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だらだら日記

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6月編

6月29日(日)
 普段の日曜日は実家に戻るのが通例なのだけど、昨日知り合いの古本屋の結婚パーティがあったので珍しく東京にいることになる。せっかくの休みに東京にいるので、東京在住の友人いろいろに連絡を取ってみるが、連絡つかないとか用事があるとかで全滅。てなわけで前から気になっていた酒屋に行ってみようと西川越くんだりまでお出かけ。久しぶりにJRの新宿駅まで行って埼京線に乗ろうとするよ、以前は恵比寿あたりまでだったのが新木場までつながっている。さらになんだかよくわからないけど東海道線の国府津まで行く電車が止まっていたりする。最近首都圏では地下鉄も含め路線連結が非常な勢いで進んでいる。便利といえば便利だともうけど、もはや頭の中で最適路線をはじき出すのは難しいなぁ。

 でもって西川越のお酒のマルケイへ。各種モルトを試飲させてもらって、ちょっとほろ酔いかげん(^^;。初めてアイレイモルトの原酒を飲んだのだが、なるほどピート香とはこういうものかと納得。瓶のデポジットも150円で、おもしろい売り方だと思う。もっと流行って欲しいな,この売り方。

 せっかくの遠出なのでもう少しうろうろしたかったけど土地勘もないし暑いので、結局都心部に戻ってセドリ。あんまり大物はなかったけど水記利古『チャイナマーブル』が入手できた。


6月8日(日)
 所用があって大阪へ行く。前回4月に京都・大阪へ行ったときは夜行列車だったけど、今回は新幹線。車両は700系。やっぱ楽だなあ新幹線は。料金高いけど(T_T)。商売を始めるようになってから、どうもケチになったというかあまり要らんもんにお金を使わなくなってしまった。どうもお金を使うたびに、”この金額だとあの本が何冊仕入れられる”とかいう思考が頭をよぎってしまう(^^; まあ、お金に余裕がなさ過ぎるんだろうね。余裕がないといえばもうひとつ、日記や小説を書く余裕もなくしている。これは時間がないというよりも、時間の区切りがつかなくなって頭の切り替えができなくなっているのが原因みたい。本来だったら一番作業しやすそうな閉店後の8時から12時くらいにヤフオクをやっているのが主因だと思う。はっきりいってヤフオクに時間を費やすのが苦痛にはなっている。でもまあ一部特殊なものはヤフオク辺りでないと調達が難しかったりするし、出来れば出品のほうもぼちぼちと始めて少しは売り上げを作りたいなあとか考えている。ますます時間なくなるなあ(^^;。

 最近は仕事で新幹線には乗るが、まともに旅行なんざすることはない。だからあまりゆっくり車窓の風景を眺めることもなかった。今回昼間の時間帯に本も持たずに乗っているのでぼんやりと風景を眺めることが出来た。20数年前大阪の大学から帰省していたころには、岐阜の辺りを走っていると如何にも瑞穂の国だなあと実感できた。いまではビルや家並みが見えない風景が出てくることは稀となっている。これだけ開発が進んだのに、これだけ得るものを得たはずなのに、なお豊かさを感じず喪失感に囚われるのは、バブルの崩壊とかグローバル化の進展とかとかを言う前に、やはり何か大事なことををやり忘れているのだろうと思う。個人的には喪失することに怯えるよりも、自分にはこれさえあれば幸福だと思える最小限のものを得ていたい。ご飯が食べられて、寝るところがあって、本に囲まれて、多少なりとも雑文を書くスペースを持っている。お金は無くても今の自分はとってもしあわせ(~_~)。


6月1日(日)
 隣のどっかの国が核武装したとかしないとかで、日本も核武装したほうがいいとか悪いとかの議論がニューズウィーク辺りで書かれている。どうせアメリカ辺りの右側向いたロビーストが冷戦以降安物の兵器しか売れない軍需産業を盛り上げようとして蠢いて、ついでに日本の馬鹿で役立たずの政治家がその尻馬に乗っかって、変な議論を盛り上げようとしているんだろうな。大体目先の利益につられてアメリカの言うこと聞いてもろくな事にならないのは眼に見えている。記事には『「反核」という名の宗教』とまで書いているが、「アトミック・カフェ」や「アフリカの爆弾」じゃああるまいし、核拡散が防止できなけりゃ、みんなで持てば怖くないじゃあないだろう。別に反核を主張するわけではないが、基本的には原発も嫌いだ。原発が安全だとほざく奴は、基本的に科学技術に蒙昧な馬鹿だと思っている。別に原子力発電という仕組み自体が安全でないと主張するわけではないが、原子力発電を支える全システム(燃料製造から廃棄物処理まで)を恒常的に安全な状態に保てるという趣旨には頭っから賛成できない。そもそもある程度の複雑さを持つシステムを恒常的に保全できると信じているシステム技術者は、その一点において確実に技術者失格だと思う。少なくても俺はそんなことを信じて仕事したことは一度も無かった。

