遠い昔から地域の一体化を図る上で大切な役割を果たしてきたのがお祭です。私達の代官町も小田原宿総鎮守・松原神社の例大祭に際し、力を合わせて参加してきました。私達代榮會にとっても一年間のうちで最も力を注いできたのがこの松原神社例大祭であり、自治会・老人会・婦人部・子供会と共にその中心となって活動しています。中でも大きな割合を占めているのが神輿の渡御で、本社神輿の町内渡しや、松原神社よりお祓いを受けた町会神輿を担いで町内をくまなく回る他、お浜降りや市中への渡御を行います。メインメニュー下の「お祭MENU」で、小田原宿総鎮守・松原神社のお祭をご紹介します。
 松原神社氏子26ケ町はそれぞれの町会神輿を有しています。例大祭の宵宮に松原神社でお祓いを受け、町内外を渡御します。各町会が神輿を有するようになったのは現代になってからのことですが、その歴史は浅いとはいえ、世代を越えた町民同士の結びつきを深めるために大きく貢献しています。

渡御の様子は「写真館」でご覧になれます。

 代官町の神輿は箱根板橋の稲木初太郎の作で、昭和58年に4百万円で購入しました。台輪が2尺の町会神輿としては標準的な大きさで、担ぎ棒は当地では一般的な四天棒になっています。代官町の神輿の担ぎは、代官町が神輿を有するようになるまでは千度小路・龍宮神社の神輿を担ぐ者もいた関係で、その流れを汲んだものと言えます。