`04/12/3追加

新規格以前の四駆軽トラのお薦め---其の一
良い“足”を手に入れる?---`04/12
身も心も軽く、農的生活には四駆軽トラ

 こちらは副変速機付きのカブ。いわゆるハンターカブCT110。荷台が大きいので積載能力も高い。そこに重たい荷物を積んで荒れた山道を登ろうとしたら副変速機は必須だ。とてもローギアでは登れない。友達が持ってきてくれて、結局45000円で譲って貰った。

 下はつい先日までの我が愛車である四駆軽トラの画像。いまは知人のものになってしまった。が、無くなってみればあまりにも寂しいので、また折を見てこの後の機種でデフロック付きのものを手に入れようと考えている。欲しいのは軽の新規格になる直前のタイプである。何故なら、下の画像の様な局地的な作業に於いては、新規格以前のものの方が有利だからである。
 さて、此処では汎用的な話ではないが、道具としての四駆軽トラが一番光る他に追従を許さない使い方に焦点を当てて書いてみた(一般的な使用方法や農家などでの各メーカの軽トラの使用方法やそのインプレッションについては、“軽トラック研究会”というコアなWebサイトがあるので検索してご覧になると良いだろう)。勿論の事、軽トラは買い物にも普段の足にも、はたまた引っ越しにも便利だし、こんな(汚れ物や油ものの)荷物を積める車でリサイクル屋なんて行った日にはモノがどんどん増えるばかりで困ってしまう。
 でも、このサイトでは、一般論ではなくてもうちょっと突っ込んだところを掘り起こして認識を新たにするのが目的だ。

【何故、いまさら旧規格の機種なのか?】
1)新規格後には車格自体が大きくなって広がった事。80mm。木の間をすり抜ける時や、足下が崩れた林道を通る時にはこの差が大きい。勿論のこと衝突安全性については新規格のものが良いに決まっている。が、事故する人には(例え受け身であっても)必ず理由があるしパターンもある。なので、そういうヤバいものを潜在的に持っている人には新規格の機種を選ぶ事をお薦めする。
2)新規格の機種の問題はそれぞれのタイヤ間の位置が広がってしまった事(確かに今の軽はカーブが多い高速道路の120〜130km/h巡航も可能なぐらい安定性が良いのだが)。つまりトレッド(左右のタイヤの巾)、ホイールベース(前後のタイヤ、車軸の位置)が広がってしまっていては、仮にスペック上の回転半径が同じだったとしてもタイヤの通る位置が遠くなる為に、路面の障害物を避けるのに不利だからである。

前輪を跳ね上げておき、腹を打たない内にリアタイヤを乗り上げる技
下駄山タイヤ、チェーン無しでスタックするジムニー550をモンキーで脱出させる

3)また、ホイールベースが長くてタイヤ径が小さいという事は亀の子になり易い。つまりお腹が障害物につかえて前後輪が浮いてしまい駆動力が得られなくなってスタックしてしまうケースが増える。逆にトレッドが広くてホイールベースが長く大径タイヤの大型の四駆は深い溝越えや大岩越えなどの時には確かに有利だが、軽トラにはそんなシチュエーション下での使用状況はない。とは言っても、此の手の軽四駆車のオフロード(ラフロードではない!)性能を侮ってはいけない。確かにジムニーには遙かに足下にも及ばないものの、その辺のアウトドア趣味のお兄さんが大事に磨いている似非四駆(一応4WDだが、駆動系や足回り、腹の裏が貧弱なもの)で遊んでいるレベルの荒れ地よりも、もっと荒れた地形を越えていく潜在能力がある.....何故なら、擦ってもぶつけても凹ましても気にならないからだ?! 但し、タイヤをオフロード性能の高いものである事が条件なのと、臓物を岩にヒットさせないように走る事が必用だが・・・余談だが、軽トラの荷台側は男二人居れば持ち上げられるし、またこの荷台は後輪の荷重が足りなくてタイヤの駆動力が得られない時には、助手が移動して荷台の一番後ろに乗って重し代わりに加重することが出来るのも良い。一般的には此の作業をモンキーと言うが、オープンにしたジムニーでもつかえる技で転倒しそうな程、斜めに傾いた地形で反対側に荷重を掛けてバランスを採る為にも使える。軽の様な軽い車程、その効果は大きいし、トラックの様な荷台(リア)の軽い車がスタックした時には、荷台に載った人間が後ろで上下に暴れて加重することで駆動を得る技にも使える。
4)そして、何よりも価格が安い。新規格前の660でも20万円台でWebの中古車情報に程度の良いものが出ているし、550になると10万円以下で有る。近所の車屋さんで聞けば、660でも10万円以内で出る事もあるという(現状渡しか?)。550ならタダか一升瓶の酒一本位か、せいぜい数万円だろう。車検のあるなしは、その時の運次第。仮に車検が切れていても、軽トラの車検は、整備は自分でやって、あとはユーザー車検に頼んでも5万円以内でOKだ。2年間それで乗れて、軽自動車税は年間4000円。あとは任意保険は随意に。タイヤも安いし、ホイールなんて解体屋に幾らでも転がっている。なら、厳しい地形でもガンガン攻められるでしょ。ぶつけても軽いのでダメイジが少ないしね。それに部品が壊れたら解体屋に直行ね。よく売れている車だったら直ぐに部品が見付かるし。今ではWebで買える中古部品屋さんもあるし・・・

