体に作用すし骨粗鬆症予防に有効だという。

2005/07/31
みかんの成分β-クリプトキサンチンは骨形成を促進、ラットにおける実験で確認
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/388505
     MedWaveトピックス 2005/07/28 
   β-クリプトキサンチンは、柑橘類や柿に含まれ、温州みかん1個あたり約2mg含まれており、動物実験により大腸がんや皮膚がんの予防効果が報告されている。
 新潟大学農学部農業生産学科の池田紀子氏らが、骨代謝学会での口演セッションで「骨粗鬆症モデルラットにおける温州みかん由来β-クリプトキサンチンの骨密度に及ぼす影響」と題して発表したところによれば、β-クリプトキサンチンは骨吸収を抑制するとともに、骨形成も促進するという。
ダークチョコレートは高血圧やインスリン抵抗性を改善する
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/387576
     MedWaveトピックス 2005/07/22 
 伊L’Aquila大学のDavide Grassi氏らが、Hypertension誌2005年7月18 日号に報告したところによれば、ポリフェノールの一種であるフラバノールを豊富に含むダークチョコレートの摂取により、健康な人の血圧は下がり、インスリン抵抗性も改善され、更に本態性高血圧(EH)患者にも同様の効果があることという。

 フラボノイドは、果物、野菜、茶、赤ワイン、チョコレートに多く含まれる。このフラボノイドは冠動脈疾患、癌、脳卒中による死のリスクを減らすことを示唆するデータが多い中、フラボノイドの中でも、カテキンなどのフラバノールを多く含む食品には、循環器への効果が予想される。

 研究結果は、摂取カロリーの総量と栄養バランスが崩れないように食事に組み込めば、カカオ由来のフラバノールは健康利益をもたらすことが示されたが、今回用いられたダークチョコレート(日本でも輸入販売されているRitter Sport Halbbitter)と、他のチョコレートやカカオ製品の成分は同じではなく、フラバノール含有量が非常に少ない商品もあると著者たちは指摘している。

▼本論文の原題:「Cocoa Reduces Blood Pressure and Insulin Resistance and Improves Endothelium-Dependent Vasodilation in Hypertensives


2005/07/16
大豆に降圧効果 
  http://health.nikkei.co.jp/hsn/news.cfm?i=20050714hj000hj
     NikkeiNet いきいき健康 米国発ニュース 2005/07/14
 米国立心肺血液研究所(NHLBI)のJeffrey Cutler博士らが、医学誌「Annals of Internal Medicine」7月5日号に発表したところによれば、 大豆食品の常食が高血圧の予防をもたらすことが明らかなったという。但し、まだ予備試験段階の研究成績であるため、こうした食品の摂取を推奨するには至っていないという。

 大豆食品によって血圧が低下する機序は明らかではないが、大豆蛋白が体内での血糖処理を助け、血管を拡張させることが考えられるという。

▼原文: Soy May Fight High Blood Pressure

1日に6〜7杯のコーヒーで2型糖尿病リスクが2/3に、メタ分析で明らかに
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/384926
     MedWaveトピックス 2005/07/08 
 オランダAmsterdam自由大学のRob M. van Dam氏らがJournal of American Medical Association(JAMA)誌2005年6月6日号に報告したところによれば、コーヒー摂取と2型糖尿病リスクの関係を調べ、1日にドリップ式コーヒー6〜7杯でリスクが35%減少することを示した。

 コーヒーには、グルコース代謝との関係が明らかになっている成分が複数含まれている。コーヒー摂取が2型糖尿病リスク低下をもたらすという報告も増えている中、15件の疫学研究の系統的レビューを試みた結果であるが、 筆者たちは、2型糖尿病の予防にコーヒーの日常的な摂取を推奨するには時機尚早という。

発酵乳の継続飲用で高齢者の睡眠の質(QOS)と生活の質(QOL)が向上、カルピスが発表
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/383808
     MedWaveトピックス 2005/07/04 
 カルピス社の基礎研究フロンティアラボラトリーが、乳酸菌「Lactobacillus helveticus(ラクトバチルス・ヘルベティカス)CM4株」発酵乳の継続飲用が、健康な高齢者の睡眠の質(QOS)と生活の質(QOL)を改善する効果があることを確認したと発表した。
 カルピスは、大阪大学保健センター、大阪大学医学研究科精神医学教室の杉田義郎氏と実施したヒトでの飲用効果に関する共同研究成果を、日本睡眠学会で6月30日に発表した。

カルピスプレスリリース 2005/06
 乳酸菌Lactobacillus helveticus CM4株発酵乳の 継続飲用による睡眠・生活の質の改善効果を確認− 発酵乳の継続飲用効果をヒト試験で科学的に解明 −

ツナ缶は「脳にいい」−−米業界が大キャンペ−ン 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/383951
   ----日経ヘルス ニュース 2005/07/04 
 オランダのユトレヒト大学、マ−ストリヒト大学の研究チ−ムが、2004年に雑誌「神経科学」(Neurology )に発表した研究結果によると、 ツナに含まれるエイコサペンタエン酸(EPA)とドコサヘキサエン酸(DHA)の働きで、記憶力、認知能力など、脳の一般的な働きをアップさせることを受け、業界団体である「米ツナ基金」(USTF、US Tuna Foundation )が、「ツナ缶の消費を増やしてほしい」と、キャンペ−ンを張っている。
バナジウム含む天然水に糖尿病改善に効果、アサヒ飲料などが確認
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/383612
     MedWaveトピックス 2005/07/01 
 アサヒ飲料とアサヒビール、日本薬科大学、東京医科大学による共同研究で、ミネラルの一種であるバナジウムを含む天然水が糖尿病を改善する効果を持つことがマウスを使った試験で確認された。この研究結果は、6月30日から京都で開催される第16回日本微量元素学会で発表される。

 2型糖尿病モデルマウスに、富士山の裾野の地下から採水したバナジウムを含む天然水を3カ月間飲ませたところ、体重の増加が抑制され、脂肪組織のインシュリン受容体数が増加するなど、臓器・組織の病変を改善することが確認された。また、この天然水を長期間摂取しても、バナジウムが特定の臓器に蓄積するような現象は見られず、安全性にも問題ないことが確認されたという。

アサヒビールグループプレスリリース 2005/06/29
  「バナジウム含有天然水の糖尿病改善効果における機能・形態学的考究」について

緑茶に自己免疫疾患の予防効果 
  http://health.nikkei.co.jp/hsn/news.cfm?i=20050626hj001hj
     NikkeiNet いきいき健康 米国発ニュース 2005/06/26
 緑茶にがんの予防作用のあることは知られてい中、新たな研究で特定の自己免疫疾患を予防する効果もあることが明らかにされた。

 米ジョージア医科大学(アトランタ)歯学部准教授のStephen Hsu氏が、米国関節炎財団主催の関節炎研究会議で6月19日発表したところによれば、緑茶が免疫応答を引き起こす物質として体内で産生される抗原の発現を抑制するという。

 今回の研究は、緑茶に含まれる、炎症を抑制し皮膚および唾液腺細胞に対して効果を有する物質EGCGに着目したもので、EGCGは炎症抑制作用のほか、自己抗原に対する調節作用も有すると推測されている。

▼原文: Green Tea May Protect Against Autoimmune Diseases


2005/06/25
ヘルシーリポート: みそ汁で健康増進 糖尿病に予防効果/発がん物質抑制も 
  http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/kenko/news/20050625ddm010100125000c.html
     毎日新聞暮らし健康 2005/06/25 
 日本の伝統食の象徴とも言えるみそ汁。大豆を発酵・熟成させた「みそ」には、大豆とは異なるヘルシー効果が期待できるという。その一つが褐色の色素「メラノイジン」に、発がん性物質の生成を抑えたり、糖尿病の予防効果などが期待できるという。

 メラノイジンには、がんや動脈硬化などにつながる活性酸素の働きを抑える抗酸化作用がある。さらに、人の消化管に入ったとき、消化酵素によって消化されないという性質も備えているために、食物繊維に似た作用が糖尿病の予防効果を期待できる。


2005/06/19
CoQ10は、冠動脈の血流速度をアップ /日大医学部が実験で明らかに
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/381227
     MedWaveトピックス 2005/06/17 
 日本大学医学部循環機能検査室の笠巻祐二氏らが、6月10日の第5回日本抗加齢医学会総会で発表したところによれば、コエンザイムQ10(CoQ10)投与により、心臓の冠状動脈の血流速度が上昇することがわかったという。
   これにより、CoQ10は心臓の細胞に酸素や栄養を送る冠動脈の循環を改善し、心臓を保護する作用がある可能性が示唆されたといえる。
高麗ニンジンは皮膚再生を促進、パフィアは肌老化を抑える
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/381228
     MedWaveトピックス 2005/06/17 
 第5回日本抗加齢医学会総会(6月 10〜11日)で発表されたところによれば、愛媛大学医学部分子細胞生命科学講座講師の木村善行氏らは、各種サポニンの火傷に対する皮膚再生について、また松浦薬業(名古屋市中区)課長の深谷幸隆氏らは、加齢による老化と、紫外線による光老化に対するパフィアの効果を調べた。

 その結果、高麗ニンジン(紅参=こうじん)のサポニンを火傷をした皮膚に塗ると、低濃度でも皮膚の再生が促進されることがラットの実験で明らかになった。また、南米に自生するヒユ科の植物パフィア(ブラジルニンジン)を服用することで、皮膚中のコラーゲンの合成が促進され、紫外線下で生じる皮膚の肥厚も抑えられることが、ラットやマウスの実験でわかったという。

シイタケ由来成分に抗アレルギー効果を確認
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/381139
     MedWaveトピックス 2005/06/16 
 第5回日本抗加齢医学会総会において、明治鍼灸大学眼科の山田潤氏が発表したところによれば、シイタケから抽出される「レンチナン」という高分子多糖体のβ-1,3-グルカンは、以前より免疫応答を修復する働きがあるとして、がん免疫療法などに使用されいたが、高分子量なので腸管から吸収され難かったが、レンチナンを微粒子化した経口摂取でも抗アレルギー効果を発揮することが分かったという。
温州ミカンで肝機能障害を予防? 静岡の産地で疫学調査 
  http://www.asahi.com/health/news/TKY200506090262.html
     Asahi.com 健康 健康・生活 2005/06/09 
 果樹研究所(本部・茨城県つくば市)が発表したところによれば、ミカンの産地・静岡県三ケ日町の住民約900人を対象に、町などと合同で03年度に行った疫学調査で、温州ミカンの成分の血中濃度が高いほど肝機能の数値がよく、動脈硬化のリスクも低いというデータを発表した。

 温州ミカンにはβ-クリプトキサンチンと呼ばれる成分が、オレンジの10倍以上含まれるという。


2005/06/12
もろみ酢に、血中コレステロール値の改善効果が認められた  
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/379726
     MedWaveトピックス 2005/06/09 
 ヘリオス酒造は、「もろみ酢」に血中コレステロール値を低下させる効果があることを確認したと発表した。この研究は、日本薬科大学医療薬学科の渡辺泰雄教授(薬理・薬物治療学)との協力で行われ、2005年8月6、7日の第7回応用薬理シンポジウムにて発表される予定。

 血中のコレステロール値が高め(210mg/dL以上)の中高年の男女12人を対象に5週間、1日60mLを飲用した結果、血清中の総コレステロール値が低下し、正常値に近くなり、更に、摂取終了後5週間を経過後も、総コレステロール値が、正常値に近い状態を保ち、尚、LDLコレステロールの減少も確認されている。

 ▼ヘリオス酒造のニュースリリース 2005年6月6日
    「黒麹醪酢」によるコレステロール値改善効果について

牛乳とレモン果汁の同時摂取でカルシウムの吸収率が大幅増に ポッカと静岡県立大が確認  
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/378155
     MedWaveトピックス 2005/06/03 
 静岡県立大学教授の横越英彦氏とポッカコーポレーションの共同研究によれば、ラットを使った実験で、牛乳とレモンを組み合わせて摂取すると、それらを摂取しないときに比べ、カルシウムの吸収率が約30%以上アップするという。

 これは、レモンに含まれるクエン酸のキレート作用により、カルシウムが水に溶けやすくなり、腸管から吸収され易くなったからと思われる。

ブルーベリーの効用また一つ−−心臓病予防にも  
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/376720
   ----日経ヘルス ニュース 2005/05/25 
 米ミシシッピ州オクスフォードにある米農務省の化学者・アグネス・リマンド博士が、発表したところによれば、ブルーベリーには、抗酸化物質が多く含まれており、ガン予防や、糖尿病の合併症である糖尿病性網膜症の症状緩和に有効であることが知られているが、更に悪玉コレステロールを減らして心臓病を予防する効果を、ラットを使った試験で確認したという。

2005/05/21
酢酸の血中コレステロール値低下作用を確認、ミツカンが報告
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/375509
     MedWaveトピックス 2005/05/18 
 ミツカングループ本社中央研究所は、酢酸が血中コレステロール値が高めの人のコレステロール値を低下させる作用があることを明らかにし、第59回日本栄養・食糧学会で発表した。尚、酢酸の高コレステロール血症に対する効果をヒトで確認したのは初めてという。

 ▼ミツカン > ニュースリリース > 2005.05.18
    食酢の主成分『酢酸』による血中コレステロール値の低下作用を確認 〜初のヒト試験での有効性・安全性を学会にて発表〜

【栄養・食糧学会速報】 血圧や脂肪を下げるなら白ネギより青ネギ
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/375524
     MedWaveトピックス 2005/05/18 
 第59回日本栄養・食糧学会大会で5月14日、大阪市立大学大学院生活科学研究科の山本由喜子氏が報告したところによれば、血圧や、総コレステロール、中性脂肪を下げる効果は、白ネギよりも青ネギの方が強い。

 青ネギのどの成分が有効なのかはまだ検討中。今回の研究には凍結乾燥させたネギが用いられたが、生食など摂取の方法によって効果が異なる可能性もあるという。

【栄養・食糧学会速報】 運動習慣によって必須微量元素クロムの排泄が減少する
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/375529
     MedWaveトピックス 2005/05/18 
 第59回日本栄養・食糧学会大会で5月14日、椙山女学園大学生活科学部の三田有紀子氏が発表したところによれば、運動習慣がある人は運動習慣が無い人に比べ、尿中へのクロム排泄量が減少することがわかったという。

 一過性の運動によって、クロムの尿中への排泄量が増加することが以前から分かっており、習慣的な運動によって耐糖能異常を起こす人もいないし、運動習慣は糖尿病の予防や改善に有効とされていることから、三田氏らは、運動習慣がある人では、尿中へのクロム排泄量を抑える何らかの機構が存在すると推察したという。

