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Artist |
THE
IMPRESSIONS |
Title |
IT'S
ALL RIGHT〜THE IMPRESSIONS(+1) |
Label/No. |
MCAビクター/MVCM-22031=CD |
ABCパラマウントでファースト・アルバムを出したあと、この曲のシングルを出してそれが大ヒットした為、その後のファースト・アルバムのプレスでは1曲抜いてこの曲が収録されている。63年発売。
彼の歌はグループ、ソロ時代、いつでも「前向き」ですが、この曲もタイトルから「大丈夫」。古内東子より30年以上早い。この人を暖かく包み込むようなサウンドには時代を超える力強さを感じます。
カーティスは前にも書きましたが、ソロ時代よりABCパラマウント時代のインプレッションズに在籍していた頃の方が好み。カーティスをパフォーマーとしては少し弱いと感じる私としては、コーラスの一員くらいの方が、聴いている方としても聴くことに専念できますし。「1枚」となると『People
Get Ready』になりますが、「1曲」となるとこの曲。
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Artist |
DUSTY
SPRINGFIELD |
Title |
SOME
OF YOUR LOVIN'〜THE
DUSTY SPRINGFIELD ANTHOLOGY |
Label/No. |
MERCURY/314
553 501-2=CD |
キャロル・キング作品の中で、どの曲の誰が歌ったのが1番好きか? と問われれば、間違い無くダスティーのこの曲をあげます。イントロのコーラスのリフレインの途中、彼女の歌声が聴こえてくる瞬間から、、もう他には何も要らないと思ってしまいます、、。シミる。キャロル・キング作品は誰が歌っても底々の出来になると思うのですが、そんな中、彼女の曲の切なさ感を余すことなく、あるいはそれ以上に伝えているのは、やはりダスティーくらいじゃないかと。65年発売。
90年代最後の年、彼女の訃報は寂しい出来事でした(訃報を知った日、こんなことを書きました)。そのソウルフルな歌声の魅力を知ってからまだ2、3年しか経っていなかったのに、、。このアンソロジー・ボックスは97年、吉祥寺のレコファンで購入。
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Artist |
LINDA
RONSTADT |
Title |
STONEY
END〜STONE PONEYS AND FRIENDS
VOL.3 |
Label/No. |
CAPITOL/CDP
0777 7 80130 2 0=CD |
このローラ・ニーロによる作品は、ローラ本人もファーストで歌い、バーブラ・ストライザンドによるカヴァーは全米6位のヒット、ペギー・リプトンも取り上げていたりします。曲自体が好きで誰が歌ったものでもよいのですが、ここではリンダ・ロンシュタット(中途半端にストーン・ポニーズ名義)のカヴァーを取り上げました。
ドラム、ベース、ピアノと至ってシンプルな構成が、リンダの歌唱力と相成って曲の良さを最大限引き出しているといった印象を持ちます。余計なものを入れない、素材から出るダシをそのまま生かした、お吸い物的サウンド。そんな訳でルー・リードの「ワイルドサイドを歩け」と同様、ついヴォリュームを上げて聴いてしまいます。それにしても、リンダの泣きのヴォーカルは、同じ頃活躍していた、バーブラ・ストライザンドのブロードウェイを背景に感じさせる華やかさとは対極にある泥臭いものですが、この「ひなびた」感じがまたシミてきたりします。68年作。
キャピトル時代の曲を集めた『DIFFELENT DRUM』というベスト盤にも収録されていますが、更にストリングスがオーヴァー・ダビングされています。
ジャケットに惹かれ新宿ルミネ2にあったころ(96年)のタワレコで購入。
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Artist |
KEITH |
Title |
TIME
GONE BY〜98.6 BEST
OF KEITH |
Label/No. |
マーキュリー/PHCR-1431=CD |
ソフト・ロック界ではその名を知られる名プロデューサー=ジェリー・ロスと、後にフィリー・ソウルの立て役者となるケニー・ギャンブルとの共作であるこの曲は、67年発売のセカンド・アルバムに収録されています。
聴きまくったのは、昨年ですがこれからも聴き続けるだろう、と思うのでこの選曲に入れました。とにかくシンプルなリズム隊と、これまた無だのないピアノ、コーラスのハミング、そして、キースのツタない歌、すべてが、ひとり暮らしのわたしにシミてくる。 96年、新宿マイシティー内のHMVにて購入。 |
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Artist |
MARIMARI
RYTHMKILLER MACHINEGUN |
Title |
Since
Yesterday〜HARD
TOP E.P.「米国音楽」2号付録 |
Label/No. |
「米国音楽」2号付録/BDBO-E002=CD |
この曲についてはここで以前紹介しています。吉川ひなのも、自身のアルバムの中でカヴァーしてます。
