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がんを明るく生きる-前立腺癌の末期から生還した伊藤勇のサイトのホーム

末期癌より生還した伊藤勇から患者さんに贈る励ましの詩

患者さんに贈る励ましの詩4『心臓止めちゃった』

余命告知から6年半後にがんから生還したのもつかの間、その1年後には心臓弁を取り替えるという大手術を受けました。末期がんの宣告を受けた同じころに心臓弁膜症の診断も下されておりましたが、ついに手術をしないとあと1、2ヶ月の命、という二度目の宣告です。

最期になるかもしれないとの思いもありました。しかし先生方のお力のおかげで再び命を頂きました。生死の境を乗り越えて生還した感激を詩にしてみました。

心臓止めちゃった

心臓に穴があき一時間も完全に
心臓止めちゃった
牛ちゃん!心のう弁ありがとう
難しい生体弁置換手術成功だ
先生に、感謝感激本当にありがとう

天国より帰って来た
意識朦朧しかし本当に生きているんだ
頬っぺたを止めどなくショッパイものが
呼吸器の淵をとおり口元を濡らし始めた
コツコツとしかも力強く
鼓動が脈打ち始めたのだ

厳しいコントロール(生体拒絶反応の抑制)が始まった
「心臓障害一級」になったけど
牛ちゃん!何時までも共存してね
リフォームした新しい生命が誕生したのだ
ガンちゃんは今日もおとなしい
PSAも1.5のままだ
これからも、私は病と共存しながら
しかし明るく有難う!と感謝する一日を
思いっきり生き抜くだろう

(2003.10.24作)

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