善鸞01

2022年01月

12月に戻る 2月に進む 3月に進む 4月に進む 5月に進む 6月に進む
7月に進む 月末
01/01/土
2022年の正月。例年どおりに浜松の仕事場で、次男と2人の孫とともに迎えている。今年はとても寒い年末年始だった。築40年の木造家屋なので寒風が吹き込んでくる。エアコンと石油ヒーターをフル稼働させている。建物が丘の上にあって、灯油を駐車場から丘の上に運ぶ作業がきつい。それでも充分に確保しているので、乗り切ることができるだろう。昨日の大晦日に『天海』の作業が完了した。すでに『少年空海』も担当編集者に送ってある。手直しは必要だろうが、昨年は『尼将軍』を書き、『遠き春の日々』をまとめて出版することができた。さらに2冊ぶんの原稿を完了させているので、よく働いたといっていいだろう。手書きの日記帳の記載を見ると、『少年空海』の草稿が完成した時点で1798枚書いたことになっている。『少年空海』は350枚、『天海』は750枚なので、併せても1100枚にしかならない。この枚数には去年の夏から書き始めた『尼将軍』も含まれている。『尼将軍』は600枚。これで1700枚になる。これをカウントしなくても1200枚の原稿を書いたことになる。100枚は雑文だが、何を書いたかは忘れてしまった。児童文学も書いた気がするし、文学賞の選評みたいなもの、純粋の雑文などがある。この年になってもよく書いていると思う。今年は『善鸞』を書くということにしている。まだ何も考えていない。ゼロから出発する。700枚くらいのものを考えている。全体が完全なフィクションであるが、自分が書いた『親鸞』の続篇のような意味合いがあるので、まず『親鸞』を読み返すところから始めたい。この仕事場に単行本をもってきていないのだが、原稿はパソコンの中に入っているので概略を見ることは可能だ。「秘事法門」に関する資料もいくつか用意してある。あと数日はこの仕事場で過ごすので、そちらの方を読み込む作業も必要だろうと思っている。新しい作品に挑むのでページの色も更えてみた。深緑といったイメージ善鸞には相応しいかと思った。新年。用意したお節料理。和やかな新年。スペインの長男からもラインで写真が届いた。皆、元気そうだ。穏やかな新年を迎えることができてよかった。今年もよい年になりますように。

01/02/日
Footballのことを書いておかなければならない。明日が16週。今シーズンから1試合増えたので、まだプレーオフ出場チームがすべて決まるわけではない。15週終了時点で出場が決まっているのは、Aカンファのチーフス。Nカンファはすでにパッカーズ、バッカニアーズ、カウボーイズ、ラムズ、カーディナルスが決まっている。ただシード1位は決まっていない。1位になると初戦が不戦勝になる。4位になると第5シードのカーディナルスと当たるので初戦敗退の可能性が出てくる。従ってまだ熾烈な戦いが続くことになる。Aカンファはまだ6つも枠が残っているけれども、明日勝てば決まりというのが3チーム。 タイタンズはドルフィンズ戦。この相手は初戦に勝ってから7連敗。その後7連勝で勢いがあるし、あと2つ勝って9勝に到達すれば枠に残る可能性をもっている。タイタンズとしては楽に勝てない相手だ。コルツはレイダーズ戦。これは勝てそうだ。ベンガルズはチーフス戦。これは負けそう。さらにビルズはファルコンズに勝ってレイブンズが負ける、またはチャージャーズとレイダーズの双方が負けるという条件だが、クリアできそうだ。ペイトリオッツも最下位のジャガーズ戦で勝てる。さらにドルフィンズかレイダーズのどちらかが負けるという条件がついているが、両チームの相手が強敵なので、どちらかは負けるだろう。ということでAカンファはベンガルズを除いてタイタンズ、コルツ、ビルズ、ペイトリオッツの4チームが枠に入りそうだ。残りは2枠。そこにベンガルズ、レイブンズ、チャージャーズ、レイダーズが可能性を残して並ぶことになる。スティーラーズは引分1つの差でかなり進出は難しい。ぼくは前週、ブラウンズの今シーズンは終わったと書いたのだが、ブラウンズファンのサイトには、奇蹟が起こる可能性が言及されている。現在のブラウンズは、7勝8敗の負け越しで、その上に8勝以上のチームが10、さらに7勝7敗1分のスティーラーズがいて、カンファ12位だ。残り2勝しても9勝で、現在9勝の4チームが1勝を挙げ、8勝の4チームのうち2勝のチームが1つでもあれば、10勝以上が7チームとなって枠が埋まってしまう。だから可能性はないとぼくは思い込んでいたのだが、明日の試合でベンガルズが強敵のチーフスに負け、レイブンズが強敵のラムズに負け、ブラウンズはあまり強敵ではないスティーラーズに勝つと、最終戦のブラウンズ対ベンガルズで勝った方が北地区の地区優勝になるというのだ。ただし、9勝8敗でも地区優勝は必ず枠に入るので、他に10勝のチームがあっても優先されるし第4シードに入ることになる。ただブラウンズの実力を考えると奇蹟というしかない。Nカンファは残り2枠。49ナーズが弱小テキサンズに勝ち、セインツが負ければOK。イーグルスは死に体のワシントンに勝ってセインツが負ければOK。逆に言えばセインツにはまだ可能性が残っているということだ。さて、本日は孫たちと散歩。夜はスキヤキなどをして正月らしいのんびりとした時を過ごしている。とはいえ孫が宿題をやっている脇で『天海』の読み返しもやっている。年末に完成したつもりでいたのだが、気になる箇所があって画面状で修正したのだが、その周囲の文章が目に入り、少し修正することになった。目につくと修正しないわけにいかないので、最初から少し画面状で読み返し始めたのだが、そうすると重大なミスを発見。これは全体を読み返す必要があると思った。仕事場にはプリンターがないので、すべて画面で確認することにした。パソコンの画面は横書きだがこちらの方が集中力が出るようで、タイプミスみたいなものも見つかった。ということで、昨日2章ぶんをチェックした。1日2章をノルマとしているので、6日で作業は終わるはず。仕事場にいるうちに終わるだろう。

01/03/月
今年初めての月曜日。Football第17週。今年から1試合増えたので、来週が最終戦となる。5時に起きる。御茶ノ水の集合住宅と違って、木造家屋の仕事場はとても寒い。正月の初日の出は見なかったが、2日遅れで日の出を見る。ぼくは密かにブラウンズに期待をかけていて、ブラウンズファンのサイトでブラウンズ奇蹟のプレーオフ出場のシナリオを教えてもらった。そのシナリオによるとベンガルズがチーフスに負け、レイブンズがラムズに負け、ブラウンズがスティーラーズに勝った上で、最終戦のベンガルズ戦に勝つというものだった。5時の段階ではチーフスが勝っていて、ラムズは負けてはいるものの僅差。まだ可能性はあると思って見ていたのだが、ラムズは逆転勝ちしたものの、チーフスが負けてしまった。これでブラウンズの可能性はゼロになった。今シーズンのメイフィールドは波が大きく、しかも波の底が長く続いた。まあ、来年に期待したい。すでにプレーオフが決まっていたチーフスに続いて、タイタンズ、ベンガルズ、ビルズ、ペイトリオッツが勝って出場を決めた。コルツは負けたが最終戦はビリのジャガーズだから勝つだろう。残り1枠は最終戦のチャージャーズ対レイダーズの勝者ということになるので、わかりやすい。優勝候補となるとわからなくなってきた。チーフス優位と思っていたのだが、今日の試合ではベンガルズが圧倒していた。ただもう一度対戦があれば、ディフェンスが戦略を立てるだろう。しかしどのチームも横並びという感じで、トーナメントの進行も予想がつかない。Nカンファはパッカーズ、バッカニアーズ、ラムズ、カウボーイズ、カーディナルスに続いて、49ナーズとイーグルスが9勝ラインに到達した。両チームとも最終戦はラムズとカウボーイズという強敵相手だが、すでにプレーオフ出場を決めたチームなので戦力温存の可能性がある。8勝はセインツだけで最終戦は死に体のファルコンズなので勝つだろうが、3チームが並んだ場合どうなるのか。どこかのサイトに詳しいことが出るだろう。いずれにしてもカンファ優勝の可能性があるのはカーディナルスまでの5チームだが、トーナメントの初戦で今日と同じカーディナルス対カウボーイズになりそうで、カーディナルスが優位だろう。すると準決勝がパッカーズ対カーディナルス、バッカニアーズ対ラムズとなって、決勝はカーディナルス対ラムズになるような気がする。SUPERBOWLはチーフスまたはベンガルズ対カーディナルスまたはバッカニアーズということになる。ぼくはチーフスとカーディナルスを応援しているので、この組み合わせになるとどちらを応援してもいい気分だが、両方とも赤いユニフォームなので、どちらがアウェイのユニフォームを着るかで勝負が決まるかもしれない。孫2人、名古屋に帰っていった。今夜は次男だけが残る。大人だけになって、大人の話ができそうだ。

