2000年
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<先月の本>

先月読んだ本は20冊。旅行行ってた割には読みました。さすが、もうすぐこのミスの締め切りだけあってか、新刊ラッシュ。大分落ち着いてきたとはいえ、まだまだ未読が消化しきれていません。。。頑張って読まなくちゃ。先月の★★★★★。まずはシリーズ最新刊、大沢在昌の『新宿鮫 風化水脈』。久々に読んだ所為もあってか、やっぱり良かったです。大沢在昌はこのシリーズの時は気合が違うような気がするのですが、気のせいでしょうか。先月はいろいろと面白い本がありました。おなじみ桐野夏生『光源』。直木賞受賞後初の長編ですが、どろどろの人物関係を映画の撮影現場という特殊な環境で描いた傑作。もう1冊、『UNKNOWN』でメフィスト賞を受賞した古処誠二の第2作、『少年たちの密室』。ミステリとしても一級品ですが、人物の書き方がすごい。のめり込んで読んだ1冊でした。

<先月の私>

先月思いつきで書きました「使えるネット書店はどれか」に沢山の反応をいただき、ありがとうございました。日記・掲示板などで取り上げてくださった方もいらっしゃったようで、望外の状況に書いた本人が少々びっくりしております。まだネット書店が出来るとニュースになるという状況ですが、そろそろネット書店も飽和状態。何でもそうですが、際立った特徴が無いところは淘汰されていく可能性もあるかもしれません。Amazon.comの日本進出も秒読み(と言われつつもう何ヶ月か経ちますが・・・)といわれていますし、今後のネット書店、そして出版流通界の変化には消費者としても、図書館員としても関心がありますね。また何か書きたいことがあったら、雑文にするかもしれません。

あ、そうそう、個人的には、オタク(消費者側の専門家)が経営するミステリ専門ネット書店とか、SF専門書店とか、ロマンス専門書店とか、古本屋にあるようなサブカルチャー系専門書店は(新刊古本こたまぜで)ネットでやると面白いんじゃないかと思うんですけどね。

先月は博物館めぐりと国内旅行に行ってきました。「エジプト文明展」「ダイヤモンド展」「大阪旅行記」をご参照ください(^^)。まだまだ行きたいところは沢山あります。というか、こうして様々なものを見聞きすればするほど行ってみたい、見てみたいものっていうのはどんどん増えてくものだなあと諦め気味(笑)。このままでは一生かかっても全部行けないかも・・・。身軽さだけが取り得なので(爆)、とりあえず動けるうちにあちこち行こうと思っています。

後半はオリンピック三昧。シドニーオリンピックは毎日のようにメダルにからむ試合があって面白かったですね。私の心に残るシーン?は、やっぱり柔ちゃんの決勝の一本と、高橋尚子の金メダルと、シンクロチームの予選、そして文字文字君ですね(笑)。

長かった夏休み期間もようやく終了して、いよいよ大学も秋学期。これから年度末に向けて、予算消化のための書籍大量購入が始まります。今年はどのくらい本が来るかなあ。

21世紀まであと3ヶ月。