Evangelion Genesis y:x 更新日誌(1999 年 10 月)

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10 月 31日。
諸事情により geocities.co.jp のメールアドレスをひとつ取る。 当然もれなくハードディスク 4 MB が付いて来た。 とりあえず入れるものはないが、 プロバイダの CATV 移行にともないアサヒネット下の容量が縮小されるはずなので、 そのうちなんか入るだろう。

CC さくら #28 の感想を置く。 面白かったかも。どう面白かったかの説明は難しいんだけども ...
ゆるやかなラブコメな流れが ヤマに入って格好良い小狼とミラーによるカウンターアタックという鋭いピークを持つに至る物語の調べが美しかった。

本日 PLP 階層 80000 ヒット通過。ここもあとはインストーラくらいでソフト書きは終わる。


10 月 28日。
『無限のリヴァイアス』についてページを立て、 #4 の感想を置く

セラフィムコール、今回はそこそこ ... だったんだが、要でコケた。 ラストで笑いをとるべく動くのはまあ予想の範囲だったんだが(気合いいれて綺麗な絵をもってきた ほうが話としては上質になるんだけど、このもってき方では半端な絵じゃダメでしょう)、 絵描きさんの説得の論理がヘンですな。


10 月 26日。
アサヒネット用に書いていた EVA SS を向こうで公開すると同時に ここの青のページにも置く。 その次のやつもあらかた出来てるがこちらはバグだらけで修正が面倒くさい。 うむ、やはりスケッチレベルから真面目に書くべきであった。
10 月 25日。
ちぃと忙しくてネットを徘徊するヒマもぜんぜん無かったので、 SS 巡りして(あれ?)、SS 書きをちょっとした(をい)。 ついでに W. アイリッシュ『幻の女』もよみきったりして。
頭が励起状態に入ってて何やっても能率がよろしく、そんな訳で、まあ、よしとしよう。

自宅のプリンタ(HP LaserJet 4PJ)のトナーが切れた。という訳で このプリンタを買ってから初めてのカートリッジ交換とあいなりし。 買った当時(1994年夏)、次の代の 4L がアナウンスに入っていて、 でも同じ型番のカートリッジだったのでこれならカートリッジが入手困難になることは あるまいという読みもあって買ったプリンタだったが、 インクジェット系カラープリンタ全盛の時代に入るとは読みきれなかった .... ま、でも地元の店に在庫がある現役のカートリッジではあるようだ。

このプリンタ、ハードウエア的にはキヤノンのものでトナーも EP-L だし (でも純正ということになってる HP92274A のほうが少し安いので知ってても役に立たん)、 PDL も HP の PCL-4 系としては内蔵フォントファミリが直交していない (ボールドやスラントのフェイスの設定が効かない組合せがある)などの癖があるが、 秘密主義の Canon と違い それなりなセンスの持ち主の Hewlett Packard が出したモノだけに使い勝手は良い。


10 月 23日。
どうも『CC さくら』って、新しい登場人物の参入のさせ方が下手だな。 「△(さくらの話にしちゃイマイチ)」は新しい登場人物の登場の話と その次の話がほとんどになってる。
つうところで さくら 27 話の感想を置く。

22 話と 25 話が同じ DVD の巻になったら買おうかと思ったんだけど、 各巻は(初巻を除き) 4 の倍数から始まるらしい。 ということは ◎の 25 話「さくらともう一人のさくら」を見ようとすると、 24, 25, 26, 27 話の組になるから残りの三つは三つとも △マーク ...
しかも見渡せば見事なまでに重複がない(各巻に◎は一つ以下)。
うますぎるぞ、クオリティコントロール。

来週の出来いかんでは登場以来首位に君臨しつづけてきた『CC さくら』と 『リヴァイアス』の逆転がありえる。 ただ、『CC さくら』も 3 話続けてコケたことはない。 『リヴァイアス』がどこまで気合いが入ってくるか ...?


10 月 20日。
キイスの『アルジャーノンに花束を』の文庫版を買いに行った。 みごとにそれだけ無くなっていた ....

