X コンソーシアムの配付ファイルには bdf フォーマットのドキュメントはあれど pcf のはなんでか無い。 このため、Xlib を経由せずに X のフォントを使う時は bdf になってないといけないプログラムが多い。 ... あの超巨大な X のソースを読んで pcf の形式を理解しようとまでする奇特な人はあんまりいないからだ ── そこまでするくらいならユーザーに「bdf 用意してね」と言うほうが話がはやい。
で、これも不思議なことに pcftobdf は X コンソーシアムから配付されていない。 bdftopcf (14kB) のソースを数箇所書き換えるだけでいいんだけど、make するのに X のソースそのもの(100MB 位かな)をひろげないといけないからこれだけのためには ちょっとやりたくない作業で、普通は xfs 動かしてこいつに pcf → bdf の変換を任せることになる。
そうやって使ってきたんだけど、いいかげん bdf ←→ pcf の扱いにキレまして、 pcf を直接読み込むライブラリを組むべく X のソースを読んで、 pcfread にまつわるすべてのファイルを抜き出した。
ここでひょんなとこから pcf を直接扱うjfbterm (100kB) なるものを(再)発見、 複雑怪奇で数も多い X のを使うのをやめてこいつから pcf にまつわるすべてのファイルを抜き出した。 これを少しいじって pcf の中を読むことに成功するところまできた。
やれやれとしたとこで、ふと思いついて WWW 上で pcf の検索したら出てきた。 pcf フォーマットの構造の解説が ‥‥ しかも日本語。
「いまごろ出て来るかぁ!」
── 風邪おしてキレて作業してもロクなことにはならんという話でした。 WWW の検索は習慣のうちになってるんだけど、何故かときどき抜け落ちることがあるなあ。
島本和彦 『燃えよペン』(文庫版) メディアファクトリー
同じようなモンばっか描いててもなんだかんだいってもプロですな。
「自分がどうしていいかわからんものを
作品の中でいいかげんな結末をつけるなーっ」
当然のように思えるが、実際にはかなり困難である。 このルールは作者自身の才覚を上回るような人物を物語に描き込むことを困難にする。 作者がどうしていいかわかるようなモノゴトについて作中の人物を悩ませるということはつまり その作中の人物は作者よりも「バカ」な訳で、 そういう人物ばっか書いてて たとえば悪役のキャラがちゃんと立つ訳ないんである。
この矛盾の解決には、『作者は神である』という事実を援用する ── 作中の人物が予見した未来通りに物事を進めてやることによって、 その人物の先見性をきわだせるということをやるが、 これにはもちろん御都合主義との戦いが待っている訳である ...
したら、どっかでみたような URL がひっかかってきた .... white さん家である。
ここんとこ暫く読んどらんな、そういやあちら方面には PC110 な方もいらっしゃったな、
などと思いつつ辿ってみればそのページにはそれらしき記述が無かった。
日記用検索エンジンがくっついていたから "morphy" で検索をかけた ── なんもひっかからんかった。
「おいおい?」
Morphy one なんて所詮は今月登場の新人さん、1 ページめくっただけで 見つかったんだけど、 おもいっきりうちを refer してら(^^;
まあ、仕様が open になってる near PC ごときのカーネルの移植くらいどうってことはないが、 「カーネルの移植」という作業が入る時点で「linux 対応」と名乗るのはちょっとアレだと思う ... CE 機を「linux 対応」として売り出すようなもんだと思う。 一応 linux/mips ってのもあるけど、mips CE 機での linux はまだ満足に動いてない。
確かに binary compatibility があるというのは大きく、linux/7k でいちいち make しなおすのは限りなく面倒い。 つーか rebuild が嫌で PocketBSD やめて PocketLinux 使ってる訳だけど。
でもやっぱ ──
CF card が 2 枚入り、片方には LAN card がささるんだろうから、
LAN 経由で CF に normal な distribution を入れようとする奴はきっと出て来る。
ここでカーネルを replace してしまうとキーボードがハングアップしてしまうってのは
ちょっち問題。
もっとも、現状では FDD も CDROM もなしでインストールを開始できる distribution
が存在しないため、どの distribution ベースでも morphy one
は起動ディスク相当の部分は最初から専用のを使うことになるんだろうけども。
イマドキなら HDD + LAN だけのマシンもあるんだから、 それだけで install 可能になっていてほしいもんである。 そういう意味、最近興ってきている boot loader の grub は退歩だと思う。 なんと boot loader を install するだけでも FDD が必須になっている。
ところで morphy one の話題があるのに morphy で検索にかからなかったのは case を区別しているからだろう(Morphy one になっていた)。 通常ひっかかりすぎるよりひっかからないことのほうが罪が重いと思うので普段 case sensitive を off にして使ってるからな。
日誌部分。
8/15 の Progressive への感想 を open にする。
... いまさらだなぁ sigh.
