トンネル栽培(時なし大根)の育て方(全般)

時なし大根は春栽培と秋栽培の両方ができます。
春の種まき時期は2月から3月で5月に収穫、
秋の種まき時期は9月から11月で翌年1月から5月に収穫します。
発芽の適温は25度で生育適温は20度です。
春の種まきのは2月から3月はビニールトンネルが必要です。
時なし大根の良いところは春になっても塔立ちしないところです。
家庭菜園で空いたところができると何か栽培したいものです。白菜を1株収穫すると50cmくらい空きます。そんな時に少しづつ空いたところに種まきができます。
育て方は秋まき大根(耐病総太り型大根)の育て方、大根(春ゆたか)の栽培記録と変わらないです。
トンネル栽培(時なし大根)の種まき

秋になり、野菜の種蒔きもするものがなくなって来ました。
寒冷紗の袋を見ると防寒の一言があります。白菜、レタスの収穫あとがだんだん空いて行くのはしかたないですがちょっと寂しいものがあります。
家庭菜園にはいつもなるべく野菜が成長していてほしいです。
大根は成長中なのですが、寒冷紗を防寒用にして大根(時なし大根)を蒔いて栽培をします。
11/28日に白菜の収穫後に時なし大根の種蒔きをしました。
12/7日発芽がそろったので条間に化成肥料を筋条に蒔いて土をかぶせました。もみ殻を乾燥防止に上にさらにかぶせて追肥完了です。
トンネル栽培(時なし大根)の間引き

12月16日 トンネル栽培の時なし大根の間引きをしました。
成長はやはり生育適宜よりかなり遅いです。20日が経過してようやく本葉が出始めたところです。
間引きはほぼ2cm間隔になるように行いました。直ぐに隣り合ってしまった芽は勢いの良いほうを残して鋏で株元を切るようにします。
抜くようにすると元気なほうの株元がゆるんだり一緒に抜けたりするので鋏で切ります。
寒冷紗は元に戻してかけておきます。

1月11日の様子です。
本葉は綺麗にでています。葉大根として食べるなら小さいけど大丈夫です。やはり寒冷紗で防寒していても成長がとても遅いです。

2月9日、大根は1cmくらいの太さです。葉大根として食用にします。葉大根より私は味がしっかりしているので好きです。
葉大根として収穫が最後の間引きになり、株間を10cmくらいにします。
ほかの大根が塔立ちするころに普通の大根として収穫になる予定です。

3月7日 普通の青首大根などは塔立ちして食べられなくなっています。
11/28に種まきをした「時なし大根」は写真のとおり塔立ちの気配はなくて大根も大きくなっています。大根としての収穫に入ります。

まずは、孫のところへもって行きます。

3月22日 大根に黒い虫食いあとのようなものがあり、そこから5mmくらい白い虫で蛆虫のようなのが顔を出しています。
10本くらい収穫したのですが大半が食害されています。
まだ、半分以上が未収穫ですが白い大根部分の収穫はあきらめました。(ぐすんの涙です)葉を葉大根として食べます。
タネバエの幼虫(蛆虫)のようです。
「タネバエの発育は15から20°Cの範囲で、暑さには弱い害虫で夏場は活動を休止するため、成虫数や産卵数は激減する。」
ちょうど今の時期が良いようです。青虫とかいない時期に栽培できると思っていたのですがえらいショックです。
トンネル栽培(時なし大根)は本日で記録終了です。
■大根の害虫対策
①大根が発芽したらオルトラン粒剤を根本に少し蒔くと初期の害虫を防ぐことができます。農薬ですが大根を食べる頃には大丈夫です。説明書に蒔いてから何日間は食べてはダメとか、何回以上使ってはダメとか、殺虫効果の期間が記載されています。
私は発芽の時に1回使用します。
②安心な消毒薬を定期的(1回/週)に散布します。殺虫効果はありません。
虫がよって来なくなるようですが、やはり害虫は発生します。発生したら捕獲処分することにしています。
安心な消毒薬
③害虫の多い時期は寒冷紗で野菜をおおって栽培するとかなり効果があります。水やり/収穫など寒冷紗を開けるときに蝶が入ることがあるので注意が必要です。