不定期 Asai

2006.4.30 更新


少ししたらページを再開してみようかなあ、と思ってます。何か役にたつものを書かないとなあ、なんて思っているといつまでたっても書けないので
03,02,11 ご無沙汰してます

今日のボソッ

ちょっと手を入れました。 (14.07.26)
少ししたらまた何か書こうと思います。できれば週一くらいので感覚で。 (06.04.30)



2004.sat.05.01

イラクは第二のベトナムにはならないでしょう。
「二度目は喜劇として」という言葉のとおり、わずか一年を過ぎたこの時点でブッシュ政権は
もはや政権の体をなしていません。
愚かな芝居につき合わされたイラクの人々にとってはこれ以上ない悲劇だと思いますが、それほど
遠くない時点で、幕がおりると思います。

2004.thu.03.25

前から「自由主義史観研究会」の”自由”ってどんな意味なのかずっと疑問に思っていたんですが、
先日会員のかたの書いた南京虐殺に関する本を読んでやっと意味がわかりました。
素人が資料を”自由に”解釈する事なんですね。
確かにあれだけでたらめだと、頭に「自由」とでもつけないと恥ずかしくて書けないと思います;^^)
 

2004.thu.02.04

ひさしぶりに説得力のある新聞記事を読みました。
確かにあの迷彩服は砂漠ではめだちますね。

2月3日毎日新聞

イラク派遣の自衛隊「勇気ある撤退」すべきだ



2004.sun.01.04

フセイン逮捕の後もイラクの占領軍に対する攻撃が何故やまないのか、
不思議に思う人は是非読んでみてください。

Subject: [TUP-Bulletin] TUP速報238号 イラク政治難民の声 03年12月20日

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圧政者サダム・フセインが名実ともに地に墜ちて、イラク武装レジスタンスは
やがて収束に向かうだろうという希望的観測をよそに、イラク国民は新たな圧
政者を見据えているようです。ここで、サダムの圧政からの政治難民の、イラ
ク国民を代表して語る声に耳を傾けてみましょう。

TUP 井上 利男
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イラク政治難民の声――
『占領地イラクのレジスタンスは拡大する』


――サミ・ラマダニ
2003年12月15日 英紙ガーディアン
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喜びは深かった。だが、サダムの圧政に抗し、あるいはサダムの戦争に巻き込
まれ、命を落とした私の身内と友人たちを追憶すれば、痛みもまた圧倒的だっ
た。

私は、消息を絶った最愛の学友ハジムを思い出す。1969年にバグダッドの
医科大学の食堂で別れの抱擁を交わした後、ふたたび彼に会うことはかなわな
かった。CIAに後押しされて、バース党員たちが権力を握った1963年の
クーデターからの月日、15才にしかなっていなかったハジムは、勇敢にも、
反バース党ビラをバグダッドの私たちの学校でばらまいていた。私は親しい友
人ガサンも思い出す。長年の流浪の果て、カナダの病院で亡くなった彼に、あ
まりにも長く待ち望んでいた瞬間を見ることはかなわなかった。

だが、とうとう現実になった。サダムが醜い姿で降伏した。サダム捕獲のニ
ュースが報じられていると私が知らせると、イラク人の誰も彼もが喜んだ。そ
れにしても、この愉快な瞬間なのに、イラクの新任専制君主ポール・ブレマー
が、「皆さん…彼を捕まえました」と得意満面で宣言したので、台無しになって
しまった。

アメリカ人たちは彼らの手の内の囚われ人をどうしようというのだろうか?
サダムは裁判にかけられるのだろうか? 裁判によって、米国がサダムを支援
し、化学兵器を与えた経緯が解き明かされるのだろうか? 裁判によって、米
国がサダムを炊きつけて、対イラン戦争に走らせ、百万人ものイラン国民とイ
ラク国民を死なせた歴史的事実が浮き彫りになるのだろうか? 裁判によって、
今、米国が指名したイラク統治評議会に所属している議員と政党の数多くが、
かつてはサダムと提携し、彼を支持していたという実態に踏み込むことができ
るのだろうか? イラクを覆う暗雲はまだ晴れやまない。

不法で道義に反する米国主導の戦争で、今までに数千のイラク民間人が殺害さ
れた。無辜の民が、米軍の侵略、爆撃、シャロン流の集団処罰によって殺され、
米国主導同盟軍の劣化ウラン砲弾に被曝して、死者数は拡大する一方だ。だか
ら、この喜びの瞬間にさまざまな疑問が水を差す……ブレマー、ブッシュ、ラ
ムズフェルド、それにブレアを、だれが裁くのだろうか? いつの日か、イラ
クは自由になるのだろうか?