 此の四駆軽トラは5,6年前だったか、親しくしている酒屋のお兄ちゃんが仲介してくれて板金屋さんが邪魔になっていたものを7千円位で手に入れた。ホイールもロード用の他に13インチのスタッドレスも付けて貰い、後日車検の時にはリアのあおりにチェーンを付けて貰った。  板金屋さんのオヤジは近くの日野自動車の仕事もしていた事があったそうで、それでこの軽トラを日野レインジャー4tの輸出用の色に塗っていた。ドアやFウィンドウをエヴリイのものに換装、ミッションも5速に換装してあった。

 

こちらに曲がったレガシーが、衝突の勢いで私の軽トラの所まで飛んできた。運転手のおじさんは、私が彼方此方に電話連絡している間も呆然と運転席に座っていた。
運転席のドアとフェンダーが凹む。ホイールにもヒットしたが損傷はなかった。
ぶつかった時は停止中だったので100%相手持ちで修理。

 この軽トラは、スズキのキャリイ4WDの550cc。昭和63年が初年度登録だったと思う。型式名はDB71Tかな。カタログだとKAの4WDになるのだと思う。この年代のものには、Fホイールにはフリーハブが付いていて四駆にするには車外に降りてフリーハブをロックする儀式が必用だ。エンジン出力は最高で31psだが普通に走るにはこれでも充分走る。タイヤをロード用のものを履いていた時には、家の近所のつづら折れや峠道の様な狭い国道の下りでは、軽トラと思って舐めて煽ってくる下手なスポーツカーを引き離したものだ(って、幾つになっても大人げないと同乗者に顰蹙をかっている)。軽は車幅がないので、センターラインまでの道幅を目一杯使ってアウトインアウトを使えるし、サスが硬め(ダンパーも社外製のものが付いていたし)なのでロール安定性が良く、クリッピングポイントやライン取りの自由度が高くスライド量がコントローラブルなのだ。それに、LSD(リミテッドスリップデフ)が入っているので滑りやすい山の中でも有効だが、峠道の小さいコーナーで駆動力が抜けにくいのとスロットル操作に依る姿勢の安定性に一役買っているのも要因の一つかも。ついでに板金屋さんが付けたエアホーンまで有ったものだから威勢がよい事。
 ただ、こんなんで事故ったらクチャクチャや。現に信号機の無い国道のT字交差点で、メインの通りに出て左折しようと一時停止をしていたら、年輩者の運転するレガシーツーリングワゴンが、前方から来る直進車の軽ワンボックスをろくに確認もしないで、脇道の自分の方に向かって右折した。わたしは、右から来る直進車の軽のワンボックスカーが、可成りスピードが出ていたのでメイン道路に出るのを控え、その軽の走りを注視してしていた為、右折してきたレガシーは軽と正面衝突した時にはじめて気が付いた。そして!目の前で正面衝突が起こるのを目撃。軽はぶつかった角度と衝撃で宙に浮き進行方向と逆に着地して止まった。運転席はグッチャリ逝って運転手が叫んでいる。直ぐに救急車と警察を呼ぶ。やっぱりフロントのない軽は危ないよねえ。
 その後は、自分の車を脇に寄せたわたしと数人の通行車両の運転手の人とで、信号のない交差点のど真ん中でクラッシュした事故車が塞いでいるのを交通整理をして警察の来るまでを凌ぐ。しかし警察が来てからも、軽の運転席に挟まれた人はオレンジレスキューが来てドアの切断作業が終わるまで出せない。警察官もつかえない年輩のお巡りさん達ばかりが来たので、終いにはそれぞれお巡りさんに対して交差点の真ん中でわたしが合図を送ってそれぞれの道路から交互に車が通れる様にする為に1時間以上交通整理をする始末。因みに此の軽ワンボックスの運転手の方は足の骨折で3ヶ月の入院だったと思う(レガシーの運転手の人は無傷)。---おっと余談だった。兎に角、新規格前の軽トラ及びワンボックスは特に気を付けて運転しようということ(そうそう、別ページに書いているスバルサンバーのワンボックスも脇に避けて停まっていたのにもかかわらず、よそ見運転していた大型ダンプと正面衝突してお釈迦になったのだった.....)。

