Ridge Racer DS (namco)

私のような古い人間だとナムコのレースゲーム=ポールポジションだったりするのですが、最近ではナムコ=リッジレーサーというのが通説のようで、実際アーケードは元より次世代機が出るたびにそのハードの特性・限界を引き出した新作を投入し、ユーザーから高い支持を受けているようです。ちなみに、任天堂のハードではあまり馴染みがありませんが、N64の海外版がリリースされていたりします(プレイしたことが無いので完成度は分かりませんが・・・)。本作も2005年1月の時点では日本で発売される予定は無いみたいですが、秋葉原で海外ソフトを扱ってる店には結構頻繁に入荷しているようですので入手は比較的楽かもしれませんね。

さて、ディーエスというとどうしても二画面やタッチパネルがどのように使われているかが気になるところ。まず画面に関してですが、本ソフトでは上の画面が実際のプレイ画面になってます(順位とタコメーターも上の画面に表示される)。さすがにPS2のような滑らかなグラフィックは期待出来ませんしする方が間違いでしょう (笑)。なんかフレーム数も少ないらしいし、コースもちょっときわどいところを走るとポリゴンが途切れるところがあったりしますが、普通に走る分には許容範囲じゃないですかね。実際、最近のレースゲームを見たりしますけど、滑らか過ぎて動きが粘っこい(ディズニーのアニメで秒間コマ数が多くて滑らかなのと同じカンジ)というか違和感があるのに比べて、グラフィックが簡素で動きが大雑把な分スピード感が出てるような気がします。元々、リッジレーサー自体が動きに細かくないというかありえない挙動のゲームなんで、グラフィックを多少犠牲にしても楽しさを損なわない程度の動きが確保出来てれば良いんじゃないかと個人的には思います。

さて、もうひとつの画面には自分が走っている大体の位置を示すコースレイアウト図が左上、ギアの状態が右下、ラップタイムが上に表示される他、ステアリングのグラフィックがデカデカと表示されています。で、これを見た瞬間、ほとんどの人がスタイラスで操作すると考えると思うのですが、実際には十字キーでのコントロールが可能です(その場合、ステアリングのグラフィックは入力に合わせて動くだけ・・・)。本ソフトには3通りの操作方法が用意されており、まず一つ目が十字キーでステアリング、A,B,X,Yでアクセル/ブレーキ、L,Rでシフトチェンジを行う方法で、従来の携帯機のレースゲームと同様の感覚で操作出来るので初心者には最適です。二つ目が、スタイラスで画面にタッチしてステアリングを動かし、十字キーあるいはA,B,X,Yでアクセル/ブレーキ/シフトチェンジを行う方法。これは十字キーあるいはA,B,X,Yのどちらかだけでエンジンコントロールが出来るので右利きでも左利きでも操作出来る利点があるのですが、ステアリングのグラフィック上をタップするとその場所まで一気にステアリングが切れるという仕様なので感覚が掴みにくくアンダーステアあるいはオーバーステアになりやすく難しいです。更に難しいのが三つ目のタッチストラップを使用する方法で、この方法の場合にはステアリングのグラフィック上でタッチストラップをスライドさせて実際にステアリングを動かすようなカンジで操作します。これは一見簡単そうなんですが、実際には逆ハンドルを切らないと姿勢が真っ直ぐにならないのでとにかく普通に走るだけでもかなり大変です。とはいえ、タッチパネルの使い方としては良いと思うし、ラジコンを操っているような感覚にもなるので三つ目の方法で操作出来るようになるとかなり楽しくなるんじゃないかと思います。私は十字キーの操作だけでアップアップの状態だったりしますが (苦笑)

ゲームはグランプリモードとフリー走行モードの2つがあり、グランプリモードではレースで優勝するごとにコースの難易度が変わるGPアタック、GPアタックで数戦勝ち抜くごとに新たに追加される車と対戦し、勝てば自分で操作することが出来るようになるカーアタック、車とコースを選んでベストタイムを競うタイムアタックの3つのゲームがあります。メインはGPアタックなんですが元々ヌルいゲーマーなのとレースゲーム自体が苦手なので最初のカーアタックが出来るようになってからほとんど進んでません (苦笑)。コースは基本的に3つの場所(風景)でコーナーなどのレイアウトやアップダウンがことなり当然ながら先のレースになるにつれて難易度が上がっていきます(コースによっては夜に走る場合もある)。車はステアリングの切れ、最高速度、加速度、タイヤのグリップの4つの性能項目で数種類あり(従来のリッジはナムコのゲームの名前が付いていたみたいですが、ソフトの外箱を見ると任天堂キャラの名前が付いた車も隠されているみたい)結構パラメータの違いが実感出来る挙動になっています。ただ最初に追加される車はあまり性能的に代わり映えがしないというかカラーリングだけが違う、みたいなカンジだったりしてレースで優勝しつづけないと結局は良い車(とは限らないけど (笑))が入手出来ずいつまで経ってもレースに勝てないという悪循環に陥ってます。せめて最初のノービスクラスくらいもう少し難易度を落としてくれても・・・って私がヘタ過ぎるのか。