01/04/火
第17週最後の1試合。スティーラーズ対ブラウンズ。昨日ベンガルズがチーフスに負けていれば、双方ともに地区優勝のチャンスがあるという試合だったが、ベンガルズが勝って地区優勝を決めたのでただの消化試合になってしまった。それでも老雄ロスリスバーガーの最後のホームゲームとあって、スティーラーズファンが盛り上がる中、ブラウンズのメイフィールズはいつものようにインターセプト。老雄の最後を飾る引き立て役になってしまった。これで最終戦を残すだけとなったので、その結果を待たずにSUPERBOWL出場チームを占ってみよう。正確なシード順は最終戦の結果で変わってくるのだが、Aカンファはタイタンズ、Nカンファはパッカーズがシード1位だろう。シード1位になるとトーナメント初戦が不戦勝になるだけでなく、準決勝、決勝がホームで戦える。また準決勝の相手がシード4位対5位の勝者になる確率が高い。シード6位、7位チームが両カンファとも弱いのでアップセットはないだろう。するとタイタンズの相手はビルズ対ペイトリオッツの勝者になる。もう一つの山はチーフス対ベンガルズになる。この5チーム、どこが勝ち上がるかまったくわからない。名将ベリチックのもとでペイトリオッツが奇蹟の快進撃、という筋立てが期待されるところだが、冷静に見ればチーフス対チーフスの勝者が勝ち進むのではないか。勢いからするとベンガルズか。ただこのチームは2年目QBにむらがある。新人レシーバーは警戒されるだろう。ただディフェンスが堅調なので、チーフスにもう一度勝つ可能性は5割以上はあるのではないか。Nカンファはワイルドカードからカーディナルスが勝ち上がって、パッカーズを撃破するとして、決勝の相手はバッカニアーズ対ラムズの勝者。またブレイディーが勝つのか。いちばんつまらない筋書きは、去年と同じチーフス対バッカニアーズの組み合わせになって、やっぱりブレイディーはすごいということになるのでは、おもしろくない。ブレイディーが負けるシーンを見たい。ディフェンスのいいラムズに期待したい。ラムズ対カーディナルスもいい勝負になるだろう。ところでタイタンズはRBのヘンリーが復活しそうだ。ヘンリーなしでカンファ1位の成績を残したタイタンズにヘンリーが戻るとなると、今シーズンは不調のチーフスも、勢いのあるベンガルズも苦労するだろう。ますます先が見えなくなってきた。ただ初戦不戦勝のチームが調子を崩すのはよくあることで、ワイルドカードから勝ち上がったチームにコロッと負けることがある。昨シーズンはワイルドカードから勝ち上がったバッカニアーズが頂点に到達した。今シーズンのワイルドカードはおそらくペイトリオッツ、コルツ、チャージャーズ(またはレイダーズ)、それにカーディナルス、イーグルス、49ナーズということになる。ただし49ナーズは最終戦がラムズで、相手が主力を温存しなければ負ける可能性がある。そうなるとセインツに可能性が残っている。本日は次男が四日市に帰っていった。明日から出勤。体に気を付けてがんばってほしい。

01/05/水
昨日、次男が帰ったので、妻と2人きりの生活に戻った。三ヶ日の銀行に行き手続き1件。遠鉄ストアで買い物。『天海』の最終チェックはややスピードが落ちた。後半になると問題箇所が多く速度が上がらない。とにかくゴールまで行くしかない。

01/06/木
仕事をしながらテレビを見ている。東京は雪が降っている。浜松は曇天だが、朝方に雨が降っただけ。ただすごく寒い。本日は散歩もお休み。『天海』のチェックを続けている。

01/07/金
昨夜、すべての作業が完了した。『天海』750枚。昨年末にプリントチェックと赤字入力を終え、とりあえず完成したかと思ったのだが、気になる箇所を再確認しているうちに、まだ間違いがいくつかあることに気づいて、パソコンの画面上で最初から読み返すことにした。正月元日から初めて、1日に2章のペースで読み返し、関ヶ原の前後で少しスピードが落ちたのだが、6日で完了した。12章の作品だから1日2章のペースできっちり進めたことになる。画面上で修正をする過程で何度か検索もして語彙の統一もやったので、これでかなり仕上がったと思う。今朝、担当編集者にメールに添付して送付した。これでパソコンが壊れても大丈夫だ。本日は鷲津の100円ショップに出かける。都心のショップと違って広々としたスペースにさまざまなジャンルのものがあり、見ているだけで楽しい。無線マウス300円などというのもあって、予備として買っておこうかと思ったが、まあ有線のマウスをつねに予備として携行しているし、有線のものは電池なしでも使えるのでそれで充分だと思い直した。さて、『天海』は完全に手が離れた。次の作品は『善鸞』ということになるが、まだ出だしの文章が出てこない。こういうものは天啓が必要だ。