 スイッチバックの切り返しのところ。此の旧規格の軽トラがやっと切り返しが出来て方向転換が出来る。足下の崖はただユンボで道を付けたばかりなので、端の方はフカフカで柔らかい為にギリギリまでタイアを寄せる事は出来ない。  其処の斜面に杭を打って丸太を渡し板を通して土を盛る。そして廃材のコンクリのL字形側溝板を敷き詰めているところ。其れまでは道幅が狭く、内輪差を入れると此の新規格前の軽トラがギリギリ位。あとこんなところを登れるのはジムニー位か。

 因みに自分は土建業では無い(中古自動車屋の回し者でもないけれど...)。Webで商売する環境関連の自営業者である。この作業は、知り合いの山に道をつけるのを独りでやっていたから手伝いに行ったものである。急斜面をユンボで削って道をつけただけのところを、土留めをして土やコンクリを運び砂利を敷いて道を拡げて綺麗にしたのだ。土手には石積みをして綺麗にする手伝いをした。そして出来たのが下の画像の道。最初はこの道幅の2/3位しかなかった。このアプローチのところは緩やかだが、登ったカーブの先から急坂になっていて、その先がスイッチバックでしか上がれないようになっている。そしてその先が赤土の急坂。その坂を逆に上から土を満載にして崖に向かってバックで狭い急坂を降りてくるのはちょっと怖い。(^-^;;

 こんな急なところは四駆でないと登れないし(カーブの先位までは行けるが)、バックで登っていかないとスイッチバックが切り返せない。そんなところで荷台に満載した土や砂利を運ぶので、タイヤも重量に耐えられる様インチアップしてエアもタップリと4kg/m3位注入してある。またこの軽トラはリアにLSDが設定されている為にこんなところでも有効だった。曲がった細い急坂の路面をバックで勢い付けて上がっていってスイッチバックするような技はボディが狭く、トレッドもホイールベースも狭い方が有利だ。新規格のホイールベースの長い軽トラでは、先ずはスイッチバックが切り返せないね。ここは特別狭いけれど、日本の急峻な山道(農道?)はそんなところが多いんだよね。
 そんなわけで、次ぎに狙っているのが新規格になる前の最終型のもので、スズキ農繁キャリイ3方開 4WD 高低2段×4速マニュアル(KKLG)というタイプだ。他のメーカのものにも良いものがあるのだろうけれど、自分が見た限りではドンピシャと来るのはこの軽トラしかない。標準タイプにくらべ使いやすい装備が付いているし、何よりもデフロックが付いているのが嬉しい。
 デフロックは、リアの左右のタイヤ間にあるディファレンシャルギアの機能をキャンセルするもので、通常はカーブでのリアタイヤの左右の回転数の差を此のディファレンシャルギアで吸収して居るわけだが、このお陰で滑りやすい泥濘地では片方の駆動が掛からなくなると、もう一方の車輪が駆動しなくなってしまう現象が起きる。実際の現場で、浮いている方の車輪のみ空回りして、もう一方の設置している車輪に駆動が掛かっていない姿を見た事があるかも知れない。または、小さいコーナーを攻めた時の立ち上がりでディファレンシャルギアが滑って駆動が掛からずに前進しなかった事も体験している人もいるかも知れない。
 ただ、一般的にはこの機能がないと、小さいカーブが非常に曲がりづらくなる、つまり強度のアンダーステア(カーブを真っ直ぐに行こうとする力が操舵に影響する)が出て思う方向に曲がれなくなるわけだ。ただ、泥濘地ではこの機能があると駆動力が無くなる為に、意図的にスイッチでキャンセルして左右のアクスルシャフトを直結しリアタイヤの両輪で地面をかき回す機能が選べると嬉しい。これは大型トラックやダンプなどには昔から標準装備されていて泥濘にはまった時などにデフをロックさせて脱出した。自分も昔大型トラックに乗っていた事があったが、あいにくデフロックを使う様なところにチャレンジするチャンスがなかったので、大型でどの位効果があるのかは未体験だ。また高級な四駆だと前後のアクスルシャフトもロックする機能を持ったものがあり四輪に駆動力が直結されるものもある(あった?)。ただ、此をロックして駆動力を目一杯掛けるとコントロールが効かない暴力的な前進力が掛かるので馴れない人間がやたらと使用するには危険が伴う事を理解しておくべきだろう。
 また、其処までは要求されないスポーツ的走行や一般的なラフロード性能を高める為には、LSDというリミテッドスリップデフという有る程度制限してスリップさせるディファレンシャルギアの設定があり、スポーツカーやオフロード車にはオプション設定がある(有った?)。自分もジムニーに乗っていた時には効き気味のLSDを入れていたので慣らしの当初は交差点でゴキゴキとデフから音をさせながら曲がっていたものである。またハンドリングやブレーキングもホイールベースの短いジムニーだと余計にセンシティブだった。
 いまはこれらの機能も、高級SUVでは電子制御でセンサーから感知してそれぞれのタイヤに最適の駆動力を配分したりするものが増えてきた。ただ、大型の高級SUV(四駆?)でそんなにガツンガツンと機能を目一杯働かせるまでオフローディングを楽しめないだろうから、こういった四駆軽トラの原初的な機能で自分の腕を磨いた方が実用と趣味を兼ねて有益なのではないだろうか。