【日本糖尿病学会2005】 一般市民がよく取る健康食品の第1位は「ビタミン類」
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/375065
     MedWaveトピックス 2005/05/16 
 和歌山県立医科大学の南條輝志男氏らの研究グループが、5月13日の日本糖尿病学会2005のポスターセッションで調査結果を発表したところによれば、一般の人が日常取っている健康食品のうち最も多いのはビタミン類だという。

▼日常取っている健康食品について尋ねた(複数回答)結果(1234件の回答):

  1. 「特に取っていない」(37.5%)
  2. 「ビタミン類」(22.3%)
  3. 「黒酢」(11.2%)
  4. 「栄養ドリンク」(10.5%)
  5. 「自家製ヨーグルト」(7.3%)
  6. 「青汁」(4.7%)

2005/05/15
タマネギ、エシャロットは強いにおいほど良い 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/373906
   ----日経ヘルス ニュース 2005/05/10 
 野菜類などで匂いが強烈であればあるほど、栄養的にも体に良いということが、タマネギとエシャロットでも確かめられたと、米コーネル大学食品科学部の化学者、リュイ・ハイ・リウ博士(Dr.Rui Hai Liu)が、雑誌「農業と食品化学」(Journal of Agriculture and Food Chemistry )に発表した。

2005/05/08
加工肉と赤身肉の多量摂取が膵ガンリスク高める 
  http://health.nikkei.co.jp/hsn/news.cfm?i=20050428hj000hj
     NikkeiNet いきいき健康 米国発ニュース 2005/04/28
 先ごろアナハイムで開かれた米国ガン学会(AACR)で報告されたハワイ大学ガン研究センターのUte Nothlings氏らの今回の報告は、ハワイあるいはロサンゼルス在住の白人、ハワイ原住民、日系など5つの民族グループに属する男女計約20万例を対象として、食事と膵ガン発生率との関係を検討した。
 その結果、ホットドッグやソーセージなどの加工肉のほか、牛肉や豚肉の赤身を多量に摂取すると膵ガンリスクが増大するという。

 膵ガンの原因は、食肉の脂質ないしコレステロール量によるものではなく、食肉の加工過程で生じる何らかの化学反応がガン発生を招く可能性が示唆された。化学反応によって、ヘテロサイクリックアミンまたは多環芳香族炭水化物などの発ガン物質が発生する可能性があるという。

2005/04/24
老人性のシミや肝斑に飲んで効くトラネキサム酸配合薬、第一製薬が開発
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/371326
     MedWaveトピックス 2005/04/21 
 第一製薬は、市販されている美白剤にトラネキサム酸を加えた製剤(開発コード:DH-4243)を開発し、臨床試験を実施した結果、2カ月間の投与で、肝斑や老人性のシミ(老人性色素斑)、炎症後色素沈着に効果があるという臨床結果を得たので、この研究成果を、日本皮膚科学会総会で4月23日に発表する。

第一製薬プレスリリース[2005/04/19]>「経口投与によるトラネキサム酸配合「しみ」改善薬を開発」>詳細資料 ( PDF)

ヘルシーリポート: 海藻成分で胃を調整 ピロリ菌も減らすフコイダン
  http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/kenko/news/20050421ddm010100042000c.html
     毎日新聞暮らし健康 2005/04/21 
 「胃が重い」「胃が痛い」「食欲がわかない」など胃の不定愁訴に海藻の成分の一つの「フコイダン」が効果的なことが分かってきた。胃がんの原因にもつながるヘリコバクター・ピロリ(ピロリ菌)を減らす作用も注目されている。

▼難治性患者にも効果−−「機能性胃腸症」、改善例多く

     海藻類には、ぬるっとした成分が含まれているが、このネバネバ成分の一つが多糖類のフコイダン。中でもオキナワモズクには、フコイダンが豊富。
     胃腸薬(H2ブロッカーなど)を飲むと副作用の心配がある人にもフコイダンは最適。 日頃から胃の調子がちょっと悪いという人は、フコイダン茶を継続して試してみるのも一つの選択肢。 肝心なのは症状が改善するかどうかです。副作用の心配がないので、気軽に飲める。
亜鉛は十代の子どもの脳をシャープにする 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/370788
   ----日経ヘルス ニュース 2005/04/19 
 米農務省の農業研究所(Agricultural Research Service )のジェームズ・ペンランド博士が、4月4日開かれた「米栄養科学会」で報告したところによれば、10代の子どもに毎日亜鉛を20mg飲ませると、注意力、記憶力など子どもの頭の働きがアップすることが判った。
ビタミンDが前立腺ガンを予防する 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/368946
   ----日経ヘルス ニュース 2005/04/08 
 ボストンのブリガム女性病院とハーバード大学医学部のスタッフの研究によれば、血液中にビタミンDが多く含まれている男性は、前立腺ガンにかかるリスクが、ビタミンDが少ない男性より、はるかに小さいことが判ったという。

2005/04/17
国立健康・栄養研、トクホ184製品のエビデンスを一挙公開/ 栄養指導や薬剤との相互作用確認に最適
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/369962
     MedWaveトピックス 2005/04/14 
 独立法人の国立健康・栄養研究所は、4月11日から、特定保健用食品(トクホ)の許可の根拠を製品ごとにまとめたデータベース「『健康食品』の安全性・有効性情報」の一般公開を始めた。

国立健康・栄養研究所最新ニュース(記事一覧)[2005/04/11]>  個別の特定保健用食品に関する有効性・安全性情報を公開しました
  「個別の特定保健用食品に関する有効性・安全性情報

にんにく/大腸ポリープの成長を抑制 広島大助教授ら発表
  http://www.mainichi-msn.co.jp/kagaku/medical/news/20050414k0000e040033000c.html
     毎日新聞 サイエンス医療 2005/04/17 
 にんにくには、抗がん作用を持つたんぱく質が多く含まれていることが知られており、米国で開かれた国際にんにくシンポジウムにて発表された広島大の田中信治助教授(分子病態制御内科学)らの研究によれば、にんにくに含まれる成分に、大腸にできたポリープの成長を抑える効果のあるという。
 大腸ポリープは、直径1センチを超すとがんに移行する場合があり、にんにくが、がん抑制に結びつく可能性があるという。

▼英訳: http://mdn.mainichi.co.jp/news/20050414p2a00m0dm009000c.html

暮らしWORLD:生活習慣病の予防サプリ「L−カルニチン」
  http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/kenko/news/20050413dde012070055000c.html
     毎日新聞 暮らし健康 2005/04/13 
 評判の「コエンザイムQ10」と同様、体内の脂肪燃焼に係わり、加齢と共に不足がちになるという、「L−カルニチン」という栄養素が注目されている。その「L−カルニチン」についての解説記事。

●羊肉に豊富
 L−カルニチンは、特殊なアミノ酸の一種。肝臓でも作られるが量は少なく、ほとんどを食品から摂取される。肉類に多く含まれる。特に羊肉に豊富。他に赤貝やイカなどにも含まれる。

●脂肪を運搬
L−カルニチンは、脂肪燃焼の“仕掛け人”として分解した脂肪を運搬する役目を持っており、L−カルニチンが不足すると、脂肪は分解されないまま、皮下や内臓に蓄積されてしまう。この分解された脂肪をエネルギーに転換する手助けをするのがコエンザイムQ110。

●100歳以上には多い
 厚生労働省の国民栄養調査(03年)によると、日本人の脂肪摂取量は1950年の約3倍になるが、体内のL−カルニチンは20歳代をピークに減少する。一般的に年を取ると肉類を食べる機会が減るので、200〜300mg/日を目安に意識的なL−カルニチンの摂取が求められるという。
 100歳以上の高齢者の体内には、L−カルニチンが多いというデータがある。

発芽玄米の血中コレステロール低下作用はステロイド類などの排泄促すため/東京農工大とファンケルが解明
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/368895
     MedWaveトピックス 2005/04/08 
 3月 30日に札幌で開催された日本農芸化学会で報告された、東京農工大学教授の矢ヶ崎一三氏らとファンケルとの共同研究によれば、 発芽玄米が胆汁酸の生成を促進することなどによってコレステロールの排泄を促し、これが血中コレステロール値の改善を実現しているという。

ファンケルニュースリリース(2005/04/06)> 研究発表「発芽玄米のコレステロール低減の作用機構」について(PDF)

「アマニ」は健康にいい! 普及を目指す協会が始動 
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/a027/369110
     日経medwaveサプリ&機能性食品トピックス 2005/04/08 
  アマニは、中央アジア原産の1年草で、カナダが主な生産・輸出国。種子を食用にするが、外観や味はゴマに近く、含まれる脂肪分が健康に良いことが知られている。
 アマニ種子には、n3(オメガ3)系のαリノレン酸が多く含まれ、このαリノレン酸をはじめとするn3系脂肪酸は、生活習慣病やアレルギーの予防効果を期待できる成分だ。
 このアマニやアマニ加工品の普及啓蒙活動を行う有限責任中間法人「日本アマニ(亜麻)協会」が4月6日、活動を開始した。
熟したバナナで免疫力UP 
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news_i/20050402so13.htm
     Yomiuri-Online 医療と介護 医療ニュース 2005/04/02 
 帝京大薬学部の山崎正利教授らの実験に拠れば、バナナが果物の中でも特に免疫力を高める効果が高いことを明らかにしている中で、見た目は悪く皮が黒いぐらいの、よく熟したバナナの方が、免疫力を高める効果が大きいという。

2005/03/26
ビタミンEが心不全リスクを増大 
  http://health.nikkei.co.jp/hsn/news.cfm?i=20050325hj000hj
     NikkeiNet いきいき健康 米国発ニュース 2005/03/25
 米国医師会雑誌「JAMA」3月16日号掲載のマクマスター大学(カナダ・ハミルトン)集団健康調査研究所内科教授のEva Lonn博士らの研究によれば、ビタミンEは癌や心血管疾患の予防に有用では無いばかりか、心不全のリスクを増大させることが明らかになった。

 このリスクが高まる機序は明らかではないが、酸化ストレスの存在下では、ビタミンEは抗酸化物質としてではなく酸化促進物質として作用すると推測される。
 ビタミンEを摂取している人すべてが懸念する必要は無く、問題なのは、ビタミン剤などの健康補助食品さえ摂取していれば、十分な運動をして適切な食生活を送るなど、癌や心疾患を予防するための他の手段を講じる必要が無いと考える人が多いことにあると、問題があるとEva Lonn博士は指摘している。

アクリルアミド摂取は乳癌の発症リスクと関係なし、摂取源のトップはコーヒー
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/366034
     MedWaveトピックス 2005/03/23 
 米Harvard大学公衆衛生学部疫学部門のLorelei Mucci氏らが米国医師会誌Journal of American Medical Association(JAMA)誌誌2005年3月16日号にResearch letterとして報告したところによれば、フライドポテトのような揚げ物に多く含まれる「アクリルアミド」は、国際癌研究機関(IARC)が「クラス2A(ヒトに対して発ガン性がある)」に分類され、健康被害が懸念されているなか、スウェーデン人女性を対象にした、食事からのアクリルアミド摂取と乳癌リスクの関係を調べた初の前向きコホート研究で、乳癌については、摂取と発癌リスクに関連性が無いことがわかったという。

 摂取源として最も多かったのはコーヒーで総摂取量の56%を占める。2位がフライドポテト類(12%)、3位がクリスプ・ブレッド(9%)の順だった。摂取量が最も少なかった群(平均12μg/日)と、より多く摂取していた4段階の群(平均摂取量が20、 25、31、44μg/日)の乳癌発症率を比較したが、摂取量に応じた相対リスク上昇は見られなかったという。

 本論文の原題:「Acrylamide Intake and Breast Cancer Risk in Swedish Women」

ポテトチップスに含有の成分に「有害の恐れ」 
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news_i/20050307so14.htm
     Yomiuri-Online 医療と介護 医療ニュース 2005/03/07 
 世界保健機関(WHO)と食糧農業機関(FAO)の合同専門委員会は、ポテトチップスやフライドポテトなど高温で調理された食品に含まれる化学物質「アクリルアミド」について、「健康に有害な恐れがあるかもしれず、食品含有量を低減すべきだ。」との勧告を出し、アクリルアミド含有量を減らす技術を食品業界が導入することを促すよう求めている。
【日本循環器学会2005速報】1日5杯の緑茶で血管弾力性が改善 
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/a027/365712
     日経medwaveサプリ&機能性食品トピックス 2005/03/20 
 福井循環器病院循環器内科の村上達明氏が日本循環器学会2005年3月19日のポスターセッションで報告したところによれば、5杯/日、または800ml以上/日の緑茶を摂取することで、血圧に関係するとされる脈波伝播速度(PWV: Pulse Wave Velocity)が有意に下がり、血管の弾力を示すFMD(Flow Mediated Dilation:血流の増加に依存した血管拡張)が有意に向上するという。

 現代の日本人は高血圧や糖尿病、血中コレステロールの増加といった心血管イベントが起き易い状態であるにも係らず、欧米に比べて心臓病などの心血管イベントの発生率が低いのは、日本独特の「緑茶」が血管に良い影響を与えているという仮説を検証したものといえる。

ビール原料ホップが胃かいようの予防効果? 
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news_i/20050318so11.htm
     Yomiuri-Online 医療と介護 医療ニュース 2005/03/18 
 千葉大大学院医学研究院とアサヒビールの共同研究によれば、ビール原料のホップから抽出した「ホップ・ポリフェノール」が、胃かいよう発症に関与し胃がんとの関係も指摘されるピロリ菌の毒素を弱めるという。研究成果は4月4日から開かれる「日本細菌学会総会」で発表。

 ▼アサヒビール」 > ニュースリリース 2005/03/17 
    「ホップ・ポリフェノール」が、ピロリ菌による疾病発症リスクを低減
     千葉大学大学院医学研究院‐アサヒビール(株)R&D本部の共同研究で有効性を確認
       第78回日本細菌学会総会で発表、機能性食品としての開発を進める

カネボウ、ビタミンC、Eの50倍の美白効果を持つビタミンB混合物の働きを確認
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/364271
     MedWaveトピックス 2005/03/14 
 カネボウは、特定の組み合わせのビタミンB群混合物が、紫外線照射などによって起こる色素沈着を強力に抑制すること、その抑制メカニズムがホルモンバランスの調節によることを始めて確認したと発表した。
 マウス実験によるこの「ビタミンB2」「ビタミンB6」「ニコチン酸アミド」を特定の比率で混合したビタミンB群混合物の抑制効果(美白効果)は、ビタミンCやビタミンEの50倍強力だという。

