黒姫山( 黒姫山:2,053m ) 2007.08.14 登山



【PHOTO & 記録 黒姫山 1】

7月24日に 守門岳に登って以来、 山に登っていない日がまたまた続く。
土日が他のスケジュールで埋まってしまうことが多かったためだが、夏山シーズン真っ盛りに山に行けないのは辛いところである。
しかも、そうこうしているうちに会社のお盆休みに突入してしまう (8月11日〜19日)。 9日間の長期休みとなると、山登りにはもってこいなのだが、時期が悪い。テレビでは各高速道路の渋滞状況をこれでもかと放送しており、 どうしても尻込みしてしまうのである。
とはいえ、暑い中、家でゴロゴロしているのにも限界があり、意を決して (大げさだが・・・)山に行くことにする。

さて行き先だが、特に計画していた山があった訳ではないので、 どこに行こうかと思案したところ、ふと頭に浮かんだのが長野県の黒姫山である。
理由は単純で、先般、岩菅山に登った際、 高妻山や黒姫山などの日帰りも可能なんだな と思ったことを思い出したからである。
ただ、黒姫山自体についてほとんど情報がない。登って面白い山なのか、魅力的な山なのか、全く分からないのだが、 山が信濃富士と呼ばれていること自体で、もうこの山は登って間違いない山と思えてしまう。
加えて、かつて黒姫山という相撲取り (元関脇 現武隈親方) がいたため、この名前が強く頭に残っており、 状態的には名前・イメージが先行しての山決定であった。
尤も、相撲取りの黒姫山は、この長野にある黒姫山から命名したのではなく、糸魚川市にある標高 1,222mの黒姫山から命名したとのこと、 とんだ勘違いであった。

帰省ラッシュがまだ続いているのではとの懸念から、少々早めの 朝 4時に家を出る。
横浜ICから東名高速道に乗り、東京ICで下りる。環状八号線を北上し、練馬ICから関越自動車道に乗り、 さらに藤岡JCTから上信越自動車道に入る。
心配された渋滞は全くなく、快調に車を飛ばす。いつも通り、碓氷峠以降 やや空が曇ってきたものの、更埴JCTを過ぎる頃には再び青空が広がり、 今日の登山は期待できそうである。
ナビに戸隠牧場を目的地としてインプットしておいたところ、長野ICで下車するようにとの指示。早朝の長野市街を抜け、善光寺の横を通り、 戸隠バードラインに入る。
この道は、かつて 高妻山に登る際にバスで通った道で懐かしい。

やがて、戸隠中社を過ぎたところで道を間違えてしまい、 戸隠スキー場に入り込んでしまう。
そこの行き止まりの原から見た 高妻山は、相変わらず鋭いピラミッド型を見せて魅力的であった。
道を戻り、戸隠キャンプ場を過ぎて暫く進むと、橋があり、そこから左奥に延びる林道があって、脇に数台の車が駐まっている場所が見つかった。
どうやらここが大橋林道入口であり黒姫山の登山口らしい。
早速 車を駐める。時刻を見ると、7時15分であった。


上述のように、黒姫山の登山口に到達する前、 道を間違えて戸隠スキー場に入ってしまった。
行き止まりとなった原からは、高妻山の鋭鋒が ガスを従えて浮かんでいるのが見え、なかなか神秘的である。
いっそのこと、黒姫山登山を変更して 高妻山登山に切り替えようかとの考えが頭に浮かんだが、 できるだけ同じ山に登るのを避け、未知の山に登りたいという気持ちの方が打ち勝つ。
地図で場所を確かめ、道を戻り、戸隠キャンプ場の方へと向かう。登山口着が 7時15分。
少々時間をロスしたが、駐車場にもまだ余裕があり、遅くはないようである。

7時20分、駐車場を出発し、 車進入禁止のゲートを潜って林道を進む。
林道には黒姫山登山道を示す標識が全く見つからず、少々不安になる。太陽は高く昇っており、この時間帯となると結構暑い。

所々に標識らしきものが見えるのだが、いずれも登山とは関係のないものばかり。
登山ガイドブックに書いてあった、林道をずっと進むという言葉だけが頼りとなる。

駐車場から 30分弱進んだ 7時46分、 林道が右に大きく曲がる所に、登山とは関係のない標識がまた見つかる。
ガイドブックには、道が大きく右に曲がるところから山に取り付くとの記述があったので、登山とは無関係であるこの標識を見てガッカリ。
しかし、念のために周辺を見渡すと、林の奥の方にササに隠れがちになっている 「山頂→」 の標識が見つかった。
ようやく登山口が見つかったとホッとするとともに、もう少し分かりやすくすべきなのにと不満を感じる。
ボーッとしていたら見過ごしてしまうところであった。

林道を離れての山登りが始まる。
木々は結構鬱そうとしており、自然を感じさせる。
ただ、道の方はしっかり踏まれていて迷う心配はない。

所々で、林道と交差するが、迷い易いところには 「登山道」 と書かれた標識が置かれていて、キチンと誘導してくれている。
登りもきついことはきついが、メリハリがあるので、さほど疲れを感じない。

時々林道らしき道と交差する。
時には、林道らしき道そのものを歩くことになる。

左の写真もその一部であるが、あたかも箱根の石畳を歩いているような錯覚に陥った次第である。
景色も得られない中、黙々と登ることとなる。



黒姫山登山データ

上記登山のデータ登山日:2007.08.14 天候:快晴 ALIGN="CENTER"単独行 ALIGN="CENTER"日帰り
登山路:大橋登山口−登山口−七曲がり−新道分岐−大池分岐−黒姫山−大池分岐−大池−西登山口−新道分岐−古池−種池−大橋登山口
交通往路:瀬谷−横浜IC−(東名高速道路)−東京IC−(環状八号線)−練馬IC−(関越自動車道)−藤岡JCT−(上信越道)−長野IC−(戸隠バードライン)−大橋登山口 (車にて)
交通復路:大橋登山口−信濃町IC−(上信越道)−藤岡JCT−(関越自動車道)−練馬IC−(環状八号線)−東京IC−(東名高速道路)−横浜IC−瀬谷 (車にて)

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