 この山の別な斜面にもスイッチバックが二カ所有る荷揚げ用の小道がある。結構急で霜でぬかっていると途中で止まってしまうとズルズルと滑って落ちてくる怖い場所である。以前にはデリカの前のタイプ(スターワゴンの時代)だったらスイッチバックをリアから入れば交わせたので、山の上まで大石やサツキなどの植木を運んでやっていた。それでも時にデリカ四駆バンも斜面に脱輪して傾き動きが付かなくなる事もあった。そのまま崩れれば斜面をコロコロと転がり落ちる急なところである。そんなときには脱出道具を使うしかない。持っていた牽引ストラップを内側の斜面の木立に巻き(ワイヤーだと木を痛めるので)Uシャックルにワイヤーを通してハンドウィンチに繋いで脱出方向内側にベクトルを掛けて強く引き車を前進させながら路面まで引き戻した。他車の助けを受けられない場所ではこういった道具も必用だ。

 

 こちらは八ヶ岳の麓にある知人の別荘の敷地整備のアルバイトさせて貰った時に置いてあった運搬車。別の仕事仲間が要らなくなったものを岐阜から持ってきてプレゼントしたらしい。軽トラも通れない様な狭いところだと此が有効だ。昔、高尾の山奥で炭焼きの材を山から切り出す時にも運搬車を使ったが、狭い山道の急斜面を結構登っていくので便利した。ただ、操作を誤ると自分の上に運搬車も丸太ものし掛かってくる可能性もあるので要注意。
 でもこの運搬機が有ると無いとでは重たい丸太を運ぶのには出来る出来ないのレベルになってしまう。我々素人が木馬や架線を張って飛ばしなんか出来ないんだから。
 こちらは、その知人の愛車。フォルクスワーゲンの最上級車トゥアレグ。ポルシェと共同開発されたもので、ポルシェのSUVモデルのカイエンとモノコックボディとドアパネルも共通。ただ、VWの方がオフロード寄りの指向を持たせてある。とは言っても流石にオフロード走行は無理なので、一般道や中央道を運転させて貰った。それでも新車を運転させてくれた太っ腹に感謝。流石に200km/h以上でクルーズできるというトゥアレグは、中央道の追い越し車線をストレス無く長距離を走れる余裕を垣間見せてくれた。その知人の方は、八ヶ岳に通う八ヶ岳エクスプレスとして此のトゥアレグを選んだというが、正しく楽だし、雪などにも気後れする事もないので此も目的に適った良いチョイスだろう。後ろにある四駆のバンが、四駆軽トラより前からの我が愛車。非常に便利。
 
 