 てな反核めいたこと言ってるとわけの分からないところからカミソリメールでも送られてくると嫌だから(笑)、多少ご機嫌取りに核拡散に貢献して見ましょう。

 てなわけで、お手軽原子爆弾の作り方です。

 原子爆弾は大別するとウラン型とプルトニウム型に分かれます。よく小説や映画でテロリストが核燃料盗んで原子爆弾を作る話があったりします。この場合大抵がプルトニウム型です。これは核燃料の調達が楽なのでよく題材にされますが、残念ながらプルトニウム型は起爆プロセスが非常に難しく素人には手をつけられません。爆縮がうまくいかなくてまず連鎖反応がうまくいきません。その点ウランですと臨界量があれば適当に叩きつけても簡単に連鎖反応が起こります。

 ではまずウランの作り方から始めます。

・適当なウラン鉱山に行って、閃ウラン鉱を掘って来て下さい。量は10t車一杯もあればいいでしょう。

・一般的にはイエローケーキを経てから六フッ化ウランを作るのですが、面倒くさいので直接六フッ化ウランまで作ってみましょう。まず鉱石を粉砕して酸で成分を浸出します。液体と固体を分離したら、つぎにアミン抽出を行いアメックス変換後、溶離してやります。そして電解還元を行い、フッ化沈殿処理を経て脱水してやると四フッ化ウランが出来上がります。これを更にフッ化してやるとようやく中間目的の六フッ化ウランが出来上がります。(用語が分からない人は適当に勉強すること)

・この六フッ化ウランの中には連鎖反応を起こすウラン235と連鎖反応を起こさないウラン238が混在しております。大体ウラン235の比率は0.7%位です。原子爆弾の材料にするにはこのウラン235の比率を95%位に高めなければなりません。これを濃縮といいます。濃縮方法には、「遠心分離法」「ガス拡散法」「レーザー法」と色々ありますが、ここでは家庭でできる簡単な濃縮方法である遠心分離法をお勧めします。なぜ遠心力によって分離できるかというとウラン235とウラン238とでは中性子3個分の比重差があるからです。

・さて出来上がった六フッ化ウランを60度くらいに暖めますと気化します。このガスは腐食性がありますので、吸い込んだりしないように注意してください。死んじゃいますから(^_^)。このガスを適当なポリタンクに詰めて振り回してください。先ほどの比重差により原料とするウラン235が上澄側に集まります。手で振り回すのがしんどければ洗濯機の脱水層でまわしてもいいです。どのくらいの時間振り回せばいいかというと、正確な計算はかなり面倒なので割愛しますが、家庭で調達できる機材程度だと100年ほど振り回せば1%くらい濃度が上がります。これを95%まで濃度をあげられるようにひたすらひたすら振り回してください。

・95%まで濃縮ができましたら、今度は冷却してやりますと固化します。これを還元してやりますと濃縮された金属ウランが出来上がります。

・出来上がった金属ウランを円柱状に加工します。このとき注意するのは、くれぐれも臨界量のウランを一箇所に固めて置かないで下さい。爆発しないまでもいつぞやの東海村での臨界事故みたいなことになりますから。

・金属ウランの円柱を2個作ったら、今度はそれがすっぽり収まるような頑丈な円筒を用意します。円筒の片側にまずウラン円柱をセットしてボルトで固定した後に、頑丈な蓋をします。そして反対側にもウラン円柱をセットしてその外側に炸薬をセットします。この炸薬によって円筒内で二つのウラン円柱同士を叩き付けて急激な連鎖反応を引き起こすわけです。

・この炸薬には通常TNTを用いますが、TNTは取り扱いが面倒なので取り扱いが楽で安全なコンポジットC4をお勧めします。でも自分で作るのは面倒ですから、自衛隊か米軍基地にでも行って貰ってくると良いと思います。このときついでに電気信管も貰ってくるのをお忘れなく。

・炸薬をセットして電機信管取り付けて出来上がりです。

 ね、簡単でしょ(笑)