当時、書いたこの部分をコメントアウトしてしまったのは
翌日読み返してみて自分自身に定めた規約
(当事者の知らない場所での非難公開の禁止)
に反したと思ったことによる。
「(発言には)反論等をうける義務を伴う」のだから、その義務を履行可能とするためのルールの一つ。
あそこまで書いてしまったら関係者に感想メールの形で同文を送るかなにかの action を起こさないと自分の良心に照らしてもフェアでないが、 もともと雑感のつもりでかいた文なだけに 文体と論理がとてもそのまんま送れそうなシロモノではなかった。
... が、comment out する前にすでに check されていたとは知らなかった mOm
更新日誌。
『CC さくら』#31 の感想を置いた。
この話、実は今回が初見ではない。
そのせいかどうか、イマイチだった > 「さくらと名前のない本」。
リヴァイアスの感想書きをまだやってない件。
.... 脱力するほどつまらんかったからだったりもする。
さて、本日夜半から明朝にかけて1 年ぶりの(あたりまえ) しし座流星群極大。 ... が、少し曇ってんな。1 年経って木星、土星はほぼ合の関係にあり、金星は現在 西方最大離角付近にあって 4 時位ならしし群輻射点と同時に観られる位置にある。
いちおう御近所に出かける用意だけはしてあるけど、どーすっかな。
「てめーは uucp かっ!」っと叫んだのは Morphy One 開発プロジェクト ML. 配送に実に 10 - 15 時間かかり、 ついでに X-Sequence: の値からして配送洩れが 30% ほどある。 遅すぎて使いモンになりません-_-;;
InfoSeek で morphy one で検索かけたらけっこうあっちこっちの日記がひっかかった。 基本的には「わぁ凄え」止まりってのがほほえましく。 今週末が最初のヤマ場(合資会社の設立説明会)ですな。 がんばってくださいね > 関係者様方。
テンキー付きに反発する勢力もけっこうあり、 "morphy two" の実現性も決して低くはないが、 こちらはモバギのキースイッチの入手が難関になろう。 タクトスイッチで満足する奴は居ないだろうから。
そんなわけで、遅ればせながら 3 周年おめでとうございます > R さん
ところで、私の記憶によればハードディスクを一回交換したことがあるはずですな。
厳密には同じマシンではナイはずだ :-)
10 年弱使ってる atropos の CPU は
こないだ換えたばっかの 4 代目だから 3 年ならそんなもんでないかい。
しかしそーか、あそこが 3 周年か... ってことは来月の頭にここが 3 周年か ...
発祥の地はロクに更新しとらんのにズイブンとあっちゃこっちゃに手ぇ広げたページになっとるのぉ...