車の挙動って話が出ましたが、とにかくドリフトかましてコーナリングっていうのと、完全に後ろ向きに近い状態なってもドリフトし続けるという恐ろしい仕様は本作でもそのまま。というかこれこそリッジ (笑)。ただ、ちょっと操作の加減によってドリフトが発生しなかったりすることがあってミスすることも多々あります。各々の操作方法によってもタイミングが変わってくるので慣れるしかないんでしょうね。私の場合フリー走行もしないでいきなりグランプリモードから遊んでるからナカナカ上手くならないんでしょうけど (笑)

PSPでも同時期にリッジレーサーが発売されていますが、それに比べると液晶の表現能力が違うので(合計の面積としては変わらないかもしれないけれど、一画面を見た場合にはヤッパリね)かなりショボく見えます。ただ従来のGBAで発売されていたレースゲームに比べれば格段に良い出来であり十分に楽しめると思います(レースゲーム自体もそうですが、タッチパネルで本当のステアリングのように操作出来るようになるまでのもどかしさとかも楽しめます (笑))

あと、やはりレースゲームといえば対戦ですが、本作はDSダウンロードプレイに対応しているので(コースと使える車種に制限はありますが)最大5人までレースをすることが出来ます。未だ日本での発売の予定が経っていないソフトであり持っている人自体少ないと思うのでこういった仕様は本当にありがたいし、プレイの敷居を低くする意味も含めて各社には今後もこういったゲーム作りをして欲しいと思ったり。

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Retro ATARI CLASSICS(ATARI)

アタリといえばアタリ・ショック・・・というの間違いではないと思うのですが、ちょいとブルーになってしまうのでスルーして (笑)、言うまでもなくゲーム黎明期から多大な影響を与える作品をたくさんリリースし続けてきた会社だと思うんですよ、個人的には。とはいえ、その最初のゲームが生まれたのが70年代末期であり「アタリ?何それ」という世代がいるのも事実。本ソフトはそんな世代に対しての歴史の教科書的存在であり、当時アタリのゲームに熱狂した人達にとってはバイブルとなりうる・・・のかな?というのも、既に他のハード (GBA版含む) で何回かリメイクされているゲーム集であり、正直「またか」的なカンジがしたのも事実だったりするので。まぁそんなこんなで実際に買って遊んでみた感想を書いてみたいと思います。

本ソフトに収録されているゲームは10本。その内容は後述するとして、外箱を見ると各々のゲームにremixバージョンが収録されているとの表示がありました。普通にこれだけ見るとゲームボーイギャラリーのようにオリジナルモードとルールとグラフィックを変更したアレンジモードが収録されている!と思うのですが、実際に説明書を良く読んでみるとさにあらず。ゲームのルールはまったく変わらず有名 (かどうかは不明) なアーティストにグラフィックを新たにデザインしてもらって作ったという単に見てくれだけのremixモードだったりします。これにはちょっとガッカリ。たしかに現代風のデザインはクールだったりしますが、中には見辛くなってたり、目が痛くなるようなモノもありました。まぁ、英語を良く読まなかった (というよりも理解してなかった) 私が悪いんですが、期待していた分かなりガッカリ感が大きかったです (苦笑)

さて、他のページでも散々書いていますがディーエスといえば二画面液晶タッチパネル。その辺を踏まえて収録されているゲームを紹介していきます。

Asteroids は日本ではそれほど人気があったとは言えないのですが海外ではかなり人気が高く未だにアレンジ版が新作で発売されていたりします。宇宙船は旋回して方向を変え、ジェット噴射で推進、止まるには180度反対方向を向いてジェット噴射しなければならず、しかもかなりキツイ慣性がついているのでナカナカ思うように動かせずフラストレーションが溜まります (苦笑)。本作では上にプレイ画面を表示、下のタッチパネルで宇宙船を操作するのですが、宇宙船の絵が描かれている周りをタップすると瞬時にその方向を向き (スライドすればも旋回する)、ずっとタップし続けるとジェットが噴射されます。このタッチパネルでの操作がかなり快適で上手く旋回の方向を調整できず、すぐに障害物にぶつかってしまっていた従来の操作法に比べると段違いに操作性が良いです (行きたい方にサクサク進める)。まぁ、従来のまどろっこしい操作性 (=上手く操作することこそが醍醐味) も含めてAsteroidsというゲームだったので、難易度がかなり低くなるタッチパネルでの操作は異端かもしれませんが、個人的にはこれはアリなんじゃないかなと思いました (スタイラスを使わず、十字キーでも操作出来るので昔からの操作方法にこだわる人はそっちを使えば良いだけですしね)。ただ、画面のタップ=ミサイル発射という仕様になっているため (Aボタンでも撃てるけど、右利きの人はスタイラス持ったままAボタンなんて無理ですよね) 予定外の隕石を撃ってしまって衝突してしまったりとか、微妙に撃つ方向がズレるという問題があるので凄く簡単になってる訳ではないんですけどね、実際には。

