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がんを明るく生きる-前立腺癌の末期から生還した伊藤勇のサイトのホーム

末期癌より生還した伊藤勇への相談の手紙とその返信

その13
くよくよ考えてしまいます。前向きな生き方に教わることがありました。

Bさんより
私は、5年前より、PDと言うメンタル面での病を抱えている者です。
「論より証拠のガン克服術」(草思社刊)の本を読ませていただきました。私の周りでも、親しい人たちが、ガンに侵され亡くなっています。この本を読ませていただき、如何に日常生活の心の豊かさが大切なのかを教えて頂きました。

メンタル面での病も、同じような事が言えると思います。こだわるなと言っても、私の感情は抑える事が出来なく、くよくよ考えてしまいます。でも、この本に書かれている方々の、前向きな生き方に教わる事が多々あった事をお知らせしたくて、こちらを見つけた次第です。ありがとうございます。

その13
伊藤勇 より

Bさんへ
PDというメンタル面でのご病気との事、心よりお見舞い申上げます。
「論より証拠のガン克服術」読んで頂き、ありがとうございます。
さて、私は、ガンは奇跡的に自然退縮しておりますが、心臓手術から膠原病(リュウマチ性)を併発して、只今は全身硬直や肺梗塞が起り入院して居ります。しかし、これも自分が作った病気であると其のまま素直に受け入れました。

治癒は無理な難病ですので、”良くて現状維持 ”と発想を転換し痛みも熱も受け入れております。

今日一日は、クヨクヨしても、怒っても一日。それなら、病いを忘れて明るく笑顔であらゆる人に接した方が楽しい一日となります。私は、入院中も多くの患者や家族からの相談には、メールなどで力づけると共に、折に触れては、悩める人に少しでもお役に立てる事が出来ればとカウンセリングもさせて頂いております。

ご覧になった本にもありますように、皆さんとても前向きですね。 この本が、あなたに少しでも感動を与える事が出来た事は、私もとても嬉しく思っております。そして、あなたには、大事な一日一日を明るい笑顔で生き抜いて欲しいと切に願っております。

病気を悩まず、先ず素直に受容し私のように病気と共存もお考え下さい。病気は人が治すものではありませんので、自分で治してみせる!という強い決意で前向きに闘病する一歩が出せれば奇跡となって、新しい道が開けると固く信じて下さい。

自分を信じ、絶対に、絶対に治して見せましょうね。

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