本人はどう思っているか分かりませんが、「ハリー・ポッター」シリーズで、主人公たちの成長をアシストする魔法学校の先生を演じて、今やそのイメージがしっかりと映画ファンの間に定着してしまいました。かつて「ミス・ブロディの青春」(1969)で、イタリアのムッソリーニに随喜の涙を流し、スペインのフランコを支援するとんでもない女学校の先生を演じてアカデミー主演女優賞に輝いたことを考えると、隔世の感があります。また、「カリフォルニア・スイート」(1978)では、オスカーにノミネートされながら見事にけっちんされて落ち込む女優を演じ、本当にアカデミー助演女優賞をかっさらってしまいます。彼女がDameの称号を持つことは、周知のところでしょう。「ミス・ブロディの青春」を除くと、ライトタッチの作品への出演が多く、純粋なコメディエンヌであるとは言えないとしても、どこかコミカルでユーモラスな演技が彼女の大きな持ち味です。 |
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1963
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予期せぬ出来事 |
1978
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ナイル殺人事件
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1964
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女が愛情に渇くとき
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1978
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カリフォルニア・スイート
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1967
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三人の女性への招待状
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1982
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地中海殺人事件
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1968
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Hot Millions
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1986
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眺めのいい部屋
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1969
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ミス・ブロディの青春
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1991
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フック
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1972
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Travels with My Aunt
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1992
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天使にラブ・ソングを・・・
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1976
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名探偵登場 |
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