Breakout というよりブロック崩しといった方が通りが良いのかな。インベーダー以前のテレビゲームにおいて欠かすことの出来ない存在でした。本作では、上下2画面ぶち抜きのプレイ画面になっており、従来の家庭用ゲーム機(横長の画面)にありがちな「ブロックまでの距離が短すぎて反応できない」というようなことがありません。また、タッチパネルで直接パドルを動かす (正確にはパドルに対応したスライドバーを動かす) ので、素早い動きや微妙な調整が思うままに出来るのがポイント高いです。ゲーム自体は特に可もなく不可もなく。たまにボールがブロックをする抜けることがあるのが気になりますが (苦笑)

Centipede は森 (といってもキノコばかりですが) の中をトリッキーに進んでくるイモムシを打ち落としていくシューティングゲームです。イモムシは上手く撃たないと分裂してあちこちに移動し始めるし、クモや変なビームみたいなのとか色々な敵がひっきりなしに攻めてくる結構動きの激しい印象があります。本作はオリジナルと同じ縦長の構成にすべく二画面ぶち抜きの構成になっていますが、自機が動けるのは下の画面の下半分のエリアのみです。自機は十字キーで動かせる他、スタイラスで直接自機をタップしてスライドすることも出来ます。スタイラスだと滑らかに動くし、クモなどの突然出てくる敵も直感的な操作で避けられるので結構オススメかもしれません。

GRAVITAR は、上記の Asteroids の発展系ともいうべきゲームで、宇宙空間にブラックホールや敵の基地が配置されている他、敵の基地に近づくと画面が変わって敵の基地を破壊するモードになります。ゲームのタイトルにある通り、惑星や基地に近づくと引力によって引っ張られ、上手く操作しないと激突してミスとなってしまいます。操作に関しては Asteroids とほぼ同じですが、引力に引っ張られるという挙動がある (一定の方向に動くことが多い) ので、ゲームの難易度的には遥かに上です。というより未だにまともに攻撃成功したことがありません (苦笑)

Lunar Lander はATARIが初めて作ったベクタスキャンシステムのゲームで、滑らかに動く挙動とあわせて当時は結構話題になりました (面白いかどうかは別問題として (笑))。業務用筐体ではアナログコントローラーを使って操作するようになっていましたが、本作ではタッチパネルでその操作感覚を再現。宇宙船をクルクル廻して (いや廻しちゃイカンのだけど) ジェット噴射で速度を調節しながら平地になっている月面に着地します (狭い場所や入り組んだ場所ほど点数が高い)。ATARIのゲームは結構難易度がシビアなことが多いのですが、本ゲームもそのひとつ。とにかく制限時間があるのと、上下だけでなく左右方向の移動についても速度が上がっていると失敗になってしまうので、だだっ広い平地に着陸することすら最初はままならないでしょう。だからこそ着地出来た時の達成感も大きいのですが (気分はアームストロング (笑))

MISSILE COMMANDは、その特異なコントローラーで有名なゲームですが (これで初めてトラックボールというモノを知った人もいるのでは?)、ゲーム内容も当時の米ソ冷戦の背景の元もしかしたらこういうことが起こるのかもしれないという漠然とした怖さを感じさせるゲームでした (ゲームセンターあらしでは正にそのものの題材を漫画にしてました)。オリジナルでは、トラックボールで移動、3つのボタンで3箇所に配置されているミサイル基地からミサイル発射というシステムになっていたのですが、本作ではショットボタンは1つのみで照準の位置と残りミサイル数に合わせて自動的に3箇所のいずれかから発射されるようになっています。本作が非常にユニークな点はプレイ画面が上下に画面ぶちぬきになっていること。元々横長の画面のゲームだったので下か上の画面を使えば再現出来るのに両方を使っているのです。しかも、スタイラスを使う場合は、画面をタップすればそこが照準となり即座にミサイルが発射されます (十字キーで照準移動、Aボタンでミサイル発射というまどろっこしい操作が無い)。だからもう非常に簡単です (笑)。で、下はタッチパネルだから良いけど、上はどうやって攻撃するんだ?ということになると思うのですが、LかRを押すと上の画面に照準マークが移動します。この状態で下のタッチパネルをタップすると、上画面でそれに対応する位置にミサイルが発射されるのです (たとえばタッチパネルで[120,100]の点をタップしたとすると、上の画面の[120,100]の位置にミサイルが発射される)。正直、ミサイルが発射しやすいので下の画面だけでプレイしてしまえば事足りる場合が多いのですが、わざわざ上画面まで使うようにしてこんな操作方法を編み出した開発者のアイディアには脱帽です (笑)