 カネボウのホームページ  プレスリリース 2005/03/10 


2005/02/26
コーヒーで肝がんと結腸直腸がんリスクが低下 
  http://health.nikkei.co.jp/hsn/news.cfm?i=20050225hj000hj
     NikkeiNet いきいき健康 米国発ニュース 2005/02/25
 コーヒーの日常摂取によって肝がんリスクが低下し、またデカフェは直腸結腸がんリスクを低下させることが、米国立がん研究所発行の「Journal of the National Cancer Institute.」2月16日号に掲載された米国と日本の2つの研究で明らかにされた。

 米国でのデータでは、カフェイン入りコーヒーと紅茶の飲料者と結腸直腸がん発症との関連性は認められなかったが、カフェイン抜きのデカフェを2杯/日以上摂取する習慣のある人は非摂取者と比べて、直腸がんの発生率が約1/2であることが判明した。

 日本でのデータでは、コーヒーを毎日またはほぼ毎日摂取する人は、肝がん発生リスクが非摂取者の半分であることが判明した。
非摂取者と比較して、1〜2杯/日の摂取者では48%, 3〜4杯/日の摂取者では52%, 5杯/日では76%リスクが低かった。

たんぱく質と塩分控えめの腎臓病患者向けカップそばを日清サイエンス発売
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/360907
     MedWaveトピックス 2005/02/23 
 日清サイエンスは、東洋水産と共同開発した腎臓病患者向けのカップ入り即席そば「レナケアー たんぱく調整 カップ入りそば」を2月25日に発売する。一般向けの製品に比べ、たんぱく質は半分以下、塩分も半分に抑えて、たんぱく質、塩分、リン、カリウムを減らし、十分なエネルギーを確保した。希望小売価格は160円。

 日清オイリオニュースリリース 
   「腎臓病患者向け カップ入り即席そば 「レナケアー」 たんぱく調整 カップ入りそば 新発売。たんぱく質1/2以下、塩分50%カット!」

「葉酸」に高血圧予防効果 
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news_i/20050221so17.htm
     Yomiuri-Online 医療と介護 医療ニュース 2005/02/21 
 葉酸は、神経管閉鎖障害という赤ちゃんの先天性疾患を予防する効果が高く、妊婦には必須の栄養素として知られるが、緑黄色野菜や豆類に多く含まれる栄養素である。この「葉酸」は女性の高血圧予防に効果があることが、米ハーバード大の研究でわかった。

2005/02/20
「毎日飲む」コーヒー、肝がん半減 
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news_i/20050217so12.htm
     Yomiuri-Online 医療と介護 医療ニュース 2005/02/17 
 厚生労働省研究班(班長=津金昌一郎・国立がんセンター予防研究部長)が実施した大規模調査の結果が、16日付の米がん専門誌に掲載されたところによると、1990〜2000年の約10年間、全国9か所の40〜69歳の男女約9万人を追跡調査した結果、コーヒー摂取量と肝がん発生率の関連がわかったという。

 コーヒーを毎日飲む人は、ほとんど飲まない人に比べ肝がんになる率が51%も少なく、「5杯/日以上飲む」人では「飲まない人」の1/4。同じくカフェインが多く含まれる緑茶を多量に飲んでいる人では、肝がん発生率の低下はほとんど認めらないが、どの成分が効果を及ぼしているかは判っていない。コーヒー独自の成分の可能性が高いという。
肝がんリスク、コーヒーで半減 国立がんセンター
  http://www.asahi.com/health/life/TKY200502160331.html
     Asahi.com健康健康・生活 2005/02/16
 米国のがん専門誌JNCI 16日号に掲載された、日本の国立がんセンターの研究チームによる9万人を超える男女を10年間にわたる大規模追跡調査の結果によれば、コーヒーを飲む量が多いほど肺がんのリスク低減の効果があるという。

 コーヒーが肝細胞がんを予防する詳しい仕組みは不明だが、抗酸化作用のある成分がコーヒーに大量に含まれているからではないかと見られる。 ただ、同号に掲載された米国チームによる別の研究では、コーヒーや紅茶で大腸がんや直腸がんを予防する効果は確認されなかったという。

生姜、緑茶にガン予防効果−−マウスで確認 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/359698
   ----日経ヘルス ニュース 2005/02/16 
 ミネソタ大学のアン・ボード、ジガン・ドン両研究者が、このほど米アリゾナ州で開かれた「米がん研究学会」(American Association of Cancer Research )の会合で発表した研究によれば、ショウガや緑茶に結腸ガン(大腸ガン)を予防する効果があることを、マウスでの実験で確かめたという。
海藻類に乳がんの予防効果 
  http://health.nikkei.co.jp/hsn/news.cfm?i=20050210hj001hj
     NikkeiNet いきいき健康 米国発ニュース 2005/02/10
 栄養学関連誌「Nutrition」2月2日号掲載のカルフォルニア大学バークレー校公衆衛生学部の毒物学者Christine Skibola氏の研究は、日本人女性は米国人女性よりも乳がんのリスクが低く、日常生活で海藻類の摂食量がはるかに多いことに着目し、ワカメなどの海藻類の摂取により、乳がんなどのエストロゲン依存性がんの発生に関与する血中エストロゲンが低下することを明らかにしたもので、子宮内膜症などの疾患によって月経周期に極度の不規則性をみる女性患者3例を対象に海藻の補助食品を連日摂取させたところ、月経周期が延長し規則的になり、そのほか、エストラジオール(エストロゲンの一種)の血中濃度が低下したという。

2005/02/12
卵1日1〜2個なら脳卒中や心臓病への影響なし、ただし糖尿病の方は控えめに 
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/a027/358032
     日経medwaveサプリ&機能性食品トピックス 2005//02/07 
 卵(鶏卵)に含まれるコレステロールは、100g当たり約400mg と食品の中でも特に多く、卵1個は300gのヒレステーキとほぼ同じ含有量にもなるので、生活習慣病の面から食べるのを控えたほうが良いが、University of Medicine and Dentistry of New JerseyのAdnan I. Qureshi氏らが、米国人1万人を平均16年間追跡した調査を基にした研究から、健康な人なら1〜2個/日の卵を食べても冠状動脈疾患や脳梗塞の発症は増えないことが分かったという。

 但し、糖尿病を発症している人は、心筋梗塞の相対リスクが高いので、控えたほうが良いという。

【日本消化管学会速報】 ブロッコリースプラウトで胃炎が治る? 進行中の臨床試験で有効性示す結果出る 
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/a027/357168
     日経medwaveサプリ&機能性食品トピックス 2005//02/02 
 筑波大学人間総合科学研究科病態制御医学専攻の谷中昭典氏が、1月28〜29日に開催された第1回日本消化管学会総会で発表したところによれば、癌予防に効果的だとして人気があるブロッコリースプラウト(ブロッコリーの新芽)を食べることによって胃炎の症状が良くなるという。

 これは、ブロッコリースプラウトに含まれるスルフォラファンという成分が抗酸化作用と抗ヘリコバクター・ピロリ(Helicobacter pylori)作用を持つためで、ブロッコリースプラウトは、活性酸素の働きを抑制する、いわゆるラジカルスカベンジャーとして働き、炎症を抑えると考えられる。


2005/02/05
【サプリ&機能性食品2005速報】 「肥満解消に、ビタミンやミネラルが必須」−−ビタミン外来の佐藤医師
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/357047
     MedWaveトピックス 2005/02/01 
 「サプリ&機能性食品2005」最終日の1月28日午後の講演に登場した、こもん会稲毛病院(千葉市稲毛区)でビタミン外来を担当する佐藤務医師(整形外科・健康支援科部長)は、ビタミンやミネラル摂取の重要性を強調。

 肥満の原因は、3大栄養素(炭水化物、脂肪、たんぱく質)の過剰摂取によるカロリーオーバーと、それを代謝するビタミン、ミネラルなどの副栄養素の圧倒的な不足にある。しかし、カロリーオーバーばかりにスポットが当たり、副栄養素の不足に着目しないのは問題だと。 

≪原因≫

  1. 副栄養素が不足する理由は、野菜の栄養価の低下にあり、50年前に比べてビタミン、ミネラルなどの栄養価が1/8〜1/20に減っている。
  2. 加工食品が増えたこと。例えば米では、精白過程で副栄養素がそぎ落とされたりしている。
  3. ストレスの多い現代生活では、抗ストレスホルモンを作るためにビタミンが大量に使われるため。
≪対策≫
 副栄養素を十分に摂取できる食事が基本だが、それができないなら「ビタミン、ミネラルなどが幅広く配合されたサプリメントを利用する。但し、単一成分配合のビタミン剤ではダメ。
グレープフルーツジュースがもつリスクを再警告 
  http://health.nikkei.co.jp/hsn/news.cfm?i=20050128hj001hj
     NikkeiNet いきいき健康 米国発ニュース 2005/01/28
 看護学関連誌「AmericanJournal of Nursing」の先月号では、グレープフルーツジュースが体内のろ過(代謝)システムの一つである肝臓での酵素産生に影響を与え、そのために特定の処方せん薬服用者の体内薬剤濃度が上下し、大きな問題に繋がりかねないことが改めて警告された。
 このような危険性は、患者向けの情報に記載されているが見逃されやすく、医師も薬剤情報のめまぐるしい変化に対応できていない可能性がある。
 グレープフルーツジュースと相互作用を起こす一般的な薬剤には、エイズ治療薬、抗凝固薬のCoumadin(ワルファリン)、抗生物質のエリスロマイシン、ホルモンのエストロゲンおよびテストステロン、ぼっ起不全治療薬のバイアグラなどがある。作用は服用直後のみならず、5時間から12時間にわたって続くこともあり、希釈、冷凍、生などジュースの状態によって薬剤の濃度に対する影響には多少の違いがある。
 グレープルーツジュースで降圧薬の効果が強まり、過度の血圧低下から立ちくらみや失神に至ることがある。また、心疾患の危険因子を有し、コレステロール低下薬リピトールを処方された59歳の男性が、1日にグラス数杯の生グレープフルーツジュースを摂取したことで器官系の薬剤濃度が上昇し、深刻な腎疾患を発症した例もある。

2005/01/30
【サプリ&機能性食品2005速報】 “食べる健康”から“出す健康”へ 体内を解毒するサプリの臨床データを発表
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/a027/355957
     日経medwaveサプリ&機能性食品トピックス 2005/01/27 
 最近、「デトックス(体内浄化)」が話題になっているが、体内に侵入し急性毒性を生じない程度の微量の重金属が脂肪組織などに蓄積してアレルギーや代謝異常を引き起こす有害物質を積極的に排出させようというもの。

 銀座サンエスペロ大森クリニック院長の大森隆史医師と共同で行った臨床研究で、メディキューブが開発した「BE-MAXデトックス」は、αリポ酸、ケルセチン、メチオニンといったキレート作用を持つ成分を含み、3カ月の摂取で尿中の重金属量が低減したデータや、アトピー性皮膚炎などが改善した例が発表された。

【サプリ&機能性食品2005速報】 「医師がサプリや機能性食品を薦めて疾病リスクを減らす時代になった」
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/a027/355954
     日経medwaveサプリ&機能性食品トピックス 2005/01/27 
 京都府立医科大学の吉川敏一教授が基調講演で切り出したのが、生活習慣病の動向、疾病予防のための新指標を探る新技術、抗酸化成分の重要性などについてで、 「医師も病気のリスクを減らすためにサプリメントや機能性食品を薦める時代になりつつあり、製品には、いっそうのエビデンスが求められる」と。

 「現状のトクホは、血圧やコレステロールを下げるなど、効果指標が薬と同じで、疾病の予防的な面は評価されていないので、疾病にいたる前段階でのリスク増加がわかるバイオマーカーを見出すことが必要だ。」と吉川教授はいう。

【サプリ&機能性食品2005速報】 花粉症シーズン目前! サプリメントはここまで効く 注目の4成分の最新データを発表
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/a027/355955
     日経medwaveサプリ&機能性食品トピックス 2005/01/27 
  今年は例年をはるかにしのぐスギ花粉飛散量が予想される中、「サプリ&機能性食品 2005」26日午後は、4種類の注目成分にスポットを当てた最新の研究報告とディスカッションが行われた。

  1. 日本赤十字社和歌山医療センター耳鼻咽喉科の榎本雅夫医師 ランスが崩れ、アレルギー性疾患の発症リクスが高まる」と説明(衛生仮説)。
  2. 森永乳業・食品総合研究所副主任研究員の清水金忠氏は、ビフィズス菌BB536株含有ヨーグルトの効果を報告。
  3. ニチニチ製薬・中央研究所部長の嶋田貴志氏は、乳酸菌抽出物LFKの効果を発表。
  4. ヒガシマル醤油・研究所上席研究員の古林万木夫氏は、伝統的な発酵食品のしょうゆに含まれる多糖体SPSによる花粉症改善効果の可能性を示した。
  5. オリザ油化・執行役員研究開発部長の下田博司氏は、フキとシソのポリフェノールの効果を報告。前3者と作用点が異なり、即効性が期待できることを強調。
葉酸が高血圧を予防−−15万人の女性を調べて判る 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/355690
   ----日経ヘルス ニュース 2005/01/26 
 ハーバード大学とブリガム女性病院の研究者らが、15万人の女性を27〜43歳、44〜70歳の2グループに分け、1990年代の8年間、毎日の葉酸の摂取量と高血圧の関係を調査した結果を、「JAMA(米医師会雑誌)」に発表したところによれば、毎日葉酸を積極的に多く摂取した女性は、摂取量が少ない女性と比べて、高血圧になった割合がはっきりと小さかった。
 年配の女性でも、葉酸を多く摂取した人は、摂取量が少なかった人より、高血圧になった割合が小さく、高血圧予防効果が認められた。但し、若い女性ほどはっきりとした差は出なかった。

2005/01/22
野菜や果物に乳がんの予防効果認めず 
  http://health.nikkei.co.jp/hsn/news.cfm?i=20050121hj000hj
     NikkeiNet いきいき健康 米国発ニュース 2005/01/21
 米国医師会誌「JAMA」1月12日号掲載されたオランダの研究によれば、多くの野菜や果物には多量の繊維、抗酸化ビタミンやミネラル、がんを予防する化合物が含まれ、過去の多くの研究は乳がんリスクの低下を報告してきたが、野菜や果物の摂取は乳がんを予防しないことが明らかになったという。

