4月編
4月30日(金)
村上春樹『スプートニクの恋人』を読了。相変わらず奇妙な小説としか形容できない。面白いとは思うのだが、なぜ面白いのかは分からない。村上春樹の小説は、読み終えるたびに無力感(脱力感とでも、けだるさとでも呼んでもよい)を感じさせられる。まるで村上春樹が世界に対して感じている無力感をそのまま突き付けられているのではと、錯覚しそうになる。ひょっとすると村上春樹の小説と云うのはそういうものかもしれない。
今後の予定は、ミナモトさん向け『竪琴』、ヒロヤスさん向け『診断』、イブ外伝『セシリア』、構想2?年挫折のSF小説『アズ』、初の社会派ハードボイルド『ロング・アゴー』です。(順不同)
今後ともよろしくお願いします。
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一挙掲載版です。
帰り道、有楽町で念願のガメラ3をようやく観る。スゲー出来が良い。徹底的にリアリティを追求している姿勢がよい。空中でのイリスの荘厳なまでの美しさも良い。日本の特撮史上最高の出来だと思う。
でもキャスティングのネーチャン達下手だな(^^;(前田愛は除く)。浅黄役のおねーちゃん何とかして(^^;
細かいところで気になったのは、心臓マッサージの場面。ネーチャンそこはお腹で心臓は無いよ(^^;;;。たとえ人工呼吸のつもりでも、あの位置では役に立ちません。ちゃんと胸を押さえましょう。
あとエンディング。ガメラと人間の一体感を表したいのなら自衛隊の出動場面とガメラが敵に向かう場面をオーバーラップさせながら終わる方が良いのでは。まあ、人それぞれとは思うけど。
しかし、京都駅を大爆発させておいて中に居た人間が助かると云うのが解せない(^^;。宮崎駿じゃないんだから、準主役くらい殺してしまえよ(^^;;;
オーストラリアのシドニー港の海底から、2億年前のジュラ紀から生息していたと考えられる大型のエビに似た生物がこのほど発見され、生物学者を興奮させている。
----中略----
この研究員によると、シドニーの魚市場では以前からこの生物を大エビとして売り、食べられていたようだとしている。
シドニーの魚市場で昔から売られていた海老を、生物学者が見つけたから”発見”と云うのか!?また随分な理屈だな。昔から人が住んでいた土地にずかずか侵略しておいて”発見”したとか戯言をぬかす西洋人の厚顔無恥さを感じるな。興奮してはしゃぐ前に恥を知れよ、生物学者!