Pongは商用のテレビゲームとして初めて世に出たゲームであり、現在のゲーム業界の礎となった存在であることは今更いうまでもないでしょう。当時テニスゲームとかいう名前で日本でもテレビに繋いで遊ぶハードがたくさん出回りました (いま思うときちんと許諾を受けていたのかどうか心配なものばかり (笑))。いま遊んでみると何のアクセントもなく淡々とボールを打ち合うだけの単純なゲームで、一体何が面白かったんだろう?と思うことしきりですが、私も当時は友人の家でかなり遊ばせてもらったものです (テレビゲームという物自体が珍しいというのもありましたが)。本作では、上が相手コート、下が自分のコートになっていてパドルを直接スタイラスで操作することが出来ます。この手のゲームは、やはり十字キーではなく、アナログ入力タイプのデバイスじゃないと反応しきれないのでスタイラスの操作は実に快適です。2人で遊ぶと結構楽しいかもしれませんね (ナカナカ勝負がつかなくて困るかもしれませんけど)

Sprintは見たことがない人の方が多いかな?私も実際にゲーセンで遊んだことはなく、異様な筐体の写真を見たことがあるだけなのですが (なんか車のハンドルがたくさん付いてる)、上から見下ろした2Dの固定画面のレースゲームです。ハンドルとアクセルのみでギアチェンジはおろかブレーキもありません (アクセルを緩めて自然に速度が落ちるのを待つ (笑))。簡単そうに見えますが、全体的にチマチマしてる割にコースが凝っていたり、スピードが結構出るのでアクセル踏みっぱなしだとまともにコントロール出来なかったりするという、ナカナカくせのあるゲームになっています。自分以外の車や壁とぶつかってもミスにはなりませんが、ちょっとの間コントロールが不能になってコースの壁にぶつかるのがオチです。ゲームは制限時間制で、一周するたびにコースが変わる (しかも周回が終わった瞬間に何のインターバルも無しに) ので即座に対応できる俊敏性と判断力が必要とされます。タッチパネルに描かれたハンドルで車をコントロールするのですが、スタイラスではなく、親指につけるスタイラスパッドで遊ぶと結構良いカンジ。ただ、個人的には十字キーで操作した方がスコアは良かったです (苦笑)

TEMPESTは一部でカルト的な人気を誇るベクタースキャンタイプの3Dシューティングゲームです。基本的にGBA版で収録されていたモノとほとんど変わらないのですが、妙に全体的にこぢんまりとした構成になっているのと (キャラクタなどが妙に小さい)、ステージクリア時、通常なら効果音とともに奥から画面が迫ってきて次のステージが出現するのですが、本作ではそういった演出が一切無くなっておりチョット寂しいです。操作は従来のように十字キーを使う他、スタイラスでタッチパネルを操作する方法があるのですが、SONY製品に付いているジョグダイヤルを模したようなシステム (左右にこすることで自機を移動させる) は正直使い勝手があまり良いとはいえません (大きく動かす時は良いのですが、狙いを定めるために微妙な動きをさせようとするとなかなか上手く合わせられない)。個人的には、十字キーで遊んだ方が楽でした。期待してたゲームだけにチョット残念です。

WARLORDSは、PONGBREAK OUTのシステムを併せ込んだ対戦ゲーム。対戦ゲームといっても、1人でも遊べる (CPUが相手してくれる) のでご心配なく。画面の4隅それぞれが各プレーヤーの陣地となっており、旗の周りにブロックが敷き詰められています。その周りにレールが敷かれており、プレーヤーはこのレールの上を移動し、画面内を飛び回っている火の玉を打ち返し、相手のブロックを崩し、相手の旗に火の玉を当ててやっつけます。このゲームの面白いところは、最後まで残った1人が勝者にはならないこと。というのも、火の玉を打ち返した後、他のプレイヤーが火の玉に触るまでは得点の権利は打ったプレイヤーにあり、その間に崩したブロックの点数が全て加算されていきます。また、旗は同じ得点なので、BさんがCさんとDさんの旗を取った後に、AさんがBさんの旗を取った場合など、最後まで生き残ったAさんよりも、Bさんの方が得点を多く取っている場合があるのです。このゲーム、CPUが意外に賢いというか狙ったような動きをしてくるので1人で遊んでも楽しいですが、やはり4人でワイワイ遊ぶのが楽しそうです。人数が揃ったらぜひチャレンジして見たいものです。そうそう、スタイラスによる操作はBREAK OUTの様にスライドバーを動かす形式なのですが、動きが横一直線ではなく90度曲がっているので、それにあわせた動かし方が出来るようになってれば良かったのになぁと思いました (直感的にどうしても曲がり角で下にスタイラスを動かしたりするので (苦笑))

RETRO CLASSICSと銘打つだけあって懐かしいゲームばかりです。個人的にはBATTLE ZONEを入れて欲しかったところですが、まぁそれは次回作に期待しましょう。まだまだATARIには名作が揃ってますからね (STAR WARSマーブルマッドネスハードドライビングガントレットペーパーボーイクラックス、etc)。