星里もちる 『危険がウオーキング』 徳間書店... の 3 巻だけ古本屋で買った。全盛期の星里の、それもトップグループに入るとされる 3 巻だけ:-) しかし、言うだけのことはあるってか。 それにしても綺麗な(言い方は悪いが日本語に聞こえる)九州方言しゃべらせてますなぁ。
日誌部分。
『CC さくら』#30 の感想を置いた。
『CC さくら」としても 3 指にはいる傑作だと思う > 「さくらとケガをしたカード」。
購入予定もないのに口出すつもりはなかった Morphy One プロジェクトに BIOS の件で一言 BBS に書いた。 BIOS になんでもつめこもうというデザインセンスに不安を感じた点だったんだけど、 「さいですね、そんなには複雑にせんと思いますよ〜」つうことで、 デザインしてる人(達?)はそれなりに分かってるものであった。
Morphy One に触発されて、ざっと次期 PDA をデザインしてみたところ、 ベースにしたモバギのキーボードからどう改良しても配列が Psion5 のになってしまう。 どーも指先がモバギから Psion5 に完全移行する気配があるみたい。 モバギのキー、LCD に Psion5 のキーボード配列でモバII の実装密度... って感じが たぶん個人的理想の PDA になるか。このとき外形寸法は 190x105x24 ほどになり、 モバイルギアから 2 割ほど絞った感じになる。
なるしまゆり 『超次元遊廓 花天楼』 ビブロス葵がかわいい! あ、いかん、それだけで終わってしまいそうだ。 ええと、これくらいの密度で話が出来てれば、けっこううまい話描き家だと思うんだけどな。 『原獣文書』も『少年魔法士』もリズムが取り辛くて。
「地蔵さんの掃除をする他にゃ信心なんざぁろくに ... してなかったんですがね」
感謝の気持ち、本当の気持ち。この直後に訪れる悲劇が既にみえているだけに心に響く。
Kanon な SS 書きなんぞちょろっとした。
時系列の匙加減がけっこう難しく、post-栞シナリオにおける時間順序は
かなりシビアに展開に効いて来る(と思うんだけど...)が、
そのへんちゃんと面倒みてる SS は少ない -_-;
青のページから辿れるこの SS は、
しかしけっこう別物にまで書き直されているのだった ...
日誌部分。
『CC さくら』#29 の感想を置く。
けっこう良かった。
サブキャラクラスの点描はリヴァイアスも見習って欲しいものがある。うん。
「Microsoft の分割」が必要.. とかいうレベルだとちょっと情けさなすぎるし。
ざっとみたところ バックライトをもたないわりに電池持ちが設計値 20 時間弱というのが案外悪いかな。 モバギが優秀なだけか? それと、200LX より小さい 146mm 幅に 200LX と同じく numeric keypad まで収めた Morphy One はたぶんキーボードが使いものにならないだろう。 なんでテンキーまで入れるかなぁ?
PDA に対する要求として個人的に第一のものは キーボードに手を乗せた状態で右手指 4 本幅にキーの数が 4 つ以下になることである。 もちろん手元のモバイルギア MK32 も Psion5 もこの条件をみたす。 ちなみにリブレットシリーズは幅広の 100 の US 版をもってしても満たさない。 200LX も少しアウト( 200LX の場合、キーとキーの間があいているので キーの幅 x 4 + キー間スペース x 5 が指 4 本分を越えるかどうかが問題になるので リブレットとは条件が違う)。
スクリーンの画素数は問題にはしない。液晶の場合、画素数が少々足りないくらいなら 文字あたりの画素数を減らすことができるから(CRT はそうはいかない)。 むしろ縦の画素数が多ければ多いほど表示が荒れていくという宿命から、 多くすれば良いという問題ではない。 液晶で第一に評価すべきことは、その物理的表示サイズである。 液晶の場合は物理的表示サイズが表示できる情報量を定める (CRT の場合、小さければ表示密度も高くできるのが普通なので 表示情報量は物理サイズとはあまり関係がない)。
ところで対応 OS に linux が入っているけど、本家 linux/i386 って CGA に対応してたっけか ... どっかそのへんにパッチはころがってるだろーけども。
これまで使っていた DCAS は去年の 4 月 に購入してるので 1 年半ってとこですか。 UDMA/33 mode2 で動かして hdparm 値 13.0 Mバイト/秒と DCAS の倍ほど(DCAS は USCSI でなく SCSI-2 駆動だったので全力同士の比較では無い) のレートで動き、 カーネルコンパイルテストも 2.0.38 の場合で 6 分強 → 5 分弱ときっちり改善はしているものの 引っかかる感じのある体感は所詮は IDE なのであった。 しかしここまで価格差が開くと SCSI には手が出えへん ...
使用率も 95% 台 → 80% 台と少し余裕ができた。 回転音は DCAS と比較しても静かで、 スピンアップ/ダウンそのものは反響音がするのでわかるけど、 ディスクの回転を止める前後で騒音変化が分からない。 ただシーク音がちょっとうるさいな。
日誌部分。
『リヴァイアス』#5 の感想を置く。