腰痛初心者のための腰痛用語集
 ▲TOPBACK用語集TOP  

    
作業療法 (さぎょうりょうほう)
病気・外傷からの回復を図るために行う、工芸などの作業・園芸などの仕事・運動等による治療活動。作業療法士の指導下で行われる。
作業療法士 (さぎょうりょうほうし)
作業療法を行う有資格者。OT.
坐骨神経痛 (ざこつしんけいつう)
個人差はあるが、大腿からふくらはぎ、足の甲あたりまでが痛んだりしびれたりする。病名ではなく、その症状の名称。腰椎椎間板ヘルニアなどが原因と言われる。
座薬 (ざやく)
肛門から挿入し、小腸で吸収させる薬。鎮痛剤や解熱剤として用いられる場合が多い。効果が比較的早く、効き目も強い。



    
持続性硬膜外ブロック
 (じぞくせいこうまくがい−)
注射針の付いたカテーテル(チューブ)を硬膜外腔に刺しっぱなしにしておき、反復して硬膜外神経ブロックを行う方法。

湿布 (しっぷ)
炎症を抑えたりするために患部に貼るための、薬液などを含んだ布類。またそれを貼ること。
疾病 (しっぺい)
病気。
集中治療室 (しゅうちゅうちりょうしつ)
病院の中で重篤な病状の患者様を集中的に治療する部屋。高度な医療機器と24時間体勢でスタッフが対応に当たれる。ICU
柔道整復師 (じゅうどうせいふくし)
柔道整復師法に基づいて柔道整復を行う人。
整骨
シュモール[軟骨][小]結節 
(−[なんこつ][しょう]けっせつ / Schmorl's nodules )
椎間板ヘルニアのうち、椎体内へ、つまり上下方向へ脱出するもの。神経への圧迫等はしない。内ヘルニア。
心因性 (しんいんせい)
心の状態、たとえば不安や願望などによって病気が引き起こされること。
鍼灸針灸 (しんきゅう)
鍼(針)による治療。
神経根 (しんけいこん)
脊髄から左右に枝分かれした部分の神経。その末端は末梢神経。
神経根造影 (しんけいこんぞうえい)
椎間板ヘルニアや腫瘍などの異常のある神経根を特定するため、あるいは神経根ブロックをする際にその神経根の位置を特定するために造影剤を注入して、エックス線撮影装置により透視すること。ラディクログラフィー。
神経根ブロック[注射]
(しんけいこん−[ちゅうしゃ])
神経根に対して針を当てて行う神経ブロック注射。普通、エックス線で透視し(神経根造影)ながら行う。直接神経に作用させるので効果的とされるが、一瞬激痛が走る覚悟が必要。麻酔作用により坐骨神経痛などの症状が消えれば、椎間板ヘルニアにより圧迫されている神経を特定することも出来ると言われるが、異論もある。ルートブロック
硬膜外ブロック
外部サイト(写真がある)
神経ブロック[注射]
 (しんけい−[ちゅうしゃ])
[神経]ブロック[注射]
鍼術 (しんじゅつ)
金属製の針を体の各部に刺し手技を行う治療法。鍼(または針)
靭帯 (じんたい)
骨片を相互に結合すると同時に、関節としての運動を抑制する線維組織。



    
髄摘 (ずいてき)
髄核摘出
髄核(ずいかく)
椎間板の中心部にある、水分の豊富なゼリー状で球形をした物質。
髄核(モデル)
モデル:日本3Bサイエンティフィック(株)

髄核摘出 (ずいかくてきしゅつ)
椎間板ヘルニアの手術で行われる方法の1つ。髄核の一部を摘出し、神経根への圧迫を下げるという考え方による。皮膚を切開するラブ法、管を使う経皮的髄核摘出などがある。
髄膜(ずいまく)
脳と脊髄を取り囲む膜。外側から、硬膜・蜘蛛(くも)膜・軟膜と3層から成る。椎孔が積み重なって管状になり、さらに外部から保護する。脳脊髄膜。
ステロイド (steroid)
副腎皮質ステロイドホルモン。痛みや痒みを押さえるなど多くの効果があるが、扱いに注意しないと大きな副作用も多い。腰痛関連ではブロック注射に用いられる。
ストレッチ (stretch)
ストレッチング
ストレッチャ (stretcher)
患者を横にしたまま移動させるための車輪付きベッド。
ストレッチング (stretching)
全身の筋肉・関節を伸ばす体操。ストレッチ
 (すね)
膝から踝(くるぶし)までの部分。
辷り症(すべりしょう)
脊椎辷り症



    
整形外科 (せいけいげか)
運動機能を持つ器官の機能障害や形態的変化、事故などによる外傷を扱う、西洋医学の一分野。腰痛で病院に行くなら、通常はここになる。
整骨 (せいこつ)
柔道整復師が、骨折や脱臼等に対して行う施術。接骨。ほねつぎ。
整体[術] (せいたい[じゅつ])
主に整形外科的疾患に対して行われる民間療法。しっかりとした定義はない。手技によるが、施術方法は様々。
正中 (せいちゅう)
椎間板ヘルニアで、髄核が真後ろに飛び出ている状態。後方右か後方左に出る場合の方が多い。
正中のヘルニア(モデル)
モデル:日本3Bサイエンティフィック(株)

