秋尾敏の俳句


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第4句集『悪の種』 第3句集 「ア・ラ・カルト」
第2句集 「納まらぬ」  第1句集 「私の行方」

秋尾 敏の俳句 2019年


「俳句界」1月号
 
客観に主観は並び寒い書架
凩のうしろ姿は海である
白を灯し何を為し得た枯野の薔薇


軸1月号  跳び移る

数の子を噛みたる後の明るさよ
年の暮雲から雲へ跳び移る
黙ってはいない冬芽は耳となり
ブロックの穴の冬日は淋しいぞ
惑星のかけらに水のある寒さ
美しくあろうと湯気が身をよじる
掌に鳥を寝かせておく霜夜
十二月背中をノックされている
木枯の後ろ姿は海である