 件の四駆軽トラのスズキ キャリイでは相模川の河の中も走ったし、河川敷のバイクの初級トライアルコースにもチャレンジした。それも此も小さいから出来、だからこそクリア出来る場所も多いことである(Jeep用語でも昔のトレッドの狭い初期の頃のものをナロウボディと呼ぶ場合があるらしい。此の新規格以前の軽トラもナロウボディって...)。整備されていない山の中から丸太を積んで出す時も、傾いて屋根に木立がぶつかって二進も三進も行かなくなる事がある。町中で良いことも、逆に自然の中ではデメリットとなる事も多い。何が何でもコマーシャリズムの中で踊らされる必用はない。リーズナブルに手に入る中古の中にも有用なものは幾らでもあるし、また古いものの方が機能的なものがあることは鍛冶屋の作るものなどの道具の中にも良くある事だ。ただ、そういうものも実際に使わない人には関係のない話しだし、何ら疑問を持たずに与えられた条件の中で生きていて、周りから与えられるその枠を変えようと考えない人には関係のない話かも知れない。
 前出のトゥアレグのオーナーの方はこの別荘用に四駆の軽トラの必要性を感じているらしい。是非、自然の中での暮らしに於いてユーティリティレベルの高い四駆軽トラを手に入れて役立てて欲しい。その場合、この斜面を縦横に走破するにはやはりデフロック付きのものの方が安心だろう。雪も積もるこの地ではスタッドレスタイヤ以外にも四輪分のチェーンも用意して於いた方がいざというときに此の敷地内でも役に立つかも知れない。因みに此の方は大手の広告会社の最前線で頑張っている方だが、この八ヶ岳の別荘にずっと暮らせたらと考えている様だ。其れが直ぐに実現できるかどうかは知らないが、こういった道具類を実際に使って極めていく事は、仕事にもプライベートにもこれからの財産になると思われる。
 道具は使いきってみないと作者の意図や思想は分からない。そういった一品ものの職人技の道具とは違うけれど、四駆の軽トラは日本だけにしかない独自文化の様な製品である。こんな小さい車に、デフロックを含め高度な四駆機能を持った車輌なんて、どこの国を探しても無いんですぜ。軽トラなんてみんな同じと思っている人が殆どだけど、でも使用条件が厳しくなるとちょっとしたこれらの機能で結果が全然違うものである。それも中古のもので充分にコストパフォーマンスの高いものが手に出来るし上手く使えばその機能には目を見張るものがある。朽ち果てていく運命にあるものを再び活かしてやることが出来たらモノに籠もっている魂にも喜ばれる事であろう。道具に拘る人に一家に一台四駆軽トラ?(これから何が起こるか分からない世の中だから、踏破性と運搬性に優れた四駆軽トラ、そして車の中で楽に寝泊まり出来、踏破性の高い四駆バン、ワゴンは必須...なんちって

 その後、トゥアレグのオーナーのYさんと四駆軽トラの話題を含めてメイルのやりとりをしていて、頂いたメイルにリプライをしたものをのせちまおう(Yさん事後承諾でスンマセン!)。Yさんは芸術畑の人だが、其処までではなくとも自然の中で何かを造るのが好きな個人に於いては四駆軽トラは本当に便利な相棒だと思う。

>でも、軽トラがあったら原点に戻って自由を取り戻せそうです。 材木や土や砂利や何でも積めるし、林道にもどんどん入っていけるし。 すばらしすぎます!
おおっと、目醒めてしまいましたですか。
実は、軽トラは自由へのマシンなんです。イージーライダーに出てくるチョッパーみたいに。(^-^;;
自立と自由のシンボル、四駆軽トラ!
スタックしても自己脱出。
生活用具一式積んでお引っ越し。
小さい小屋を造るときには、資材木材道具一切合切を運搬。ある時は、山の斜面に道をつけるのにも、先ずは軽トラで行ったり来たり。そして敷いた土を踏み固め砂利を運んで敷き詰めるのにも百人力。芸術家や木工屋さんも資材を仕入れるのにも作品を納入するにも軽トラ。お花や植木を買ってくるのも楽々!
林道の奥のお宝の山、山菜キノコ、蔓やツタ、大石、粘土などなどをゲットしに。そして自分だけの秘密の聖地探しに。
自給自足的生活、半農半Xには絶対四駆軽トラ!なんちってね・・・
何より農道や林道の奥に探検に行っても怪しまれないのが良いですね。

>拝見いたしました。オリーブグリーンの軽トラ、いいですねぇ。
いいでしょ〜。
絵になるんですよ。
あのグリーンの軽トラと、赤いハンターカブの組合せで置いてあるのも素敵です(でした?)。

以上

by Recycler

【ちょっとおまけ】

 四駆だってスタックする。四駆軽トラにデフロック付きのタイプがあるのに、何故ジムニーには無い?
 雪が深くなるとオープンデフでは辛い。勿論サイドブレーキを使ったトラクションの掛け方はあるのだが。。。

