６時５０分、精進湖県営駐車場を出発。
精進湖に沿って東へと進む。 精進湖の向こうには 富士山 の姿が大きい。
やがて、道を左に折れてかつての中道往還に入る。
この往還沿いには精進集落があるが、 今は人が住んでいないような家が結構ある。 ここも過疎化が進んでいるということなのであろう。

少し山の方に進むと、左手に精進諏訪神社が見えてきた。
境内には天然記念物となっている大きな杉の木がある。 ちょっと寄り道をして 写真に収めるが、 フレーム内に入りきらない。

集落を抜けるとすぐに車道も終わりとなる。 ここまででも結構急な登りであり、 久々の山登りのために息が切れる。

道は沢沿いを進むようになり、 何回か沢を渡っては再び渡り返すといった形が続く。
やがて、 沢の左岸から山に取り付くこととなり、 山に取り付いた後は、 ジグザグの登りが続く。 この道は歴史のある道だけに、 周辺には石仏や石積みなどが見られる。

ジグザグに道を登り高度を上げていく。
やがて山腹から尾根にたどり着くと、 後方に精進湖が見えるようになり、 かなり登ってきたことを感じさせてくれる。 しかし、 ここまでわずか ４０分余りしか経っておらず、 まだ一汗かいただけである。
この尾根に出ると、 道の方はかなり緩やかになり、 暫く進めば女坂峠であった （７時３９分着）。

この女坂峠は、 私が峠と聞いて頭にイメージする通りの様相を有していて、 なかなか雰囲気が良い。
本来の道は 峠からまっすぐに進み、 甲府の方へと下るのであろうが、 本日の目的 三方分山へは左へと進むことになる。 なお、 右に進めば、五湖山を経て 王岳 へと進むことになる。