ＫＩＤＳ　ＳＰＡＣＥ　チビッコ＆ママたちが夢を絵にして　VOL.14

親が我が子に影響されることは、良くあるもの。
Eがお腹の中にいる頃、早くもその兆候が現れた。妊娠５ヶ月の頃から、無償に絵が描きたくなった私。
別に絵を描く事が、得意でも無かった私が･･･。

納戸の扉の木目が、気になって仕方ない。
回りの壁とも、全然マッチしてないし、しかも玄関の真正面。
「壁紙でも、貼るかー。」という主人の声に、
「絵、描いちゃおう。」と私。
もともと古い家、失敗したら、やり直せば良いやー、、、と、大きいお腹で描いた絵は、ブースカ。
何かの雑誌で初めて見た、かわいらしい怪獣。
時間を忘れて、夢中で描いた作品は、なんとも愛らしく、私のお気に入りとなった。
そして、、、描くことの心地よさを、知った私。
”きっと、生まれてくる子は、絵描きだ、、。”と、一人、決めつけていた感もある。
Eの名前に「絵」が付くのも、偶然では無いのでは、、と考えてみたり、、、。

２～３歳の頃のEは、親バカ代表の私に言わせれば、大芸術家だった。
「ママのお顔、かいたよー。」と持ってきた絵、私の顔色は、虹のように７色に塗られていた。
暑い日の絵は、空じゅうに、おひさまがいっぱいいて、みんな汗をかいている。
２人の顔が、重なり合っている絵を描いていたEに、「これ、なーに？」と聞けば、
「ママとEちゃんが、くっついて、一緒になっちゃったの。」、、、とのこと。
「ピカソだー。」と、主人を呼びに行く私だった。
しかし、、、現在５歳、クールな幼稚園児となったE。
「今日は暑いねー。おひさま、５個は出てるねー。」なんて私が言うと、
「そんな事、あるわけないでしょう、ママ。」、、、と、
すっかりさめてしまった我が子････、さみしいかぎり。

最近、アートしてるのは、まもなく３歳のL。
「かわいいママ、かいたよー。」と、持ってきた絵、目の下に、まゆげのようなものが、、、。
「これ、なーに？」と聞けば、「ニコニコマーク。」とL。
？？、、、？？
「ママ、ほら、笑うとしわ、できるでしょう。しわ、だよ、それ。」とEに言われて初めて納得。
笑いじわ、、、、。
「もうちょっと、かわいくかいてくれる？」私の注文に、
「はい、もっとかわいいママ、どーじょ。」と、持ってきた絵は、ニコニコマークが、３本に増えていた。
これが、、現実、、、なのか。

先日、親子学級でねんどをした。
「好きなもの、作ってください。」との、先生の声に、なにやら、こねだしたL。
そして、ポコポコ、穴をあけ、「できあがりー。」
「これ、なーに？」と、私。
「サボテン。」と、L。
すごいっ！。
他の子が、うさちゃんや、あんパンマン作っている中、１人サボテンとは、、、。
岡本太郎，、、かもしれないと、こりない親バカ代表。

Eの絵は、すっかり、より本物に近く、、、を目指し始めているけれど、
色使いや、発想に、目を見張ることは、現在でも良くある。
そして私は、相変わらず、子供達に刺激され、描いている、家中に、、、。
障子に魚柄の布を貼って、「今日からこの部屋は、海底でーす。」と部屋中、泳いでみたり、
魚を見つけては、ぶらさげてみたり、、、やっている。
先日は、汚れてきた、襖に挑戦。虹色のさかなを、描き上げたところ。
この、俄アート一家、今後もとどまるところを、知らないだろう。
Kids-Spaceに、イラストまで描いてしまう私に、育ててくれた子供達に感謝。
　
次回は、ますますアート（？）してる我が家の状況、お楽しみに、、、。