01/08/土
今日は風もなく穏やかな日和だ。昼間はエアコンも石油ストーブもなしに過ごせる。昨日、『天海』の原稿を担当編集者に送ったので、気持は『善鸞』に向かっている。これまで資料をかなり読んだのだが、近世近代の秘事法門についてはある程度フィールドワークがあり、わかってきた。しかしそうした秘事法門は、中興の祖の蓮如が弾圧し、その弾圧をかいくぐって秘密化されたもので、より秘教的なものになっている。善鸞が弘めたものはもっとシンプルなものではないかと考えている。善鸞そのものについては何も資料がない。墓があるというのが唯一の存在の痕跡みたいなものだ。ただこれから書こうとしている作品は自著『親鸞』の続篇という意味合いがあるので、まず『親鸞』を読んで、そこから出発すべきだと考えていた。この仕事場には『親鸞』の単行本がないので東京に帰ってから読もうと思っていたのだが、パソコンの中に原稿があることに気づいた。それで読み返してみたら、もう子どものころの善鸞が登場しているし、京に戻ってきた親鸞と善鸞が大論争するシーンもある。そこで必要な箇所を新文書にコピーしたら、それだけで短篇になりそうな分量になった。これをそのまま第一章としてもいいくらいだ。これで道筋ができたので、スタート地点をどこにするかを考えるだけで作業が始まりそうだ。子ども時代から始めると話が長くなってしまうので、京に戻ってきた親鸞と初めて会うシーンから始めるのが順当で、子どものころのことや母親のことは、早い段階で回想として挿入すればいいだろう。さて、Footballの最終週は日本時間の月曜日の早朝だが、大学のリーグ戦が終わったので現地の土曜日にスタジアムが使用できるので、日本時間の日曜日にも2試合が組まれている。もはやプレーオフ出場チームの顔ぶれはほぼ決まっているのだが、Aカンファは2枠、Nカンファは1枠が未定だ。それ以外の試合も見てもつまらないので、早朝に起きてDOZNで中継を見るのはもうない。プレーオフに入ればだいたい現地のナイトケームになるのでこちらも観戦がやりやすくなる。Aカンファの2枠に9勝7敗が3チームだが、チャージャーズ対レイダーズの直接対決があるので、勝てばプレーオフ出場、負ければアウトというわかりやすい状況だ。コルツは今シーズンわずか2勝のジャガーズが相手なので楽勝。プレーオフ出場は決まったようなものだが、2勝しているということはたまに勝つことがあるということだし、QBのローレンスはドラフト全体1位の選手なので、早い時間にロングパスが通って点を重ねるようだとコルツの側にあせりが出てくる。コルツはRBのテイラーでもっているチームなので、リードした上体でランニングで時間を使いながら追加点を狙うという展開が望まれるのだが、逆にリードされて残り時間が少なくなるとQBウェンツがパスを投げまくることになり、今シーズンのウェンツはパスの精度が定まらないので、死に馬に蹴られる可能性がゼロではない。コルツが負けると話はとてもややこしくなるが、8勝7敗1分のスティーラーズにも可能性が出てくる。そのスティーラーズの相手のレイブンズも、自らが勝つとわずかながら可能性はあるようだが、このあたりになると机上の空論に近くなる。Nカンファは残り1枠なので話は簡単。49ナーズが勝てば残り1枠にすべりこむ。ただし対戦相手のラムズは強敵。すでにプレーオフ出場は決まっているのだが、負けるとカーディナルスに地区優勝をさらわれる可能性がある。地区優勝チームはトーナメント初戦をホームで闘える。Footballはアウェイチームの攻撃の時にスタジアムのファンが大声でQBのプレーコールを聞こえなくなせるので、ホームの方が圧倒的に有利になる。従ってラムズは本気で闘うだろう。49ナーズが負けるとセインツに可能性が出てくる。対戦相手のファルコンズは死に馬。蹴られずにしっかり勝てばチャンスはある。ラムズが勝って地区優勝を決めれば、カウボーイズが第4シードで、初戦がカーディナルスになりそうだ。これはカーディナルスが勝ちそうで、次の準決勝はカーディナルスと第1シードのパッカーズと対戦する。どこでパッカーズが負けるかが見所だ。準決勝のバッカニアーズ対ラムズは実力伯仲。この勝者がSUPERBOWLまで行くのではないかとぼくは予想している。Aカンファはプレーオフ出場チームの実力が僅差なので、何が起こるかわからない。まあ、チーフスが一番手だろうが、先週の試合でベンガルズに負けている。ペイトリオッツやビルズも強い時は強い。タイタンズはついに進撃の巨人のようなヘンリーが帰ってくる。残り2枠にすべりこむ2チームはやや戦力に不安があるので圏外か。それでも初戦のアップセットする可能性はある。第1シードの候補はタイタンズで、怪我のヘンリーを温存できる。初戦が不戦勝だと、調子が出ずにペイトリオッツあたりにコロッと負けそうな気がする。

01/09/日
本日は移動日。9時半に三ヶ日インター。2時には自宅に戻っていた。日曜日はトラックが少なく道路が空いていた。夕方になると日帰りの行楽客が東京に戻るのだろうが、早起きして出発が早かったので、空いている時間に帰り着けた。年末年始を浜松の仕事場で過ごして『天海』を完成させた。『少年空海』は担当編集者のチェックが入った原稿が戻ってきた。出版は決まったようで入稿のスケジュールも出た。作業をこなすだけだ。本日は2試合。チーフスとカウボーイズが勝ったが、どうでもいい試合だ。

01/10/月
昨年9月のシーズン始めから月曜日は早起きを続けてきたが、ついに最終週になった。本日は6時に起きる。スカパーで中継のある49ナーズ対ラムズ、レイダーズ対チャージャーズを見る。49ナーズは勝てばプレーオフ出場が決まる。ラムズは勝てば地区優勝が決まってプレーオフのホームで闘える。負けられない試合だ。レイダーズ対チャージャーズは勝った方がプレーオフ出場……と考えていたのだが、とんでもない事態となった。6時に起きて、15分からの試合に備えてテレビをつけ、パソコンでNFLのサイトにつないで3時からの試合を確認。何と、勝てばプレーオフというコルツが、今シーズン2勝しかしていないジャガーズに負けていた。まさに死に馬に蹴られるということになった。さらにスティーラーズ対レイブンズが延長戦をやっているという。あわててDOZNにつないで実況を見る。残り2分の状態でスティーラーズがフィールドゴール圏内に到達し、ボスウェルがゴールを決めた。全チーム中最も安定したキッカーだ。コルツが負けたため、1引き分けのあるスティーラーズが上位になった。だがまだプレーオフ出場は決まらない。レイダーズ対チャージャーズが引き分けると両者出場になる。サッカーの試合だと、両チームとも守備に徹して0対0で引き分けるということが可能だ。だがNFLの場合、引分はめったに生じない。サッカーと違って、タッチダウン6点、7点、8点、フィールドゴール3点という得点が積み上がっていくので、同点で終わることが少なく、また延長戦は両チームがキック成功で3対3になって以後は得点が入ったら終了というサドンデスになるので、引分ということは起こりえない。これを引分にしてしまうと、作為が見えてしまうので、まず引分はないだろう、とは思うものの、今シーズンで引退を決意しているロスリスバーガーの勇姿をさらに見ていたいというファンは少なくないだろう。この文章はリアルタイムで書いているので、49ナーズ対ラムズの試合が始まったばかりという状態で、何だかドキドキしながら試合を見ている。ラムズが10対0でリードしている。49ナーズが負けるとセインツに可能性が出てくる。DOZNではセインツの試合を中継していないのだが、レッドゾーンというチャンネルで多元中継をやっている。時々セインツの試合が映るのだが、いまイージーなフィールドゴールを失敗した。7対3でリードはしているがこのチームはQBのいないチームだ。ぼくはカマラというRBを応援しているのでセインツの勝利を期待したい。
49ナーズはQBガルポロの手の負傷が充分に回復していないのではないか。ラムズが17対0とリード。この試合はラムズの圧勝になりそうだ。セインツはQBのヒルが負傷。第3QBのシーミアンに代わった。大丈夫か。このシーミアンはペイトン・マニングの控えをしていたころを知っている。堅実なプレーヤーだが爆発力はない。とにかくセインツはウィンストンが怪我をしてシーズンは終わったという感じだったが、ディフェンスが強いのとカマラというすごいRBがいるので何とかここまで勝ったり負けたりを続けてきた。いまセインツがインターセプト。やっぱりディフェンスが強い。プレーオフに出ても初戦敗退だろうが、シーミアンでも何とか闘えるので頑張ってほしい。
シーミアンは順調に得点を重ねている。ところが49ナーズが頑張って一時は同点に追いついたのだが、ラムズのタッチダウンで7点差。だが残り25秒というところで49ナーズがタッチダウン。これで延長戦だ。この時点でカーディナルスがシーホークスに負けているのでラムズは負けても地区優勝という状況設定になったが、そんな情報は選手には届いていないだろう。ただ25秒残っているので、ラムズはフィールドゴール圏内まで進めばいい。だがスタッフォードがサックされてやはり延長戦だ。どちらが攻撃権をとるかのコイントスが重要。最初の攻撃でタッチダウンがとれればそのでザドンデスだ。さて、コイントス。49ナーズが最初の攻撃権を得た。カージナルスは4点差で負けている。49ナーズは前進している。ラムズのディフェンスは疲れてきたようだ。すでにフィールドゴール圏には到達している。カーディナルスは点差を広げられている。ラムズは負けても地区優勝となる。どうも49ナーズが勝ちそうだ。よく頑張ったセインツに拍手を送りたい。Footballを見ながら仕事もしている。『少年空海』の修正。担当編集者のコメントが入った修正用のフォームに文字を書き込んでいく。文字は赤字で入り削除すると横線で消されるだけで修正箇所がわかるようになっている。さて49ナーズは残り8ヤードくらいのところ。サードダウン。ここが勝負の分かれ目だ。残り5ヤードで4ダウンになった。フィールドゴールド3点。残り時間は2分45秒。ラムズが3点とると引分の可能性も出てきた。引分だと49ナーズは生き残る。ラムズは負けても地区優勝は決まるものの、勝てばシード2位になり準決勝もホームで戦える。残り2分。長い2分になりそうだ。と思ったら49ナーズがインターセプト。49ナーズのプレーオフ進出が決まった。セインツの可能性は消えた。
そして最後の試合。勝てば極楽、負ければ地獄。引分で両方とも極楽という微妙な試合。残り2分。7点差で負けているチャージャーズが攻めている。同点になれば延長戦、さらに引分の可能性もある。ハーバートのロングパス、捕ったかと思ったがぽろりと落とした。残り1分。第4ダウンのパスが失敗かと思われたが反則があってまだチャレンジが続く。ハーバートのパスがファンブルになったようだったが、自分で拾ってかなり前進。パス失敗かファンブルか。審判のビデオ判定。残りは58秒。パス失敗の判定。第2ダウン、パス失敗。第3ダウン、パス成功で第1ダウン。まだ自陣。52秒。パス失敗。第2ダウン、パス成功。ただ第1ダウンには届かない。あと1ヤードか。いやぎりぎり届いていたようだ。パス2度失敗。第3ダウン残り10ヤード。7点差だからフィールドゴールではダメ。ここが最後の勝負。パスを捕ったかに見えたが外に押し出された。第4ダウン、生きるか死ぬか。ここでレイダーズがタイムアウト。レイダースはここを抑えればプレーオフ出場が決まる。パス成功。残り30ヤード、時間は15秒。4回パスが投げられる。パス失敗。残りが10秒になった。もうヘイルメアリーしかないだろう。レイダーズは叩き落とせばいい。パスを捕ったが、フィールド内でダウンしたように見えたが審判が時計を止めた。そして残り5秒からのパス。何と成功で同点。延長戦に突入。スティーラーズ応援のぼくとしてはどっちでもいいから引分になってほしくない。さて延長。コイントスに勝ったレイダーズがフィールドゴールで3点。これでは試合が決まらない。チャージャーズの最後の攻撃。第4ダウンで最後のチャンス。ロングパスが通って命びろい。さらにロングパスが決まってフィールドゴール圏内。わあっ、引分になりそうだ。ロングパス。通らない。第4ダウンになってフィールドゴールを狙う。キック成功。残り4分30秒。ここからはサドンデス。フィールドゴールでもOKで、ボールをもっているレイダーズが有利。ターンオーバーされないように慎重に進めるだろう。ランニングで時間を使って引分でもいいということになっていきそうだ。まあ、それもありだ。と思っていたらロングパスで前進。あと1本ロングが通ればフィールドゴールも可能になる。ランニングで5ヤード。短いパスでロス。パスが通って敵陣に入る。残り2分。このまま引分なら即ロスリスバーガーは引退ということになるのか。あと1本パスを投げて勝ちに行くか。時間を使って引分に持ち込むか。やはりランで時間を使う。まさかの引分が見えてきた。これは正しい戦略だ。第3ダウン、残り4ヤード。チャージャーズがタイムアウト。ここで4ヤードを止めれば両軍引分が近くなる。レイダーズはランで攻める。第1ダウンがとれた。ゴールが狙える位置に来た。キック、決まった。残り2秒だった。ロスリスバーガーが生き残った!