『無限のリヴァイアス』、第 3 話。
祐希がなんかかわいいぞ。 この兄弟の関係をみるかぎり、 親の育て方に特におかしいところはないようで。

惑星間空間ってなけっこうデカいので 太陽が破裂したくらいじゃ あんな高密度のプラズマになったりはしない、 という点と、ところどころ無重力の扱いが変かな。

500 人からいる人の描き方からみて、 リヴァイアス移乗後は「社会」を描くつもりらしいけど、 そうなると主要メンバの性格にちょっと駒不足を感じるが、 これはまだ全員の意志が教習艦リベールで助かる方向に統一されてるからだろうな。 個人の方向性が分裂しだしたあとにどう描いて来るか。
ブルーってば、なにげに銃を確保したまんまで、これが次の事件だと。

「カウントダウンを中止してください」
「え」
「人質を取られています」
「一人のために 400 人以上の人間を危険に晒すというのは、釈然としません」
「見捨てるつもりかよっ」
「論理的思考で述べたまでです」
正論の扱い方というものは、常に難しい。 ここも解釈が難しいが、文字通り「論理的思考で述べたまで」 (= それはリーダーのなすべき判断ではないことは指摘しておかねばならないと思うが、 その判断に特に反対するつもりはない) でいいんだろう。
10 月 18 日。
LJ 誌の編集さんの落度につけこんだつもりはとくにないけど〆切が 5 日伸びたのは 半ば以上その辺が理由かなってんで予定よりちょっと時間が浮いた。 という訳で SS めぐりなんぞしてみんとす(をい)。

いやあ、きっかりすっぱり浦島太郎ですな。


10 月 17 日。
つーとこで、ガンダム X ラスト 7 話を一気踏破。 歩兵に戦略兵器が搭載されるとゆー無茶苦茶が気分よろし。使い方もとくに間違ってないし。 また、悪役もいかにも悪役なんですけど、良いっす。

やはり組織に頼らない、個人としての人を描いた X と、 組織の中の人という観念を扱ってるターン A との差といえまして、 個人レベルに感情移入する時は X のほうがモノゴト(感情)の起伏が大きくなる、と。
組織をまったくといっていいほど扱わなかったために、 ガロードの(宇宙に行って帰ってくるという)苦労が子供の遊びにみえる嫌いはあったにしても。

それと、ターン A 、なんかその、見終わった直後(予告を見る前) に「次回が早く見たい〜」つう気にならない。 そのへん X のホンの切り方は格好良かった 〜〜


10 月 16 日。
電話線関連工事の最中。いまだ予定の構造にならず。
そのわりには隣の階層は更新されてたりするが、 タイムリミットのある奴はやはり優先されるのであった。

記憶によれば(約款によれば)、PSION 階層についている BBSは無料の代りに広告が付く、 というタイプの筈だが何の広告もついていない。 昨日でお試し期間が終わるんで、一昨日くらいに登録は済ませてあるけど、 今日か明日から広告が付くのかな? 登録したその時から広告が入るようなことが書いてあったよーな気がするが、 薮をつつく気はないので詳細は不明。
OTD の無料 BBS は TCUP のより軽い上にカスタマイズが効くので 気に入った。.... なんつーても SMTP によるポストが出来るのがよろし。 ブラウザ持ち歩かんでも外から読み書きできる。

昨日のターン A ガンダム。
核爆発が見ててあんまり燃えなかった(この時期あんまり燃えても困るかもしらんが)ので、 ガンダム X のラスト 2 巻を借りてきた。 計 4 時間と来週までに見る暇があるかどーかは謎である。 話としてはターン A のほうが上質なんだが、 どーも今期はどれも地味でカタルシス不足になりやすく、 燃える X がなっつかしー、という話。
ちなみに、爆発つうたら、 なんといってもスレイヤーズ NEXT のラストのほうのロードオブナイトメア出現の奴がお気に入り。 ブラウン管の限度一杯の「黒」が表現できるアニメでこそ、なりたつ絵であった。

Linux Conf. '99 から招待状が届く、「PLP についてなんか喋れ」と。
喋って面白いネタなんてねーし、12 月つうたら DOS 版モバギなんて obsolete もいいとこなんでないかい ....

更新日誌部分。
さくら 26 話の感想を置く。ちょっちイマイチ。


10 月 13 日。
『無限のリヴァイアス』、第 2 話。
「おとなにはな、責任ってものがあるんだ」
そりゃあ、この一言でしょう。イクミやユウリィもけっこう格好良かったんだけども。
10 月 11 日。
Psion 5 に linux/7k 導入。
PSION 階層に linux/7k first impression を置く。

いいかげん長いこと続いてるプロジェクトのわりには粗雑な印象。


10 月 10 日。
散歩の帰り道、 スーパー(というか市場というか八百屋というか)に寄った。 そこを離れた時は手に松茸の袋があった .... ほとんど押し売りされてしまった ...