最後に、ちょっと気になった点をひとつ。ちょっとインタフェースがこなれてないなぁという印象が強いです。ゲーム自体は十字キーでもスタイラスでもコントロール出来るようになっているのに、ゲームが始まるまで (スタート画面やゲームセレクト画面) はタッチパネルの方しかコントロールがサポートされていません。最初からスタイラスで操作するつもりの人は問題無いかもしれませんが、十字キー使ってる人とかはボタンでゲームを選んだりメニューを先に進めたり出来た方が良いと思います (いちいち持ち替えるの面倒ですしね)。まぁ、これはこのソフトに限ったことではなく、まだタッチパネル操作のスタンダードが決まっていないことに起因すると思うのですが (タッチパネルにしてもシングルタップで決定するソフトもあれば、ダブルタップしないとダメなソフトもあったりで統一が取れてない)、もうちょっと柔軟な対応をしてくれても良いんじゃないかなと思いました。

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TONY HAWK'S AMERICAN SK8LAND(ACTIVISION)

Tony Hawks PRO SKATER2(GBA)で遊んで以来、密かにファンだったりするんですが、日本ではX-GAMES系のゲーム (BMX、ボード、サーフィンなど)って全くといって良いほど人気が無く、海外のソフトばかりというのが残念なところです。いや、残念というか困るといった方が良いんですが、とにかく全てが英語なんですよね (当たり前ですけど (苦笑))。マニュアルもそうだし、webの情報とかもそうだし、ゲーム中に出てくるメッセージなんかもそう。基本はアクションゲームなので別に言葉が分からなくても良いじゃんって思われるかもしれませんが (まぁ、その意見はほぼ当たってるんですけど)、ゲーム中にクリアするミッションなんかは単純なものもあればチョットひねったものあったりして、そのニュアンスを読み損ねて自分ではきちんとトリック決めてるつもりなのに実は条件が一つ足りなかったとかいうことがあったりします。また、本作ではデモのシーンではセリフが音声のみで全く文字が表示されないので一体どういう展開になっているのか分からないというのもあります。まぁ、海外版なので当たり前の仕様なんですけど、これが日本でもローカライズされて発売されれば、もっと楽に遊べる (遊ぶ人も増える) んじゃないかなぁ、と思ったり。

ま、愚痴はこのくらいにして少しゲームの紹介を。本作では、従来GBAでリリースされていたシリーズとは異なり、他のプラットホームで発売されているシリーズと同様、後ろからの視点によるシステムになっています。主に上の画面がプレイ画面、下の画面がマップ画面となります (他のキャラとの会話シーンや、メニュー画面など、若干レイアウトの変更アリ)。表示されるキャラは今までに比べて格段に大きく、場合によっては画面に大写しになることもあるのですが、チョット粗いトゥーンシェードで表情が分かりにくかったりします。まぁ、この辺は好みの話なので特に問題は無いでしょう。それよりも、他のハードと遜色の無い滑らかな動きの方に釘付けというか、よくぞ携帯機でここまでという動きに結構驚きました。本シリーズ特有の動きの早さ (実際のボードではありえない切り返しの反応とか) と相俟って、小さい画面ながらかなりの疾走感を味わうことが出来ます。

操作にはボタンを目いっぱい使うのですが、基本操作はA,B,X,Yの四つだけで、十字キーとの組み合わせで様々なトリックが出せるようになっています。十字キーは、斜め4方向にもトリックが割り当てられているし、左右に入れてからAボタンのような組み合わせもあり、正直その全てを覚えるのは困難ですが (しかもディーエスの十字キーは斜め方向が入れにくいときてるし)、逆に適当にガチャガチャボタンを押すだけで色んなトリックが決められるという間口の広さも持ち合わせています。私自身、すべてのトリックを覚えている訳ではなく適当に動かす (大抵移動方向とかに左右される場合が多いのですが) ことで見たことの無いトリックが出てきた時は嬉しくなっちゃいます。

さて、プラットフォームがディーエスということで気になるのはタッチパネルの部分だと思うのですが、先に述べたようにゲーム中は主にマップ画面として使われています。動きが早く視点が切り替わるのでマップが常に表示されていると自分がどっちに向かって移動しているのかが分かって非常にプレイしやすいですね。ま、それはおいといて、実はタッチパネルを使ったシステムも一応あります。通常のトリックをミス無しで決めていくと画面左上のメーターのゲージが増えていきます。このメーターが満タンになって点滅を始めると、スペシャルトリックというのが使えるようになります。これは通常のトリックよりも難易度の高いトリックで、スコアも高くなります。スペシャルトリックをどのように出すかというと、メーターが満タンになるとタッチパネルの右にボタンが表示され (最大3個)、これを押すだけで出すことが出来ます。複雑なコマンドを入力しなくても出せるのは良いのですが、なんとなく付け足しでタッチパネルを使っている感が強く、また基本は十字キーとボタンによる操作なので、タッチパネルも指で押すことになり画面が指の脂で汚れちゃうのが・・・(苦笑)