※貨物車を運転している人なら体験的にもご存じの事だが、当然荷物を積む為に此等の車の車輌重量配分は前寄りになっている。空荷の時にはリアが非常に軽い状態である。つまり駆動力が伝わりにくい状態である為に、軽トラックの四駆が重宝されている訳である。通常の二駆の軽トラの場合には、仮に平地の畑や草むらのところでも、濡れて多少の凸凹があり地面が柔らかい状態だと脱出に往生するケースが間々ある。下手な人だとリアタイアを空転させどんどん掘ってしまって亀の子状態になり自力では出られない状態になってしまう。これは軽トラに限らずもっと大きなトラックでも同様の傾向があるし、ハイエース、キャラバンなどの二駆のバンでも同じである。
 また、ロングホイールベースのシングルタイヤの二駆のバンでは、細い急峻な山道の下りのつづら折れでカーブがきつくて切り返さなければ回れない場合、斜度が急なところだと、リアが軽い為に切り返しのバックをするための駆動が掛からずにリアタイヤが空転してバックも出来ず、また前は崖の為に前進も出来ないという状態になる事もある。そんな時には焦らずに、誰か人間が居るのだったら一番後ろに乗って貰って飛び跳ねながら駆動に合わせて加重して貰うか、または近くにある石や丸太を沢山積んで重くしリアの重量を増やすことを考えた方がよい。そうでないと、タイヤを空転させてあがいている内に横にスリップして移動してしまいもっと悪い状況になってしまうケースがあるからだ。これはトラック類でも同じ。坂道で人間が押すなどは考えない方が無難だし大して効果がない。大勢居れば別だが、誰も居ない時には自分の智慧を絞っていま手元にある道具や道端にあるものでトライしてみよう。

 余談だが、同じトラックでも2tロング位のキャンターとかエルフ辺りのホイールベースが長くWタイヤの機種は結構悪路に強い。無論、ヌタヌタの泥濘地はさほど得意では無いが、河原や段差の大きい酷い林道なども、そのフレームのしなりが功を奏して良く走る。
 自分が浪人から学生時代に掛けて、友達がピアノの配送屋に勤めていたので良くアルバイトに行っていた。首都圏のヤマハの配送を一手に行っていた会社(ピアノ、バイク、家具)なのでトラックも台数があり社員も大勢居た。連中は200kg以上もあるピアノを狭い団地の階段を担ぎ上げたり、家具やドアで狭い家の中をピアノを縦に起こして担いで傷を付けずに納入する輩だから空間把握能力は異常に高い(自分も最後の方は階段の上げ下ろしも出来るようになったが)。それは車の運転も同じで、狭い住宅街や商店街など曲がれないところに2tロングの配達用のトラックを入れていくわけだから前進バックとも実に素晴らしい運転をする。助手もただ乗っているわけではなく左サイドのミラーが邪魔になる時には窓から身を乗り出してミラーを倒したり正確な情報を伝えたり結構忙しい。大型から4tロング、2tロングまであったけどみんな運転が上手かったね。因みに自分も全部乗っていて、免許を取るのも教習所に行かず練習だけして試験場で一発だった。なので、普通免に掛かった費用は練習コースで使った2万円位。って、ちょっと自慢。m(_ _)m ほんとはいけないみたいだが、仮免の走行時間証明貰うのも、いきなり配送用の4tロングのアルミボディで“仮免練習中”の札を付けて走り回った。町中で前からバスが来たりすると結構怖かったし、坂道発進で後ろに下がってしまい後ろの車を脅かしたりもした(後ろの車焦ったろうね。仮免練習中の大きな4tが自分の方に向かって下がってきたら...)。
 さて、その2tで配達するのでも、友人と二人だと好きな事が出来た。空荷だと河原に降りて走ったり山の中をドリフトしながら走り回ったりした。わたしは行かなかったが、連中は富士山に2tロングのトラック数台で林道を攻めに行っていた。あとでビデオを見せて貰ったが滝沢林道の溶岩が凸凹で四駆でも難儀するところをフレームのしなりを活かして良く走っていた。ピアノ配送屋だからチェーンブロックとか脱出用の道具は色々あるしね(4tクレーンが効かない狭い場所のビルの上の階に搬入するのに屋上からチェーンブロックで吊したりした)。

