私達の代官町を含め、小田原市内の26ケ町が松原神社の氏子地域にあたります。日常の参拝をはじめ、様々な人生儀礼を通して私達の心の拠りどころとなっているのがこの「明神さん」です。
<所在地>
小田原市本町二丁目
<御祭神>
日本武尊(やまとたけるのみこと)
相殿に素盞嗚尊(すさのおのみこと)・宇迦御魂神(うかのみたまのかみ)をお祀りしています。

<創祀>
近衛天皇久安年間の勧請との伝はありますが、東海道と甲府へ抜ける道との分岐点にあたり、道祖神から発達し、地元漁師の信仰とが合わさったものが原始の形という説もあり、はっきりとした創祀は判かっていません。旧県社。

境内には3つの太子堂と叶稲荷神社・佐々木八幡神社の境内社を有しています。
石造りの八幡鳥居の奥には入母屋造りの拝殿が清楚で気品のあるたたずまいをみせています。関東大震災後の昭和7年、現在の社殿が復興しました。
 小田原宿総鎮守・松原神社の例大祭には氏子26ケ町と千度小路・古新宿の両龍宮神社が参加し、数多くの山車や神輿が市内中を練り歩き、華やかさに包まれます。
 松原神社例大祭は、現在の5月3日,4日,5日となるまで幾多の変遷を経てきました。
旧来   1月14日,15日

明治元年 11月18日
明治2年 1月15日

明治5年 3月15日
明治6年 1月15日
明治7年 4月18日
明治8年 4月15日

明治42年 1月14日,15日,16日

戦後   4月14日,15日,16日

昭和52年 5月3日,4日,5日
      現在に至る
 松原神社神輿による御神幸は、城主・大久保忠隣(おおくぼただちか 1553~1628)の頃からと伝えられています。「新編相模風土記」によると、辰の刻(午前8時頃)に小田原城馬出門へ担ぎ出して祈祷し、現在の御幸の浜にお浜降りした後に総町を渡御したそうです。現在担がれている神輿は、大正15年に造営されたものですが、その担ぎ手においても種々の変遷を経てきました。
旧来   千度小路・古新宿の漁業者

明治2年 氏子各町

明治9年 鳶職

明治14年 千度小路・古新宿の漁業者

昭和36年 御所車による巡幸

平成6年 明神会発足

平成7年 氏子各町による町内渡し
     現在に至る

※明神会は御神幸を運営する松原神社のOfficialな組織です。

■祭の本■
 小田原のお祭に関する本が出版されています。右に挙げた「小田原の祭り」は、小田原市内の神社の紹介や神輿、山車、祭り囃子等に関してそれぞれの研究者として名の知られたに方々によって編集・執筆されています。また、小田原市郷土文化館には「相州の祭りばやし 小田原囃子」「小田原地方の神社祭礼について」(いずれも浜田和政著)が置いてあります。

・小田原の祭り・
<編集>
小田原祭禮研究会
小田原市本町3-12-20
<発行>
株式会社アルファ
小田原には松原神社例大祭以外にも素晴らしいお祭がたくさんあります。興味のある方はぜひお読み下さい。
サイトポリシープライバシーポリシー著作権についてサイトマップ