メインとなるゲームモードは、ストーリーモードとクラシックモードの2つ。どちらも提示された条件 (制限時間内に3万点以上取れ、とかステージ中に散らばっているアイテムを集めろ等々) をクリアしていくのが目的なのですが、クラシックモードがゲームスタート時に全ての条件を提示していきなりゲームが始まるのに対し、ストーリーモードではステージ中に立っているキャラクタに話しかけない限りは条件の提示が無く、行き止まりになっている所以外なら自分がゲームを終了しない限りいつまでも滑り続けることが出来ます。また、どの条件からクリアしていっても構わないので、挑戦して無理そうだったら他のキャラに話しかけて別の条件を見たり、とにかくクリア出来るようになるまでキャラクタに話しかけずに自主トレーニングに励んだり、といったことが出来るようになっています。ぶっちゃけ、私の場合は条件をクリアするよりもとにかくステージの中を動き回っている方が多かったりします (条件が難しいという話もありますけど (苦笑))。とにかく動かすだけで楽しくなる、また少し慣れた頃に自分が考えたトリックを組み合わせて出せるようになる、といった自分がキャラを動かし、なおかつ自分の腕が上がっていることを実感することが出来るというところがこのゲームの魅力だと思います (こういったアクションゲームは他にはナカナカ見当たらない)

あと、このゲームの箱庭的な感覚も非常に好き。ステージはゲートによって繋がっていて、条件をクリアしていくことでゲートが開き自由に行き来することが出来るのですが、基本的にステージに登場するキャラが提示する条件はそのステージ内だけでクリア出来る内容になっているので、行ったり来たりする必要が無い。単に平面のステージならともかく、建物の中にまで入れるような立体的なステージで無限の広がりを感じさせると (ゲームとして) 非常に苦痛に感じることが多い訳で、本ゲームのように「制限はあるんだけど、やれることは多い」といった構成のステージの方が非常に遊びやすいといえます。ここら辺はやはり今までの実績というか、遊びどころを心得ているカンジがしますね。

その他、細かい点を挙げると自分でスケートボードのデザインをすることが出来たり (もちろんスタイラスで描くことが出来る)、Wi-Fi通信を通じてマルチプレイを楽しむことが出来るようになっている点も見逃せません。といっても、ゲームのユーザー自体が日本では少ないこともあって実際にどんなルールなのかとかは全く分かってないんですけどね (苦笑)

今のところ普通のお店では売ってないので、海外ソフトを扱っている店に行くか通販で入手するしか無いのが残念なくらいアクションゲームとして非常に良く出来たソフトです。もし、機会があったら遊んでみてもらいたいソフトの一つですね(゚∀゚)

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4GAME FUN PACK〜MONOPOLY/BOGGLE/YAHTZEE/BATTLESHIP(ATARI)

海外ではかなりポピュラーな4つのボードゲームを1本にまとめた非常にコストパフォーマンスの高いソフト・・・だと思うんだけど、日本での認知度を考えると微妙な組み合わせだったりしますね (苦笑)。実際問題、MONOPOLYは別格としても他のゲームで遊んだことのある人がどれだけいるのか疑問だったりします (まぁ、だから日本では発売されてないのかもしれないけれども)

まずMONOPOLYですが、世界選手権まで開催されるほど超有名なボードゲームですから知らない人は居ないでしょう (遊んだことは無くても名前は聞いたことがあるはず)。今までにもGBAなどで発売されているのですが、実は私は遊んだことが無いのでルールを全く知りません。という訳で、このゲームに関しては評価不能。まぁ、適当に動かしてみて動きは遅くないとかいうのは言えるんですけどね。CPUが強いかどうかってのは分からないです。あ、あと自分のコマを動かした時にクルマならエンジンの、馬車なら蹄の音がします。そういう細かい演出が必要かどうかはともかく、とりあえずは面白いなぁ、と (まぁ、そのうち飽きて鬱陶しくなるんでしょうけど (苦笑))。そうそう、STARTボタンでゲームを中断した時に、ポリゴンのモノポリーおじさんが何の脈略も無く踊ります (なんかシュールだ (笑))

BOGGLEは日本ではあまり馴染みが無いと思いますが、ボード上にランダムに置かれたアルファベットのダイスを繋げて英単語を作るゲームです (英単語を作るゲームだから日本であまり遊ばれていないのは必然か)。ダイスは4×4に配置され、縦・横・斜めに隣接したダイスをスタイラスでタップして繋げていき、3文字以上の単語が出来たら文字数に準じたスコアが入ります。
中学で習ったような簡単な単語でもランダムに文字が配置されていることで見つけることが出来なかったり、逆に適当にタップして繋げていったら偶然知らない単語が出来たり、といったことがあり、地味ながらも何回も遊んでしまうゲームだったりします。
実際、私が本ソフトを買ったのもこのゲームが遊べるからだったりするのですが、その完成度の低さに唖然としてしまいました。というのも、とにかく操作性が最悪。自分がタップした位置とはズレた所を認識したり、一回タップしただけなのにダブルタップになったり、さらにメニュー選択画面でも、変に凝ったデザインにしてるから意図しないメニューを選んでしまったりと、とにかくゲームを楽しむ以前の問題が山積していて、ストレスが溜まるばかり。正直、ちゃんとデバッグなりテストプレイなりしたのか?と小一時間どころか死ぬまで問い詰めたい気分です。
通常のルール(3分間でどれだけ単語を見つけられるか)以外に、制限時間を変更して遊べたり、リストに表示されている単語を消していくモード、制限時間無しで思いつくままに単語を見つけていくモード、などもありゲームとしては長く楽しめそうなだけに、操作性の悪さが非常に残念です。他のゲームでは操作性はそんなに酷くないのに、何でこのゲームだけが・・・とにかく最悪です。