01/11/火
昨日はレイダーズ対チャージャーズの試合で気持が盛り上がった。引分で両者進出という状況だったので、ここで引分になってほしくないという思いで見ていた。サッカーのワールドカップなどではこういう状況で無理に攻めずに引いて守りスコアレスドローを狙うというのはよくあることだ。Footballの場合は引いて守るということは不可能だが、延長戦で同点、残り4分半となった段階では、ランニングで小刻みに前進して時間を消費するという戦法はありえるだろう。ファーストダウンをとらないとパントで相手にボールを渡すことになるが、相手も同じことをやって時間をつぶすという暗黙の了解があればそれで引分に持ち込める。だがレイダースのホームで観客の声援があったこともあって、レイダースはインターセプトを恐れずにパスで投げまくった。さらにランニングで数ヤード進んだことが大きかった。47ヤードのフィールドゴール。この数ヤードの前進がなければ50ヤードを超えるキックになっていた。引退を覚悟したロスリスバーガーが生き残って、来週はチーフスのマホームズと対決する。サックのシーズンのタイ記録を作ったワットとマホームズの対決も見られる。最終戦がチーフス相手というのは老雄の引退試合としては最高だろう。この疲れる試合を見たあとで、王将戦のとんでもない激戦を見た。アベマではなくスカパーの囲碁将棋チャンネルなので大画面で見られた。両者1分将棋となって、王さま同士が1マスを挟んで向かう合うという乱戦で、コンピュータの判定が1手ごとに逆転するという珍しい状況になった。攻め続ければ70%勝利という判定の時に藤井4冠が引いて守って50%を切るといった事態も生じて決着がつかなかった。実は将棋とFootballは構造が似ているとぼくは考えている。将棋は1手ごとだから1つの駒しか動かせないのだが、Footballは陣形を作って11人の全員が動く。その違いはあるが、櫓とか美濃囲いを作ってQBを守りながら、QBが飛車や角のようなパスを放つという点で、人間が動く戦略ゲームだというところがおもしろいのだと思う。ところで昨日の最終戦で、プレーオフの出場チームが決まった。コルツはビリのジャガーズに勝てば出場が決まるところだったがたぶん硬くなったのだろう。逆にドラフトナンバー1QBのトレバー・ローレンスは今シーズン最高のパフォーマンスだったようだ。この試合に勝ったもののライオンズも勝ったのでビリの座は不動。今年のドラフトもトップで指名できる。QBを採る必要はないので、オフェンスラインを採るか、ディフェンスを採るか、ワイドレシーバーを採るか。楽しみなところだ。ドラフト1位の権利と交換にトレードで選手を補強することもできるし、ドラフト1位と交換に下位の指名順+2巡+3巡くらをゲットして有力新人を増やしてもいい。QBに困っているチームはトップ指名権が必要だろう。49ナーズが負ければ可能性のあったセインツは気の毒だったが、今年はウィンストンの怪我でシーズンは終わっていた。ブロンコスのQBブリッジウォーターを採ったらどうだろうか。ブリーズが負傷した時に代わりに先発して5連勝した実績ずある。シーミアンやヒルよりはましなバックアップになるし、ウィンストンよりもいいかもしれない。さてプレーオフ。Aカンファはタイタンズがシード1位で初戦は不戦勝。ここにはRBの怪物ヘンリーが戻っているが、いまいるRB陣だけでも協力なので、強烈なランニング陣になる。優勝候補。チーフスはロスリスバーガーの引退試合。ワットがいるので侮れない。ビルズはペイトリオッツとの同地区対決。実力伯仲。勝てばタイタンズと当たるだろうがアップセットの可能性はある。ぼくとしてはペイトリオッツに勝ち上がってほしい。引分を排して最終戦に勝ったレイダーズは最終戦に主力を休ませたベンガルズ。これはベンガルズ有利だろう。すると準決勝はチーフス対ベンガルズとなりこれも実力伯仲。予想は難しいが、希望としては決勝はペイトリオッツ対チーフス。おもしろい試合になる。Nカンファはパッカーズが初戦不戦勝だが、ロジャースのつま先の怪我が心配。地区優勝を逃したカーディナルスはラムズとの同地区対決。実力伯仲。ともに最終戦に同地区の49ナーズとシーホークスに負けている。西地区はレベルが高い。シーホークスのラッセル・ウィルソンの怪我がなければ4チームともプレーオフ出場という可能性もあったのではないか。ブレイディーのバッカニアーズはイーグルスで楽勝。問題は49ナーズ対カウボーイズ。ラムズに勝った49ナーズに勢いと執念を感じた。これで49ナーズが勝つとパッカーズと当たるのだが、カウボーイズが勝てば、ラムズ対カーディナルスの勝者が当たる。どちらにしてもパッカーズはそこで負ける。希望としてはカーディナルスに勝ってほしいが、あるいはラムズかもしれない。49ナーズにもチャンスがある。もう1つの山は文句なくブレイディーのバッカニアーズ。ただSUPERBOWLが昨年と同じ顔合わせというのもおもしろくないので、ペイトリオッツ対カーディナルスまたはラムズ、という対戦に期待をかけたい。チーフス対バッカニアーズならチーフスを応援したい。