 しかし、ユトレヒト大学医療センターの研究者Petra Peeters 博士と Carla van Gils氏は、特定の女性サブグループで予防効果が見られる可能性は除外できない、とコメントし、また自らの研究については、欧州における栄養およびがんに関する最大の較正研究ではあったものの、追跡期間が5.4年間(中央値)と比較的短かったことが「乳がんを予防しない」とする不利な点として認めており、今回の知見によって人々が野菜や果物を重要視することを止めないように、と結んでいる。

カモミール茶の治療効果が判明 
  http://health.nikkei.co.jp/hsn/news.cfm?i=20050114hj001hj
     NikkeiNet いきいき健康 米国発ニュース 2005/01/14
 農業および食品化学関連誌「Journal of Agricultural and Food Chemistry」1月26日号掲載の研究によれば、あらゆる疾患やストレスに効果があるとされてきたカモミール茶に含まれる成分によって、風邪や月経痛など様々な健康障害が緩和される可能性が判明したという。

 カモミール茶は消化管の微生物叢を変化させると見られ、そのために尿中の馬尿酸およびグリシンが増加する。このグリシンは神経弛緩物質としても機能するが、お茶の鎮静作用はこれに起因すると考えられる。


2005/01/15
花粉症対策の茶飲料、一斉に登場へ
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/353776
     MedWaveトピックス 2005/01/14 
 スギ花粉が飛散する季節を迎え、花粉症の症状を緩和する成分を含むペットボトル入りの無糖茶飲料の商品化が相次いでいる。

 1月11日に全国で新発売されたのが、宝酒造「<健寿茶房>甜茶」。甜茶(てんちゃ)と凍頂烏龍(とうちょうウーロン)茶、クマザサエキスとフキエキスをブレンドした。
 1月17日には、日本コカ・コーラがミントポリフェノールを1本に300mg配合した無糖紅茶飲料「春のミント習慣」と、サッポロ飲料「サッポロ 処方十茶」が発売になる。 「処方十茶」は、メチル化カテキンが豊富な凍頂烏龍のほか、甜茶、シソ葉、グァバ葉、ユーカリは、ルイボスティー、柿の葉、レモンバーム、ネトルリーフ、エルダーフラワーの10種類の素材を用いている。
 1月18日には、キリンビバレッジが花粉症などのアレルギー症状を緩和する効果が最も高い乳酸菌としてキリンビールの研究グループが選抜した、KW乳酸菌を1本に50mg配合した緑茶飲料「キリン 体質茶」を全国発売する。
 1月19日には、アサヒ飲料がメチル化カテキンを多く含む緑茶飲料「アサヒ べにふうき緑茶」の販売を開始する。

20代独身女性、4人に1人「毎日サプリ」
  http://www.asahi.com/health/life/TKY200501130111.html
     Asahi.com健康健康・生活 2005/01/13
 農水省と農協で組織する「朝ごはん実行委員会」が発表した、20代の独身女性731人のアンケート調査の結果によれば、20代独身女性の4人に1人は、ビタミン剤などの栄養を補助するサプリメントをほぼ毎日口にしており、一方、朝ごはんを毎日食べる人はほぼ半数。食事抜きで不足しがちな栄養を補給するために、サプリメントを愛用している女性たちの実態が浮き彫りになった。

朝ごはん実行委員会のHPの「20代独身女性朝食事情調査

タバコとコーヒーの組み合わせは血管に悪い 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/352935
   ----日経ヘルス ニュース 2005/01/11 
 アテネ医科大学のチャラランボス・ブラチョプーロス博士らが「米心臓学会誌」(Journal of American College of Cardiology )最近号で報告したところによれば、タバコを吸いながら、同時にコーヒーを飲むことにより、大動脈が一時的に硬くなり、その硬化の程度はタバコやコーヒーを単独で摂った時よりも、両者を組み合わせた場合の方がはるかに大きくなるので、朝起きて直ぐにタバコを吸ってコーヒーを飲むという習慣は、血管に悪いのでやめた方がよいと警告している。

2005/01/05
葉酸と乳がん発症に関連性? 
  http://health.nikkei.co.jp/hsn/news.cfm?i=20041217hj001hj
     NikkeiNet いきいき健康 米国発ニュース 2004/12/17
 英医学誌「British Medical Journal」12月11月号に掲載された英国の研究では、葉酸サプリメントの摂取により、二分脊椎などの先天性欠損の予防効果が得られる反面、妊娠後期の多量の葉酸サプリメント摂取が数十年後の乳がん発症の増加に関連する可能性が判明したという。
マルチビタミンが早産、未熟児出産を防ぐ 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/348940
   ----日経ヘルス ニュース 2004/12/13 
 米ノースカロライナ大 学の研究者が、雑誌「米疫学ジャーナル」で報告したところによれば、マルチビタミン剤(総合ビタミン剤)を、妊娠する前から服用していた女性は、早産や未熟児を出産することが少ないことがわかった。
 これは、葉酸が胎児の健康を守り、早産、未熟児出産防止に役に立っているものと思われるとのこと。
サメ軟骨に癌治癒効果の科学的根拠なし 
  http://health.nikkei.co.jp/hsn/news.cfm?i=20041210hj001hj
     NikkeiNet いきいき健康 米国発ニュース 2004/12/10
 米ジョンズ・ホプキンズ大学の生物学および比較医学部門研究教授Gary K. Ostrander氏が、がん関連医学誌「Cancer Research」12月1日号に発表した論文によれば、天然のサメ軟骨製品はがんの代替療法として一般的に利用されているが、がんが治癒するという科学的な証拠はないと結論付けた。

 将来的にはサメ軟骨の特定成分の有益性が判明する可能性はあるが、現時点では誤った期待を抱かせる「似非科学」を非難している。


2004/12/11
トマトのリコピン、再発した前立腺癌の進行を抑制−−米専門医が臨床データを公表
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/346920
     MedWaveトピックス 2004/12/02 
 米デトロイトのカルマノス・ガン研究所内科・腫瘍学科のオマール・クチューク教授が11月26日、都内で開催されたセミナー「リコピンと 21世紀の健康」(主催:イスラエルのライコレッド社)で、発表した研究結果によると、トマトの赤い色素成分リコピンに、再発した前立腺癌の進行を抑える作用があるという。

2004/11/27
「1日リンゴ1個で医者知らず」を証明  
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/345428
   ----日経ヘルス ニュース 2004/11/24 
 西洋には、「1日リンゴ1個で医者知らず」(An apple a day keeps doctor away. )と言うことわざがあるが、これは嘘ではないとする研究が、コーネル大学(米ニューヨーク州)のC・Y・リー教授(食品科学技術学部長)らによって雑誌「農業食品科学」(Journal of Agricultural and Food Chemistry)12月1日号で発表された。  新鮮な野菜や果物に含まれている抗酸化作用のあるケルセチンという物質は、特にりんごに多く含まれていて、この物質の作用を実験により確かめたもの。
カシスやブルーベリーの果汁はカゼやインフルエンザを防ぐ!?
  培養細胞で抗ウイルス作用を確認、“果汁入り飴”への応用を期待
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/344742
     MedWaveトピックス 2004/11/19 
  福島県立医科大学微生物学講座の錫谷達夫教授の研究によれば、中国に群生する野生種のカシス「黒加倫(くろかりん)」のほか、ブルーベリー、クランベリー、エルダーベリーの4種類のベリー類の果汁に、カゼやインフルエンザなどを予防する抗ウイルス作用があることが新たに分かった。
前立腺肥大症にやっぱりノコギリヤシが効いた
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/344479
   ----日経ヘルス ニュース 2004/11/18 
 ハーバード大学から出版されている男性健康雑誌「ハーバード・メンズ・ヘルス・ウォッチ」11月号に、前立腺肥大症による症状の進行を食い止めるための最新知識が掲載された。
 その記事によると、「セイヨウノコギリヤシ」が、やはり最も効果がありこれを利用することにより、夜間の排尿回数が平均25%減少し、前立腺肥大症にともなう不快な症状が28%軽減されており、副作用も問題はないとい う。

2004/11/21
アルツハイマー予防にリンゴ、毎日1個皮ごと食べる 
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news_i/20041118so11.htm
     Yomiuri-Online医療と介護 > ニュース 2004/11/18
 米コーネル大などの米韓共同チームがまとめた報告によると、毎日1個のリンゴを食べると、アルツハイマー病など痴呆の予防に役立つ可能性があるという。この報告は、全米化学会の専門誌の来月1日号に掲載される。
 リンゴには高い抗酸化作用を持つ物質ケルセチンが多く含まれ、マウスを使った実験では、抗酸化作用が高いとされるビタミンCよりも明確に高い効果が確認された。また新鮮なものを生のまま皮ごと食べる方が効果が期待できるという。

2004/10/31
ヘルシーリポート: トマトの成分が血糖値を抑える 
  http://www.mainichi-msn.co.jp/kagaku/medical/news/20041030ddm010100159000c.html
     毎日新聞 > サイエンス > 医療 2004/10/30
 食品メーカー「カゴメ」の総合研究所と昭和女子大の共同研究により、トマトを用いた調理食品に血糖値上昇を抑える効果のあることが分かった。研究結果は、9月の日本健康科学学会で発表された。

 トマトに含まれる酸(クエン酸など)が、でんぷんをブドウ糖に分解するα−アミラーゼの活性を阻害するためで、生活習慣病予防に効果的。

カゴメ > ニュースリリース2004/8/24 >
   トマトを使用したメニューが血糖値の上昇を抑制することを確認
      http://www.kagome.co.jp/news/2004/040825.html

ヘルシーリポート:自然の妙薬、リンゴ 食物繊維、動脈硬化を抑制 
  http://www.mainichi-msn.co.jp/kagaku/medical/archive/news/2004/10/30/20041030ddm010100162000c.html
     毎日新聞 > サイエンス > 医療 2004/10/30
 欧米で古くから「自然の歯ブラシ」と呼ばれるリンゴが高脂血症や脳卒中、大腸がん予防に効果的であることが分かってきた。豊富に含まれる食物繊維と、ビタミンやミネラル、有機酸、ポリフェノールなどの働きのためで、生活習慣病に対しても、まさに「自然の妙薬」。

 リンゴ繊維(搾りカス)摂取による動脈硬化予防の研究で知られる武部和夫・弘前大名誉教授(75)への、インタビュー記事。

    • 大腸がんへの抵抗力増す
    • 血圧降下、半世紀前に立証
    • 丸かじりにより、脳の働き活発に
    • 国内生産量「ふじ」が5割 消費者は甘みを好む−−昨年
牛の脂で、コレステロールを下げる! 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/340392
   ----日経ヘルス ニュース 2004/10/29 
 米ネブラスカ大学リンカーン校の栄養学者、ティム・カー博士が、牛の脂(tallow)に含まれるステアリン酸に、コレステロールを下げる働きがあることを突き止め、牛脂のステアリン酸と、大豆のステロール(sterol)を、特殊な製法で結合させ、コレステロールを下げる食品添加物を開発した。
 ハムスターでのテストでは、LDL(悪玉コレステロール)が70%も減少したという。

2004/10/23
ココアで初のトクホが誕生! 難消化性デキストリンを配合、片岡物産が11月から発売
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/337482
     MedWaveトピックス 2004/10/15 
 ピュアココアでNo.1ブランドの「バンホーテン」の片岡物産が、ココアで初めてのトクホ(特定保健用食品)の表示許可を9月27日に取得、「バンホーテン ミルクココア ファイバープラス」の名称で11月1日から発売する。

片岡物産のホームページ

米NIH、サプリメントの最新エビデンス集を公開 ビタミンD、魚油、緑茶などの健康効果を紹介
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/337482
     MedWaveトピックス 2004/10/15 
 米国国立衛生研究所(NIH)の栄養補助食品室(ODS:Office of Dietary Supplements)は10月8日、食品成分の健康効果に関する最新の研究成果を纏めた報告書を発表した。

 ODSは2000年から毎年、同様の報告書を公表しており、今回が5冊目となる報告書は、2003年に発表された食品成分関連の論文から、特に優れたものを25報を厳選して紹介しており、インターネット上で公開している。

 この報告書の名前は「Annual Bibliography of Significant Advances in Dietary Supplement Research 2003」。ODSのホームページのこちらからダウンロードできる。

ODSのホームページのダウンロード用ページ
  Annual Bibliographies of Significant Advances in Dietary Supplement Research

抗酸化サプリメントは消化器癌予防に有効ではない:系統的レビューとメタ分析から
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/336688
     MedWaveトピックス 2004/10/12 
 酸化ストレスは癌を引き起こす可能性があるが、抗酸化サプリメントは、癌の発生率と死亡率を減らせるのだろうか?。サプリメント愛用者にとっては気になる話題だ。
 デンマークの研究者らが、文献データベースを調べ、サプリメントの消化器癌予防効果の臨床試験のレビューを行い、Lancet誌10月2日号に報告した。
 その結果、偽薬、または、ベータ-カロチン、ビタミンA、C、E、セレニウムの単独または併用を1〜12年間継続した被験者に、食道、胃、大腸、膵臓、肝臓の癌の発生率減少は認められなかった。死亡率を上昇させたのは、カロチンとビタミンA(1.29)およびカロチンとビタミンE(1.10)の組合わせだった。カロチンのみは相対リスク1.05で増加傾向を示した。
 セレニウムには消化器癌予防作用があった(相対リスク0.50)。サプリメントには、げっぷが増える、皮膚が黄色くなるなどの副作用も見られたという。
ビタミンサプリメントが消化管がんのリスク高める 
  http://health.nikkei.co.jp/hsn/news.cfm?i=20041008hj000hj
     NikkeiNet いきいき健康 米国発ニュース 2004/10/08
 英国医学誌「Lancet」10月2日号掲載の研究において、ビタミンおよび抗酸化サプリメントの服用者のがんにに対する死亡リスクが非服用者に比べて高いこと、セレニウムサプリメントでリスクが低減する可能性があることが判明した。

 抗酸化サプリメントが有害作用をもたらす原因は不明であり、現在、米国対がん協会(ACS)および米国立がん研究所(NCI)はいずれも癌予防にビタミンサプリメントを推奨していない。


2004/10/10
リンゴのポリフェノール、筋力増強や脂肪減少の効果 
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news_i/20041004so12.htm
     Yomiuri-Online医療と介護 > ニュース 2004/10/04
 赤ワインや黒豆などに含まれるポリフェノールは老化やがんの要因とされる活性酸素を除去する働きが知られているが、アサヒビールと日本体育大学大学院の中島寛之教授らの共同研究で、リンゴから抽出されるリンゴポリフェノールに、筋力増強や内臓の脂肪を減らすなどの効果が明らかになった。