これだけは、私は知っている――サダムはみすぼらしく狭い穴蔵からレジスタ
ンスを指揮などしていなかった。これは、たった昨日、およそ考えられない情
報源――最後のイラク王ファイサル2世の縁者であり、米国主導の侵略戦争の
強硬な支持者、シェリフ・ビンアリが認めたことなのだ。「真実は直言しなけ
ればならない」とビンアリは言った。「サダムはレジスタンスとはなんの関わり
もない。彼の惨めたらしい降伏は、最初から分かりきっていたことを、改めて
はっきりさせた…… 今こそ、レジスタンスと交渉すべき時である。レジスタ
ンスに停戦を宣言するように呼びかける時だ」

米国にとって、サダムの存在は、占領へのレジスタンスの黒幕として、長引く
占領の口実として都合よかった。だが、ビンアリは、15に余る組織がレジス
タンスに関わっていて、イラク国民の幅広い支持を得ているとする、CIAと
米国連邦議会筋が最近確認した情報を追認しているに過ぎない。CIA報告は、
「レジスタンスには無数の系列がある。バース党だけが中核ではない」と認め、
「レジスタンス勢力は幅広く、強大であり、さらに強大になりつつある」と結論
している。

占領の即時終結を要求する声はサダムの政権復帰を助けるだろうと、今まで怖
れていた政治勢力にとっては、サダムの降伏は励ましになりそうだ。

バグダッドと、いわゆるイラク国内シーア派地域の、おおむね穏和なレジスタ
ンスも注目を集めるだろう。この2週間のうちに、バグダッドとイラク南部の
労働組合幹部たちが逮捕された。占領当局は、恥知らずにも、政府機関内での
労働組合活動を禁じる1987年のサダムの法律を適用したのだ。だが、この
類の抵抗は抑圧が難しい。今週、いわゆるシーア派の街ヒーラで、攻撃的だが
平和的手段による大衆蜂起が、米当局指名の知事イスカンデール・ジャワド・
ウィットウイットを首尾よく退陣に追い込んだ。知事公館を包囲した数千の群
集は、任命知事に替わって、自由選挙を要求した。

サダムが人びとを怖がらせる化物でなくなった今となっては、労働組合運動と
大衆抗議行動が頻発するようになり、武装抵抗運動を補完し、それに合流する
だろう。

武装レジスタンスから労働組合員まで、さらには最高位アヤトラ(宗教指導者)
アリ・シスタニが加わって、今や、ひとつの要求がほとんどすべてのイラク国
民を結び付けている。選挙だ! そして、選挙こそは、米国が固く拒んでいる
要求なのだ。米国は、(国民の団結という)結果がありうると正確に予測してい
るからだ。だから、米国は市長選挙の停止を急いだのであり、2週間前には、
バグダッドの大学の選挙で選ばれた学部長を、占領当局を無遠慮にも批判した
として更迭したのだ。

サダムの屈辱的な末路は、宗派と民族の分断を図る、米国主導の試みを弱体化
するだろう。サダムの圧政に抵抗し、命を落としたすべての人びとへの追悼を
胸に、非暴力抵抗運動と武装レジスタンスは激化するであろうし、アメリカ国
民を含む世界の人びとからの支持をこれまで以上に集めるだろう。

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サミ・ラマダニ――サダム・フセイン政権時代の政治難民であり、現在はロン
ドン・メトロポリタン大学の社会学上級講師。
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[原文]
Resistance to occupation will grow
Sami Ramadani
Monday December 15, 2003
The Guardian
http://www.guardian.co.uk/comment/story/0,3604,1107178,00.html
Guardian Unlimited (c) Guardian Newspapers Limited 2003
サミ・ラマダニよりTUP配信許諾済み
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翻訳 井上 利男 / TUP