 あと、貨物車輌の運転で大事なのは制動時のリアタイアの動きについてである。これは前進するよりもシビアに考えておかないといけない。空荷でリアが軽い時に急ブレーキを踏むといとも簡単に姿勢を崩す。ハンドルを真っ直ぐにしているときでも簡単にリアが横に出ていく。ましてや雨で路面が濡れていたらかなりセンシティブだ。重量物を積んでいてもブレーキが効くようにしてあるのでリアは直ぐにロックする。トラックというのはそういうものなので、二車線道路や高速などで併走したり後ろに付くような事があればそういう事も考えながら自分の位置や走り方を考えた方がよい。
 これまた余談になるが、昔食えなかった時に中距離の八百屋の配送を4t超ロングでやっていた事があった。茨城の市場から関西や北陸方面の市場へ野菜の配送だが、仲買がギリギリで出発させるので何時も時間との戦いになる。それも板バネの枚数を増やし、大型の中輪を履かせてエアを10kg/m3までパンパンに入れた積載オーバー仕様超ロングである。どの位積んでいたかが分かったのは、ある時に京都南の出口でカンカン(積載オーバーを調べる為の重量計)をやっていて捕まり、9.5t位積んでいたのが分かった。これは冬場にサービスエリアで休んでいて、再度走り出すと10kgまで入れたタイヤが変形して固まっていて、走りはじめにゴトンゴトンと音を出す。数km走って、タイヤが温まりはじめるとやっと音は消えるのだが、そんなヤバい状態でも高速を百数十km/hでぶっ飛んでいかないと市場の始まる前に着かない(着かなきゃ数百万円の荷がパア)。また重量が重いので坂が急だと重さに負けてスピードがどんどん落ちてくる。パトカーなども其処に注意してみているから、何が何でも速度を落とさないように勢いを付けて走る。つまり、登りになる前から追い越し車線の遅い車をプッシュしながら速度を維持するのである。だからトラック同士だと気が付くと車線を避けたり、また走行車線に入る時に夜間はヘッドランプを消してスモールにし、前に入れて上げる意思表示をしたりして互いに譲り合い、飛ばしているトラックを前に行かせて上げるのである。今でこそ一般的になったライトを消して入れて前に上げたり、ハザードを点滅させて合図していくのも、昔トラック同士の挨拶やマナーに始まったものだった。
 此の積載オーバーのトラックやダンプは、サスの沈み込みやリアの板バネのしなり、そしてタイヤのたわみ具合(空気圧を幾ら高くしても積載量が少ない場合とは明らかに変形の具合が違う)などの見た目、そして遠目には車の跳ね方(サスペンションでの動きなのか、それともサスが底をついていてタイヤのたわみだけなのか)を観察していれば分かる。今は規制が厳しくなったので違法車は少なくなっているものの、それでも空荷のものや積載オーバーのものなどには特に注意して居た方がよい。トラックのプロ運転手はかなりハイレベルの紳士的な運転をする人も多いし急の付く運転をしないように心がけていると思うが、基本的にはトラックに何かあった時にはその周りへの影響は大きい。運動能力の高い車に乗っているんだったら併走せずに並ぶ時間を減らすか、でなければ少し離れて後ろを走るなどのリスクマネージメントは心がけて於いて損はないだろう。

他人の掘った轍の通りに進むと此の通り、轍にはまらなかった前車とは違う状態に。
ウィンドウが傾いているので分かるであろう...此の轍は一度はまったら抜けられない位に深い。まあ、此の轍にはまらないように走る事が難しいのだが。これは人生も同じ。