セカンド・オピニオン
 (second opinion)
一人の医師の診断を受けた後、さらに別の医師から受ける診断のこと。本来診断が異なっているのはおかしいが、例えば治療法などは医師の考え方で異なる場合が少なくない。また一番目の医師と診断が同じであれば、診断・治療に対する患者の確信が深まる。
ドクター・ショッピング
脊髄[神経] (せきずい[しんけい])
脊柱管内で長く連なる神経組織。下部は腰椎上部まで達し、そこから下は馬尾となる。外側から、硬膜・くも膜・軟膜の3層で包まれ、髄液に浸っている。なお、硬膜管は脊柱管によって外部から保護されている。
脊髄[腔]造影[検査]
 (せきずい[くう]ぞうえい[けんさ])
脊髄腔に造影剤を注入しエックス線を用いて視覚化する方法。椎間板ヘルニアによる神経の圧迫の状況を調べるのに利用される。CTMRIと併用されることが多い。ミエログラフィ
椎間板造影
脊柱 (せきちゅう)
脊椎あるいは椎骨。背骨。バックボーン(backbone)。
脊柱管 (せきちゅうかん)
脊柱を構成する椎骨椎孔が重なって管状になった部分。脊髄などが通る。
脊椎管 (せきついかん)
脊柱管
[腰部]脊柱管狭窄症
 ([ようぶ]せきちゅうかんきょうさくしょう)
生まれつきまたは加齢による脊柱管の回りの骨などの変形や移動のために、脊柱管が狭まった状態。神経が圧迫され、腰痛下肢痛などのほか、典型的症状として間欠性跛行があると言われる。
脊椎(せきつい)
32〜34個の椎骨などからなる骨格。
脊椎固定法、脊椎固定術
 (せきついこていほう、せきついこていじゅつ)
脱出したヘルニアが特別大きくて椎間板の機能がほとんど消失している場合やすべり症のように背骨の安定性が悪い場合に、ヘルニアを取り除くだけでなく同時に骨の移植や金具の使用により上下の脊椎を固定すること。固定位置により種類がある。
固定法、固定術
脊椎辷り症(せきついすべりしょう)
椎体の1つがずれている状態。多くは前方へずれる。生まれつきのもの、脊椎分離症から発生するもの、加齢によるものがある。
腰椎分離辷り症
脊椎分離症 (せきついぶんりしょう)
椎弓が骨折して、脊柱が不安定になって痛みなどの症状が現れた場合の名称。ただし、分離していても症状が出ない場合もある。
腰椎分離症
脊椎分離辷り症
 (せきついぶんりすべりしょう)
脊椎分離症脊椎辷り症の両方の状態になることが多く、その場合、このようにまとめて呼ばれる。
腰椎分離辷り症
接骨 (せっこつ)
整骨、ほねつぎ。
背骨 (せぼね)
脊柱
線維 (せんい)
生物体中の糸状の組織。
線維輪(せんいりん)
椎間板中心部の髄核を締め付けるように、輪になって取り囲む線維の束。
前縦靱帯/前縦靭帯 (ぜんじゅうじんたい)
椎体前部において椎骨を相互に繋いでいる靱帯
後縦靱帯/後縦靭帯
仙骨(せんこつ)
脊柱の下部にあり、腰椎の土台となる。 通常5つの仙椎が結合し1つの仙骨として存在して、骨盤の一部を成す。
仙腸関節(せんちょうかんせつ)
仙椎腸骨間の結合。お産で緩みやすい。仙腸関節の異常を関節運動学的アプローチで特に問題とする。
仙椎(せんつい)
互いに結合し仙骨として存在する。S1S5
仙骨[硬膜外]ブロック[注射]
(せんこつ[こうまくがい]−[ちゅうしゃ])
S3-5領域を中心に、仙骨裂孔から硬膜外麻酔をおこなうブロック注射。肛門の手術や分娩に用いられるが、薬液の量を増せば腰部硬膜外ブロックと同様な効果も得られる。コーダル・ブロック
硬膜外[腔]ブロック[注射]




    
造影剤 (ぞうえいざい)
エックス線撮影の際に、判別しにくい部分の形状をより良く見えるようにするために用いられる。沃素化合物などを含む薬品。腰痛に関連しては脊髄造影検査などに使われる。
側湾症 (そくわんしょう)
側彎症とも書く。脊柱が右または左に湾(彎)曲した状態。腰痛などの症状の他に、呼吸機能・心臓機能の低下に至ることもある。治療としては、運動療法・保存療法・手術療法などがある。
外側ヘルニア (そとがわ−)
椎間板ヘルニアは、線維輪髄核が飛び出そうとするものなので、線維輪の厚い前方には飛び出さず、後方に出やすい。さらに、まっすぐ後ろは後縦靱帯があり、右か左に逸れて髄核が脱出する場合が多い。
 その場合さらに、斜め下方に枝分かれする神経根の中央寄り・外側のいずれかに出る2つのケースがあり、後者を「外側ヘルニア」と呼ぶ。 
詳しい情報
外部サイト(図がある)