2003.sat 12.20

ここは仕事に追われていないときにしか書き込めないので、この五ヶ月はほとんど休みがとれないほど
忙しかったことになる。
その間にも沢山の死ななくてもよい人たちが死んでいる。イラクの人々だけではなく、
朝鮮でも、フィリピンでも、あるいはチェチェンでも、権力者の無能と保身と強欲のために
多くの人が犠牲になっている。人間はそんなものだ、という見方もあるかもしれない。
しかし、こんなに大量に人が殺させるのは歴史上なかったと思う。
国民ー国家というものがなければ、人はこれほど死なずにすむのではないか、
という思いがだんだん強くなっていく。
2003.07.22

社民党の辻元さんが逮捕された。事の善悪をどうこうする立場にはないので、
何も言わない。逮捕については必然性はほとんどないのだから不当だとは思う。
しかし、気になるのは、現在の社民党執行部の権力に対する甘えた姿勢だ。
自民党に代表される今の政治権力が、それを維持するためにはどんな手段でも使う存在だ
という事を忘れているのではないだろうか。
テロで倒れた浅沼さんはどこの党の委員長だったのか、三池争議の時警察とやくざが
どんな手段を使ったか、なれ合い野党の時代が長かったために忘れたとは思いたくない。
けれども今度の事件に関する報道を見ている限り、時に赤報隊織を使うような相手と、
本気で向かい合って行く気があるとはとうてい思えない。

2003.07.18

「水からの伝言」という本がいまだに売れているというのをネットで読んだ。
一応技術屋なので、この本を最初に見たときはすぐ眉に唾つけたのだけど、けっこう信じて いる人がいるらしい。
 この本で言ってることは、誰かが毎日「明日天気になれ」とか「雨降れ」とか いっていたら何割かの確率でそれが当たった。
だからその人には天候を左右する力がある、というのとほとんど変わらないと思うのだけど、
信じてる人はそう考えないらしい。 真面目に道徳の授業で使っている先生がいるとか聞いたりするので、少し困ったもんやな、
と思ったりする。 一年以上も更新してませんね;^^)
下の文章から一年以上経っているのに世界の有様はほとんど変わってない気がします。でも少し変わったかなあと思うのは、ブッシュが本当にバカだということが世の中にすっかりわかってしまったことと、小泉さんの支持率が下がったことですね。イラク攻撃は80%あると思いますが、フセインが亡命してアメリカに都合のいい(要するに石油をコントロールしやすい)政府が出来る見通しがつけば、軍需産業を何とかなだめて攻撃を止めるかもしれません。次の選挙のこともあるし。


生き延びるために
別に奇をてらってのことではなく、言葉の意味そのままのことを必死で考えなければならない事態がすぐそこまで来ている感じがします。このスペースにはそのための方法をいわばマニュアル的に書いていく予定です。

アフガニスタンのことは別のサイトにいろんな記事が載っているのでそちらを見た方が時間が無駄にならなくていいと思います。基本的にアメリカの石油戦略のための戦争なのでいずれイラクも攻撃すると思います。北朝鮮は攻撃しません、中国の存在があるし石油と関係ないから。

さてとりあえず不況です。ものすごい不況ですね、テレビなんかみていると実感できないかもしれませんが、恐慌一歩手前且つそこへむけて最短距離で進んでいるという感じですね。相当すごいですよ。長いこと地方の建築業界で仕事してますけど、こんな状態は初めてです。全然先が見えない、というよりみんな怖いから目をつむって見ないようにしてるんでしょうね。不良債権の問題なんて厳密な審査をして公的資金を投入するしかないのに、それもできない。ましてもっと大切な日本がどんなふうに世界の中でやっていこうとするのか、何で喰っていこうとするのか、というのが全くわかってない。アメリカの顔だけ見ていれば済んだのは10年以上前の話なのに、未だに方向転換できないのはなんでなんでしょうか。大学出るとバカになるのかもしれない。

お金は必要か?減給にしろワークシェアリングにしろ首になるにしろ、 とにかく収入が経るのは避けられないですよね。特に中年以上の男は能力と給 与がアンバランスになっているわけだから当然経営者としては整理したいでしょ うね。国が年金生活者を何とかしたい、と考えるのと同じです。今日本の失業 率って実質10%越えてるわけで、こんなことが後数年続いたら世の中ぼろぼ ろになります。一昔前なら「革命」って叫ぶ手があったんですがそういうわけ にいかないので何か金が無くても生きられる方法を考えないとどうしようもな いですね。すぐ思いつくのが地域通貨なんですが、他のとこはともかく金沢で 今すぐこれがうまく機能するかどうかわからない。この休みの間に生活のしか たを考えて金を使わずに生きてく方法を探そうと思ってます。そしたらこんな に働かなくていいし。