 ついでに書けば、こういった知識の運用と共に感覚や直観といった機能に注視して自分の内からくる信号を大事にする事が、事故や怪我を小事に収める事が出来るのである。何事もそうだがネガティブな事柄から目を反らすのはではなく、ネガティブな出来事も起こりうる事を前提として、もし起こった場合には最善の対処が出来るようにマネージメントした上で、自分自身の目的に向かって駒を進めるのである。そういった時に自分の意識のバックグラウンドで自動的に働かせておく注意力と集中力を発動しておく事(集中とは力む事ではない。リラックスした上での集中が大事)を負担に考える様な、また必用な時に必用な事が出来ない人は、当たり前の仕事もまともに出来ないし、ましてやビジネスを起こしたとしても長期に亘って成し続けることもままならない。結局、人生の何処かで失敗したり破綻したりしているのだが、それを他人とか社会ののせいにする事で済ましてしまい自分自身のリスクマネージメント不足を棚に上げて被害者を演じるのである。出来ない理由の屁理屈を並べる事が得意なだけで、勘、直観、感覚などの働きが鈍い人は人生とともに車の運転にもにも危険が多くとも仕方がない。車の運転の仕方やコントロールについてはその運転者の内的なもの心的な偏向性が相似的にあらわれている。そこからくる行動パターンが見え隠れする。車を運行する事は他者の車の動きややりたい事を事前に察知する心理学的要素も強い。車の動きや運転者の姿勢や動作などから、その車の運転者という他人の心の動きが見えるかどうか(自分の意識の奥も観られない人間に他人の心は読めないが)も大事な感覚的能力だ。
 はたまたパッシブセーフティじゃあないけれど、遵法運転で自分だけいい子にしているつもりでも感覚を閉ざしていれば事故に巻き込まれる可能性も高い。大体、そんなことを運転のポリシーにしている人に限って、追い越しはノロノロ、また追い越し車線を遅い速度で平気で走りきる、それも一定の速度で走れず速くなったり遅くなったり、はたまた一般道では相互通行できない細いところを何も考えないで入っていって相手が避けるのを待つ等の人任せ行為など。受け身で行動する人間は逆に他人に迷惑を掛けたり苛つかせたり、間接的に事故の原因になったりする場合もある。それよりも感覚的能力を最大限に活かして、周りの流れを察知しながらリズミカルに意思を持って走った方がよっぽど安全だ(此が出来ないのは左脳的な思考方法のみに偏ったロボットタイプの人間に訓練されてしまっていると言えるかも)。
 多少でも心当たりがあるならば、たった今からすぐに根本から意識を変えて自分自身を鍛えた方がよい。まだまだこの先何が起きるか解らない。そういう時代が来てしまった事を強く感じる(太陽の黒点活動の活発化や星の運行などを含めて地球の自然現象の変化の時期に入ってしまったことも要因の一つだ)。だから、敏感と言われる人達でも尚一層身体意識から来る信号を大事にした方がよい。今までの社会通念やエゴが造ってきた既成概念のロジックは外して、内から来る衝動の大元を突き止めてそれを活かしてやる方向を考え、そして早々に実行される事をお薦めする。

 またまた余計な事を書いて余談が大分長くなったが、自分で貨物車輌を運転する時、特に軽トラはそうなんだけど、急な下りの一般路を下り一時停止で止まろうという時に路面が濡れた状態で空荷の時だったりすると、いきなりリアが滑って横に向きかけること良くある。これはホイールベースが短い上に前後重量配分が前よりの為に坂が急になるほど現象が出やすい。これはデリカのバンでも有ったから(うちの方に良くこんな場所がある)、スピードが出過ぎの時にホイールベースの短い車で空荷の場合には特に気を付けた方がよいだろう(ちょっと別の話だがホイールベースが短くてタイヤ径の大きい仲間のジムニーが富士山近辺で遊んでいて急坂の下りの窪みに入った時にブレーキを掛けていたものだからいとも簡単に前転宙返りなんてこともあったって....私はないけれどね。わたしがよくやったのはジムニーでの片輪走行。コーナーで内側のタイヤが持ち上がり外側二輪でカーブを曲がるという技。舗装路でもオフロードでもやった。ある時、運転席側に傾いた時には窓から道路に手が届くかと思った...)。
 また、空荷でリアの軽い貨物車はタイヤの減りにも注意が必要かも。以前、減ったタイヤのデリカ四駆バンで甲州街道の大垂水峠を飛ばしていた時に、雨の降り始めの下り右カーブを無理なRを描かないで丁寧に?70km/h近くで曲がったら簡単にスムーズなスピンで後ろ向きに。対向車が居なかったから良いものの車は後ろ向きになり反対車線の歩道の縁石にヒットして止まった。直ぐにタイヤを新品に交換。今度は全然グリップが違うことを再認識。同様にリアの軽い軽トラも磨り減ったタイヤは御法度である。パニックブレーキではいとも簡単に破綻するし、濡れた路面凍った路面に於いても路面のグリップ力は脆弱でコントロールするのも不安定だ。リアの軽い貨物車を空荷の上、減ったタイヤで運転するなら絶対にスピードは出さないこと。
 此等、新規格前の軽トラをお薦めしたことからも此等ネガティブな面があることもお伝えする。貨物車は乗用車とは異なり、かなりパニック時の安定性が落ちるので慎重に扱う事を心掛けた方が幸せが長続きすることと思う。では皆様方の楽しく便利な四駆軽トラライフのお幸せをお祈りする。


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・騙された渓(メタボリック沢登り)ぎょうじゃにんにくぎょうざはどうじゃ?の巻 2008年7月:沢には原初の汚されていない美しい風景があり、そして美味しいものが沢山ある。天気にも恵まれ、楽しい仲間たちと行けば、それは天国さ。それにしても荷物重てぇなあ。一泊なのになんでこんな荷物背負ってるんだろ。足下が良きゃいいけど、ちょっと滑ったら滑落だぜ。俺等なんか勘違いしていないかなー。
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