2004/10/03
漫画で学ぶサプリメントってなぁに? 
  http://www.supplerank.com/whats_supple/step01.html
     サプリメント・クチコミ・ランキング 
 日本サプリメント評議会運営「サプリメント・クチコミ・ランキング」編集長、小泉美紀さんから当サイト宛てに連絡があり、相互リンクを行いました。

 誰もが悩む健康食品の選び方を企業様提出の製品データ(守秘義務契約に付き非公開)を一定の基準で審査し専門家の査読をクリアーした製品のみを評価掲載していくというサイトです。
 第三者機関として、公正中立な立場で製品を評価し健康食品や健康に関する情報公開を行っていくようですので、これから多くのデータが貯まることにより、利用価値が増すことを期待したいサイトです。 「漫画で学ぶサプリメントってなぁに?」は、サプリメントを全く知らない方でも理解できる内容となっておりますので是非ご一読下さい。
 また、9月29日(水)22:48より、テレビ東京系列「ドットコムリポート」にて取材内容が放映されたということですが、皆さんご覧になられましたか。

 お勧めは、「クチコミ情報掲示板」というのがあり、サプリメントの情報交換に役立ちそうですので、ご利用されてはいかがでしょうか。

胃がん予防女性なら…冷ました緑茶5杯で/日!? 
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news_i/20040927so12.htm
     Yomiuri-Online医療と介護 > ニュース 2004/09/27
 1990年以降、最長12年間にわたり、男女約7万3000人の食習慣と健康状態の変化を追跡した結果、胃がん予防には、少し冷ました緑茶を5杯/日以上飲むと良さそうだという調査結果を、厚生労働省研究班(主任研究者=津金昌一郎・国立がんセンター予防研究部長)が纏めた。

 緑茶を飲む習慣との関連を調べると、女性は5杯/日以上飲むと、ほとんど飲まない人に比べ、胃がんになる危険性が3割低かった。男性では、明確な影響は確認できなかった。
 胃がんのできる場所によって緑茶の影響が大きく異なる。胃の出口側に限れば、がんができる危険性は、ほぼ半分。一方、熱い飲み物は食道がんなどの要因になりうることが知られており、緑茶の場合も、胃の入り口付近では、予防効果はほとんど無かった。

マヨネーズの中では鳥インフルエンザウイルスは30分以内に不活化、キューピーが報告 
  http://www.kewpie.co.jp/corp/newsreleace_2004_58.html
     キューピー(株) ニュースリリース No.58 2004/09/24 
 マヨネーズは卵を原料としており、トリインフルエンザの影響が心配になる。しかし何らかの原因でマヨネーズにトリインフルエンザウイルスが混入したとしても、H5型ウイルスは30分以内に、H7型とH9型ウイルスは10分以内に不活化し、感染性を失うことがキューピーの研究で分かった。
 これは、食酢による作用、または乳化された植物油による作用によると考えられると、9月28日の開催された日本食品微生物学会で報告された。
運転時に缶コーヒーを飲むと疲れがとれる、ポッカが実験で確認 
  http://www.pokka.co.jp/contents/news/2004/040921_02.html
   ポッカコーポレーション プレスリリース 2004/09/21 
 運転中に無糖ブラック缶コーヒーを飲むと眠気だけでなく疲れもとれると、コーヒーの新たな効用をポッカコーポレーションが実験で確かめた。
 トヨタグループの豊田中央研究所が開発した精神ストレスマーカーである唾液中のクロモグラニンAを測定し、運転疲労の回復の程度を確認したもので、この研究結果は、10月30日の日本食品化学工学会中部支部大会で発表された。

2004/09/13
芋焼酎: 搾りかすに抗がん作用 熊本大教授ら実験 
  http://www.mainichi-msn.co.jp/kagaku/medical/news/20040910k0000m040150000c.html
     毎日新聞 > サイエンス > 医療 2004/09/10
 芋焼酎の搾りカスで作った醸造酢に抗がん作用があることを、熊本大学大学院の木田建次教授(生命科学)らが動物実験で確かめたことが、日本醸造学会で9日に発表された。
結石ができやすい人はコーヒーにも注意 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/330271
   ----日経ヘルス ニュース 2004/09/09 
 尿中のカルシウムやリン、尿酸などが加わって結晶化してできるのが結石が腎(じん)石。これができると、飲み物を摂り流し出すと良いと言われるが、ワシントン州立大学のリンダ・マッセー博士の研究によれば、コーヒーを飲むと、尿中に排出されるカルシウムの量が増えるため、結石が出来易くなるので、1日にカップ2杯以内に制限すべきだと、雑誌「泌尿器科ジャーナル」(Journal of Urology)で発表した。
ブルーベリーでコレステロールが下がった 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/329891
   ----日経ヘルス ニュース 2004/09/08 
 ブルーベリーは抗酸化作用により、病気の予防に有効なことが知られているが、米農務省の化学者、アグネス・リマンド博士によれば、ブルーベリー中の化学物質「テロスティールビーン」が、悪玉コレステロール「LDL」をも下げる働きがあることを突き止めたという。
オメガ3脂肪酸がアルツハイマーを防ぐことをマウスで証明 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/329738
   ----日経ヘルス ニュース 2004/09/07 
 魚油に多く含まれている「オメガ3脂肪酸(n-3系多価不飽和脂肪酸」の健康効果は、よく知られているが、UCLA医学部の神経学教授、グレッグ・コール博士のマウスを使った実験によれば、大豆とフィッシュオイルの餌にアルツハイマー病による脳の損傷を防ぐ働きに効果があることを確認。9月1日、雑誌「ニュ−ロン(神経細胞)」で発表した。

2004/09/04
キューサイ、ケール培地で培養したアガリクス抽出物に中性脂肪、血圧改善効果を確認 
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/328964
     MedWaveトピックス 2004/09/02 
 キューサイは9月1日、高崎健康福祉大学との共同研究で独自の培養法によるヒメマツタケ(アガリクス)抽出物についての動物実験で、高脂血症や高血圧など生活習慣病に対する改善作用を確認し、研究結果は9月1日に奈良市で開催された「日本きのこ学会」で発表した。

キョーサイニュースリリース

青汁の飲用はダイオキシン類、有機塩素系農薬、PCBの 体外への排泄を促進する 
  http://www.qsaiir.co.jp/j/news/nr/nr031202.html
   ----キョーサイ ニュース 2003/12/02 
 キョーサイと九州大学医学部保健学科(長山 淳哉 助教授)は、ケール原料の青汁飲用による ダイオキシン類および有機塩素系農薬(DDT、HCB)、PCBなど環境汚染物質の排泄促進効果を ヒト28名(健康な夫婦14組)で検討した結果、以下の傾向が示されたので、2003/12/02の「環境ホルモン学会」(正式名:日本内分泌攪乱化学物質学会、会場:仙台市仙台国際センター)において「青汁の飲用はダイオキシン類、有機塩素系農薬、PCBの体外への排泄を促進する」の演題で発表た。

 @青汁の継続摂取によりダイオキシン類の体外排泄が促進
 A青汁摂取によりPCB、有機塩素系農薬のDDTおよびHCBの体外排泄が促進

トマトジュースが糖尿病患者の血液凝固能を低下 
  http://health.nikkei.co.jp/hsn/news.cfm?i=20040827hj003hj
     NikkeiNet いきいき健康 米国発ニュース 2004/08/27
 米国医師会誌「JAMA」の8月18日号に掲載された研究では、トマトジュースが2型糖尿病患者の血液を希釈して凝固能を低下させるため、アテローム性動脈硬化症や心臓発作、脳卒中などの心血管障害リスクさ低下させて、致死性の障害の回避に役立つことが明らかになった。

2004/08/29
「ミネラル」を忘れていませんか−−栄養学者が注意喚起 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/327336
   ----日経ヘルス ニュース 2004/08/26 
 最近、米農務省の研究者が、銅(copper)が免疫機能アップに効果があることを示す研究成果を、「臨床栄養学雑誌」(American Journal of Clinical Nutrition)で発表して、銅、亜鉛などの微量なミネラルの重要性が見直されてきている。 

2004/08/22
アガリクス、アロエは健康によい? データを公開
  http://www.asahi.com/health/life/TKY200408160372.html
     Asahi.com健康健康・生活 2004/08/16
 「にがり」や「アガリクス」など広く使われている健康食品について、有効性と安全性の科学的な根拠を示そうと、独立行政法人「国立健康・栄養研究所」が、約100種類の食品に関するデータをホームページで公開した。
 例えば、ビフィズス菌は腸内に多量にあると「栄養成分の吸収が健全に行われる」、アロエは 「便秘に対してはおそらく有効」など。

国立健康・栄養研究所のホームページ
    「健康食品」の安全性・有効性情報ページ
    http://hfnet.nih.go.jp/

牛乳1日250cc以上飲むと…大腸がんの危険性下がる? 
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news_i/20040809so11.htm
     Yomiuri-Online医療と介護 > ニュース  2004/08/09
 米国、カナダ、オランダ、スウェーデン計4カ国の約53万人の健康状態を6〜16年間に亘る追跡調査を米ハーバード大学チームが米国立がん研究所誌に発表したところに拠れば、牛乳を250cc/日以上飲む人たちは、大腸がんの危険度が15%低く、カルシウムを700mg/日以上摂取する人たちも危険度が20%程度低ということがわかった。
ヘルシーリポート:高齢者にはL-カルニチンを 
  http://www.mainichi-msn.co.jp/kagaku/medical/archive/news/2004/07/31/20040731ddm010070169000c.html
     毎日新聞 > サイエンス > 医療 2004/07/3
 朝食向けに、アミノ酸やビタミンC入りのソーセージタイプの食肉製品が登場、人気を呼んでいるという。その理由は、調理は電子レンジで約1分の簡単便利で栄養バランスも良く、一日の活力源としてもピッタリということから。
 中でも注目されているのが体脂肪を燃やしたり、脳細胞の破壊スピードを抑える働きを持つ成分でアミノ酸の一種、L−カルニチン入り。このL-カルニチンの不足が高脂血症や糖尿病などの生活習慣病、痴ほう症状を引き起こす原因ともなっているから。

▼関連情報:
 ・ダイエット成分のカルニチン、ヒットの兆し ゼリー飲料、ペット飲料、サプリなどが幅広く登場(2004.5.7)
   http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/a027/306047

 ・伊藤ハム L-カルニチン、ビタミンC入り「朝のフレッシュ モーニングブラウン」
   http://itoham.mediagalaxy.ne.jp/corporate/news/040420.html

 ・サプリメント・健康食品 > L-カルニチンで脂肪を燃焼!
   http://allabout.co.jp/fashion/supplement/closeup/CU20040416A/

 ・脂肪燃焼に不可欠なL-カルニチンを検証
   http://health.biglobe.ne.jp/colum07/item72.html  


2004/08/08
緑茶かウーロン茶を毎日飲むと高血圧を予防、1杯/日以上で、高血圧発症リスクが46%低く−−台湾の疫学調査 
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/a027/324042
     日経ヘルスサプリ&機能性食品 トピックス 2004/08/06 
 米医学誌「Archives of Internal Medicine」に発表された、台湾・国立成功大学による疫学調査結果によると、緑茶かウーロン茶を毎日120ml(湯のみ1杯程度)、1年以上飲み続けている人は、高血圧の発症リスクが低いという。
「緑茶で胃がん予防」女性で確認 厚労省研究班が調査
  http://www.asahi.com/health/life/TKY200408040179.html
     Asahi.com健康健康・生活 2004/08/04
 緑茶のがん予防効果については、これまで肯定、否定両方の報告があったが、厚生労働省の研究班(班長・津金昌一郎国立がんセンター予防研究部長)による全国7地域の40〜60代の男女約73000人を、7〜12年にわたって追跡した大規模な疫学調査の結果によれば、男性では効果が確認できなかったが、5杯/日以上緑茶をよく飲む女性では胃がんになるリスクが低くなることが明らかになった。
【続報】「妊娠女性と3歳未満の子どもはヒジキを食べるべきでない」、その他の人も週に小鉢1杯まで 
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/a027/323166
     日経ヘルスサプリ&機能性食品 トピックス 2004/08/02 
 厚生労働省は、英国食品基準庁(FSA)の発表を受け、Webサイトに「ヒジキ中のヒ素に関するQ&A」を掲載し、4.7g/日以上を連日摂取しなければ、WHOの規定以下で、健康リスクを高めることはないとしているが、ヒ素の毒性に詳しい聖マリアンナ医科大学予防医学講座助教授の山内博氏は、一般的なヒジキ料理の一食分は、厚労省が発表した1日平均摂取量の数十〜100倍近い分量であることより、発癌性以外に低濃度の無機ヒ素が胎児に傷害を与える危険性があるので、「妊娠女性と3歳未満の幼児はヒジキを食べるべきではない」と云う。
バナジウム水が血液をサラサラにして糖尿病を防ぐ  
  http://nikkeibp.jp/wcs/leaf/CID/onair/kenkou/plus/320777
     nikkeibp.jp健康 2004/07/22 
 バナジウムを含むミネラルウオーター(バナジウム水)を、わずか80μg(0.08mg)/日を飲んでも、インスリンの効き目を改善させ糖尿病を防ぐことがわかった。こんな研究成果を中村学園大学のグループが発表し、話題になっている。

 糖尿病を改善する治療効果が確認できた投与量は、1日あたり数十mgであったが、上記の結果は、この数百分の1の量で予防効果が期待できるというもの。


2004/08/01
ビタミンKが肝癌を予防 
  http://health.nikkei.co.jp/hsn/news.cfm?i=20040730hj000hj
     NikkeiNet いきいき健康 米国発ニュース 2004/07/30
 米国医師会誌「JAMA」7月21日号に掲載された骨量減少に対するビタミンK補充の影響を評価した研究では、ビタミンKが肝癌予防に役立つ可能性が明らかになった。
 ビタミンKの肝癌を予防するメカニズムは不明。
英国食品規格庁がヒジキを食べないように勧告、発癌リスクを高めると考えられる無機砒素含むため 
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/a027/322579
     日経ヘルスサプリ&機能性食品 トピックス 2004/07/30 
 英国食品規格庁(Food Standard Agency; FSA)は、ロンドン地域で売られている海藻類について調べたところ、癌の発症リスクを高める無機砒素が含まれており、ヒジキを摂取することで無機砒素の1日摂取許容量を大幅に超えてしまうことが分かったために、7月28日、ヒジキの摂取を止めるよう勧告した。

