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12月31日(金)
1900年代最後の日。紅白にも年末年始のTV番組にもほとんど興味が湧かない。不謹慎極まりないことだが、唯一の興味は2000年問題。これだけ大騒ぎしているんだから何か起きて欲しいところではある。
午前0時。TVを観ながら腕時計の0アジャスト。ここで停電なりTV放送が途切れれば大笑いだが・・・。何も起きん。つまらん(-_-)。寝る。
コミケに行く。もうたいして心を動かされるサークルなど無いのだが、なぜか毎年出かけてしまう。それでも何か新しいものに出会えるのではないかと期待してしまう。
終了後、ゲームライターをやっている古い友人と銀座で飲む。仙人の名よろしく彼も業界では長老(^^;。昔の話、これからの話、いろいろ話すが、あまり明るい話は無いな。
銀座は眩しいくらい人で賑やか。ひょろひょろと東京駅まで歩き、家路に着く。
なんで日本人はクリスマスが好きなのかなと思う。表面的には宗教を嫌う傾向があるのに・・・。日本人の宗教というものは、習俗に深く根ざしているようなで、それにマッチしないものは受け入れがたいのかもしれない。だから、プレゼントを贈りあうという行為だけが日本人の性格にマッチして、そこだけが拡大的に取り込まれたのかもしれない。
プレゼントを贈ってくれるひとがいる。プレゼントを受け取ってくれる相手がいる。その繋がりの中の安心感に身を委ねている。たぶん日本人はみな寂しがり屋なのかもしれない。
2丁目交差点のバイセクシャルのカップルにも、ビルの前で警官に睨まれていたホームレスにも、持ちにくそうにケーキをぶら下げ家路を急ぐお父さんにも、地下通路にうずくまり肩を寄せ合っていたカップルにも、異国で冬を迎えるアクセサリー売りのアジア人にも、アルタの前でまるで信仰のしるしのように携帯電話を胸に抱いていた女の子にも、等しく良いクリスマスの夜でありますように・・・
お気に入りメモにも書いたけど、「ゴーダ哲学堂 空気人形」業田良家 小学館 ビッグオリジナルコミック。
ごく稀に、奇妙に気になる本に出会うことがある。どう云う風に気になるかと言えば、だれかれとなく、その対象の本を読ませて感想を聞いてみたくなるのだ。この本もなぜかそういった欲求を感じさせる。
なんでまた、そんな欲求を感じるかと云えば、それはたぶんきっと自分が世間のごく普通と言われるだろう人達の中心位置と、どれだけずれているかを知りたいからだ。中心に近いことに安住するほど若くも、そしてたぶん愚かでもないと思っているし、中心から遥かな位置で優越感や孤高を気取るほど芸があるわけでもない。ただ、ただ、無性に中心からの距離を知りたくなるのだ。
そんな訳で、どなたか「ゴーダ哲学堂」表題作”空気人形”読んだ方いらっしゃいましたら、感想をお聞かせ下さいm(_ _)m。
恥ずかしながら、私は表題作を読んで泣きました(T_T)。
12月16日(木)
昼休み、コミケのカタログを買う。今回から紙意外にCD−ROM版もある。紙は分厚さにうんざりするのでCD−ROM版を買う(しかも安い)。
職場に戻って常務のところからノート用のCD−ROMドライブを調達してきて仕事中にHDにインストールする(仕事中にするなよ(^^))
電子化されて検索性は良くなったけどGUIはイマイチ(^^;
12月12日(日)
朝から体調がいまいち。たんに眠いのか、疲れているのか、風邪の前兆かよく分からない。頭の芯のほうで頭痛がする。
当初の予定が変更になったので国立の喫茶店に行って、文通相手の手紙を書く。思いきってネパール語で書こうとするが、さすがに敷居が高い。サンスクリット文字の書き順と造字のルールが分からないので、単純なあいさつ文ですら音をあげそう。もう少し基本から勉強するべきか。でも手紙は早く書かなきゃね(^^;;
友人宅へ遊びに行くのでケーキを作ろうとしたら失敗(T_T)。カスタードのムース状のケーキを考えていたのだが上手く固まらなかった。フォローの為にプリンの素でごまかすが、出来あがった段階で友人宅の都合が悪くなりキャンセル、どーしよーこのケーキ(^^;;;;
古い友人に久しぶりに会う。3DCGの話題を肴に飲む。