守門岳( 守門岳(袴岳):1,537m ) 2007.07.24 登山



【PHOTO & 記録 守門岳 1】

6月下旬に梅雨入りして以来、 鬱陶しい日が続く。
特に土日に天候が崩れることが多く、 山に行けない週が ドンドン積み重なることとなる。
そして、 梅雨入り後 1ヶ月以上を経過。 7月も20日を過ぎたにも拘わらず、 梅雨明けの方はハッキリせず、 従って 会社の夏休みとなっている7月23日、 24日も天気予報はあまり芳しくない。
折角の 4連休も山に行けないのか と思っていたところ、 どうやら連休最終日の 7月24日は晴れそうな気配が出てきた。 これは山に行くべしと、 ネットの天気予報を調べ回ったところ、 雲がなく 晴れマークのみが付いているのは 新潟県だけである。 それではと登ることにしたのが、 守門岳 (スモンダケ) この山は、 特に前からプランを持っていた訳ではなく、 新潟ならばどの山に登るべきかを調べていくうちに その変わった名前に惹かれたといったところである。 ただ、 標高 2,000mに満たないのが少々残念なのであるが、 越後の名山の 1つと聞けば、 やはり無視するわけにはいかない。

いつも通り、 横浜ICから東名高速に乗って東京ICで下り、 環状八号線を通って 関越道に乗る。 平日のためか、 トラックなどが多い。 快調に車を飛ばし、 関越トンネルを抜けたところで、 新潟沖地震救援のための車を数台追い抜くことになった。 そうであった、 新潟県は先の地震で大きな被害を受けた場所、 被害を受けられた大勢の方々がおられる中、 夏休みとはいえ ノコノコと山登りで出かけていくべき地域ではなかった。 不謹慎である。
すっかり気持ちが萎えてしまったが、 ここまで来てしまっては 引き返すというのもあまり良い選択肢とはいえない。 少々の葛藤はあったものの、 割り切って 山に向かうことにする。
関越トンネル前後は 素晴らしい青空が広がっていたのだが、 塩沢・石打ICを過ぎる頃には 周囲にガスが漂い出し、 何となく雲行きが怪しい。 小出ICで高速を下り、 国道17号線を経て 国道252号線に入る時点では、 空は雲に覆われていまい、 ますます気持ちが萎える。
しかし、 それも暫くの間だけで、 JR只見線上条駅が近づく頃には、 再び青空が広がりだしたのであった。 上条駅前の渋川交差点を左折し、 5kmほど道なりに進む。 やがて、 右 二分の標識が見えてきたので、 右折。 後は 道なりに進むだけであった。
立派なトイレのある、 舗装された 二口登山口の駐車場に着いたのが 7時22分。 身支度を調え、 7時28分に駐車場を出発する。
この 二口駐車場から 二口コースを行くか、 もっと先の保久礼駐車場まで進んで 保久礼コースを行くか 迷うところであるが、 できるだけ 同じコースのピストンは避けたいことと、 駐車場に戻るのに 登りは避けたい という 2つの理由から、 二口コースを選んだ次第である。

7時28分、二口駐車場を出発。
駐車場には 2台の車が既に駐まっており、 平日のこの日、 登る仲間がいることにホッとする。
駐車場の前の橋を渡ると すぐに二口コースが始まる。 入口には登山届を入れるポストもあり、 先の駐車場とともに、 なかなか整備が行き届いている。 やはり人気のある山だからであろう。

車道をはずれ、 暫くは林道のような道を進む。
目の先には形の良い山が見えるが、 あれが守門岳なのであろうか ?
天気は快晴。先ほど 小出ICを下りた時の状況が 嘘のようである。 今日は 日に焼けそうだ。
道路から 5分ほど歩くと、 『 守門岳二口登山口 山頂へ 3時間 』 と書かれた標柱が現れ、 そこから林道を外れ 山に取り付くこととなった。
いきなりの急登で少々戸惑う。

周囲は雑木林からブナ林へと変わる。 なかなか美しい眺めである。
やがて、 冷たい水が湧き出ている護人清水。 のどを潤し、 顔を洗って 少し眠たい頭を覚まさせる。
美しいブナ林の中の登りが続く。

久々の登山に、 少々喘ぎつつ、 ブナの林の中をジグザグに登る。 登り切った所が谷内平。 時刻は 8時16分。 この谷内平は 名前とは違って、 狭い。 他の人の登山記録を見ると、 かなり広い原になっており、 どういうことであろう。
谷内平を示す標柱には 『 山頂へ 3.4km 』 とある。 それにしても暑い。
谷内平からまたブナ林を進んでいくと、 ほんの5分ほどで 視界が開け、 稜線が見えてきた。 しかし、 あまり特徴のない 山容に 山を同定することが難しい。

振り返れば、 麓の町並みと 遠くの山々が霞んで見える。
この地域は初めてのため、 全く山が読めない。 少々つまらない気がする。 やはり早く頂上に到達すべきであろう。
ただ、 今日の気温では、 さほど頂上からの展望は 期待できないかもしれない。



守門岳登山データ

上記登山のデータ登山日:2007.07.24 天候:快晴後やや曇り単独行日帰り
登山路:二口登山口−護人清水−谷内平−大岳分岐−青雲岳−守門岳(袴岳)−青雲岳−大岳分岐−網張−大岳−不動平−キビタキ小屋分岐−保久礼小屋−二口登山口
交通往路:瀬谷−横浜IC−(東名高速道路)−東京IC−(環状八号線)−練馬IC−(関越自動車道)−小出IC−二口登山口 (車にて)
交通復路:二口登山口−小出IC−(関越自動車道)−練馬IC−(環状八号線)−東京IC−(東名高速道路)−横浜IC−瀬谷 (車にて)

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