01/12/水
かつて勤務していた武蔵野大学の三鷹サテライトで講座の収録。去年の夏にはリアルな教室で講座ができたのだが、秋の講座はビデオ収録となった。今回は春の講座の収録。自分の講座4回ぶんに、他の先生方とのリレー講座が2件。本日はその2件の収録。「江戸の文化」と「日本書紀」。90分の講座を2コマ。教員を務めていたころは1日に3コマ、4コマと連続で授業を受け持ったこともあったが、引退して3年ほど経っているので、そのぶん老齢化しているせいか、かなり疲れた。本日の仕事はこれだけ。

01/13/木
SARTRAS分布委員会。1回だけ発言。少しずつではあるがよい方向に向かっていると思われる。医者に行っていつもの薬をもらう。本日は外出はそれだけ。

01/14/金
三鷹サテライトで2回目の講座。また2コマ。疲れた。収録はあと1回。

01/15/土
今週はハードだった。文藝家協会のリアルな新年会に、三鷹サテライトが2回。分配委員会もあった。とくに講座の収録は90分2コマしゃべり続ける。これが週2回あるのはたいへんだったが、何とかもちこたえた。週末にFootballがあるというのが心の支えだった。さて、いよいよ明日からプレーオフが始まる。第1シードのタイタンズとパッカーズは初戦は不戦勝で、各カンファが3ゲームずつある。第2シード対第7シード、第3シードと第6シード、第4シードと第5シードの顔合わせ。たいていワイルドカードトップの第5シードは地区優勝ビリの第4シードより実力は上なのだが、今シーズンはどの地区も強いチームが優勝したので、ほぼシード順の実力だろう。明日の日曜日は2試合、レイダーズ対ベンガルズは第5対第4の対戦で実力伯仲。レイダーズはシーズンの最終戦で延長でチャージャーズに勝っての出場。ベンガルズは最終戦は主力を休ませた。ドラフト全体1位で2年目の新鋭QBバローと、新人ワイドレシーバーのチェイスは同じ大学の出身で息が合っている。RBのミクソンもそこそこのプレーヤーで守備も強い。レイダーズは6勝7敗の土俵際から最後4連勝、しかも延長残り2秒のフィールドゴールでフレーオフに滑り込んだ。勢いはあるがベンガルズ有利か。ペイトリオッツ対ビルズは同地区対決。これはまさに実力伯仲で、どちらが勝つかわからない。ただシード6位のペイトリオッツが勝つとシード1位のタイタンズと対戦することになるので、次戦の組み合わせに大きな影響を与える。ぼくはペイトリオッツ監督のベリチックがどんな戦略を立てるかに興味がある。Footballは肉体を用いた戦略ゲームだ。フィールドという将棋盤で選手という駒を動かすゲームだと思っている。監督の采配が勝負を左右することも多い。日曜日は3試合。午前3時からのイーグルス対バッカニアーズはブレイディーが勝つだろう。ビデオに録ってあとで観戦することにする。6時半からの48ナーズ対カウボーイズ。最終戦に強敵ラムズに勝ってぎりぎりで出場を決めた49ナーズには勢いがあるし監督の采配も冴えていた。カウボーイズには調子の波がある。ただ49ナーズはディフェンスが強い。49ナーズが勝つ可能性は充分にある。ただシード6位の49ナーズが勝つと1位のパッカーズ相手となるので組み合わせが変わってしまう。49ナーズのガロポロの手の怪我は完治しているのか、新人ランスの起用はあるのかにも注目される。スティーラーズ対チーフスはロスリスバーガーの最後の勇姿をじっくり見ていたい。チーフスの有利は否めないが、WRのスミスシューターが復帰するので少しはタッチダウンがとれるのではないか。火曜日は1試合。カーディナルス対ラムズ。これが初戦の最大の注目カードだろう。Nカンファのチームの実力は紙一重で、トップクラスがパッカーズとバッカニアーズ、紙一重の準トップクラスがカーディナルスとラムズで、この試合に勝ったチームが第1シードのパッカーズと当たればいい試合になるし、1回休みで気が緩んでいる相手に勝つチャンスは充分にある。ただ49ナーズが勝つと、組み合わせが変わってしまう。パッカーズが楽になるのはおもしろくないので、カウボーイズの勝ちを期待したい。ということで、来週の組み合わせが確定されていないので、予想も立てにくいのだが、アップセットがなく地区優勝チームが勝ったとすると、タイタンズ対ベンガルズ、ビルズ対チーフスになる。ベンガルズが勝ちそうな気がする。Nカンファはパッカーズ対ラムズ(またはカーディナルス)、カウボーイズ対バッカニアーズとなるが、これはもうどこが勝つかわからない。Aカンファでペイトリオッツが勝った場合はタイタンズ対ペイトリオッツで、何をするかわからないベリチックが不気味だ。ベンガルズとチーフスが準決勝で当たってしまうことになる。これもどちらが勝つかわからない。SUPERBOWLにどのチームが出場するかも予測がつかない。去年と同じ顔合わせにならないようにと願っている。今シーズンはチーフスにはもろさがある。バッカニアーズにも去年の終盤ほどの勢いがない。あとはオミクロンの感染で戦力ダウンのチームが出るかどうか。ワクチンを打っていても感染するのでこればかりは運任せだ。

01/16/日
プレーオフの初戦。Aカンファの2試合。6時に起きて試合に備える。昨日の夜から今日の朝かけて、住んでいる集合住宅の点検作業で、時々全館が停電する。エレベーターが止まるなどの不便があるが住宅内が停電することはない。しかしながら共用アンテナの電源がオフになるため時々テレビが見えなくなる。昨日の夜11時過ぎに突然テレビが消えた。ビデオは見られるので先週のシーズン最終戦のビデオを見ながら本日に備えて早めに寝た。レイダーズ対ベンガルズ戦。始まった直後にスカパーの中継が途絶える。これに備えてあらかじめiPadでDOZNに接続しておいた。DOZNはスカパーの中継より10秒くらい情報が遅い。DOZNだけ見ていればどうということはないのだが、スカパーと両方見ていると、その時間差が気にかかる。第1クォーターの途中でスカパーが切れた。何となくかったるい感じでDOZNの画面を見ていた。5分くらいで復活。10秒先に進んでいる画面が見え、それにDOZNの映像が追いついたところでDOZNの接続を切った。2試合とも順調にシード上位チームが勝った。この結果Aカンファの準決勝は第1のタイタンズ対第4のベンガルズ、第2のチーフス(スティーラーズが勝つことはないだろう)対第3のベンガルズとほぼ決まった。万一スティーラーズが勝てばタイタンズと当たる。ベンガルズのプレーオフ勝利は30年ぶりくらいだろう。スーパーボウルでモンタナの49ナーズに負けて以来だ。まさにモンタナマジックそのものの逆転だった。ぼくはベンガルズを応援していたので悔しい敗戦だっだ。ベンガルズのRBイッキー・ウッズがタッチダウンを挙げるとイッキーシャッフルという不格好な踊りというか奇妙なステップのセレブレーションをやるのが人気だった。本日の試合でベンガルスが最初のタッチダウンを挙げた選手がイッキーシャッフルを再現した。練習していたのだろう。とても懐かしかった。勝ってよかった。それよりもビルズがペイトリオッツに圧勝したのに驚いた。QBアレンが走りまくり、投げまくった。絶好調だ。チーフスはそのビルズと来週対戦する。ディフェンス担当のスタグニューロがどんな対策を立てるか。対策がなければボロボロに負けそうだ。明日の試合はシード上位チームが順調に勝つと思われる。とくにシード2位対7位の試合は実力に大差がある。それでも念のため3時からのイーグルス対バッカニアーズ戦はビデオをセットしておる。今朝と同じように6時半からの試合を見る予定だが、5時くらいに目が覚めたらどうなっているか見るつもり。イーグルスのQBハートは、走るQBだ。RB3人も交替で出てくるので、ラン攻撃は威力がある。先制してリードを保つような展開になるとまさかのアップセットも考えられる。一番アップセットの可能性があるのは49ナーズ対カウボーイズ。何しろシーズン最終戦で49ナーズは延長の末にラムズに勝った。カンファ優勝を狙うだけの実力はある。リーグ最終戦が残り2秒で決着がついて、その試合が引分だと即死だったスティーラーズがまさかの出場を決めた。ロスリスバーガーの引退試合なので熱戦を期待したいが、本人も負けを覚悟するようなコメントを出している。