 調査した昆布や海苔など、5種類の海藻類について、31サンプルが採取され、そのうちヒジキは9サンプルで、全て日本製だったという点が、注目されるポイント。
 これを受け、厚生労働省が出したコメントは、「ヒジキを極端に多く摂取するのではなく、バランスのよい食生活を心がければ健康上のリスクが高まることはないと思われる。」というもの。

▼FSAのニュース・リリース、または日本語による、ニュース・リリース

厚生労働省トピックス(7/30)「ヒジキ中のヒ素に関するQ&A」(2004/07/30)

市販のにがり、商品によって濃度に大差(大阪府の調査) 
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/a027/322215
     日経ヘルスサプリ&機能性食品 トピックス 2004/07/28 
 ダイエットに効果があるなどとする情報で注目された「にがり」は、最近ではスーパー等でも販売するようになっているが、規格などがなく、表示も統一されていない。大阪府の消費生活センターは7月26日、市販のにがり17銘柄の成分と価格、表示についての調査結果を発表した。

 その結果によると、主成分のマグネシウムの濃度に約17倍の差があり、価格は1mL当たり1.6〜60円と40倍の開きがあった。価格とにがり濃度の関連性は見られなかった。

▼大阪府の消費生活辞典
  「にがり”の成分や表示等についてテストをしました」(2004/07/26)・  詳細資料(PDF)

にがりやマグネシウムに「痩身効果」があるのか?
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/a027/321304
     日経ヘルスサプリ&機能性食品 トピックス 2004/07/23 
 国立健康・栄養研究所は7月21日、「誤解されている健康情報の事例」を掲載した。「『にがり』と『痩身効果』について」を取り上げており、にがりやマグネシウムに痩身効果があるという情報は、「確実な根拠・文献等はありません」としている。

 但し、マグネシウムは、医薬品では下剤として使用されており、多量に摂取すると下痢になる可能性があるのは事実。

国立健康・栄養研究所・データベース「健康食品の安全性・有効性情報
 ・ 「誤解されている健康情報の事例
 ・本件に関する、厚生労働省の通知文(PDF)  


2004/07/25
「がんの治療に役立つ健康食品(根拠は必ずしも確立されていない)」という表示が可能に?
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/a027/321265
     日経ヘルスサプリ&機能性食品 トピックス 2004/07/23 
 6月に厚労相から「『健康食品』に係わる今後の制度のあり方について」という報告書が発表された。この報告書では、「食品機能の表示の科学的根拠が現行の審査基準を完全に満たしていないものであっても、一定の科学的根拠が存在すれば、効果の根拠が確立されていない由の表示を付けることを条件として、『身体の構造/機能表示』を広く許可すべきである」と、提案をしている。

 この提言に関する、「お医者さんも戸惑う健康情報を見抜く」の小内亨氏の私見が披露されている。

上記の記事を読む前に、参考となるページを紹介いたします。
(財)日本健康・栄養食品協会
  「健康食品」に係わる今後の制度のあり方について(提言)
    「参考資料 ---提言のポイント 」 が大いに参考になります。


2004/07/18
牛乳が大腸がんを予防
  http://health.nikkei.co.jp/hsn/news.cfm?i=20040716hj000hj
     NikkeiNet いきいき健康 米国発ニュース 2004/07/16
 がん関連医学誌「Journal of the National Cancer Institute」7月7日号掲載の研究報告は、米ハーバード大学公衆衛生大学院およびブリガム&ウィミンズ病院の研究者らが米国および欧州における53万4000人を対象とした10の研究データを統合したところ、1日にグラス1杯強の牛乳により大腸がんリスクが低減することが明らかになった。この要因は、主に牛乳に含まれるカルシウムによるもと考えられる。

筆者コメントマーク
≪筆者コメント≫

 牛乳と大腸がんとの関係についての情報は、下記のサイトに既にありました。又牛乳は食品としては良くないという情報もありますので、参考まで紹介いたします。

  http://www.sujahta.co.jp/item/sho-ken/vol21.htm
     めいらくグループ特集食と健康の知識
     疫学研究の結果、カルシウムの摂取量と、大腸がんの発病および死亡率との間には、反比例の関係があることがわかりました。
     なぜ、カルシウムが大腸がんの防止に有効といわれているのか?
     油脂の多い食事を摂る人ほど、大腸がんのリスクが高まります。油脂の多い食事を摂るとその消化のために、肝臓から胆汁酸の分泌が増えます。そして消化されずにあまった胆汁酸は、腸内細菌の作用で有害物に変わり発ガンに関わるとされます。有害物は大腸の中に溶けて、粘膜の細胞に害作用を与えるのです。
     カルシウムはこれらの有害物と結合して、水に溶けない物質に変えるので、害作用が抑えられ、大腸がんの防止に役立つと見られます。
牛乳は万病の元
  http://homepage3.nifty.com/yoshioka418/sakusaku/2_1.htm
     吉岡諄のHP
ナッツ好きの女性には胆石が少ない! 米国の大規模女性疫学研究から判明
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/a027/319777
     日経ヘルスサプリ&機能性食品 トピックス 2004/07/15 
 米国の女性看護師およそ8万人を、20年間追跡した疫学研究「Nurses' Health Study」から、以前はナッツ好き女性に2型糖尿病が少ないことが分かり大きな話題になったが、今回ナッツをよく食べる女性には、ひどい胆石症になる人が少ないというもので、胆石との関係が明らかになったのは初めて。研究結果は「American Journal of Clinical Nutrition」誌7月号に発表された。

2004/07/11
エイズの進行防止にマルチビタミンが効いた 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/317519
   ----日経ヘルス ニュース 2004/07/05 
 ハーバード大学の公衆衛生学のグループがニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディスンで報告したもので、HIVにかかった女性にマルチビタミンを与えたところ、エイズの進行が防止する効果があるという(約30%のリスク低下)。
溶かして飲むサプリメント 「ネイチャーメイド」7月1日新発売
  http://www.otsuka.co.jp/company/news/040623.htm
     大正製薬ニュースリリース 2004/06/23 
 大塚製薬株式会社は、溶かして飲むサプリメント 「ネイチャーメイド」ドリンカブル マルチビタミン、「ネイチャーメイド」ドリンカブル C1000、「ネイチャーメイド」ドリンカブル アイアンの3種類を、7月1日より発売する。

  「ネイチャーメイド」ドリンカブルシリーズは、ビタミンやミネラルがジュース感覚でとれるサプリメント。

ネイチャーメイド」ドリンカブルシリーズの商品特徴

    1.水に溶かして飲むサプリメント。
    2.錠剤やカプセルタイプが苦手な方にも手軽にとれる。
    3.溶かす直前に封を切るので、溶かしたてのビタミン、ミネラルが補給できる。
    4.保存料、着色料は無添加。
    5.1杯で15kcalのカロリーオフ。
▼Naturemade ネイチャーメイドについてのQ&A

2004/07/04
サボテンで二日酔いが予防できる!、米国Tulane大学が厳密な試験で確認
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/a027/317066
     日経ヘルスサプリ&機能性食品 トピックス 2004/07/02 
 食用サボテンの実のエキスを、お酒を飲む5時間前に摂ると、二日酔いが軽くなるという研究結果が、米国医師会の学術誌『Archives of Internal Medicine』6月28日号に掲載された。研究で使われたサボテンエキス入りサプリメントは、米国では「HPF」(Hangover Prevention Formula;二日酔い予防フォーミュラ)という商品名で市販されている。
アレルギー物質表示、バナナも奨励品目に
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news_i/20040623so11.htm
     Yomiuri-Online医療と介護 > ニュース  2004/06/23
 厚生労働省は加工食品に含まれるアレルギー物質として可能な限り表示するよう求める奨励品目に、バナナを加える方針を決めた。
「コンフリー」健康被害を起こす恐れ
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news_i/20040615so11.htm
     Yomiuri-Online医療と介護 > ニュース  2004/06/15
 ハーブの一種で健康補助食品や茶葉などにも加工される「コンフリー(ヒレハリソウ)」に、健康被害(肝不全)を起こす恐れがあるとして、厚生労働省は14日、含有する食品の製造・販売・輸入の自粛と商品の自主回収を業者に要請した。
「健康食品でがん治る」?宣伝本に行政指導 
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news_i/20040611so11.htm
     Yomiuri-Online医療と介護 > ニュース  2004/06/11
 特定の健康食品で「末期がんが治る」などとうたった書籍は誇大広告にあたるとして、厚生労働省が初めて出版社を改善指導した。

▼厚生労働省・保健機能食品・健康食品ホームページ
   健康の保持増進効果等の虚偽・誇大広告等の表示の禁止(健康増進法第32条の 2、3)関係

ビタミンCの過剰摂取は逆効果 
  http://health.nikkei.co.jp/hsn/news.cfm?i=20040611hj000hj
     NikkeiNet いきいき健康 米国発ニュース 2004/06/11
 ビタミンCは抗酸化物質であると同時に関節の軟骨形成に重要な役割を果たすため、これまで十分量の摂取が推奨されてきた。しかし、医学誌「Arthritis & Rheumatism」6月号掲載の研究では、変形性関節症発症の素因がある動物にビタミンCを過剰に与えると、同疾患が増加するという。
米国人がよくのむビタミン・ミネラル以外のサプリのトップは、エキナシア、イチョウ葉、ガーリック、ジンセンが続く――米NHIS調査
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/a027/312809
     日経ヘルスサプリ&機能性食品 トピックス 2004/06/10 
 米国疾病対策センター(CDC)が毎年行っている国民健康調査「NHIS」(National Health Interview Survey)のうち、サプリメント使用に関する2000年度調査の結果が、米国栄養協会(ADA)の学術誌『Journal of the American Dietic Association』6月号に発表された。
 それによると、初めてビタミン・ミネラル以外のサプリメント (非VMサプリ)の使用状況に関するアンケートが実施され、ハーブ系を中心とする25成分からの選択式で、最も多くの非VMサプリユーザーの支持を集めたのは「エキナシア」だった。

2004/05/29
共役リノール酸(CLA)は確かにやせる! ノルウェーの研究グループが初の長期試験で確認
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/a027/310220
     日経ヘルスサプリ&機能性食品 トピックス 2004/05/28 
 ヒマワリの種や牛肉などに含まれている「共役リノール酸」(CLA)をとると、体脂肪だけが落ちことが、ノルウェーのScandinavian臨床研究所、Betanian医療センターなどが共同で行った、1年間のプラセボ対照試験の結果で明らかになった。

 CLAに体脂肪のみを減らす効果があることは、3カ月間のヒト試験で確認されていたが、1年間使っても効果が続くことがわかったのは初めて。

 研究結果は、「American Journal of Clinical Nutrition」誌6月号に掲載された。

カフェインが肝障害を予防? 
  http://health.nikkei.co.jp/hsn/news.cfm?i=20040528hj001hj
     NikkeiNet いきいき健康 米国発ニュース 2004/05/28
 肝障害をきたすリスクのある人は、コーヒーなどのカフェイン入り飲料を摂取することによって、そのリスクを低減させることができるという研究が、ニューオーリンズで開催された米国消化器病週間(DDW2004)で発表された。

2004/05/16
ビール酵母がコレステロール抑制 アサヒビール発表へ  
  http://www.asahi.com/health/life/TKY200405130379.html
     Asahi.com健康健康・生活 2004/05/14
 アサヒビールの研究によれば、麦芽などの発酵に使われる「ビール酵母」に、心筋梗塞や糖尿病の原因となるコレステロールを抑える効果があること明らかになり、21日から仙台市で始まる日本栄養・食糧学会で発表される。

 ビール・発泡酒には通常ビール酵母は含まれていないので、同様の効果はない。

マーガリンに含まれるトランス脂肪酸に暗雲が又一つ 「沢山摂ると、ボケやすい」−−米国CHAP研究から分析
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/a027/307355
     日経ヘルスサプリ&機能性食品 バックナンバー 2004/05/14 
 マーガリンやショートニング、油で揚げたスナック菓子などに含まれている「トランス脂肪酸」は、とり過ぎると心臓病を増やす恐れがあるとして、2004年1月から米国で食品への表示が義務付けられている中で、 「トランス脂肪酸をたくさんとるお年寄りは、ぼけやすい」という、更にもう一つ気掛かりな研究結果が米国神経学会が発行する学術誌、Neurology誌5月11日号で発表された。

▼論文:「Dietary fat intake and 6-year cognitive change in an older biracial community population

▼米国食品医薬品局(FDA)のサイト:「Trans Fat Now Listed With Saturated Fat and Cholesterol on the Nutrition Facts Label


2004/05/09
セレンは、前立腺がんを予防する、血中濃度が高いとリスクが半減−−米ハーバード・メディカルスクールが解明
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/a027/305880
     日経ヘルスサプリ&機能性食品 バックナンバー 2004/05/07 
 米国立がん学会誌5月5日号に掲載された米ハーバード・メディカルスクールの研究者らによる研究報告によれば、抗酸化ミネラルとして知られるセレンを、食事などから十分にとれている人は、前立腺がんになる危険性が低くなるという。今回の論文のタイトルは「A Prospective Study of Plasma Selenium Levels and Prostate Cancer Risk」。

 セレンは魚介類、動物の内臓や食肉のほか、小麦胚芽や玄米、野菜などにも広く含まれていて、日本人は通常の食事をしていれば不足の心配はないとされている。ちなみに日本人のセレンの栄養所要量は成人で40〜60μg/日、許容上限摂取量は250μg/日。なお、セレンをサプリメントとして補った場合の健康効果については、現在進行中の比較対照試験「the Selenium and Vitamin E Cancer Prevention Trial 」の結果が待たれるところだが、200μg/日のセレンをサプリメントとして摂取した場合の効果をみている。

マカは、頭を良くする/ ラットの学習能力がアップすることを確認
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/a027/305304
     日経ヘルスサプリ&機能性食品 バックナンバー 2004/04/30 
 マカは、ペルーにある高度4000メートル級の高原で育つカブに似た根菜で、現地では滋養強壮の民間薬として古くから使われてきた。日本ではサプリメントとして販売されており、ホルモンバランスの乱れからくる月経不順や更年期障害の解消、疲労回復、精力アップなどに役立つと人気だが、学習能力を上げる作用があるという新たな効用があることがわかった。
 4月23日に東京・千駄ヶ谷で開催された「ペルー産ハーブ機能性解明研究第二回シンポジウム」(主催:トワ商事)で、近畿大学医学部衛生学教室の小川博講師が、同大学解剖学I教室の松尾拓哉講師らと共同で行った研究成果を発表した。

