ランニングコスト  電気パネル式床暖房  ガス温水床暖房  ガス、灯油温水床下暖房
 1日8時間稼働
居間6帖、食堂6帖
 12,000円  8,280円  
 LDK18帖+便所、洗面所、
廊下、玄関ホール
     8,000円
 イニシャルコスト
 (取り付け工事費別途)
     
居間6帖、食堂6帖  約460,000円  約680,000円  
 LDK18帖+便所、洗面所、
廊下、玄関ホール
   
熱源器込み
 約250,000円

窓部分から一番熱が逃げますのでサッシは断熱サッシに取り替えます。

既存地盤の上防湿シートを敷設し、その上にコンクリート厚100mm打ち(モチアミ鉄筋を入れる)

基礎立ち上がり部分は土台上部までスタイロフォーム厚50mmを貼り付けます
基礎外周部より600mmまでは底版部分にもスタイロフォーム厚50mmを貼り付けます

ファンコンベクタ

壁内部に吹き込みグラスウールで断熱しても良いのですが、筋交いが有る場合は十分な施工が困難ですので、部屋は狭くなりますが内側を断熱したほうが確実な施工が出来ます。

内側より
石膏ボード12.5mm
スタイロフォーム 厚45
気密シート

既存内壁

吹き込みグラスウール 厚150mm

既存改修

メールで問い合わせがありましたので参考までに改修方法を掲載します。
20年以上前の住宅でリビングルーム等床下に設備配管がされていない場合は施工可能です
(防蟻剤の有効成分がなくなっていなければ危険だからです)

この部分が0.15以下
この部分が0.15以下

【計算例】

参考計算書
夏と冬   構造と仕様  換気
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2,暖めたからといって汚れた空気を循環させない

1,床下暖房給排気システム

お湯を作る場合
天然ガスの熱効率:エコジョーズで95%(カタログ値)
灯油の熱効率  :エコフィールは95%(カタログ値)
             (暖房専用機の熱効率は83%)
太陽熱温水器は太陽光の50%を温水に変換できるそうなので、燃焼器具とのハイブリッド方式がこれからの主流になっていくのではないでしょうか

スカイピア(ノーリツ):太陽熱+エコジョーズと言うのがあり、注目しています。ガス温水暖房付き風呂給湯器とのイニシャルコストの差額が定価で39万円なので実質は25万円程度でしょう。だとすればメーカーが試算した節約費が3.9万円/年なので6年半で元が取れます。

東京都は補助金を出していますので4uの集熱版を設置の場合、13.2万円の補助が出るようなので差額はさらに縮まり3年で元が取れます。
他の市町村でも補助金が増えていくことを期待しています。


深夜電力は原子力発電の夜間発電分を安く販売しているので、原子力発電所を無くす努力をする意味から言ってなるべく利用は避けたいと思っています。


オール電化がこれからの主流になるのでしょう・・が・・
照明、暖冷房、家電、給湯、調理、この中で一番電力を使っているのが給湯です

燃料の持つエネルギーを100とすると、火力発電所が送り出す電気エネルギーは
100×0.4=40
 (大型火力発電所の熱効率は現在50%近くまであるようですが)
となり、家庭で「使うことが出来る」「使っている」電力は
40×(1−0.05)=38 
 (0.05は送電ロスです)
となり、本来の燃料の持つエネルギーの38%ということになり62%ものエネルギーは煙とお湯になって廃棄されています

自宅で発電しない限り燃料の持つエネルギーを一番ロスしているのが電気なのです。発電時に蒸気を作り電気を作って、その電気でまたお湯を作る・・効率が悪すぎます。


5,エネルギーの有効利用

ヒートショックなし
1階の床下をすべて暖める全館暖房ですので、真冬でもトイレや浴室の温度差もなくヒートショックも起こりません。
室内温度もバリアフリーな住宅なのです。

暖めた空気を循環させないのは無駄かもしれませんが、暖気は壁面や天井面に吸収されますので、排気しても100%無駄にしているわけではありません。それよりも人の吐いた息、ウィルス、カビ、埃、臭いなどの汚染物質を再吸引しないことが良いと思っています。そのための無駄は無駄ではありません。
屋根集熱器を付けた他の床下暖房システムは暖まった室内空気は汚染物質を排気することなく再循環させています。(24時間換気を付けていますので全ての汚染物質を再循環させているわけではありませんけれど)

屋根断熱材
屋根下通気層
1階大引
2階床根太

ホールダウン金物が多く必要と言うことは、地震や風圧でその部分に引き抜き力が大きく働く箇所が多いと言うことです。設計時に偏心率が小さくなるよう耐力壁を配置すれば木造の利点である柔軟性に富み強い家が出来ます。


合板の接着剤は必ず劣化しますから外部面の耐力壁は構造用合板を使わず、筋交いのみです。内部の耐力壁も極力筋交いのみにするようにしています。


2階の根太は写真のように90×90の木材を455mmピッチで入れ、床下地材は24mmの針葉樹合板、仕上げは15mmの天然木を張ります。
ねじれることがなく、地震力や風圧力に対して有効です。


屋根の垂木は38×235(ツーバイテン)を455mm間隔で入れています。
(1350mmごとに転び止めを入れています)
この垂木の間に空気層と高性能グラスウール90mm+100mmを入れ、内側を気密シートでふさいでから石膏ボードを張ります。




天井裏で断熱しないと言うことは、吹き抜けや小屋裏まで自由に使えると言うこと。

床下暖房ですからエアコンやファンヒーターのように頭上から暖まってくるわけではないので非常に快適なんです。


4,既存住宅の部屋個別床下暖房

山田設計 コンセプト システム 工 程 費 用 プロフィール リンク

暖気風洞
(新鮮空気を直接2階へ)

ファンコンベクタ
冬は暖房、夏は夜間の冷気を取り入れ。
ファンのみで床下空気攪拌。

小屋裏換気扇
  大風量型は1時間で3回換気能力
  パイプファンは24時間換気

床下暖房で
基礎の底版と地盤に蓄熱します

床吹き出し口

ここが普通の床暖房との違い
新鮮空気を暖めてから給気

床下暖房
3
2
1
システム3点
    必要なのは、この3点
  1. ファンコンベクタ
  2. 低騒音型有圧換気扇
  3. 風量型パイプファン

ファンコンベクタ関連
13万円
暖房風呂給湯器差額
9.5万円
取付部材関連
2.5万円

吹き抜け写真

3,構造体はバランスよく美しく

伏せ図を描いて綺麗で無い場合はどこか間違っていることが多く、「理にかなったものは美しい」のです。

偏心率0.15以下でホールダウン金物は少なく、バランスの良い建物を作るようにしています
(重心と剛心のずれの距離を弾力半径で割った数値)