 |
この牛首からの道との合流地点から 右に道を進む。
およそ10分ほどで林を抜けると、 目の前にササ原の緩やかな斜面が広がっていた。
こういうササ原は本当に気持ちがよい。 また、 途中に立つ枯れ木も風情があって申し分ない。 上空には青空が広がり、
気分爽快である。 やはり山はこうでなくては面白くない。 |
さらに嬉しいことに、 東の方には富士山も見える。 ややかすみ気味とは言え、 先日の八紘嶺の悲惨さに比べれば、
富士山の姿を見ることができるだけで幸せである。 |  |
 |
気持ちの良いササ原の広がりと、 その向こうに見える富士山。 これだけでも、 横浜からアプローチの遠い この山まで来た甲斐があったというもの。
しかし、 このササ原の先にある頂上には、 さらに素晴らしい展望が待っていた。 |
ササ原の中、 良く踏まれた道を辿り、 10時35分 頂上到着。
頂上には手作りの標識の他、 例のごとく 山梨百名山 の標柱も立っている。
しかし、 この山梨百名山の標柱に反感を持つ輩も多いようで、 結構 壊されたり、
なくなったりしている山もある。
自分の贔屓の山が選ばれなかった腹いせか、 新聞社の商業的な行いと思い 腹が立ったのか、 その真意は知らぬが、
いずれにしても破壊行為は 同じ登山をする者として大変残念である。
閑話休題。
ササに囲まれた頂上には、 4人の先客が居た。 |  |
 |
少々木が邪魔にあるが、 この山伏頂上からも富士山を見ることができる。
しかし、 先ほどのササ原からの眺めほど魅力的ではない。
やはり、 この山伏頂上からは 南アルプスの眺めの方が魅力的である。 |