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1998/8/12〜15

いきもの愛ランド
徳島県名東郡佐那河内村上字大川原5-8
0886-79-2238(ネイチャーセンター)


8月14日(金) 晴れ

10時すぎに旅館を出発。途中のSATYで食材を仕入れる。特にメニューは決めてなかったが、僕らはやっぱり焚き火料理だ。肉だ野菜だ、ワインも買おう。はじめての店なのであっちうろうろ、こっちうろうろ。

買い出し後、車を列ねて佐那河内村の「いきもの愛ランド」へむかう。約1時間の道のり。くねくねと山道を登る登る。どんどん緑が濃くなっていく。

モーリーとっておきの穴場キャンプ場「いきもの愛ランド」は美しい自然の中で、野鳥の観察、昆虫の採集などができ、家族で自然に親しむのにはなかなか良い。ネーチャーセンターで手続きを済ませてキャンプ場へ。ここは環境も最高だが、値段がうれしい。バンガローが一棟4000円そこそこ、キャンプサイトは300円ぽっきり。広さのわりに収容人員が少ないので快適だ。お風呂はないものの、温水シャワーは無料。もっとうれしかったのは、薪がただでもらえる事。

五棟のバンガローは野宴会の貸し切りだ。モーリー一家(4人)、にしび〜一家(3人)、先生一家(4人)、yuccaちゃん&すがmam、夢さん&僕、総勢15人。荷物を運び入れ、タープをはって準備完了。各自遅めの昼食をとる。僕らはアンチョビ&トースト、フランスパンがなかったのがちょっと残念。いつものペースでビールを飲みながら、のんびりと過ごす。キャンプ談義にはなをさかす。子供達も楽しそうに走り回っている。

夕日が沈む頃、夕食のメニューがそろそろ出来てきた。モーリーのところは松茸たっぷりの松茸ご飯、にしびーは正統派キャンプメニューの豚汁、先生は自家製ハーブを使ったパスタ、夢さんはポテトのハーブ茹で、yuccaちゃんはダイコンサラダ&笹かまの梅肉はさみなどなど、みんなの自慢の料理が食卓に並ぶ。僕らは手馴れた焚き火で焼くだけ料理、味噌だれ焼き鳥&ポテトステーキ。飲みながら話し、話ながら食べる。最近はmamaと二人だけのキャンプが多かったので、たまには大勢も楽しい。それぞれ初対面に近いので誰の話を聞いても興味深い。ポイズンリムーバ(虫に刺されたとき患部から直接毒液を抜く道具)の話をした後、タイミング良く(悪く?)虫に刺されるモーリー会長、うれしそうに治療するグッズ大好きにしび〜、それを取材するyuccaちゃん、みんな大喜び。

やっちまったぜ。落ち着いてるふうに見えて実はドジなすがmamaがキーを入れたまま車のドアを閉めてしまった。窓ガラス割ったおうかなど過激な意見もでかが、JAFを呼んで50分後に解決。おさがわせしました。それにしてもちょっと焦りました。渋滞をさけるため明朝とにかく早く発つつもりだったので、ほっ。

11時ごろ、就寝。もう少し飲んでいたかったが飲酒運転で帰るわけにもいかない。下戸のにしび〜が差し入れてくれた日本酒を飲み損なったことがちょっと心残りだが。

8月15日(土)晴れ

早朝3時あたりはまだ真っ暗、心残りだがここで野宴会のメンバーとはお別れだ。キャンプ場を後に438号線を徳島市に向かう。徳島の中心街はまだ人がそぞろ歩いている。祭りの後のむなしさと猥雑さが、生暖かい空気をとおして感じられる。今度くるときは阿波踊りも見たいな〜そんなことを考えながら、11号線に入り吉野川大橋を渡る。

4時、鳴門ICから高速道へ、渋滞は全くない。平均時速120kmで快調に飛ばす。とにかく走れるだけ走ってすがmamaにリリーフすればいいい。5時前、朝がうっすらと明けてきた。朝焼けの明石海峡大橋。ここがこの夏の感動の始まりだった。途中、カヨちゃん(モーリー夫人)が握ってくれた松茸ご飯の握り飯。旨いだけでは言い表せない野宴会のなごりの味。

6時30分、大津SA。mamaにタッチ。キャンピングベッドで1時間30分ほど熟睡。途中清水付近で渋滞にひっかかたっものの、順調に走行。突然、携帯電話のベルが鳴る。スタッフの親父さんがなくなったとの知らせ。告別式は16日、明日だ。ひとそれぞれの運命だが、同じような病気の父を持つ俺としては、少し複雑な気分だ。ちょいとブルーが入ってしまった。

毎度のことだが首都高速の用賀六本木間は渋滞。キロあたりここがいちばん時間がかったような気がする。自宅到着午後1時。走行距離1,600km。僕らの夏休みは終わった。


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