6月下旬に梅雨入りして以来、 鬱陶しい日が続く。
特に土日に天候が崩れることが多く、 山に行けない週が ドンドン積み重なることとなる。
そして、 梅雨入り後 1ヶ月以上を経過。 7月も20日を過ぎたにも拘わらず、 梅雨明けの方はハッキリせず、 従って 会社の夏休みとなっている7月23日、 24日も天気予報はあまり芳しくない。
折角の 4連休も山に行けないのか と思っていたところ、 どうやら連休最終日の 7月24日は晴れそうな気配が出てきた。
これは山に行くべしと、 ネットの天気予報を調べ回ったところ、 雲がなく 晴れマークのみが付いているのは 新潟県だけである。 それではと登ることにしたのが、
守門岳 (スモンダケ)。 この山は、 特に前からプランを持っていた訳ではなく、 新潟ならばどの山に登るべきかを調べていくうちに その変わった名前に惹かれたといったところである。 ただ、 標高 2,000mに満たないのが少々残念なのであるが、
越後の名山の 1つと聞けば、 やはり無視するわけにはいかない。
いつも通り、 横浜ICから東名高速に乗って東京ICで下り、 環状八号線を通って 関越道に乗る。 平日のためか、 トラックなどが多い。 快調に車を飛ばし、 関越トンネルを抜けたところで、 新潟沖地震救援のための車を数台追い抜くことになった。
そうであった、 新潟県は先の地震で大きな被害を受けた場所、 被害を受けられた大勢の方々がおられる中、 夏休みとはいえ ノコノコと山登りで出かけていくべき地域ではなかった。 不謹慎である。
すっかり気持ちが萎えてしまったが、
ここまで来てしまっては 引き返すというのもあまり良い選択肢とはいえない。 少々の葛藤はあったものの、 割り切って 山に向かうことにする。
関越トンネル前後は 素晴らしい青空が広がっていたのだが、 塩沢・石打ICを過ぎる頃には 周囲にガスが漂い出し、 何となく雲行きが怪しい。
小出ICで高速を下り、 国道17号線を経て 国道252号線に入る時点では、 空は雲に覆われていまい、
ますます気持ちが萎える。
しかし、 それも暫くの間だけで、 JR只見線上条駅が近づく頃には、 再び青空が広がりだしたのであった。 上条駅前の渋川交差点を左折し、
5kmほど道なりに進む。 やがて、 右 二分の標識が見えてきたので、 右折。 後は 道なりに進むだけであった。
立派なトイレのある、 舗装された 二口登山口の駐車場に着いたのが 7時22分。 身支度を調え、 7時28分に駐車場を出発する。
この 二口駐車場から 二口コースを行くか、 もっと先の保久礼駐車場まで進んで 保久礼コースを行くか 迷うところであるが、
できるだけ 同じコースのピストンは避けたいことと、 駐車場に戻るのに 登りは避けたい という 2つの理由から、
二口コースを選んだ次第である。