男の自宅介護

学者やマスコミが伝える「男性介護者」 2018/9/25

---NHK かがのとイブニング いしかわ くらしプラス---


2018/9/25 18:29~39  男性介護者の孤立を防げ

・石川県の在宅の男性介護者 4000~5000人
・女性に比べて、家事経験少ない、地域とのコミニケーションが少なく
 相談相手が少ない。孤立しがち。
・男性介護者の孤立を防げ
・Yさんの介護紹介 3年前に狭心症で不安を抱えている
・1人で介護を抱え込み不安を感じる男性は少なくない
・1人で在宅で介護する男性は女性に比べて孤立しがち
・Hさん 一部だが、自分たちだけの生活に閉じこもってしまう
 男性は頑張りすぎる。自分一人で抱えてしまうところがある。
 よほどじゃないとSOSを出してはダメかなと思っている
・男性介護者だけが集まる会 30人出席
・日頃の悩みを打ち明ける・・・介護する自信がない。困り果てている
・不安を打ち明けるYさん・・・どちらが先に逝くか。
・悩みや苦しみを分かち合う・・・気持ちが楽になった。いろんなことを吸収できるよい場所
・Hさん 優しくて真面目に介護される方が多いので、自分だけで頑張ってしまう
 会合に来て自分の思いを話したり、頑張っている自分を披露したりできたらよい介護が続けられる。
・Yさん 同じ境遇の仲間を支え合いながらこれからも介護に向き合っていく。
   話すだけで息抜き、情報も入ってくる。
・男性は愚痴を言ったり弱みを見せるのが苦手。相談会で心が軽くなる。悩み打ち明け
・男性介護者が困っていること = 家事、気が休まらない、介護のストレス
・「男性介護者カフェ」 気の休まるひととき。 参加してほしい。
 




------感想------意見には個人差があります-----

■男性介護者の前提条件・・・「孤立」「不安」「悩み」「苦しみ」のインタビュー

・・・世間(マスコミ、支援者)はそういう目で見ている。
きっと、そういう人たちが大多数(もしかして全部)なのでしょう。 
「楽しく介護する」同志はいなかった。


■孤立、頑張る、抱え込む・・・何が悪い?破綻する?

頑張れなければSOSを出す。それでいいじゃん。
自分が倒れる時のことを想定して、多くの人に介護してもらう?施設に慣れる?
今が自由で幸せだ。

・・・将来、自分が倒れる時のために、今を不自由、不幸にするのはおかしい。

戦争や災害のために非常食を毎日食べよう。と言っているのと同じです。
おいしいものを食べるのと、災害時の準備は両立するべきです。

男性介護者=孤立、頑張る、抱え込む=介護破綻(虐待、殺人)=だから支援する
これが学者の論法です。論理の飛躍があると思いませんか?無能者扱いしていませんか?
男性介護者を貶めるネガティブキャンペーンはやめてほしい。
テレビの番組からは、頑張っている男性介護者への尊敬や敬意は感じられない。

私は頑張っている人を応援します。
 

■男性介護者の会合の目的は、孤立防止?
 
・支えあう?
・息抜き? 気の休まるひと時?
・悩みや苦しみを分かち合う?
・愚痴や弱みを見せあう?  不幸自慢?
  
 他人の介護の苦しみを聞いて、楽しいのでしょうか?息抜きになるでしょうか?
 自分よりつらい話を聞いたり、不幸自慢をして優越感に浸るのでしょうか?
 その話、明日からの自分の介護に役に立つのでしょうか?

 「支えあう」「孤立防止」って何するのでしょう?
 家事に困ったら手伝うの? 毎日見回って孤独死を防ぐの?
  そんなこと介護者どうしで出来る?
  介護に困ったらケアマネさんに相談するべきです。
 
 介護から逃げて愚痴を言って気が休まりますか? 
 人生の課題に正面から向き合うべきです。

約5年間、男性介護者の主催者をやったことがあります。
多くは「かわいそうな私」「悪いあの人」「自分の自慢(散歩・カラオケ・旅行)」
明日からの介護に役に立たない話題ばかりでした。
なにより、介護者が支援者と一緒に介護者を傷つけていることに気がついていない。
同じ志の人は現れなかったので解散しました。
 
■私は困っていない ・・・家事に支障はないし、ストレスはない。
 
・男性介護者が困っていること = 家事、気が休まらない、介護のストレス
男性はそんなに弱くないし、無能ではない。

■「楽しく介護する」のはマイノリティ
・思い通りにならない「認知症の介護」、恩返しや義務の「親の介護」、と
見返りを求めず要介護者を大切に思う「妻の介護」は大きな違いがあると思う。
(「妻の介護」でも恩返しや義務でやっている人を見てガッカリしたことばかりですが・・。)

・多様性は認めます。違う人もいるでしょう。排除はしません。
でも、受け入れません。信じるもの、目的地が違います。

 番組のインタビューでは、
 会ってみたいと思う前向きで魅力的な頑張っている介護者はいませんでした。

 
---------意見には個人差があります-----------

■チャンとやっている人は多いけど、ニュースにならない。
だから、チャンとやっていることを知らない。



■男性介護者をバカにするな、
男性介護者にアドバイスするな 、
男性介護者に偉そうにするな、
もっと男性介護者を尊敬しろ







学者やマスコミが伝える「男性介護者」その2 2021/2/11

北國新聞 2021/2/11 男の目-女の目 記事

「ケアメン(男性介護者)の叫び」 

・男性介護者は家事に不慣れであったり弱音を吐かずに問題を1人で抱え込んだりと、
孤立するケースも少なくありません。…現状と課題を聞きました。
・下着を買えずに困ったYさん
・「やらな仕方ないさけやっとる」薄い愛情が原動力のOさん
・介護現場の課題を浮き上がらせるために、隠れずにもっと声を上げるべき。Hさん
・介護にどっぷりになりがち。 趣味を見つける勇気をもつこと。
 …焼き物をやるOさん、ボーリングをやるYさん
・金沢YAROH…息抜きがてら気楽に来てほしい
・調査したところ、男性介護者は女性介護者に比べて、
友人関係や地域での近所づきあいが乏しい傾向がみられた

---------意見には個人差があります-----------
・孤立ではない、自立です。
・その趣味、息抜き、なぜ奥さんとやらないんですか? 奥さんは幸せですか?
・どっぷりで何が悪い。妻の幸せを願い、介護に真剣に向き合い頑張っているんです。
・友人や近所つきあいで何が出来るんですか?介護?家事? 介護はプロに相談すべきです。
会ってみたいと思う前向きで妻を愛する介護者はいませんでした。

 

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