- 15 Models Released -
ぶっちゃけて言えば、ワイドスクリーンの液晶画面を2枚使ってゲーム空間に広がりを持たせたモノ (ぶっちゃけすぎ (笑))。何でも、任天堂の社長の『G&Wを2つ一遍に遊べるように出来ないか?』というツルの一声(というか単なる気紛れ (笑)?)によって開発が決定したんだそうです。
当時のCMの『シガレットケース?ノー、マルチスクリーン!!』というフレーズを覚えている方もいると思いますが、女性が使うコンパクトのような形状で、上下に開くタイプと左右に開くタイプがありました。
また、後に ファミコンで採用され、事実上家庭用ゲーム機の標準入力デバイスとなった十字キーが採用されたのもこのシリーズが初めてでした。
タイトルリストを見てもらっても分かると思いますが、かなりの数の機種が発売されています。しかし、ドンキーコング以外のタイトルを知ってる人は少ないのではないでしょうか?
また、当時の任天堂の看板ゲームドンキーコングの移植によりシリーズとしての世間の認知度は高いのですが、最大の特徴である2画面というのを生かしたゲームが少なかったこと、前年暮れからのゲーム業界全体の不振により売れ行きはあまり芳しくなかったようです。
なお、一部のワイドスクリーンシリーズと時期がダブりますが、ミスクリア制以外に、チャンスタイム制というフィーチャーが (シリーズ全体を通して) 取り入れられたのは、このシリーズからだったと記憶しています。
本シリーズは、オイルパニック、ドンキーコング、ミッキー&ドナルド、グリーンハウス、ドンキーコングII、マリオブラザーズ、ピンボール、ブラックジャックの8機種が国内で発売され、レインシャワー、ライフボート、スキッシュ、ボムスイーパー、セイフバスター、ゴールドクリフ、ゼルダの7機種が海外版として発売されました。