「アメリカのアフガン攻撃をどう見たらいいのか」ページ。

「新しい世界は可能だ」
 
 債務反対の宣言、今のところこれが何かを考えるときの指針の一つだと思っています。

老猫日記

  不定期に書いていた雑文です。読みようによっては面白い。


ベトナム旅行記

「サイゴン周辺」

1998年7月に一週間、サイゴン周辺の旅行記です。

1.準備編
2.旅行編
3.雑  感

「ハノイ周辺」

2001年1月にハノイに行って来ました。短い旅行のながーい記録 (ver1.2)
    ハノイ旅行記


偏見日記(終了)

読んでくださったかた、ありがとうございました。(めまぐるしく変わる毎日の出来事について一年間気の向くままに書いてみました。けっこうおもしろいです)

こちらにあります。 1998年9-12月 1999年1-3月1999年4-8月


新しい世界は可能だ!(Global week of Protest AgainstDebt)

翻訳(by柿元えりこ、大倉純子)
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いまこそ、自由を!
新しい世界は確実にやってくる。

2001年、7月15〜21日
Global week of Protest Against Debt
(債務反対。世界的抵抗運動週間)

世界中の人々が新自由主義的グローバリゼーションに反対してデモを繰り広げて
いる。何十年もの苦闘の礎の上に、ジュビリー2000は1998年バーミンガムで
G7サミットに抗議する7万人の人々を結集させ、1999年12月シアトルで繰
り広げられた抵抗運動はWT0閣僚会議を粉砕した。これらを含むその他の一連
の行動は、単に新しい世界が可能であることを示しているだけではない。様々な
運動をしている何千人もの普通の人々がポルト・アルグレの社会市民フォーラム
に集ったことが示しているように、新しい世界はすでに築かれつつあるのだ。

この新しい世界の建設の中心となるべきは、いまなお南の人々や国々を従属させ
ている債務という不道徳なシステムからの解放を勝ち取る闘いである

借りなどない!支払いを拒否しよう!

われわれが抱える債務は不法で、非道徳的で、不公正で、詐欺と同じだ。それは
南の国に資産や技術をもたらす手段ではなく、それどころか暴利と、罠、支配、
制圧の手段として機能している。債権者達が自分自身の資本をもとにさらに金儲
けをしようとした欲求と、貧弱な‘開発’プロジェクトこそが、南の人々が今、
厳しく取り立てられている債務の根源なのだ。何としてでも利益をあげます、と
口約束をした不道徳な銀行家達により、数十億ドルものオイルダラーが疑うこと
をしらない南になだれ込んできた。さらに1980年代、金利が一方的に増大した
ことが、貿易の悪化と相まって、支払い不可能な債務をますます増大させた。そ
れにより多くの南の国々が構造調整の罠にはまっていった。

しかし、債務はこれまで何倍も支払われてきたのだ。1980年、南の国々が抱
える債務の総額は5,670億USドルに上った。以来、利子と元金合せて3兆4,
500億USドルが返金されている。これは、1980年の債務の6倍である。にもかかわ
らす、第3世界が抱える債務は現在2兆700億USドルである。

この略奪は、莫大な社会的代価を要求する。毎日、1万9000人の子供達が債
務に関する問題で死んでいる。住宅、診療所、道路などの緊急のインフラ設備の
整備のための資金は、債務の支払いに吸い上げられている。
ウルグアイの作家・エドアルド・ガレアノEduardo Galeanoは、債務支配のから
くりをいとも簡潔に述べている。「われわれが支払えば支払うほど、ますます借
金は増えていき、そして我々はますます失っていく。」

更に、支払いの一部は私企業が借りたローン返済にあてられたり、腐敗した官僚
達のふところを潤わせたり、人々の生活や環境を破壊するようなプロジェクトに
使われたりしているのだ。

