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がんを明るく生きる-前立腺癌の末期から生還した伊藤勇のサイトのホーム

末期癌より生還した伊藤勇から患者さんに贈る励ましの詩

患者さんに贈る励ましの詩5『なんでだろう』

余命3ヶ月と告知されてから6年半、私の身体のあちこちに支店を作る「ガンちゃん」とともに、オマケの人生を思いきり生きてきました。旅立ちも間もなくか、と覚悟していた入院先でドクターから聞かされた「がんが消えているよ」の“宣告”。

そのときの心境を詩にしました。ちょうどテレビから聞こえてきた流行歌の「なんでだろう」のフレーズが耳に残り、これが自分の気持ちを表すのにピッタリだと使いました。この詩に、私の気持ちが集約されています。

なんでだろう

がんが消えている
がんがない がんが消えている なんでだろ
手術せず 治療もせずに なんでだろ
ドクターも 奇跡がおきた なんでだろ
夢かいな ほほをつねって なんでだろ
告知より 6年半で なんでだろ
なんでだろ なんでだろ それはなんでだろう

(2003.3.1作)

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