秋まき大根(耐病総太り型大根)の育て方(全般)

間引いた大根

耐病総太り型大根大根の種まき時期は8月下旬から10月中旬で収穫時期は11月上旬から翌年2月下旬になります。
発芽の適温は15度から30度

大根の種まきの最も良いのは、秋の長雨と台風が去ってからの10月初旬がもっとも時期的に良いです。

長雨に大根は弱いです。

種はDAISO(100均)で購入しています。

 

 

 

■大根の種まき(耐病総太り型大根)

大根の発芽

8月30に種まきをして、9月4日に撮影した写真です。

大根は畝幅70cm、株間30cmです。
苦土石灰を混ぜて耕して畝幅は70cmくらいで3条植えました。
堆肥等はトマトの後作で肥料がかなり残っていると思いやっていないです。
種まきの株間は5cmくらいです。

大根は小さいうちは葉大根としても利用できるので間引きながら株間を30cmにします。

■大根の間引き(耐病総太り型大根)

大根の間引きは3回行っています。
①発芽して子葉が2枚の頃
②本葉がぶつかり合いを始める頃
③大根が直径2cmの頃

大根の間引き後の様子

1回目の間引き:9/4
2回目の間引き:記録もれ
3回目の間引き:10/5

写真は3回目の間引き後の写真です。

畝端は株間は10cm、それ以外は千鳥状にしているので30cmくらいになっています。
畝端を1本にすると畝が崩れやすくなるので畝と直角に2本になってます。

間引きした大根

間引きをした大根です。大根は直径2cmくらいあります。

大根の白い部分も味噌汁、煮物に利用でます。もちろん葉も葉大根として利用します。

 

■大根の追肥/土寄せ(耐病総太り型大根)

追肥・土寄せは間引きに合わせて行います。

1回目間引き時の追肥はパラパラと全体に薄く蒔いて下さい。気持ちです。たくさん蒔くと肥料焼けします。

2回目間引きの時の追肥は、有機化成肥料を蒔いて土を混ぜながら寄せる感じです。土表面がカチンコチンにならないためと肥料が雨とかで流れないようにするためです。

3回目間引きの時の追肥は、広がった大根の葉先の下あたりに3箇所くらい穴を掘って半握りくらいの化成肥料を埋めて土寄をかぶせておきます。肥料が雨で流れないようにするためです。

■大根の収穫(耐病総太り型大根)

大根の収穫

10月17日 本格収穫の開始です。

大きさは、20cmくらいです。もっと大きくなりますが全部が大きくなってからだと収穫しきれなくなります。
これから、順次収穫です。

 

■大根の収穫完了

カブラハバチ

大根は3月になると塔立ちを初めて白い花を咲かせます。

塔立ちを始めた大根は中がカスカスになっていて食べられません。なので収穫は2月中に完了するようにします。








■大根の害虫

カブラハバチ

カブラハバチです。

大根の葉食べる黒い幼虫で捕まえようとすると地面に落ちてしまいます。ペットボトルを使うと捕獲しやすいです。











しんくい虫

しんくい虫です。

3回目の間引きで間引いた大根に1匹いました。
大根の葉が出てくるところにいるので発見は難しいと思われます。

 

 



あぶらむし

アブラムシです。10月28日撮影

先週の収穫ではそれほどたくさんは見なかったのですが今回はびっしりです。安全な消毒薬はまめにやらないとダメですね。
発生してからでは遅いのでこれは親指でつぶしました。

害虫

名前不明です。

3回目の間引きで間引いた大根1本に2匹いました。大根の葉が出てくるところ蜘蛛の巣のようながあってその近くにいました。

 

 

■大根の害虫対策

①大根が発芽したらオルトラン粒剤を根本に少し蒔くと初期の害虫を防ぐことができます。農薬ですが大根を食べる頃には大丈夫です。説明書に蒔いてから何日間は食べてはダメとか、何回以上使ってはダメとか、殺虫効果の期間が記載されています。
私は発芽の時に1回使用します。

②安心な消毒薬を定期的(1回/週)に散布します。殺虫効果はありません。
虫がよって来なくなるようですが、やはり害虫は発生します。発生したら捕獲処分することにしています。

安心な消毒薬

③害虫の多い時期は寒冷紗で野菜をおおって栽培するとかなり効果があります。水やり/収穫など寒冷紗を開けるときに蝶が入ることがあるので注意が必要です。

■大根の効用

大根に含まれるジアスターゼは消化酵素が多く代謝効果があります。辛味成分のイソシアシアネイトは抗酸化作用があり老化を防いでくれます。
おろし大根で食べるのが一番効果があります。秋サンマにおろし大根が良いですね。

■大根を美味しく食べる

大根は部位によって味が違います。

大根を大きく三か所にわけると
・上部の大根:甘いです。
 大根おろしやサラダなどに向いています。
・下部の大根:辛いです。
 漬物、味噌汁などに向いています。
・中部の大根:
 煮物などに向いています。

味の好みは人それぞれですが、大根の味は部位によって異なるのは間違いないので料理によって部位を使いわけると良いです。