秋まき大根(時なし大根)の育て方(全般)

時なし大根は春栽培と秋栽培の両方ができます。
春の種まき時期は2月から3月で5月に収穫、
秋の種まき時期は9月から11月で翌年1月から5月に収穫します。
発芽の適温は25度で生育適温は20度です。
春の種まきのは2月から3月はビニールトンネルが必要です。
時なし大根の良いところは春になっても塔立ちしないところです。
家庭菜園で空いたところができると何か栽培したいものです。白菜を1株収穫すると50cmくらい空きます。そんな時に少しづつ空いたところに種まきができます。
育て方は秋まき大根(耐病総太り型大根)の育て方、大根(春ゆたか)の栽培記録と変わらないです。
■大根の間引き(時なし大根)

10月18日に1回目の間引きをしました。
くっついて発芽したところを間引きます。また、害虫防止でオルトラン粒剤を薄くまきます。農薬です。使用は小さい時のこの時だけ行います。
その後、本葉がでてぶつかるようになったら間引きます。
■大根の間引き(時なし大根)

11月17日に最終の間引きをしました。
左は間引き前の写真です。
葉は20cm-23cmくらいです。これくらいの大きさは葉大根の収穫適宜の大きさです。美味しいですよ。
間引きをしてから追肥と土寄せをします。

間引き後の写真です。株間30cmには狭いです。
もう一回間引きです。
耐病総太り型大根の葉と時なし大根の葉を比べると濃い深い緑が時なし大根で明るい緑色が耐病総太り型大根です。
葉にあるトゲトゲも時なし大根のほうが多いような気がします。

11月29日 最終の間引きした大根です。2cmくらいの太さはあります。
収穫はこれから随時行って行きます。大きくなってからと思うと全部が大きくなるので食べるのが追いつかなくなります。

12月10日 十分な大きさになりました。見た目は青首大根のほうが良いです。味は青くび大根より辛いですね。大根おろしに向いています。
■大根の害虫対策
①大根が発芽したらオルトラン粒剤を根本に少し蒔くと初期の害虫を防ぐことができます。農薬ですが大根を食べる頃には大丈夫です。説明書に蒔いてから何日間は食べてはダメとか、何回以上使ってはダメとか、殺虫効果の期間が記載されています。
私は発芽の時に1回使用します。
②安心な消毒薬を定期的(1回/週)に散布します。殺虫効果はありません。
虫がよって来なくなるようですが、やはり害虫は発生します。発生したら捕獲処分することにしています。
安心な消毒薬
③害虫の多い時期は寒冷紗で野菜をおおって栽培するとかなり効果があります。水やり/収穫など寒冷紗を開けるときに蝶が入ることがあるので注意が必要です。