94年、下北沢のディスクユニオンにて購入。 |
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Artist |
THE
JONES GIRLS |
Title |
SITTIN'
ON TOP OF THE WORLD〜AT PEACE WITH WOMAN |
Label/No. |
REPERTOIRE/REP
4315 WZ=CD(THE JONES GIRLSとのカップリング) |
WANSEL/BIGGS/RAWLS/PENDERGRASS作のこの曲は、80年に入ってからのフィリー・ソウル。よくガイド本などで、彼女達はマーサ&ザ・ヴァンデラス〜ハニー・コーンの系譜にある女性ヴォーカル・グループと書かれていますが、確かにそう言われればそういう感じはします。バックのサウンドは三者全然異なりますが、それぞれの時代における、パンチの効いた(って死語かなあ)アレンジになっていたりします。
揺れのない、テクノポップすら想起させる、硬質なアレンジですが、まずイントロの高音のギターのカッティングに掴みで掴みはバッチリといった感じ。そして、彼女たちのヴォーカルは姉妹というだけあって、声質が似ていることと、コンビネイションの見事さで、同じ人が多重録音しているのか、と錯角するバカテクぶり。そのコーラス・ワークは非常にスリリングかつスキがありません。
96年ころ、渋谷のウルトラ3にて購入。 |
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Artist |
GARY
LEWIS &THE PLAYBOYS |
Title |
LET
ME TELL YOUR FORTUNE〜EVERYBODY LOVES A CLOWN |
Label/No. |
米EMI/0777-7-80056-2
9=CD (SHE'S JUST MY STYLEとのカップリング) |
マーチン&ルイスのジェリー・ルイスを父に持つゲイリー・ルイスがリーダーの「七光りバンド」の3枚目のアルバム収録曲。このアルバムもデビュー作から同様にプロデュース=スナッフ・ギャレット、アレンジ=レオン・ラッセルによるもの。65年発売。
レオン・ラッセルがアレンジしていると言うと、スワンプ・ロック以降の彼の活動しか知らなければ、泥臭いアレンジを想像されるかもしれませんが、ここでの彼のアレンジは超ドリーミーなキラキラ輝いている良きアメリカ的なものです。そして、C.CROFFORD作のこの曲はイントロと間奏のピアノのフレーズが痺れまくる、シミるナンバー。
96年、新宿マイシティー内のHMVにて購入。
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Artist |
ヒロミックス |
Title |
ロマンチック・テレパシー〜ヒロミックス'99 |
Label/No. |
トラットリア ポリスター/PSCR
5753=CD |
フォトグラファー=ヒロミックスの初のアルバム『ヒロミックス'99』収録曲。歌詞はヒロミックス自身。で曲、プロデュースはドッツ&ボーダース(カジヒデキ&堀江博久)。
99年に買った国内アーティストの新譜は、キリンジ、スーパーカー、カジ・ヒデキ、等どれも今後も聴いていくだろうと思う当たりのアルバムが多かったですが、→、その中でもヒロミックスの『ヒロミックス'99』は、新譜レコードのなかでは最もよく聴いたアルバム。個人的にはこれ迄の人生もっとも「当たり」の新譜となりました(アナログ盤の盤の色は真っ白!!)。
全ての曲がイイのですが、この曲はニュー・ウェイヴを通過したあとの人達が生み出したドリーミー・サウンドといった感じ。そんなアレンジにのって、ヒロミックス自身の歌詞がビシっとハマって異様な程説得力を持って左右の耳に飛び込んできます。ほんと凄みすら感じさせます。
99年、CDは日野のやべ明曲堂で、アナログ盤は新宿タワーレコードにて購入。 |
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Artist |
平山三紀 |
Title |
やさしい都会〜ベストコレクション |
Label/No. |
CBSソニー/30DH
230=CD |
76年発売の作詞=荒井由実、作曲・編曲=筒美京平によるこの曲は、このホームページの最初の音楽ネタの書き物に使わせて貰いましたが→、このHPのテーマ曲、とも言えるもの。シミる。 |
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Artist |
STEELY
DAN |
Title |
PEG〜AJA |
Label/No. |
MCAワーナー・パイオニア/20P2
2055=CD |
この10年、というかこれ迄の人生の中で、もっとも回数多く聴いた曲。ある時はリック・マロッタのスネアに痺れ、ある時はチャック・レイニーのベース・ライン聴きたさにヴォリュームを上げ、ある時はジェイ・グレイドンのソロ・ギターになんでこんなフレーズ思い付くんだ、と心底驚いたり、、、何処を聴いても凄いのですが、それら個々のパートがお互いの魅力を相殺することなく、引き立てあっているんだから、聴いている方としては、只ただその格好良さに身を委ねるしかない、と。そんな曲。77年作。
90年ころ、石丸電気のソフト館にて購入。 |
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