01/17/月
3時からの試合は録画で見ることにして、6時に起きるつもりだったが、少し寝過ごした。49ナーズ対カウボーイズ。ディフェンスが頑張って49ナーズのアップセット。チーフスとバッカニアーズは楽勝。これで準決勝の顔合わせが決まった。Aカンファはベンガルズ対タイタンズ。これは熱戦になる。ビルズ対チーフス。これも熱戦になる。Nカンファは49ナーズ対パッカーズ。これはパッカーズ有利だが49ナーズのディフェンスが頑張れば接戦に持ち込める。ラムズ(カーディナルス)対バッカニアーズ。これは明日の試合に関わらず大熱戦になる。まだ明日の試合が残っているが、準々決勝のワイルドカードは大差のつく試合が多かった。プレーオフになるとヘッドコーチは綿密な戦略を立て、選手もベストを尽くす。わずかな実力差が時に一方的な試合になる場合がある。準決勝のディビジョンラウンドはとにかく準々決勝に勝ったチームが出てくるから接戦になるだろう。『少年空海』の作業が完了した。ただちに担当編集者に送付する。午後、『天海』と『善鸞』の担当編集者と藪蕎麦で打ち合わせ。この前打ち合わせをした時はノンアルコールだったので盛り上がらなかったが、今日は日本酒を飲みながらの打ち合わせ。『天海』は編集者のチェックの入ったプリントを受け取る。大きな直しはなさそうだ。書き直しではなくプリントに赤字を入れて宅急便で送ればいいということなので、直しもわずかのようだ。正月前後にきっちりと読み返したのでこちらからの直しはないはず。ということで、こちらの直しが完了すれば入稿ということになるだろう。出版の時期についてはこれから検討することになる。来年の大河ドラマが家康なのでそれに合わせるか先行して出すかは出版社の意向に任せることにする。ただ赤字を入れるのでもう一度プリントをじっくり読み返すことになる。『善鸞』については資料をいくつか貰い、議論をする。周辺部の農村などではなく、鎌倉の知識人の論争みたいなものが必要という点では一致した。前作『親鸞』をなるべく踏襲するということも一致。すでに前作で善鸞が登場した箇所をピックアップした文書を作ってあるので、これに手を入れることを創作の助走としたい。

01/18/火
今日はワイルドカードの最後の1試合。カーディナルス対ラムズ。接戦が期待された試合だが、ラムズの準備が万全で圧勝。カーディナルスはQBマレーは若さが出た。ワット出場できたがホプキンスは欠場。ラムズはベッカムの補強が効いた。ジャイアンツ時代にワンハンドキャッチで人気者になったベッカムは、わがままなところがあってブラウンズから放出された。ブラウンズで除け者になっていたベッカムがラムズではちゃんと活躍できている。ヘッドコーチの力量の差ではないだろうか。準決勝出場チームが決まったところで予想というか、希望を書いておく。タイタンズはRBヘンリーが復帰して万全。ベンガルズの2年目QBバローと新人WRチェイスがどこまで通用するか。初戦お休みのシード1位チームは、休みすぎて調子が出ないことがある。初戦を7点差で制したベンガルズにもチャンスがある。ここはベンガルズを応援したい。ビルズ対チーフスはパスの投げ合いになる。チーフスに期待。シード1位のパッカーズに挑むのは49ナーズ。途中退場したディフェンスラインのボサが復活できるか。ボサが復活できればベテランQBに連続サックといった場面が見られるのではないか。49ナーズにさらなるアップセットの期待。本日のラムズは神がかりのような圧勝だった。しかし昨日は録画で確認したブレイディーの気合いの入り方も尋常ではない。しかしマレーを抑えたラムズのディフェンスは自信をつけている。ラムズが何かやりそうだ。こちらの希望や期待が実現すれば、決勝はベンガルズ対チーフス、49ナーズ対ラムズ。これはレギュラーシーズンの対戦ではベンガルズと49ナーズが勝っている。だがチーフスとラムズは反省して対策を立てているだろう。SUPERBOWLはチーフス対ラムズの対戦を期待したい。どちらが勝つかはわからない。

01/19/水
三鷹サテライト3回目。少し慣れてきた。無事に終了。これでこの種の講座は完了した。カメラの前でしゃべるというのはけっこうつらいものがある。しかし小説一作にあたるような内容は90分4コマでしゃべるというのはたいへんなことだが、本1冊書いたような達成感がある。終わってから新宿へ。日本歴史時代作家協会の理事会のあとの二次会に合流。金曜から規制が厳しくなるようで、この種の宴会もしばらくできない。まあ、楽しく酒を飲んで語り合った。

