草野球でいつも苦労することは人集めである。前に「数は戦力なり」と述べた。下手でも人数がそろってこそ試合が出来る。練習が出来る。しかし、現実的には登録選手こそ20名もいるのに、試合の時に集まるのは7〜8名。主将やマネジャーが懸命に声を掛けてようやく9名を揃えて試合を行なう。これの繰り返しで1年が終わる。これは恥ずかしながら我がチームの抱えている問題であるが、他のチームでも9名ギリギリで試合に臨むチームが多い実態をみると、事情は似たりよったりと思う。
家族持ちの場合、たまの休みくらい家庭サービスをしないと、TVのチャンネル権はおろか、オヤジとしての存在価値そのものが忘れられてしまう。独身の場合、合コンやデートと重なっていれば、そちらを優先せざるをえない。その他、仕事で出勤・出張、冠婚葬祭などなど各人それぞれ事情があるのは致し方ないことである。が、しかし、20名も登録していて半数以上がそろって参加できないということは盆暮ゴールデンウィークなど特殊な時期を除いては考えにくい。
そこで、出来るだけ日程を早めに設定することを勧める。可能であれば、一ヵ月前には試合の日程を決める。そうすれば、家族持ちも独身者も、日程調整の可能性が広がる。20名登録されていれば10名くらい確保することは不可能ではない。突然入った仕事や葬式以外は日程調整できる。
ただ、連盟戦等の大会は雨などで試合が流れるために、直前でしか日程が決まらない場合が多い。大会があることは分かっていることだから、日程を空けておくべきだ、それが出来ないなら不戦敗も仕方ない、そんなことにいちいち配慮していたら大会など実行できないという理屈も十分に理解できる。が、各チームとも参加費を払っているわけだし、参加チームあっての大会だ。連盟の方も予備グランドをいくつか確保しておくなど、出来るだけ早めに日程を参加チームに連絡することを検討してほしい。同時に、各チームともメンバー確保のためにそれぞれの工夫をするべきだ。 これ、ゆめゆめわすれることなかれ。 |
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