立川駅南口スエヒロ


立川駅南口の正面の大通りを真っ直ぐ進んで、モノレール駅先の交差点を左に進み、100メートルほど行くと大きなビルの一階にスエヒロの看板が見える。
スエヒロといえばすき焼き、しゃぶしゃぶの名店として銀座でも有名。
そのスエヒロが立川にあるとは驚きだ。
それも駅からかなり離れていて近所にはあまり飲食店など無い場所に、大きな店を構えている。
この店、夜はすき焼きやしゃぶしゃぶの名店だが、昼の11時から夕方5時まではランチタイム。
普通に洋食をだしていて、値段もそれほど高くない。
どうしてこんな場所で定食を出しているのか。
それはいろいろと長い話しになるのだが、この立川南口一帯は昔から区画整理の話しがでていてなかなか話しが進まなかった場所。
早めに区画整理が進んだ場所は比較的小さなビルが乱立したのだが、なかなか区画整理の工事は進まなかった。
それがバブルの建築ブームで一気に区画整理が進んで、大きなビルがずらっと並んで建てられたのが、このスエヒロの一帯の通だ。
大きなビルには大手の会社のオフィスが多数はいったので、田舎の大通りが一瞬にしてビジネス街になってしまったのだ。
そしてその丁度中心にあるのがこのスエヒロのあるビルの辺り。
それでお昼のランチタイムに定食をだすという次第だ。
店の構えからして名店のスエヒロ、普通の定食やの店構えではない高級な和風の作り。
店の中も、黒を基調にした色遣いで、テーブルの席を取り囲むように和室が並んでいる。
天井も木造の屋根風の作りになっていてかなり凝っている。
牛肉の名店ということで、頼んだのはビーフカツ定食892円。
注文を取りに来た女の子は、アルバイトにしてはやや年のいった人妻風で、藤色の作務衣ふうの制服に赤い前掛けをして、髪の毛は上にアップして留めている。
注文を厨房に取り次ぐたびに、大声でどなり、コックさんが大声で返事をするので結構うるさい。
それに、まだお昼の時間だというのに、やたらとコックさんの人数が多くて、給仕の女の子も人数が多い。
さて運ばれてきた、ビーフカツ。
洋食風に皿にもられていて御飯もお皿の上、ナイフとフォークが付いてきた。
味噌汁はコーヒーカップに入ってる。
まず最初に味噌汁を口元に近づけて香りを確認。
ちゃんと味噌汁の香りがする。
一口味見すると、やや薄味のちゃんとした手作りの味噌汁だ。
最近の定食屋は大抵、味噌汁給湯器を使ったインスタント味噌汁を出すのでまずい味噌汁しか飲めない。
生味噌を使った手作りの味噌汁はやはり味が全然違う。
ビーフカツは4切れに分けて作ってあり、値段の割には大きい。
フォークを入れてみると、かなり厚みがありなかはレアのステーキのように半分生で血が滴ってる。
かなり高級な牛肉だと一目で分かる。
これなら、ステーキにでもしてもいいくらいの肉だ。
まあ、ビーフカツの方が調理が早くて済むし、量も多く見えるということなんだろう。
それにソースも市販のトンカツソースではなく、ドミグラスソースが掛けてあるというのもこだわり。
料理というのはメインの牛肉だけではなく、付け合わせも大事だ。
キャベツの千切りが結構多めに載ってる。それにパセリの小片。
キャベツの横には、小さいがトマトも切って載せてありそれに、キュウリも小片だがある。
このキュウリ、飾りの切り込みをいれた結構手間のかかった作りだ。
キャベツの端にはマカロニサラダも少量だが載ってる。
このマカロニサラダ、ちゃんとゆで卵にスライスオニオン、刻んだキュウリがドレッシングであえてあり、なかなかちゃんとした物。
ステーキ並の肉に、手間を掛けた付け合わせに、手作りの味噌汁は普通の定食屋ではとても味わえない。
これで892円なら十分満足できる値段だ。


立川市名所案内に戻る


立川市定食屋案内

立川駅北口さくら水産
立川駅南口やよい軒
立川駅南口スエヒロ
立川駅南口錦町食堂
立川駅南口天屋
立川駅南口庄屋
立川駅南口やるき茶屋
立川駅南口東秀
立川駅南口ガスト
立川駅南口バーミヤン
立川駅南口喫茶とカレーあちゃ
ライブハウス兼カレー屋A.A.company