SLR AF LENS & CAMERA INDEX 1980's

 

 
一眼レフカメラ用AFレンズとカメラ

はじめの一歩
 


 

 オートフォーカスレンズの開発は1960年代に始まり、1970年代にはハネウェルビジトロニックシステム、ポラロイドソナーシステム、キャノンSSTシステム、キャノン赤外光AFシステムなどを採用したカメラが商品化されるようになりました

 1980年代、一眼レフカメラが小型軽量化へと向かっていた時代に現れた最新技術の結晶は、時代の流れに逆らうかのように大型でコストパフォーマンスが悪く、目新しさと珍しさはピカイチでしたが、多くのユーザーに受け入れられるものではありませんでした

 そのため、市場に出回った数はとても少なく、初期の製品は30年以上の時が経った今では珍しく、現存するそれらは当時の技術と時代背景を知る上で希少価値が高く、特筆すべきは、ここで紹介する全てが海外のブランドではなく日本製であることです

 オモカメワールドでは、銘レンズとも歴史的AFレンズとも位置付けられることがなかったものを含め、初期のオートフォーカスレンズコレクションから特筆すべきものを選び、その貢献を称えるとともに、それらの情報を公開します(2018.07)


市販されることはなかった試作機

1963 CANON AUTO FOCUS , 1976 ASAHI PENTAX 35-70 F2.8 Autofocus Visitronic

 


市場に初めて登場したオートフォーカスカメラ2機種(参考)

1978 Polaroid SX-70 & 1977 KONICA C35AF


 【予備知識】:オートフォーカス (Autofocus, AF) とは、電力と光を感じるセンサー・制御基盤・駆動モーターなどを用いてピント(焦点)を自動的に合わせるシステムのことで、アクティブ方式とパッシブ方式に大別され、それぞれに特性が異なります

●アクティブ方式とは‥レーダーと同様の原理で、対象物(被写体)に赤外線または超音波などを照射し、その反射波が戻るまでの時間や照射角度により距離を検出する方式で、暗い場所でもピントを合わせることが可能です

その反面、ガラス越しの撮影ではガラス面にピントが合ってしまったり、風景写真のような遠距離のピント合わせでは、反射波がカメラまで届かなかったり、届いても微弱なためにピントを合わせにくい欠点があります

●パッシブ方式とは‥レンズを通過した光を利用して測距を行う方式で、主に一眼レフカメラで使われる位相差検出方式やコントラスト検出方式で、コンパクトカメラで用いられていたパッシブ外光方式などもあり、これら複数の方式を併用したものあります(ハイブリッド方式)

この方式では、暗い場所やコントラストが低いものにピントを合わせることを苦手とするため、初期のものを除き、暗い場所でのピント合わせを補助するための補助光機能を備えているカメラが多くあります‥遠距離へのピントも合わせは問題ありません


 


1981.02

RICOH XR6 (\35300) + AF RIKENON 50mm F2 (\31800+ケース¥2000)

世界初の一眼レフカメラ用オートフォーカス単焦点レンズ


 


1981.05

CANON AL-1 Black (1982.06:\61000) + New FD 35-70mm F4 AF (\89500)

世界初の一眼レフカメラ用オートフォーカスズームレンズ


 


1981.12

PENTAX MEF (\75000) + AF ZOOM 35-70mm F2.8 (\89500)

世界初の Through The Lens Electronic Focus Control System


 


1982

CHINON CG-5 (1983:\52800) + AF 50mm F1.7 (\39800)

世界初のアクティブサーボ方式の一眼レフカメラ用オートフォーカス短焦点レンズ

 


1983.04

Nikon F3AF (\250000 , AF80mm付\330000)

プロスペックAF(TTL位相検出法測距)一眼レフカメラ+AFレンズ


 


1983.05

OLYMPUS OM30 Black (1982.11:\64500) + AF 35-70mm F4 (\93000)

世界初のレンズ内TTLピント検出方式を採用したAFレンズ、OM30に連動


 


1985.02

MINOLTA α7000 (\88000 , AF35-70mm付\123000)

世界初のフルオート多機能一眼レフカメラ(AFモーターは本体ボディに装備)


 


1985.04

CANON T80 (\85000 , AC35-70mm付\128000)

キヤノン初のTTLコントラスト検出方式オートフォーカス一眼レフカメラ


 


1986.12

KYOCERA 230-AF (\89800 AF35-70macro付\123800)

世界初のストロボ一体型AFカメラ(ポップアップ型 CS-140 もあり)

AF方式:ミラ−ボックス下部のCCDセンサ−モジュ−ルによるTTL位相差検出方式


 


1987.05

COSINA AF ZOOM (28-70mm \39800 , 75-200mm \46800)

28-70mm‥ AF方式:補助レンズによる位相差検出方式/検出素子CCD

75-200mm‥ AF方式:TTL位相差検出方式/検出素子CCD


 


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