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いうまでもなく山口という地域は周辺地域とも深い関わりをもって存続してきた。とりわけ歴史的には有馬郡各町村との繋がりは強かったはずである。周辺地域の取材の必要を感じ始めた。 山口村誌には「有馬郡誌」という郷土史誌が出典としてしばしば登場する。「有馬郡誌」は昭和4年に発行され、昭和49年に復刻版が発行されている。
「有馬郡誌」を、古書籍販売のネットでオーダーして入手した。上下2巻の合わせて1,600頁に及ぶ書籍で、かっての有馬郡を構成した16町村について様々な角度から詳細に記述されている。
2007年7月の過日、生瀬、名塩、有野、八多、道場、長尾の隣町を取材のため散策した。
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神戸市の最北部に位置し弥生時代から続く街である。多聞寺の仏像三体は国の重要文化財である。
近年、神戸リサーチパークの住宅開発や工業用地開発が進み、街並みは大きく変貌してる。 |
かつてはの典型的な農村地帯は近年の大規模住宅開発で、大阪・神戸の衛星都市として急速な発展を遂げた。
市の最北部にある永沢寺の花しょうぶ園は関西屈指の花菖蒲・芝桜・水芭蕉の名所として有名である。 |
神戸市北区の道場は山口の北に位置する。
松原城跡、塩田八幡宮、鏑射寺など史跡や寺社も多い。
江戸時代には生瀬から三田の大坂街道や淡河からの湯乃山街道が合流する宿場町として賑わった。 |
三方を山に囲まれ八多川、屏風川沿いの平野に広がる。
灘五郷の酒米どころの農村として発展してきたが、近年は近郊野菜や果物を栽培する多角的農業を展開する。
近隣の神社を合祀した八多神社の本殿は神戸市の文化財である。
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塩瀬町名塩は江戸時代に入り、紙漉きで発展した。
高台には蓮如上人によって創建された教行寺が建ち、城郭を思わせる太鼓楼が一際目を引く。その他、蘭学塾の名残りや木元地蔵尊、八幡神社等の史跡・社寺も多い。
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山口の西の有野川に沿って南北に長く有野町が広がる。
有野台、藤原台、北神星和台など大規模な住宅団地が広がる街である。
旧有馬郡の一の宮といわれる有間神社をはじめ、多聞寺、専念寺、西光寺など歴史ある寺院も多い。 |
日本最古の温泉を擁した街・有馬は山口のすぐ南にある。
古い歴史の街には温泉寺、極楽寺、念仏寺、湯泉神社、稲荷神社」など由緒ある寺社が現存している。
太閤秀吉ゆかりのねね橋、太閤の湯殿館や瑞宝寺公園、鼓ヶ滝公園、愛宕山公園など観光スポットも多い |
生瀬村と名塩村が明治22年に合併し塩瀬村となった。
塩瀬町生瀬は、京・大阪から有馬温泉へ行く要路で古くから宿駅として栄えた。
浄土宗西山派の名刹・浄橋寺があり、その本尊の阿弥陀如来像は鎌倉時代の作とされ、国宝に指定されている。 |