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【メニエール】

予防が大事

 

気をつけたい事

 

メニエルは難病指定されて確たる治療法がないとされていますが、内リンパ水腫の状態になる事に対して治療法がないのであって、「めまい」そのものは、数時間でおさまり一日以上続く事はありません。なので、メニエルではめまいのない間歇期は普通であるとメニエル関連の本には書かれています。しかしながら、間歇期でもフワフワ感、ユラユラ感、フラフラ感がでる事も多いようという体験談はよくあります。。

もう一度「めまいはどうして起きるのか?」をよく思い起こしてみましょう。めまいがおきる原因は耳ばかりでなく、血流や自律神経や目や脳の働きなど全身に多岐にわたります。内耳ばかりでなく、全身のいろいろな部分が複雑に関係している場合もあります。メニエルでも症状に個人差があるのはそのためかもしれません。医者に治してもらうではなく、わからない事はお医者さんに納得がいくまで相談して自分のめまいがどういう原因で起きているのか?改善のためにはどうしたらいいのか?医者まかせではなく自分が主体となっていくといいかと思います。医者による診察時間はごくわずかです。それより24時間自分の体とつきあっている自分が主体となる事によって解決の糸口がみつかるかもしれません。

また、メニエルでも、症状は単純にメニエルだけではなく、めまいへの不安から自律神経失調症、心因性めまい(心気神経症、不安神経症、うつ病)などやその他の症状がでてくる事も多いようです。。少しでもあてはまるような症状があれば、そちらの方から責めていくのもひとつの手かもしれません。

実際、メニエルでかつ自律神経失調症、心因性めまい(心気神経症、不安神経症、うつ病)、パニック障害を合わせ持っているという体験談もよくみうけられます。また、そうした要因がメニエルを悪化させる事もあります。
参考:『めまいとうつ』の(1)のタイプ(心因性めまいには、(1) 耳などに異常があって、その上にこころの不調が影響してめまいが起こっているタイプ もあります。)

メニエルそのものも心身症との考え方もあるぐらいで、心療内科的治療の方が症状の改善には効果的な事も多いようです。

 

 

 

***上・・・小さな事にまでくよくよしない。ストレスの受け止め方を変えよう。

***中・・・多少の内耳機能の変化や目からの刺激やストレスや気圧の変化でふらふらめまいが起きないように、脳をしっかり休めて代償がしっかり働くようにしよう。

***下・・・いわゆる「メニエルのめまい発作」は刺激が強くてどうしようもないけれど・・・

 

あるめまい専門医さんからの情報(管理人ブログ内)・・・どっちのめまいでショー?

 

 

《予防が大事》

めまいばかりにとらわれず、聴力にも注目してみてください。
めまいは慣れて軽くなったり、代償が働いたりしますが、聴力のかわりは他の機関ではできません。めまい発作により聴力が低下していきますから、聴力を今以上に低下させないためにめまいがないようにしていくのが治療の目標になるのではないかと思います。だから、過去に起こっためまいがどうとかよりも、これからめまいがおきないように予防につとめる事が重要です。できるかぎり"イケナイ"と言われるような事は避けたいところですが、なかなかそうもいきません。ちょっと無理をする事でもそれが楽しい事や充実した事であれば、やめる事がかえってストレスになる場合もあるでしょう。それに、同じ人間でも同じ条件でもいい時もあれば悪い時もあります。しかし、発作が続くような時には、体が休養を欲していると考えて、ゆっくり休養する、もしくは無理のない生活を心掛ける事が必要だと思います。日常生活のなかでよくない点は何かを点検して改善していく事も必要でしょう。それでも、本人のせいでもなく発作はおきてしまう事もありますが、おきてしまったものはしかたないな〜ということで後ろは振り返らないけれど、次回めまい発作が起きないようにそれまでの対策の変更が必要であれば医師とよく相談して、タイミングよく症状の段階に応じた治療が受けられるようにするといいでしょう。

『心は楽しむべし、苦しむべからず。身は労すべし、休みすぎるべからず。』養生訓より