 | 釈迦ヶ岳へと向かう途中、 左手には樹林越しに南アルプスの山々が見えた。 しかし、 樹林が邪魔をしてなかなかその全体の姿を見ることができない。
イライラしながら先に進んでいくと、 ようやく樹林が切れ、 南アルプスの白き峰々を見ることができた。 恐らく、 悪沢岳(右)、赤石岳 と思われる。 |
8時52分、 釈迦ヶ岳頂上着。
何の特徴もない寂しい頂上である。 この山域にはもう 1つ同名の 釈迦ヶ岳 があり、 そちらの方はピラミダルな形も美しく、
また頂上には地蔵尊が置かれているなど、 こちらとはエライ違いである。
とはいえ、 この釈迦ヶ岳頂上からの展望も捨てたものではない。 樹林の隙間からだから それほど広い展望は得られないのだが、
雪で真っ白な 北岳、間ノ岳、農鳥岳など、 南アルプスの山々が美しい。 |  |
 | また、 後ろを振り返れば、 やや木々の間に隠れ気味とはいえ
富士山 を見ることができる。
しかし、何となく居心地が悪いのは、 やはり雑然とした周囲のせいであろうか。 すぐに釈迦屋敷跡なるものを訪ねて 先へと進むことにする。 |
少々道は分かりにくいが、 とにかく林の中をまっすぐ進み続けると、 5分ほどで 右手の窪地に石像が見えてきた。
恐らくここが釈迦屋敷跡なのであろうが、 由来や歴史などを書いたものは何もないので、 この場所の位置づけは不明である。
ここにかつて宗教的な建物があったというのであろうか ? |  |
 | 再び釈迦ヶ岳山頂へと戻る。
写真の通り寂しい頂上であるが、 周辺の木や草がキチンと刈られているだけマシ ということであろう。 |