01/20/木
SARTRAS総会・理事会。一歩ずつ前進はしているがまだ問題山積。NETの会議なので現実感がないのが困ったところだ。

01/21/金
新宿でマッサージ。年始年末からハードワークが続いている。肩が凝っている。少し楽になった。

01/22/土
『少年空海』再修正したものを担当編集者に送る。『天海』の再修正はプリントに赤字で書き込んでいるが、大長篇なのでなかなか先に進まない。誤字の多さに自分でもあきれている。担当編集者のチェックはここまで見たところでは誤字だけだ。『尼将軍』の時は担当者のアドバイスでかなり書き加えることになったのだが……。早く『善鸞』に取り組めということかもしれない。だがFootballが終わっていない。明日はいよいよカンファの準決勝にあたるディヴィジョンラウンド。準決勝は実力差が大きすぎて一方的な試合が多かった。地区優勝を決めたチームは戦力を調えるだけでなく策戦も練っていて、ふだんは見られないような攻守が見られた。そこで差がついたようだ。準決勝になると、もはや実力者はほぼゼロといっていい。試合そのものの偶発的な要素やモメンタムの動きで勝敗が決することになる。勝敗の予測は難しいのだが、自分の気持ちみたいなものを書いておこう。明日は初戦不戦勝の第1シードが登場する。初戦がお休みというのは、怪我人が癒され、新たな怪我人が出ないという点でメリットはあるのだが、休みすぎて体がなまるということがあり、気持の面でも緩みが出ることがある。従ってホームアドバンテージはあるものの、実力差はないと見るべきだろう。ベンガルズ対タイタンズ。エースRBのヘンリーの長期離脱にもかかわらずタイタンズはラン攻撃で勝ち星を重ねてきた。そのヘンリーが復帰するらしい。体調が万全でないとかえって足を引っぱることが考えられる。とにかくベンガルズはラン守備に重点を置くだろう。逆にタイタンズはパス攻撃に活路を見出すことが考えられるが墓穴を掘ることになるだろう。ヘンリーのカムバックに賭けてラン攻撃に徹するしかない。相手にリードされるとラン攻撃は使いにくくなる。ランで先制しつねにリードする展開に持ち込めればタイタンズに勝機がある。ベンガルズは2年目QBのバーローと、新人レシーバーのチェイス。このコンビは大学でもコンビを組んでいて、今シーズンのドラフトでバローのために1巡でチェイスを指名した。期待通りの大活躍だった。だが相手も警戒するだろうし、ロングパスはリスクがある。パス攻撃を活かすためにもラン攻撃で相手に脅威を与える必要がある。そのランをタイタンズのディフェンスが抑えることができるか。バローは走ることもできるので、ラン攻撃が止められないと、たまにくりだすチェイスへのロングパスが炸裂することになる。早い段階でロングパスが決まり、2ポジションくらいリードするような展開になれば、ベンガルズにペースになる。いずれにしても、第1クォーターから目が離せない。先制点、そしてその次の得点をどちらがとるか。両チームともリードして前半を終えたいだろう。49ナーズ対パッカーズ。今シーズンのパッカーズはQBロジャースの契約問題で初戦につまずいたのだが、第二戦から連勝を続けた。途中ロジャースのつま先の怪我などもあったが、接戦に強いところがあってトップシードを獲得した。しかしバッカニアーズやラムズとの実力差はほとんどない。初戦がお休みだったことで、第1クォーターは手探りで戦うことになるだろう。ただ49ナーズはQBのガロポロが万全ではない。新人のランスもいるのだが、ここはガロポロと心中するしかないだろう。ディフェンスの要のボサが前の試合で退場したのだが戻ってくるようだ。ディフェンスの強いチームだ。オフェンスは快足レシーバーのサミュエルがRB的な使われ方をすることがある。タイトエンドのキトルも要注意。ただガロポロが万全でないのでラン攻撃とキトルへのミドルパスが中心となるだろう。ただレシーバーの優秀なのでいざとなればロングパスも武器になる。トップシードのパッカーズを相手にどこまで頑張れるか。パッカーズやや有利だがアップセットもある。判官贔屓で49ナーズを応援しながら見ることになる。ベンガルズも同様で、アウェイチームの奮闘に期待したい。明後日はAカンファは第2対第3シード、Nカンファは第2と第4の対戦で、実力差はない。ラムズ対チーフス。ペイトリオッツに大勝したラムズに勢いがある。チーフスは老雄の引退試合となったスティーラーズ相手にとくに序盤はもたもたしていた。だがマホームズのロングパスの威力は恐るべきもので、トップクラスの実力があるスティーラーズのディフェンスを相手にしても大量得点を挙げた。チーフス少し有利か。ぼくはチーフスのファンなので応援しながら見ることになる。ラムズ対バッカニアーズ。ラムズはカーディナルスに圧勝した。シーズン途中にブラウンズから移籍したベッカムへのロングパスがおもしろいように決まった。さらにベッカムがロングパスを投げるというトリックプレーもあった。オフェンス三冠王のクーパー・カップはおとりに徹していたが、明後日の試合ではカップが全開で活躍するのではないか。ただ先週の試合を見るとバッカニアーズのディフェンスが見違えるほどに整備されている。昨シーズンはバッカニアーズはフレーオフに入ってから急に強くなった。ただラムズのディフェンスにもアーロン・ドナルドとボン・ミラーという大物がいる。ドナルドはラムズ生え抜きだが、ミラーは50回SUPERBOWLのMVPで、今シーズンの途中にブロンコスから移籍した。スーパーボウルに勝つための引き抜きだろう。ドナルドとミラーがブレイディーにどこまで肉薄できるか。準決勝4試合の中で、この試合がいちばん見所が多い。両チームともパス攻撃に威力があるのだが、パス攻撃の支えとなるのがラン攻撃だ。バッカニアーズは去年の躍進の立役者となったRBが怪我で欠場するようだが、先週の試合を見ると控えのRBもそこそこ活躍していた。ただラムズのディフェンスの方が少しだけ強いようで、その弱点をブレイディーの奇蹟的な活躍で補えるか。ブレイディーの活躍を見たい気もするが、英雄の負けるところを見たい気もするし、ラムズにとっては3年前のスーパーボウルで負けたブレイディーへの雪辱戦となる。ラムズがリードして、ブレイディーが逆転するといった展開になってほしい。どちらかといえば明後日の2試合の方が熱戦が期待されるし見所も多い。ただバッカニアーズの本拠のタンパベイは東海岸なので、時差の関係から試合開始が日本時間の5時からだ。まあ、シーズン中の月曜日はいつも暗いうちに起きることに慣れてはいるのだが、だんだん寒くなってきたので起きるのがつらい。何とか頑張って早起きしたい。

01/23/日
6時に起きて、試合開始前の放送の解説からテレビの画面を凝視。両カンファの第1シードが登場。初戦が不戦勝というのは、楽なようでいて、緊張感が途切れて調子が出ないこともある。タイタンズがまさにそういう状態。ヘンリーは復帰したものの本来の進撃の巨人のごときパワーが出ない。ベンガルズのディフェンスはラン攻撃に全集中。時々、AJブラウンへのパスが決まってしまうのだが、ヘンリーのランはほぼ完全に止めた。ただ攻撃の方はQBバローが9回もサックされる。オフェンスラインがボロボロでバローはロングパスが投げられない。それでも同点の時間切れ寸前に僚友チェイスへのロングパスが1発決まってフィールドゴールレンジに到達。3点差で辛勝。パッカーズもQBロジャースが何度も倒される。試合開始直後にラン攻撃で7点とったもののその後が続かない。前半終了直前のフィールドゴールがブロックされる。7点差のまま後半へ。雪が降り始めてますますパスが難しくなる。そのまま7点差で逃げ切るかと思われた時、パントがブロックされ、しかもボールがゴールレンジの前に転がったのを49ナーズに拾われて、あっという間に同点。延長寸前に、49ナーズの死にもの狂いのラン攻撃で前進されて、フィールドゴールレンジに突入。サヨナラキックが決まった。両カンファとも第1シードが敗退。これは楽しい展開だ。これで明日の2位と3位の試合は、勝てば決勝をホームで戦えることになる。勝った方がスーパーボウル出場に王手がかかることになる。もう1度、予想をしておく。ビルズ対チーフスは、ビルズのQBアレンが絶好調。チーフスも先週はマッキノンというRBが活躍。これに負傷していたヒレアも復帰することがわかった。わずかにチーフス優位か。ラムズ対バッカニアーズも、去年のプレーオフで大活躍したRBのフォーネットが復帰するらしい。これでバッカニアーズが少し有利か。そうするとスーパーボウルは去年と同じ顔合わせになってしまう。ラムズのディフェンス2枚看板ドナルドとボンミラーがブレイディーをサックできるか。本日の試合はロースコアに終始した。明日も意外とロースコアの闘いになるかもしれない。5時開始というのがきつい。

01/24/月
朝5時からの試合を見る。第3クォーター半ばでラムズが24点差のリード。バッカニアーズのブレイディーもここまでかと思ったら、ブレイディーマジックが始まって、終了間際に同点。延長戦かと思ったが、ラムズのQBスタッフォードのロングパスが決まってフィールドゴールレンジに到達。ブレイディーが力尽きた。昨日と今日のここまでの3試合、すべて3点差。それもすべて終了寸前のサヨナラのフィールドゴールだったが、4試合目はついに延長戦に突入した。ビルズの逆転タッチダウンが決まった時、チーフスに残された時間は1分54秒。3点差なのでキックで同点に追いつくには充分の時間と思われた。時間を使いながらギリギリで同点ゴールという戦略もあったはずだが、マホームズのパスを受けたタイリーク・ヒルの独走タッチダウンが決まった。ただあまりにも鮮やかな独走で、時間が1分2秒も残ってしまった。ここからビルズのアレンが走りまくり投げまくってまたも逆転タッチダウン。残り時間は13秒。さすがに負けを覚悟した。しかしタイムアウトが3回残っていたので、その13秒間にヒルとケルシーにロングパスが通って同点ゴールにつながった。あとは延長戦のコイントス。攻撃権を得たチーフスが楽々とケルシーのタッチダウンレシーブを実現した。残り2分になってからの攻防は歴史に残るデッドヒートだった。昨日の2試合がロースコアの守り合いだったのに対し、本日の2試合は見応えのあるパス合戦だった。4試合を通じて実力伯仲の熱戦だった。シード1位が敗退したため、チーフスとラムズはカンファ決勝をホームで戦える。今年のスーパーボウルの会場はラムズの本拠。チーフスは去年に続いてアウェイで敵地に乗り込むことになるのか。ただベンガルズ、49ナーズも波に乗っている。とくに49ナーズのディフェンスはすごい。あのロジャースのパスを許さなかった。49ナーズ対ラムズはシーズンの最終戦でも対戦し、49ナーズが延長戦を制している。その試合に負けていれば49ナーズはプレーオフに出ることもできなかった。ラムズのディフェンスも強いのでロースコアの厳しい闘いが予想される。