YAHTZEEは5個のサイコロを使って役を作っていくポーカーのようなゲームです。私が初めて遊んだのはMacintosh版でしたが、シンプルなルールながら奥の深い戦略性を必要とする内容に時間を忘れて熱中した覚えがあります。本ソフトでは、通常のグラフィック以外に、ホラー調やSF調などのグラフィックが選べて、それぞれに凝った動きがあるのですが、正直見難いです (苦笑)。確かに動き自体は悪くないし、操作性も問題無いんですが、何処をタップすれば良いのか分かりづらく、サイコロをセレクトする前に振り直ししたりしてせっかくのチャンスが水の泡、ということが数回ありました (なので、現在は通常のグラフィックでしか遊んでません)
個人的にはそういったグラフィックにこだわるよりも、もっと基本的なところをしっかりして欲しかったというのが本音。せっかく二画面あるのにスコア表 (役が書かれたマスに点数が表示される) が何故スクロール表示なのか、と。上の画面を目一杯使えば一覧表を表示することは出来るはず。自分がどの役を既に作ったかを把握することはこのゲームでは非常に重要なことなので、いちいちスクロールしないといけないとなると非常に面倒なのです。
また、役を選ぶ時にタップするボタンも何故にスクロールさせるのか、と。これも下の画面の横や上を上手く使えばきちんと配置出来たはず。いや、スクロールもスタイラスで出来るならともかく、選ぶのはスタイラス、スクロールはボタンという操作系はどうなのかな、と。まぁ、慣れの問題といえばそれまでで致命的な問題ではないのですが、もうちょっと工夫してくれると遊びやすさが一層向上したのになぁ、とチョット残念に思います。

BATTLESHIPは日本では海戦ゲームとか魚雷戦ゲームといった名前で遊ばれているモノ (ゲームボーイでもNAVY BLUEというソフトが出ていました)で、フィールドに戦艦や潜水艦などを配置して、プレイヤーが交互に相手のフィールドに魚雷を落とし先に全艦隊を撃沈した方が勝ちというゲームです。シンプルなルールはそのままであり特筆するようなことはありません。船を並べたらあとは淡々と魚雷を落としていくだけです。CPU相手だとどうしてもイカサマされてるような気がして面白くないので、ヤッパリ対人対戦で盛り上がるというのが正しい楽しみ方って気がします。
一人で遊ぶ時の気を紛らわせるために、通常の艦隊の他にSFチックな船、海賊船、レゴブロックのような船、などグラフィックを変更することが出来ます。このグラフィックは、上の画面に表示され、攻撃を受けたりするとエフェクトが入ります (下の画面は魚雷を落とす場所を指定するマス目になっている)。やってることは同じでも違うグラフィックだと結構雰囲気が変わってくるのが面白いですね。

基本的にクセがあるゲームというか、日本人好みではないゲームという感はあります。ボードゲーム集というと日本でもだれでもアソビ大全が発売されていますが、あくまでも通信を通しての対人対戦をターゲットにしているのに対して、本ソフトはどちらかというと人数が集まらないのでCPUに相手をしてもらおうというスタンスが感じられます (あくまで主観ですけど)。まぁどっちにしても他にソフトを持ってる人も居ないだろうし、ルールを知らない人が多いだろうからダウンロードプレイも出来ないだろうし、このまま一人遊び用のソフトとして終わってしまいそうな気がします (苦笑)

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BRAIN AGE(Nintendo)

元々書籍やビデオなどで下地があったとはいえ本格的に「脳力」というのが普及したのは間違いなく「脳を鍛える大人のDSトレーニング」の発売によるところが大きいでしょう。DSの売り上げも飛躍的に伸び未だに品薄状態が続いているのはこのソフト(だけではないけど、主にこういった脳力系ソフト) が普通のゲームをしない人達に受け入れられたからとも言われています。ただまぁこれはあくまでも日本のお話。いかにもコツコツやる日本人向きのトレーニングソフトがはたして海外でウケるのか?正直かなり心配な要素の方が大きいんですが、真打登場とばかりに遂にアメリカでも本ソフトが発売になりました (゚∀゚)

海外版ということで当然すべて英語にローカライズされています。グラフィックに関してもお絵描きの回答例の一部 (消火器とか消防車とか外国特有のデザインのモノ) に変更はあります。といってもそれほど大きな違いがある訳でもなく、ポリゴンの川島教授含めてほとんど変更は無いと言って良いでしょう。評価の時の乗り物に関してはグラフィックは変わりませんがメッセージが変わります (ロケットならAmazing!!といったカンジ)。数字などのフォントも変わらないし、サウンド (BGM、SEとも) も変更が無いのでメッセージの表示以外では違いは分からない・・・ということはさすがに無いですね (当たり前)