散歩の途中で気ぃ抜いてたところだったんで、押しの強いおじさんに たたみかけるように下る値段に押し切られてしまったんである。 まあ、確かに安かったんで実利的な不満は無いんだけども、 先手を取られ、そのまんま主導権をとられっぱなしになったこと自体が 「ゲーム」として見た場合に「負けた...」という感があった。

エクセルサーガ初見、続き。
犬の鳴き声を耳にするたびに、あの ED が頭に ....

更新日誌部分:
アニメ階層に『CC さくら』 25 話(10/9)の感想を置く。
さくらの話の中でも面白かった部類に入ると思う > 「さくらともう一人のさくら」


10 月 8 日。
生物進化の中立説によれば、生物の生命維持に密接に関わる機能の進化は遅く、 どうでもよいところは速い。 僅かな機能のぶれが致命症になるようでは 突然変異を遺伝子に固定するまえに本体が死んでしまうからだ。 パソコンの個人環境でも似たようなことがいえる ── システムの根幹に関わる部分ほど version up がゆるやかになっていく。 9/23 に 2.2.12 に上げたといいつつ 今は 2.0.38 を使っているなんてのもそうなんだけど、ひさしぶりに cross compiler を build しててとみにそー思ったんであった。
カーネルでさえ 1998 年 6 月以前のは手もとに置いてないっつーに、 as(アセンブラ)とか、ld(リンカ)とか、1996 年頃のが現役で生きのってら。 ドコに影響するかわからんので上書きできなくて、新しい版の置場所がない。

エクセルサーガ。
初回。ギャグが一本道、テンポも単調なのが辛い。
細部の書き込みのまじめなこと、どこかとはえらいちがいなので もう一回くらいはみるだろうけど、来週はとりあえず blue gender のほうを見ることにする。


10 月 7 日。
休眠中だったアニメ階層 に『さくら』の感想をおいたついでに
最終回初回いりみだれたアニメ散見。 ものすご〜く低レベルのトップ争い、 ほとんどみるべき点なし。
今期地上波本命といわれる『エクセルサーガ』が今日初回。さて、どうか。

『カードキャプターさくら(再)』
「さくらと小さな大冒険」 ... タイトルは「さくらと xxx」に統一するつもりでいるとはいえ、 これは文法的、意味的に変ではないかい。

中身は "Alice's Adventures in Wonderland" だけど、本家より数段格が落ちる。つまらん。 つまらん理由はもちろんリトルのカードとのコミュニケーションが無かったことによる。 カードを急いで捕まえなければならない事情もないところで おもいっきりさくらが自爆しただけ。

小さいさくらからのカメラワークの振り回しはなんとなく CG (のセル化) なんだけど、 CG 屋がクレジットされてなかった。 藤隆せんせの私室にして本がぜんぜん無かったのは、 本の散乱を描き込むとカメラが振り回せないからだろーな。 確かに書庫は別にあるんだが、書庫に本を置きっぱなしにはできなかろうに。
このために絵がすごく安っぽくなってしまっている。

『無限のリヴァイアス』
第一話は単に駒を盤の上に並べてみただけ。話の持って行き方も分からず。 ホン書きが黒田洋介ってんで肌にあわんかな〜と思ってたんだけど、 でもそんなに変な感じは受けなかった。

微細な感情描写の演出がやや強調され気味で少し煩い。もうすこし落ち着けた演出を希望。 従来あまり描かれてなかった分野なので気合いが入るのは分かるけども、 そういうのはカメラの中心から外しておいて 広く細かい観察眼があってこそ見てとれるようにしておけば十分。

『宇宙海賊ミトの大冒険 二人の女王様』
最終回。今まさにここでアキツが登場して問題を一気に解決してしまったあたりが 御都合主義のかたまり。なんのためにストーリー全体があったんだ?

『セラフィムコール』
スポンサーや OP format まで『センチ J』。 おそらくは(曲を)毎回換えてくる ED のあたり、 売らんかなの気分はセンチメンタルグラフティシリーズよりもさらに見えすぎて嫌味。 柳の下のドジョウは後代のものになればなるほど質が落ちて行くのは日本刀をはじめとした真理が ここでも成立ってるよーで、シナリオ屋のセンスがボロボロ。

とりあえず「自己防衛本能なのかな...」 とあからさまに重要課題の疑問を疑問のままにほったらかしにしている段階で シナリオ屋の人格造りのセンスが論外。疑問をほったらかしにする人に巨大ロボは作れません。