2004/04/25
ショウガはつわりを軽くする! 医薬品並みの効果−−豪大学が臨床試験で確認
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/a027/303846
     日経ヘルスサプリ&機能性食品 バックナンバー 2004/04/23 
 ショウガに吐き気を止める作用があることは、洋の東西を問わず昔から経験的に知られていた。こうした「経験則」を科学的に調べ直す動きが盛んになっている中で、オーストラリアAdelaide大学産婦人科のCaroline Smith氏らが、米国産婦人科学会 (ACOG)が発行する学術誌『Obstetrics & Gynecology』誌4月号で発表した報告によれば、つわりに悩む妊婦291人が参加した臨床試験で、ショウガが医薬品と同じくらい効くことが確かめられ、「つわり」が、ショウガで軽くなることがわかった。
くるみを毎日食べると、1カ月で血管の弾力性が改善、動脈硬化を防ぐ 
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/302535
     MedWaveトピックス 2004/04/19 
 米国の医学雑誌『Circulation』誌2004年4月6日号に掲載されたスペインのエミリオ・ロス医師らによる研究によれば、オリーブオイル、トマトなどをふんだんに使う地中海食は、心臓病を予防するなど、健康的な食事としてよく知られているが、この地中海食に使うオリーブオイルの一部を、くるみに置き換えると、高脂血症の人の血管を柔らかくする効果があることがわかったという。
「健康食品」に関する消費者相談、2003年度の危害情報は546件、下痢、腹痛、吐き気など「消化器障害」が52% 
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/303130
     MedWaveトピックス 2004/04/20 
 国民生活センターは、「健康食品」に関する消費者相談の動向を公表した。全国消費生活情報ネットワーク・システム(PIO-NET)に、1999年〜2003年12月末までに、「健康食品」に関する相談が6万3937件寄せられた。食品に関する相談の合計は11万2548件で、その56.8%を「健康食品」が占めていた。そのうち危害情報は546件で、下痢、腹痛、吐き気など「消化器障害」が52%と最も多かった。

 詳しくは国民生活センターの月刊誌「国民生活」4月号に掲載されている。


2004/04/17
ケイ素はカルシウムより骨を強くする、米英共同の「フラミンガム研究」から解明
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/a027/302512
     日経ヘルスサプリ&機能性食品 バックナンバー 2004/04/16 
 骨を強くするミネラルと言えば、誰しも思い浮かべるのがカルシウム。しかし、最新の研究で、ケイ素はカルシウム以上に骨を強くする可能性が高いことがわかった。

 ケイ素を含まない食事で育てたマウスは、骨の生育が不十分というデータがあったが、人を対象にした大規模な疫学研究で密接な関係が示されたのは初めてではあるが、今のところケイ素の栄養所要量は定められていない。

 しかしケイ素はほかのミネラルと同様に、食品から摂取しても体内に吸収され難い。ケイ素の吸収率は食品の種類や加工法によって大きく変わる。

 ケイ素は穀物の皮にも多く含まれているが、全粒粉から作ったシリアルや、大麦を皮ごと使って作るビールの場合、含まれるケイ素の4〜8割と高い割合で吸収されるという。

カプセル不人気は一段落か 
 3月下旬から売れ行き上位にランクイン――ケンコーコム2月、3月売れ筋ランキングから
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/a027/302517
     日経ヘルスサプリ&機能性食品 バックナンバー 2004/04/16 
 BSE(牛海綿状脳症)を懸念する消費者が敬遠気味だったカプセル入りのサプリメントの売れ行きが、回復してきたようだ。

 サプリメントに使用されているカプセルは、牛の皮や骨を原料にしたゼラチンカプセルを使用しているが、2003年末に米国でBSE(牛海綿状脳症)の感染牛が見つかったことから、厚生労働省は1月16日に、BSE発生国の牛のせき柱を原料に含む可能性のある食品やサプリメントの販売自粛を各社に呼びかけていた。食品衛生法の規定に基づく新たな規制を設け、2月16日以降は販売を禁止した。

 以前からBSEとゼラチンカプセルの問題が指摘されいたこともあり、サプリメントメーカー は、BSE非発生国の牛や豚を使ったり、魚のゼラチンや野菜を原料とするカプセル に変更するなど、自主的な対策を講じてきていた。

ビタミンCとE、「効く人」と「効かない人」がいる 
 ハプトグロビン遺伝子が関与か−−米と加の共同「WAVE」研究より
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/a027/300733
     日経ヘルスサプリ&機能性食品 バックナンバー 2004/04/06 
 ビタミンCとビタミンEの抗酸化サプリメントは、本当に動脈硬化予防に効くのか?最新の『Diabetes Care』誌2004年4月号に掲載された研究論文で、これら抗酸化ビタミンには「効く人」と「効かない人」がいて、「効く人」には動脈硬化を予防する効果が確かにあるが、「効かない人」には予防効果が無いか、悪化させることもあるとい うことが、報告された。

 動物実験で、抗酸化力の強いビタミンCとEはLDLコレステロールの酸化を抑え、動脈硬化が進みにくくなることが確かめられているが、人においてはビタミンCとEには効く人と効かない人がいて、体内で赤血球のリサイク ルを行っている「ハプトグロビン」というたんぱく質の遺伝子タイプがそれを決めるということが、今回判明したという。


2004/04/04
乳酸菌の経口摂取で、免疫バランスが改善 
  カルピス、キリン、雪印、明治乳、ヤクルトが発表−−日本農芸化学会で 
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/299595
     MedWaveトピックス 2004/04/02 
 広島で開かれた日本農芸化学会大会(2004年3月29〜31日)で、免疫のTh1/Th2バランスが崩れてTh2優位になっているアレルギー状態が、乳酸菌の経口摂取 で改善するという研究成果が相次ぎ発表された。

▼キリンビール基盤研究所:

     KW乳酸菌(Lactobacillus paracasei KW3110株)の投与により、マウスでの皮膚のただれや出血の出現が抑制されるとともに、アレルギーの指標となる血中IgE濃度が1/3に低下することを確認した。又2003年10月の日本アレルギー学会で、花粉症の患者を対象とした試験でアレルギー改善作用を確認したことを発表した。
     これに続き今回は、動物モデルでアトピー改善効果を確認した。

    キリンビール研究開発最前線 ・ 

      KW乳酸菌の健康機能性
      1. アレルギー改善作用を有する乳酸菌KW3110株の発見
      2. 乳酸菌KW3110株のプロバイオティクス菌としての評価
      3. 乳酸菌KW3110株で作ったヨーグルト(試作品)の
      4. 花粉症改善効果
      5. 乳酸菌KW3110株のアトピー性皮膚炎改善作用
▼カルピス技術研究所:
     東京大学大学院農学系研究科と日本大学生物資源科部との共同研究により、乳酸菌L-92株(Lactobacillus acidophilus L-92株) が、IL-12産生を誘導してTh1分化を促進することを確認した。
     同社は先に、L-92株が花粉症や通年性アレルギー鼻炎に効果があるとするヒト試験の成果を2003年3月の日本農芸化学会や2003年7月の日本乳酸菌学会で発表済み。
    今回はマウスの実験で、メカニズムの解明を進めた成果を発表した。

    カルピス/新機能乳酸菌のお話し 

    1. アレルギー改善作用を有するL-92乳酸菌の発見→Report.1
    2. L-92乳酸菌による花粉症の改善効果→Report.2
    3. L-92乳酸菌による通年性アレルギー性鼻炎症状の改善効果→Report.2
    4. 「L-92乳酸菌」活用飲料の体感モニター結果→TOPICS
    5. L-92乳酸菌の整腸作用→Report.4
▼雪印乳業技術研究所:
     健常成人の腸内フローラに由来する定住菌であるガセリ菌SP株(Lactobacillus gasseri SP株)が、マクロファージ由来のIL-12の産生を増加させ、リンパ球のIFNγを誘導することで、免疫系に関与することを見いだした。
     このガセリ菌SP株は、日本ミルクコミュニティが各種のヨーグルト商品に使用しており、同社が2004年2月に季節限定で発売した「バラ科の甜茶のむヨーグルト」にも配合されている。

    雪印乳業 Press Rerease

▼明治乳業食品機能研究所:
▼ヤクルト中央研究所:
KW乳酸菌でアトピー緩和?
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news_i/20040329so12.htm
     Yomiuri-Online医療と介護 > ニュース  2004/03/30
 キリンビールは29日、昭和女子大などと共同開発した「KW乳酸菌」に、アトピー性皮膚炎の症状を和らげる効果が見つかったとする研究報告を、30日の日本農芸化学会で発表する。

▼キリンビール > ニュースリリース平成16年3月29日 > 「乳酸菌の保健機能性に関する研究 (2) 」 > 発表概要

リンゴ食べれば太らない? 弘前大・アサヒビール実験 
  http://www.asahi.com/health/life/TKY200403250425.html
     Asahi.com健康健康・生活 2004/03/26
 リンゴに含まれるポリフェノールに、脂肪が体内に蓄積されるのを抑える効果があることが、アサヒビールと弘前大の長田恭一助教授のグループの共同研究で明らかになった、研究結果が28日から始まる日本農芸化学会(広島市)で発表された 。これまで報告されていた、がんなどの予防効果に加え、生活習慣病の予防にも期待できるという。

2004/03/20
トマトで美白?メラニン色素減らす働き 
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news_i/20040318so12.htm
     Yomiuri-Online医療と介護 > ニュース  2004/03/18
 トマトには、がんや動脈硬化を防ぐとされるリコピンなど様々な成分があるが、化粧品会社「コーセー」などの研究によれば、トマトに美白効果の高い成分が含まれていることが明らかになり、29日から大阪市で始まる日本薬学会で発表される。 研究チームは、オリゴ糖とポリフェノールには、メラニン色素を作る酵素の量を減らす働きがあるとみている。
葉酸強化の小麦粉が脳卒中、心臓病を予防する 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/295715
   ----日経ヘルス ニュース 2004/03/15 
葉酸は、妊婦の出産障害を予防する働きがあるため、米国では、FDA(米食品医薬品局)の指導で葉酸強化小麦粉が、1996年から出回っているおり、この葉酸強化小麦粉が、脳卒中や心臓病など、血管系の病気を予防する著しい効果をあげていることを、CDC(米疾病予防管理センター)の疫学者、クアンヒ・ヤング博士が、米心臓協会の場で統計的に明らかにした。

2004/03/14
2003年度トクホ市場は2年前に比べ37.6%拡大/ 歯、肥満、高脂肪トクホはこの2年で4倍超の伸び  
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/295514
     MedWaveトピックス 2004/03/12 
 厚生労働省の外郭団体である(財)日本健康・栄養食品協会(日健栄協、JHNFA)が発表したところによれば、厚生労働省が食品への健康機能表示を許可・承認する特定保健用食品(トクホ)製品の市場が2003年度に5668.8億円と、2年前に比べ37.6%拡大したという。

 伸びが高かった順に紹介すると、
 一番目は、「」。 2001年度に比べて4.3倍。 キャドバリー・ジャパン「リカルデント」、ロッテ「キシリトール」、江崎グリコ 「ポスカム」が立役者だ。
 二番目は、「中性脂肪・体脂肪」。 2001年度の4.2倍。 花王「エコナ」と 「ヘルシア緑茶」の2大ヒット・トクホが寄与した。
 三番目は、「コレステロール」。2001年度の4.1倍。 サラダ油やマヨネーズ、マーガリンなどが含まれ、日清オイリオ、味の素、キユーピー、花王、日本リーバなどの有力企業が競合を続けている。

 「血糖値」トクホ は、01年度の1.5倍。
 「血圧」トクホだけは、2001年度より11.9%低下した。カルピス「アミールS」のヒットなどにより早く立ち上がり1999年度に急拡大したが、その後の市場の伸びは小さかった。
 ヨーグルトなどが含まれる「整腸」トクホは、全体の64%を占め、2年前に比べて8.2%増と市場の伸びが続いている。

日本健康・栄養食品協会調査結果

ファンケル、ヒドロキシチロソールの新成分配合の美白サプリを商品化  
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/295515
     MedWaveトピックス 2004/03/12 
 ファンケル(横浜市中区)は、従来の美白サプリメントにはない、オリーブ葉から抽出した「ヒドロキシチロソール」と、美白成分「Lシスチン」を配合した美白用サプリメント「ホワイトアドバンス」を3月21日から発売。

2004/02/29
「にがり」が大ヒット中 
便通改善などを実感しやすい商品として、市場が急拡大  
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/293095
     MedWaveトピックス 2004/02/27 
 豆腐を作るときの凝固剤として利用される程度だった「にが り」が、健康効果の高い食品として消費者の人気を集めているという話題。

 「にがり」がもつ健康効果は、便通改善。また、代謝酵素の働きが活発になりエネルギー消費量が高まることから、ダイエット効果も期待できる。また、美肌効果もあることがわかってきた。

 にがりの健康効果の源は主成分であるマグネシウム(Mg)だ。Mgをとると、腸の中へ水分が引き込まれ、固い便が軟らかくなる。Mgは下剤の有効成分として医薬品にも配合されている。また、Mgはダメージを受けた肌の修復能を上げ、しっとりと潤った肌にする作用も持っている。

赤穂化成 > 料理用にがり「天海のにがり」、化粧水「死海のにがり 肌の美水」、入浴剤「死海のにがり 」

亀山堂 >  「天然にがり」 、「にがり青汁

カップめんにしそ油を入れると容器に穴が開く? 農水省が業界に対応要請  
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/292657
     MedWaveトピックス 2004/02/26 
 農林水産省は2月25日、カップめん容器にエゴマ油やしそ油を入れて熱湯を注ぐと、容器が変質し、穴が開くとの消費者からの連絡をもとに、再現実験をしたところ、状況によっては穴が開いて熱湯がこぼれることが判明したとして、適切な対応を関係業界に要請したと発表した。

 厚生労働省に照会したところ、通常の利用であれば、食品衛生上、特段の問題はないというが、変質が起きた場合、容器から湯に何らかの物質の溶出があるかどうかについては確認されていないという。
 健康のために「しそ湯」や「エゴマ油」を積極的に摂る人は、カップ容器の食品に加えるのは、止めた方がよさそうだ。

