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1998/8/12〜15

五色県民健康村キャンプ
兵庫県津名郡五色町都志207
0799-33-0160(五色町役場)


8月12日(水) 快晴

11日午後10時、自宅出発。激走1,600kmの始まり。目的地は淡路島と徳島県の小松島市だ。インターネット上の集まり「野宴会」の東西合同オフ会がメインの目的だ。僕とすがmamaと二人旅。

新しくできた首都高速与野ICから流入。快調に飛ばすが首都高速環状線で早くも渋滞。いつものことだが、出足をくじかれる。それでもなんとか1時間で抜けて、まずは浜名湖を目指して走る。浜名湖サービスエリアまでは自宅から約300km。3時間の予定(渋滞で1時間プラスして4時間)そこで仮眠をとる予定だ。

今回の武器は、キャンパーキットを搭載していること。これさえあればどこでも寝ることができる。(セッティングがちょっとだけ面倒くさいけど)すがmamaと二人なので、リアシートもはずしてある。

予定どおりに12 日午前2時、浜名湖SA到着。仮眠体制にはいる。窓をキャンピングマットと、日除けで覆い、さあ、寝るぞ。しかし周りのエンジン音がうるさい、ドアの開け締めが気になる。暑い。エンジンをかけながら寝るのはいやなので、窓を開けるが多少涼しいものの、もう寝られたものではない。

有名サービスエリアを選んだのが間違いだった。30分ほどでギブアップ、とにかく小さな比較的静かなPAに移動して仮眠。2時間ほどまどろみ出発(12 日午前5時)。

朝8時には大阪吹田JCを通過する予定だったが、やはりと言うか、あたりまえというか、京都を目前に渋滞がきつくなる。吹田JC付近では、ほとんど停止状態のノロノロ運転。京都西から宝塚に抜けるまでに何と2時間以上もかかってしまった。ここで、キャンピングベッドが活躍した。ドライビングポジションで完全なベッドが作れないものの、横になるだけのスペースが作れるのだ。そこで、mamaに運転をチェンジ、僕は後ろで仮眠。走っているほうがいわゆるフィルター効果で騒音も気にならず、クーラーも利くので、駐車場で止まっているより快適なのだ。足が伸ばせるのはシートに仮眠するのとは大違い。リラックスできて眠気もすっきり。(帰ったら、運転していてもベッドを組めるように改良しなくては)中国道から三木ジャンクションを経て、初めての山陽道へ。午前中には淡路島に入れそうだ。

明石海峡大橋が目前に迫ってきた。青い海、潮風、南国の青空。今年5月に開通したばかりの明石海峡大橋を左右の景色に見とれながら走り抜ける。やった〜ついに淡路島だ〜!走行距離650kmあまり。淡路SAは明石大橋人気で大混雑。まずはトイレ。橋をバックにmamaと記念撮影。関東のぐずついた天気が嘘のように南国の日差しが照りつける。

感激ばかりしてはいられない。今晩泊まるキャンプ場が決まっていない。いちおう目星はつけてあるものの、ちょっと不安。とりあえず海を見ながら走りたいので、北淡ICで高速を降りる。目前に迫る海。潮風。小さな港。漁船。すべてが僕の記憶の鼻孔をくすぐる。生まれ育った北海道函館と同じ匂い、僕の原風景だ。

海岸線を飛ばすと、干ダコの看板。おお〜タコも干すのか〜。食い物に目がない私としてはとうぜん、お昼のビールのつまみとして買い求めたのである。ついでに干し海老も買ってしまった。これで昼食の用意は万全(てか?)。

と思っているうちに最初のキャンプ候補地「明神海水浴場」。ひえ〜猫の額の様なスペースだ。そのスペースにぎっしり。これはいかんぞ。海岸はこじんまりとしてとてもきれい。子づれの海水浴にはよさそうだが。それにしてもさえぎるものがないのでクソ暑いだろうな〜。では、つぎ、しかし海岸線のキャンプ場は混んでいるし暑そうだ。やはり夏だから人は海に集まるのだ。こうなれば最後の手段。山のほうにいけばいいのだ。ということで五色町健康村に。「まるごと淡路島」のインターネット情報によると、予約不要先着順と書いてあったはず。まっ、なんとかなるでしょう。

五色大橋(ちっとも大きくないのだが)をこえすぐ左折、川沿いの道をのぼる。あったあった。いかにも町営公共施設。受け付けにいくと予約はとってあるかと尋ねられる。え〜予約いるの?一瞬焦ってしまうが、明日はいっぱいだが、今日は空いているから一泊だけならOKとのお言葉。ほっ。




キャンプサイトは管理棟から、さらに急坂をしばらく上ったところのあった。15張りも張ればいっぱいになりそうな小さなキャンプ場。駐車場の一段上にある。車は入れない。駐車場の一段上にある。さっそくテント設営。木陰がない、直射日光がきつい。それにしてもこの暑さは、ぐじゅぐじゅの汗だく状態。サイトのまん中に簀の子の屋根があったがこうゆうことだったのね。(キャンプをしたことのない人達が作るからこんなキャンプ場になってしまうじゃない。と、mamaのきつ〜い一言。木を残せ!木を!)

それでもテントをたててしまえば、マイスペース。とりあえずビール。植え込みのなかにテーブル&イスを持ち込んで、まずは乾杯。かすかな風が心地よい。つまみを昼飯代わりにランチタイム。ゆったりとした時間をまどろむ。

午後4時ごろ、車で15分ほどにあるウェルネスパーク五色(高田屋嘉兵衛公園のなかにある施設)の温泉にひと汗ながしに行く。できたばかりの施設でオートキャンプ場も併設されている。(やっぱり木立など直射日光をさえぎるものがない。暑くてたまらんだろうな〜、ここも夏はペケ!)

温泉でゆったりしたあとは、インターネットで検索(まるごと淡路島)した五色町の割烹「春吉」へ。たまには外食もいいでしょう。冷酒にとれとれのお魚。しまあじのお造りと鱧ちりそれにさざえのにぎりがおいしかった。しかし、にぎりの鰯が酢で絞めてあったのにはおどろいた。(生の鰯がとれないわけではあるまいに。それにちょっと勘定が高いぞ。)

テントサイトにもどると、若者(ばかもの)どもが騒いでいる。ちょっと気になったが、疲れも酔いも手伝って、朝までぐっすりの二人でしたでした。


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