透明人間を作るには身体の屈折率を (0 でなく) 1 にする必要がありますな。 1 話目なのにホン書きに気合いがぜんぜん入ってない。やる気あんのかねぇ。

『ベターマン』
最終回。アサミさんが人物してあまりきっちり立ってなかったので ここでいきなり崩れ落ちられても感情移入はできない。 こうするつもりならアサミさんが もうすこし世界各地で地道に人命を救うべく活動している姿を出しておいてほしかったですな ── 見逃した回にあったかもしらんけど。


10 月 6 日。
Psion 5 が届いたので First Impression を PSION 階層に置いた。
しかし 10 月に入ればすこしはラクに... と思ってたんだけど、 優先度低いと称してほったらかしにしてあったのが山積みになってて、 これの優先度が微妙にせりあがってきている。うーみゅ、Psion に linux/7k いれてるヒマがないぞ。

茨城の臨界事故のこと。
マニュアル逸脱がどーとかこーとか言うてるけど、 では問うけど、自分とこのマニュアルぜんぶ目ぇ通してきっちり守ってる、 と自信もって言える人ってどれくらいいるんだろう?

マニュアルは無視されるものであり、そして常にマニュアルは書き換えられていく。 (本人は改善のつもりでも)改悪になってるケースが多いのは JCO でも真理だったってのはともかく、 企業の QC 活動なんて要はいかにマニュアルを無視するかってことの塊だし、 マニュアルに常に従え、とすれば士気にかかわり、むしろそのほうが恐ろしい。 マニュアルを常に自分達で積極的に書き換えているかぎり、本来間違いはおきないものである。

道路交通法は破るためにあるそうだし消防法も守っている大学は少なかろう。 薬事法も限りなくそれに近い。消防局の見回りの日だけ守ってるふりすることに 実際の意味なんかなく、それでも事故は起きない(毎日起きてるとゆーかもしんない ...)。

マニュアルを無視しても臨界事故がおきないようにはなっていなかった、という一点については 監査そして審査した科学技術庁そのものが責められるべきであるとして、 作業者がマニュアルを無視したことの責任は小さくはないにしてもそれ自体は驚くようなことではない。

私が驚いたのは、放射線バッチをつけていなかったことにある。

人は事故はおきないものとして振る舞うから、マニュアルが軽視されることはいかにもありそうだが、 バッチは放射線取扱関係者の唯一の命綱であり、放射線に対する唯一の感覚器官であり、 放射線取扱関係者専用の健康診断の時の最重要な資料である。

たとえ事故が起きなくても、放射能を扱えば被曝していく。それは放射線を扱う者の許容線量が 一般人の 10 倍〜 50 倍に設定されていることから導かれる論理的帰結でさえある。 人は他人の命は軽視しても自分の命は軽視しないものだ ── 少なくとも、自分の命を守るための訓練ならわりと容易に身につくものだ。

もうひとつ気になることがある。
今回は臨界に達し、急激に健康を害するほどの放射能に曝されたために事故が発覚した。 では、いままでに急性の症状こそ発症するほどではないが、長期的には極めて危険なレベルの 放射能が生じた事故が起きていた可能性は?
もしそういう事故があったとしても、 放射線計に届くまでに十分に減衰してしまう状態(の、はずだ。コンクリートの建物なんだし)なら、 バッチをつけていなければ被曝したことさえ分からない。 健康診断では被曝値は極めて小さい値が出るだろう。

東京のどこぞの大学の目の前にある某自然食品レストランには放射線量計が常時稼働している。 そこの数字を眺めると何気に東海村の平常値より大きかったりして、 しかも稀に警告音が鳴るというオソロしい領域である (もちろん一般人用の基準よりも遥かに小さい。自然食品屋なんでポリシー的に基準値が厳しい)。 ついでに放射線管理区域のマークがそこら中にはってある中を通ってたりしてて 平気な顔してられるのは たとえ放射線照射器やトレーサーを使わせてもらったりしていても管理区域の中には入れない (バッチ持ってないから)という健康管理の考え方が浸透しているからである。

事故をおこせばやられるのはまず本人である、 という意識もなしに放射性物質を扱ってほしくはないし、 その程度の教育もなしに放射性物質が扱われているなら その企業はさっさと潰れてしまったほうが世のため人のため従業員のためである。


10 月 3 日。
となりの PLP の 1.0.0 移行でてんてこまいの二日間でした。.... と言葉が微妙に「ですます」態になってるあたり、慣性が残ってますな ... あ、治った、治った。

これから CC さくらの感想書きなので、日記はこれくらいでおしまい (^^;


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