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先月を 振り返って |
<先月の本>
先月読んだ本は21冊。まあ普通ですかね。★★★★★は、瀬名秀明の『八月の博物館』。今までの「瀬名秀明の世界」をガラリと替えて挑んだこの作品。オチが賛否両論のようですが、私は全体を見て「賛」です。この雰囲気は嵌れる方にはたまらないのではないかと。しばらくは私のイチオシ瀬名秀明本になりそう。
話題になった祥伝社の400円文庫。私は6冊読みましたが、中でも一番の出来だと思ったのは山之口洋の『0番目の男』。そう言えば同じテーマを別の視点から見た(らしい)映画が近々公開されますね。実は次作への伏線という噂を聞いて、楽しみにしています。
メフィスト賞受賞後第1作となるくろけんさんこと黒田研二の新刊『ペルソナ探偵』。最初の作品はうーん、という感じだったのですが、こちらはつくりが見事。ややツメが甘いようにも感じますが、こういうのって中篇推理小説として読むにはとってもいいですね。黒田研二で気になっている方には、こちらをおすすめします。
12月はいよいよ「このミス」を始め、数々の年間ランキング発表ですね。年に1回のミステリ祭のような気分なのですが、どんな作品が入るのかちょっと楽しみ。
<先月の私>
先月は結構あちこち出かけていました。五條瑛講演会、綾辻行人講演会の模様、中国国宝展、東京大聖書展の模様はそれぞれ日記をご覧下さい。
念願かなって秋の京都に行ってまいりました!日帰りという突発旅行でしたが、逆に日帰りというのが新鮮で面白かったかも。何度も言いますが、東京-京都は日帰り可能です。その後、隣の部署の主任さんも日帰りで京都に行ってきたそうで、「同病相憐れむって感じね」と言われました。次は春の吉野!と言ったら「吉野は日帰りできない」というツッコミが・・・(T_T)。京都の写真はこちら。
もう20世紀も残すところあとわずか。21世紀を皆さんはどのように迎えられるでしょうか。私は何してるかなあ。またパソコン立ち上げてそうだなあ。。。