特に大きく変わってるのは脳年齢チェックだと色判断が「red,blue,yellow,black」になっていること (表示もそうだし、入力も当然英語でおこなう。ゥレッド、とか (笑))、記憶力測定が4文字の英単語になっていること (ちなみに、文字認識はえいご漬けよりもシビアでiはちゃんと点を打たないとlになってしまう) のがインパクト大きいかな。色判断はやっぱりチョット難しく感じるけど、記憶力の方は日本語よりも逆に覚えやすいような気がします。

トレーニングの方で一番インパクトが大きいのは、文章の音読と、文章の文字数を数えるヤツかな。両方とも英文で問題が表示されるのは当然なんですが、後者はただ英単語に使われているアルファベットの数を数えるのではなく、音節 (辞書で−や・で区切られてる) の数を数えるというモノで、ぶっちゃけネイティブな人じゃないと分からないと思います。少なくとも私は一問も正解出来ませんでした (苦笑)

とはいえ、まぁ別にそんなところが変わっていようがいまいが全く無問題。というのも本ソフトを買ったのは数独が遊べるから、その点に尽きるからです (ぉぃ)。海外で (最近は日本でも) 数独がブームというニュースを聞いたことがある人もいると思いますが、その影響からかこの海外版脳トレには数独が収録されることになったようです。この数独ですが、ハドソンのと比べるとかなり感触が違います。

まず画面構成ですが、ゲームをスタートした状態ではタッチパネル画面に問題、通常の画面には「数独」という漢字がでっかく表示されています (意味無ぇ (笑))。で、タッチパネルをタップするとタップしたマスが拡大表示され数字が入力出来るようになります (代わりに通常画面の方に問題全体が表示されるようになります)。数字の入力は手書き入力のみで、マス目いっぱいに書くと通常入力、小さく書くと仮置き入力となります (仮置きは1マスに9個まで出来る)。いちいち数字を書くのはまどろっこしいと思ってたのですが、数字の認識率はかなり早くて正確なので特にストレスを感じることはなく (たまに認識が早すぎて別の数字になるけど (苦笑))、逆に雑誌や新聞などの紙面上で解くのと同じ感覚で遊べるので悪くないなという気もします (ハドソンのは、マスを選んだ後に別のスペースに数字を書くのでチョット不自然な感じがある)。拡大したマス目がテンキーになっていてボタンを押すとそれが確定となっていたらもっと楽だったかもしれませんが、この場合は仮置きを別の手段で実現しなくてはならないのでもっと煩雑になってしまうのかもしれませんね。

ちなみに数字を入力した後は左下の「ZOOM OUT」というボタンをタップすると通常の表示に戻り数字が確定されます。この時、自動チェック機能をオンにしているとその数字が正しいかどうか判断し、間違っていた場合はペナルティとなります (ペナルティ5回でゲームオーバー)。オフにしていた場合、すべてのマスを埋めた時点で自動的にチェックが入り正解ならばクリアとなりますが、間違っていた場合には何も起こりません。何も起こらない=どこかが間違っているということなんですけど、なんらかのメッセージが出てくれると分かりやすいんですけどね。というか最初にこの状態になった時にはフリーズしちゃったのかな?とか思っちゃいましたよ (苦笑)

タッチパネルの画面で拡大表示をするとマス目の周囲に矢印が表示され、これをタップすると矢印の方向のマス目にフォーカスが移ります。この時、もう一つの画面上ではカーソルが表示され現在どのマスを指しているのか確認することが出来ます。隣接するマスなどに連続で入力していく時、いちいち拡大縮小を繰り返していると面倒なのでこれはかなりやりやすいと思います。ただ、問題の上下左右が繋がってないので、端から端まで動かす場合は拡大縮小した方が手っ取り早い (拡大縮小しないと面倒) というカンジになっていて中途半端な印象はありますね。あと、本体の持ち方が縦位置なので実用性は低いかもしれませんが、十字キーでカーソルが動かせるようになってると良かったかなとも思ったり。

問題はレベル毎に分かれていて (最初はBasic,intermediateのみ選択可。問題をクリアしていくともう一つ上のレベルが選択出来るようになると思われる・・・って、まだ確認出来てない (苦笑))、各レベルには問題の他に例題 (というか数独の法則?みたいな) も数問用意されています。ユーザー名の表示の横に解答率が表示されるので、どの程度まで進んでいるのか一目瞭然なのが良いですね。というかこういう形で明示されちゃうとどうしても最後までクリアしないといけないという使命感にかられてしまいます (苦笑)

最初に書いた通り基本的には脳を鍛える大人のDSトレーニングなので、数独に興味がなければあえて本ソフトを買う必要は無いでしょう。ただ、メッセージとか英語の勉強になると思うので、もしまだ日本語版を持ってないなら購入するのもアリかな?個人的には、買って良かったと思いますが、アメリカでは任天堂がコレとは別個に数独ソフトを出すらしいので、もし数独に興味を持っているだけの人はそちらを確認してから買った方が良いかもしれませんね (そんな人はほとんど居ないと思うけど)

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