最初に合衆国で提唱された”忌むべき債務(Odious Debt)”の定義によれば、
債務のほとんどは即刻放棄(帳消し)されるべきものとなるだろう。この定義は、
独裁制下で作られた、または独裁制を強めるために作られた債務は、民衆と公共
の組織に害をもたらした、それ故、政権を引き継いだ民主的な政府には支払い義
務はなく、債務の支払いを拒否できる。
アルゼンチンの、ブラジルの、そしてその他のラテンアメリカ諸国の債務の、一
体どのくらいがこの定義に当てはまるだろうか?フィリピンやインドネシアはど
うか?南アフリカのアパルトヘイト債務はどうなのか?ルワンダ、ザイール、ナ
イジェリア、その他の多くの国々はどうなのか?

南はドルとセント以上のものを支払っている。債務の罠にますます深く落ち込ん
だ債務国は、債務返済のために新たな融資を受けねばならず、その融資を受ける
ために、過酷な条件を受け入れなければならない。IMFや世界銀行による構造調
整政策(SAPs)は、南の経済に対し、輸出主導の経済成長、金融と貿易の自由
化、緊縮財政、民営化と規制緩和などを押し付けている。このような政策は南の
経済を北の先進諸国のための安い原材料と労働力の供給源に引きずり落とすもの
である。また、それらの政策の結果、食品価格の高騰、失業の増加、政府サービ
スの後退、貧困の増大、環境破壊が引き起こされている。さらに、かれらは南の
国家主権を侵害し、民主主義的政治参加の実現可能性や政府が説明責任を果たす
可能性を損なわせている。

組織し、結集し、そして抵抗せよ。

この抵抗週間に、反債務運動は新自由主義的グローバリゼーションに対抗する世
界中の人々と共に立ち上がる。そして、ジェノアG7サミットにむけて、下記のメッ
セージを送る。

われわれは請願書を手渡したり、ロビー活動をするためにここにいるのではない。
そんなことは、話し合いやこの世界の現実−方や企業は富み続け、一方で大多数
の人たちが貧窮し資源は略奪され続けている−を示すことであなた達を説得でき
るだろうと考えている人たちがすることだ。ケルンと沖縄サミットでの、われわ
れの要求に対するあなた方の冷淡な反応はいい教訓だった。南の人々を債務の無
限地獄に閉じ込め、一方で豊かな国々が富が独占していることに弁護の余地はな
い。にもかかわらずあなたがたは、ジュビリーの要求に応じて債務を帳消しにす
ることで正義を示せという何百万人の人々の声を無視したのだ。

いま、暴かれているのは、あなた方自身がその貧弱な約束さえも達成できていな
いという事実だ。以前は国際金融機関のバランスシートとそのあいまいな財政報
告に埋もれ隠されていた情報が、今は全ての人の前に明らかになっている:
最貧国のわずか1.2%の債務が帳消しにされてきたが、それさえも、ほとんど
例外なしに受け入れがたい様々な条件がつけられているのだ。

このお粗末な成績を隠蔽するために、あなた達は今、新たな「作り話」をでっち
あげようとしている;貧困削減戦略といわれるものだ。市民社会が“検証させて”
いただいたところ、この戦略は引き続き南にSAPsを押し付けるための、世界銀
行とIMFによる新たな企み以外のなにものでもない。

債務帳消しと放棄のための闘いは、不正な世界経済と、とりわけ再植民地化に対
する闘いである。そのためには、債務と支配に反対し、G7に対抗する社会運動や
民衆・政治・信仰を土台とする・様々な組織の力を高めなければいけない。

7月15日から21日の世界抵抗週間は、約束された新しい世界、利益と強欲で
はなく完全なる民衆の人権の上に築かれる社会、環境を保護し尊重する社会、人
類の団結を高めるための世界への新たな第一章である。

不法な債務の支払いから今すぐ自由に!今すぐ債務を帳消しにせよ!

この憎むべき、煩わしい、詐欺ともいえる債務の不条理からの解放を!
借りなどない!支払わない!

構造調整プログラムや他の条件を課すため道具として債務やいわゆる債務「救済」
を”利用”することの不当性から今すぐ自由に!

すべてのコンディショナリティに終焉を!

ジュビリーサウス


Last modified: Sat Dec 28 18:56:59 JST 2002