01/25/火
残り13秒の余韻がまだ頭の中に残っている。13秒で何ができるんだ。同点に追いつくことができる。これはFootballのファンにといって、のちのちまで語り継がれる伝説となるだろう。ぼくはモンタナマジックと呼ばれているものをリアルタイムで見ていた。モンタナマジックの逆転タッチダウンの直前のパス失敗で、ベンガルズのディフェンスがあわやインターセットという場面があった。まさかとは思うが、今シーズンはまだ49ナーズとベンガルズが残っている。ただNカンファの決勝戦はラムズ対49ナーズでディフェンス合戦となりそうで、ドナルド対ボサの対決だが、ラムズにはボン・ミラーもいるし、QBの遠投力はラムズの方が上だ。シーズン最終戦はラムズの方に油断があったが、決勝戦ではそういうことはないだろう。チーフス対ラムズの決戦になりそうだ。

01/26/水
3回目の接種。ワクチンの案内状が届いてすぐに電話をしたら、モデルナならすぐに可能ということで本日の午後を予約した。ファイザーだと2月中旬になるという話だった。徒歩5分の病院でモデルナの集団接種をやっていた。流れ作業になっていて、簡単な書類チェックのあと指定された椅子に座っていると、医者の方が近づいてきて流れ作業で注射を打っていく。15分のタイマーで待機するのが待ち時間のすべてだ。3時からの予約だがきんじょなので20分前に病院に着いたのだが、3時にはすべてが終わっていた。

01/27/木
モデルナ腕というものがあるらしく、ファイザーよりも副反応がきついという風評があるが、モデルナはファイザーの3倍の濃さがあって、今回は半分にうすめるという話もある。接種の翌日。前夜に痛み止めを飲んだのでよく眠れたし、左腕を下にして寝ても痛みはなかった。だが起きて見ると少し腫れていて、痛みもある。昼と夜に薬を飲む。

01/28/金
昨夜の就寝前には薬は飲まなかった。起きてみると痛みは収まっている。無事に通過したようだ。副反応があったということは確実にワクチンが体内に注入されたということで、体が反応し、抗体が量産されつつあるのだろうと思う。『少年空海』はすでに入稿されているはず。『天海』は入稿前の最後のチェック。750枚くらいの大作なので読むだけでもたいへんだ。夕方、完了。宅急便で送ろうと思ったが、かなり直しを入れたので直したところをテキスト文書に入力。それから散歩のついでにコンビニから送った。月曜には届くだろう。それに合わせてファイルも送付する。これで手が離れた。『善鸞』に取りかからなければならない。善鸞についての資料は少ない。『天海』の場合も、明智光秀や近衛前久など、個性的な脇役を設定して対話で話を進めていった。善鸞の脇役としては二十四輩の第5の信楽と、真仏、顕智など高田派の人々と、鎌倉で出会うことになる忍性と日蓮。それに北条時頼も登場させたい。かなりの資料を読み込む必要がある。ただ自著の『親鸞』に善鸞の登場シーンがいくつかあるので、それはそっくり踏襲して話を作っていきたい。

01/29/土
今日は土曜日か。Footballの各カンファのチャンピオン決定戦は月曜に組まれている。今年のスーパーボウルはロサンゼルス開催が決まっている。ラムズが勝てば地元開催となる。相手の49ナーズは第6シードからアップセット2回で這い上がってきたが、満身創痍という感じで怪我人が多い。それでも第1シードパッカーズのロジャースのパスを封じたディフェンスは健在。スタッフォードがパスを投げられるか。レシーバーの三冠王クーパー・カップがスーパーカップに到達できるか。カップだけでなくベッカムというスーパースターがいるところがラムズの強み。ラムズのディフェンスも強い。ブレイディーを第3クォーターまで完全に抑えていた。最後は疲れて同点に追いつかれた。シーズン最終戦の49ナーズ戦も同様の展開。ここを反省して、ディフェンスラインをローテションで休ませるなどの工夫をするか。パスラッシュを前半は控え目にするか。ただ相手のディフェンスが強いので、先行を許すと苦しくなる。全集中のディフェンス合戦になりそうだ。インターセプトやファンブルなど偶発的な要素が勝負を分けそうだが、勢いは49ナーズ、持ち駒の抱負さはラムズ。49ナーズの奇蹟的な頑張りに期待したい。

01/30/日
ベンガルズ対チーフスは予測不能。パスの投げ合いになることは間違いない。ベンガルズのバローは昨シーズンのドラフト全体1位で数年後にはナンバー1QBになることが期待される。マホームズは今年5年目だが、初年は出場しなかったので、実質4年目。その初年は決勝でペイトリオッツのブレイディーを相手に、先週のラムズのように奇蹟の同点に追いついたものの、延長のコイントスに負けて、ブレイディーはそのままスーパーボウルMVPとなった。その次の年はスーパーボウル覇者となり、昨シーズンはブレイディーのバッカニアーズに負けた。いずれにしても4年連続決勝戦に進んだ。安定したQBであることは確かだ。バローは新人だった昨シーズンはボロボロで連戦連敗、途中で負傷してリタイアとなったが、そのおかげでドラフトでワイドレシーバーのチェイスが指名できた。バローとチェイスは同じ大学で息が合っている。今年のバローの活躍はチェイスに負うところが多い。ただベンガルズはオフェンスラインが弱いので先週の試合では9サックされた。チーフスのディフェンスがそこまでやれるとは思わないが、プレッシャーをかけないとバローは止まらない。チェイス以外のレシーバーも優秀で、パス攻撃ではチーフスと互角。ラン攻撃はベンガルズにはミクソンというベテランがいる。チーフスは2年目のヒリア―だが体力がないのでミクソンには劣る。ただ長く控えだったマッキノンというRBがプレーオフに入ってから活躍を始めた。体は小さいのだが穴を見つけるのがうまく、時々ロングゲインをする。マホームズもマッキノンの特徴をわかっていてうまく使っている。ラン攻撃もほぼ互角だろう。キッカーも互角。あとはヒル以外のレシーバーが活躍できるか。走力のあるハードマンと、確実性の高いプリングルと、3枚揃っているので、タイトエンドのケルシーにダブルカバーをつけるのが難しくなる。わずかだがマホームズ有利かとも思うが、ぼくはチーフスのファンなので、公平な判断はできない。いずれにしても、ラムズが勝てばラムズの本拠で戦うことになる。今年はラムズの年なのかなとも思う。

01/31/月
5時からのベンガルズ対チーフス。またもや延長戦。チーフスが力尽きた。ぼくはチーフスを応援していたのだが、ベンガルズのQBバロー、WRのチェイスの魅力を認めないわけにはいかない。49ナーズ対ラムズは、49ナーズの健闘があって接戦となったがラムズが押し切った。スーパーボールはラムズの本拠地なので、ベンガルズはアウェイで戦うことになるが、アウェイでタイタンズとチーフスを撃破したチームなので、激闘を期待したい。夜中に寝室のエアコンが異音を発した。妻が解体に取り組んだので、まだ49ナーズ対ラムズの闘いが佳境に入っていたのだが、手伝わないわけにはいかない。この集合住宅に引っ越した9年前から使い始めたもので、10年間、掃除が要らないというのがウリであったのだが、自働でフィルターを清掃するメカニズムが複雑で、解体には難儀をした。リピングルームのエアコンや、浜松の仕事場のエアコンは、フィルターを抜き取ってクリーナーで吸い取るだけの簡単な手間だったが、今回は全体を解体して清掃する必要があった。10年間掃除しなくていいというのは、10年経つと(実際は9年しか経っていないが)、10年分の労苦よりも遙かに大きな業苦が待ち受けているのだった。すべての部品を解体して、あとは妻に任せたが、部品の清掃が終わると組立が必要となる。解体の3倍の労苦が待ち受けていた。無事にカバーが閉まった時は、本一冊書き終えたほどの安堵感があった。


次のページ(2月)へ進む 12月へ戻る

ホームページに戻る