農水省プレスリリース(2月25日)
  >「発泡ポリスチレン製容器にしそ油又はエゴマ油を加えた際のお湯もれの可能性について

魚の脂肪分が精神機能の低下を防止 
  http://health.nikkei.co.jp/hsn/news.cfm?i=20040208hj001hj
     NikkeiNet いきいき健康 米国発ニュース 2004/01/30
 米国神経学会誌「Neurology」1月26日号掲載のユトレヒト大学医療センターによる研究によれば、サバ、サケ、ニシンなど脂肪分の豊富な魚と精神的な柔軟性、敏捷性、全体的な機能との関連性が確認され、食事におけるオメガ―3多価不飽和脂肪酸の豊富な食品および脂肪分の豊富な魚の摂取量が多い人は、脳機能および敏捷性の低下リスクが少ないという。

2004/02/22
メラトニンで血圧が下がる
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/291502
   ----日経ヘルス ニュース 2004/02/18 
 時差ぼけの解消、睡眠不足を補うなど自然な催眠作用があるとして知られているサプリメントのメラトニン (melatonin )を上手に使うと、朝起きた時の血圧を下げることができ、心臓病の予防になる、と米ハーバード大学の研究者らが報告した。

2004/02/08
毎日野菜5皿分(350g)と果物200gを〜「野菜フォーラム」開催  
  http://www.health-station.com/n37.html
     Health Net Media News & Topics 2003/12/01
 12月1日、草月ホール(東京都港区)で「毎日野菜5皿分(350g)と果物200gを」をテーマに、「野菜フォーラム」が開催され、そのレポート記事をご紹介いたします。

▼1人当たりの野菜消費量、日米で逆転

 日本人の1人当たりの野菜の消費量が減少しており、平成7年頃を境に米国より下回るようになった。総務省「家計調査」によれば、生鮮野菜の購入量は、15年間で約5%減少しているという。
 特に若年層の間で著しくい、嫌いな食べ物の上位10品 目のうち8品目は野菜が占め、1日の目標摂取量の350gにも達していないにも係わらず、調査によると7割の人々が野菜を十分に摂っていると認識しているという状況もある。
 これに付随するかのような、健康上問題となる、興味深い逆転現象が日米の子供たちの間で起きているという。

▼野菜、活性酸素の重要な制御に関わる

  なぜ野菜の摂取が必要なのか-----。
一つは、活性酸素対策がある。酸素を取り入れることで生きているが、この活性酸素が過剰に発生すると、身体を損傷させ、老化や動脈硬化、がんなどの各種疾患を引き起こす原因となる。そのため、野菜は活性酸素の重要な制御に関わっている。
 植物は紫外線を浴び放題なため、植物は動物より活性酸素を防御するシステムを発達させており、活性酸素の害から自身を守るために、それに対抗するビタミンや抗酸化物質を多く有している。

▼90年代に入り、米国で野菜・果物の摂取増を目指した「5 A DAY」運動展開

 抗酸化物質を多く含み、健康管理に重要な役割を果たす野菜の摂取量が減少傾向にあるのは憂慮すべき事態だ。 米国で'90年代にガンの克服ために、米国立ガン研究所を中心に、健康維持のために野菜・果物の摂取増を目指す「5 A DAY」という野菜や果物を1日 に5皿分以上摂ることを目指した運動を展開したことより、平成7年頃より、野菜の消費量の逆転現象が日米間で生じた。

▼日米のティーンエイジャーのコレステロール値も逆転

 「5 A DAY」運動により、野菜の消費量で日米間の逆転現象を起こしたが、もう一つ、若年層のコレステロール値の逆転現象も明らかになってきた。'90年代からの食生活改善運動ともいえる「5 A DAY」プログラムで、野菜や果物に加え、穀類や食物繊維の重要性など、食生活全般の見直しが迫られた。
 脂肪の過剰摂取を控え、穀物や食物繊維の多いシリアル(フレーク)食品を多く摂ることが強調され、14、5年ほど前からシリアル食品がアメリカ人の朝食の半分以上を占めるようになったことにより、コレステロール値についても日本の若年層のほうが高いというような傾向がみられるようになっていった。

▼活性酸素がコレステロールと結びついて過酸化脂質を産生し、さまざまな疾患を引き起こす

 問題は、コレステロールの質で、むしろコレステロール全体では少なすぎても良くない。 血管に溜まる一部のLDL(悪玉)コレステロールが問題で、むしろHDL(善玉)コレステロールは多いほうが良い。
 LDL(悪玉)コレステロールが活性酸素と結びつくと酸化LDLコレステロールになり、血管壁が破れやすくなり、血栓が生じるなどの障害が生じる。更に活性酸素はこうしたコレステロールと結合して過酸化脂質を産生し、細胞を損傷させ、さまざまな疾患を引き起こす。

▼昨年日本でも、「5 A DAYプログラム」参考に野菜・果物の消費啓発活動行う協会団体設立

 日本でも、近年の若年層の野菜離れを危惧し、米国の「5 A DAYプログラム」に習い、昨年7月 にファイブ・ア・デイ協会が設立された。また医学、栄養学等の学識経験者等を中心とした「野菜等健康食生活協議会」が設立され、野菜・果物の消費啓発活動に本格的に乗り出した。

 一昨年、「野菜はがんをどこまで予防できるか」をテーマに、「野菜フォーラム2001 がんと野菜」が開催されて、世界の代表的な疫学調査研究が幾つか報告された。

▼電子レンジや調理過程で、野菜に含まれる抗酸化物質が損失

 野菜や果物の疾病予防機能は、含まれる抗酸化物質の活性酸素抑制によるところが大きい。しかし電子レンジや調理過程における抗酸化物質の損失である。
 スペインで行われた研究では、ブロッコリーを電子レンジにかけると含まれる抗酸化物質のフラボノイドが97%失われることがわかったという(Journal of the Science of Food and Agriculture'03/11月号)。
 電子レンジだけでなく、通常の調理過程でも、フラボノイドが60%ほど破壊される。また、栄養成分は熱に弱く、湯がくことでも抗酸化物質の20〜30%が失われる。
 ビタミンCは30%ほど失われる。しかも近年ハウス栽培により野菜のビタミンC含有が露地物と比べ少なくなっているという問題もある。 この他、農薬など化学肥料や殺虫剤の使用で、フラボノイドがかなり損失する。更に農薬などの化学肥料は、体内に入って、活性酸素を余計増やしかねないということも懸念ている。

筆者コメントマーク
 この記事の伝えるところは、生活習慣病の裏には活性酸素の増大があるが、この活性酸素の影響を極力抑えるためには野菜果物を毎日沢山食べる必要がある。 最近のハウス栽培された野菜果物は、昔よりも栄養価が低くなっていることや、料理の加熱により折角のフラボノイド(植物性酵素)が破壊される問題や残留農薬等の問題を併せても、活性酸素対策は非常に重要であるということを再認識する必要があるようだ。

 そのような中で、無農薬野菜を丸ごと粉末化し、熱工程を経ない製造方法を取る「野菜果物丸ごと食品」である「フレッシェンモア」というサプリメントを選定した私の健康眼もまんざらではないと思った次第でした。(^_^)v

 ▼野菜果物丸ごと食品・「フレッシェンモア」について

ストロンチウムが骨粗しょう症に有効 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/289234
   ----日経ヘルス ニュース 2004/02/05 
 1月29日発売の医学誌「ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディスン」に発表されたフランスのリヨンにあるエデュアル ド・エリオ病院のピエール・ムニエル博士らの研究によれば、金属元素のストロンチウムを主成分とする製剤を 2g/日・3年間投与したところ、骨粗しょう症による骨折を防ぎ、骨の再生を促進する働きがあることがわかったという。
ベッドで足をジタバタさせる人は鉄分が足りない 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/288556
   ----日経ヘルス ニュース 2004/02/02 
 夜、ベッドに入ってから、じっとしておれなくて、しょっちゅう足を動かしたり、蹴飛ばすようなしぐさをしているのは、足にジンジンとした不快感が走るためだというわれており、この症状は医学的には「下肢静止不能症候群」 (restless legs syndrome、RLS)という。
 この原因は、長年なぞとされていたが、シカゴで開かれた睡眠関連の学会にて、米ペンシルベニア州立医科大学のジェームズ・コナー博士が、脳内に鉄分が不足しているためではないか、という新説を発表した。
南米原産のカイアポイモ、2型糖尿病への「長期効果」が確認  
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/288267
     MedWaveトピックス 2004/01/30 
 米国糖尿病協会(ADA)の学術誌であるDiabetes Care誌2月号に掲載されたオーストリアVienna大学第三内科のBernhard Ludvik氏らの研究によれば、南米生まれの白いサツマイモ(白甘藷)として知られる「カイアポイモ」が、2型糖尿病患者の血糖コントロールを、長期間にわたり改善することがわかった。
 いわゆる健康食品が、プラセボ対照試験でヘモグロビンA1c(HbA1c)値の改善効果を立証したのは初めて。今回は、より大規模・長期間の試験で、長期的な効果や安全性について評価を加えた。

2004/02/02
サカナを食べると―死亡リスク減 滋賀医大など長期調査 
  http://www.asahi.com/health/life/OSK200401190016.html
     Asahi.com健康健康・生活 2004/01/19
  滋賀医科大の中村保幸助教授(循環器内科)らが、80年に旧厚生省が実施した国民栄養調査の対象者約1万人(30〜64歳)について99年まで行った大規模な比較調査の結果を、山形市で開かれる日本疫学会で22日に発表した。
魚はドコサヘキサエン酸(DHA)やエイコサペンタエン酸(EPA)といった不飽和脂肪酸を多く含み、これらには動脈硬化を防ぐ働きがあるとされ、2日に1回以上と魚をよく食べる男性では、食べるのが週1回未満と少ない人に比べて、死亡の危険度が3割前後減ることが、明らかになった。
 同様の調査は、海外では幾つかあるが、今回の調査結果で、魚が多く含む成分は健康に良い働きがあるとされるが、魚をよく食べることが、日本人の長寿の理由の一つであることがはっきりしたという。
 女性では有意な差はみられなかったのは、死亡率が男性より低いため。
2004/01/17
抗酸化物質がたっぷりのココア 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/285688
   ----日経ヘルス ニュース 2004/01/15 
 ソウル大学の食品化学者、キ・ウオン・リー博士の研究チームが、雑誌「農業と食品化学」(Journal of Agricultural and Food Chemistry )最新号で発表研究報告によれば、赤ワインやお茶より、ココア(ホットチョコレート)に抗酸化物質(フェノールとフラボノイド)が多いという。
 抗酸化物質が断然多いのはココアで、レッドワインの2.2倍、緑茶の5.5倍、紅茶の7.4倍だった。
厳しくなってきた「健康食品」の取り締まり
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/colm04/284383
     MedWaveコラム 医師も戸惑う健康情報 2004/01/07 
 2003年8月29日に施行された健康増進法第32条には、「食品として販売されている物について、健康の保持増進の効果等に関し、下記のような広告等の表示をしてはならない」とある。
    1.著しく事実に相違する、
    2.著しく人を誤認させる、

 この健康増進法に基づき厚生労働省はバイブル本をインターネット上の広告に利用していた健康食品の販売業者30社に改善指導を行った。
これらのことより、最近になって健康食品の広告への取締りが厳しくなっているようだ。

 これら一連の動きのなかで、広告規制の適用範囲が広告を掲載する新聞やテレビなどのメディアにまで広げられることに対して、「広告主に責任があるという原則に反する」という日本新聞協会意見に対して、おない医師の意見は、次のようなものである。

 新聞に大きく「がんに効く○○」と掲載されていれば、それがたとえ書籍の広告だったとしても、だまされてしまう消費者もいるだろう。バイブル本の新聞広告は有名新聞の威光を利用していることは明らかであり、新聞も消費者の誤認に加担しているとは言えないだろうか。
「広告内容の責任は広告主にある」と主張し続けていると、そのうち新聞の見識までも問われるようになってくるだろう。

アーモンドでダイエットできる 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/284252
   ----日経ヘルス ニュース 2004/01/06 
 「国際肥満ジヤーナル」最新号に掲載されたカリフォルニア州のシティ・オブ・ホープ医学研究所の臨床栄養学者、ミッシェル・ウイーン博士らの研究報告に依れば、アーモンドでダイエットできるという。

2004/01/11
イクラや塩辛 毎日食べたら胃がん!?
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news_i/20040110so11.htm
     Yomiuri-Online医療と介護 > ニュース  2004/01/10
 俗に「塩辛い食事は胃がんのもと」とされるが、それを裏付けるデータと成果が英医学誌「ブリティッシュ・ジャーナル・オブ・キャンサー」最新号に発表された。
 イクラや塩辛など、塩蔵魚介類をほぼ毎日食べる人は、ほとんど食べない人に比べ男性で約3倍、女性で約2.5倍も胃がんになりやすいことが、厚生労働省研究班の調査でわかった。
アルプスの山の手作りチーズはαリノレン酸が豊富−−スイス研究  
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/284673
     MedWaveトピックス 2004/01/08 
 Circulation誌1月6/13日号に掲載された研究報告に依れば、アルプス高地で放牧した牛のミルクから、伝統的な製法で作った「アルプチーズ」に、他のチーズの2倍以上、n-3系(ω-3系)脂肪酸のα-リノレン酸(ALA)が含まれていることがわかった。食事からALAをたくさん摂取する人には心臓病が少ないとのデータがあり、普段食べるチーズをアルプチーズにすることで、心臓病の予防に役立つ可能性がある。
コーヒーの2型糖尿病予防効果に新知見、効果の主因はカフェインか
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/284482
     MedWaveトピックス 2004/01/07 
 Annals of Internal Medicine誌1月6日号に掲載された研究報告に依れば、男性4万人、女性8万人を最長18年間追跡した米国の大規模コホート研究において、コーヒーを 6杯/日 以上飲む人では、2型糖尿病の発症率がコーヒーを飲まない人より大幅に低いことがわかった。一方、カフェイン抜きコーヒーを飲む人では、2型糖尿病の発症率が飲まない人より低いものの“予防効果”は通常のコーヒーほどではなく、2型糖尿病の予防には「カフェインが最も効いているのでは」と研究グループはみている。
もろみ酢が人気、アミノ酸は脱落、冷却シートが初登場 
  −−ケンコーコムの売れ筋から見た2003年のヒット商品
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/285002
     MedWaveトピックス 2004/01/09 
 「ケンコーコム(http://www.kenko.com)」は、同サイトの2003年・年間売れ筋ランキング(上位30位まで。出荷個数ベース)をまとめた。
 年間第1位となったのが、ローズヒップオイル。引き続き好調を維持しているのが、沖縄の健康酢「もろみ酢」。同様の健康効果を期待できる香酢(こうず)の2製品もランクイン。
 また、健康にいいという沖縄食材ブームを反映して、ゴーヤー関連商品にも注目が集まった。


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