鳳凰三山( 縦走路中の最高峰は観音岳:2,840.4m ) 2007.09.17 登山



【PHOTO & 記録 鳳凰三山再々登山 1】

9月15日からの 3連休、私用が重なったため山に行くことをあきらめていたところ、 急に 17日の予定がキャンセルとなり、山に行けることになった。
天候はと見ると、曇りがちなところが多いが山梨県は概ね晴れ。中でも、日中に晴れマークがずっと並んでいるのは南アルプス市ということで、 急遽 鳳凰三山に登ることに決めた。
これは、先日の 北岳登山の際、 雪を被ったように白い 鳳凰三山の稜線を眺め、 晴れた日にあの稜線を歩いたらさぞかし気持ちの良いことだろう と思ったことが伏線にある。
鳳凰三山は過去 2回 第1回第2回 登っているが、 いずれもガスに見舞われ、あまり視界が得られていないのである。

ということで、17日の早朝、横浜の自宅を出発。
八王子ICから中央自動車道に乗り、韮崎ICで下車。前回は散々迷いながらの青木鉱泉到着であったが、 今回は青木鉱泉のホームページに載っていた案内に従って、新設道路を進んだところ、スムーズに着くことができたのだった。
韮崎ICを下りてから左折。国道20号まで進んで、20号を右折。暫く進んで、桐沢橋のところで左折し、橋を渡った後右折。 射撃場の前を通って、突き当たりを左折。すぐに原山神社のところで右折すれば、後はほぼ 1本道であった。
この道は舗装された立派な林道で、途中 鹿や猿に遭遇するというおまけまでついてなかなか楽しいドライブであった。

青木鉱泉着が 6時41分。
鉱泉に駐車代を支払い、薬師岳を目指して 6時48分に出発。


青木鉱泉はなかなか雰囲気のある鉱泉宿で、できたらノンビリと 1泊したいところである。

鉱泉の前を通り、まずは ドンドコ沢コースを辿って雑木林の中を進む。
ドンドコ沢コースは、途中で山道と川沿いのコースに分かれており、薬師岳に登るには川沿いの道を進むこととなる。
キャンプ場の横を通り、暫く進むと、ドンドコ沢登山道と薬師岳に向かうコース (中道コース) の分岐となり、 そこには立派な TREKKING INFORMATION が置かれている。
当然左の中道コースへと進む。

ドンドコ沢の河原に下り、結構 水量のある沢 (というより川) を渡る。
水量が少なければ、飛び石伝いで良いのだが、結構な水量に少々戸惑う。
上流を見れば、心許なくはあるものの 1枚の板が川に掛かっている。バランスに気をつけながら、板を渡り川を越える。

河原を歩きながら右手を見れば、堰堤の向こうに薬師岳らしき山が見える。
空は晴れており、今日こそは素晴らしい展望を得られそうと期待が膨らむ。

川を渡った後、暫くは林道歩きが続く。林道歩きの途中、前回は小武川の河原が見渡せたのに、今回は草木で視界が全く利かない。
7年も経つと変わるものだなと思いながら歩いていると、いつの間にか登山口であった (7時16分)
前回より川を渡った場所が上流だったとは言え、長い林道歩きを覚悟していたので嬉しい誤算である。

廃屋の脇を通り、山に取り付く。 カラマツ林の中の急登が続く。30分ほど登り続けると、再び林道らしき道を横切ることとなる。
周囲の木々にはサルオガセが目立つようになり、 櫛形山入笠山、釜無山が近いことを思い出させてくれた。

高度を上げるに連れて、ガスが周囲に漂い出した。
日は薄日となり、やがて見えていた青空も消えてしまった。またもや同じ状況である。
この 鳳凰三山と言い、 月山と言い、 何回トライしても天候に恵まれない山はあるものだ とつくづく感じる。

一度通ったルートは結構頭にインプットされているものである。
ガスに囲まれて ややモラールが下がっている中、未だに伐採地跡や御座石が現れないのがとても辛い。
何も知らなければ、黙々と登り続けるのであろうが、なまじ知っていると、未だそういった場所に到着しないことに、 まだまだ行程が厳しいことを思い知らされてしまう。うんざりし、ため息が出るところだ。

それでも登り進むうちに樹相がシラビソに変わり、 9時50分、大きな石が横たわる御座石を通過した。



鳳凰三山登山データ

上記登山のデータ登山日:2007.09.17 天候:晴後曇り単独行日帰り
登山路:青木鉱泉−中道登山口−御座石−薬師岳−観音岳−赤抜沢ノ頭−地蔵岳−鳳凰小屋−白糸の滝−青木鉱泉
交通往路:瀬谷−(国道16号線)−八王子IC−(中央高速道路)−韮崎IC−青木鉱泉 (車にて)
交通復路:青木鉱泉−韮崎IC−(中央高速道路)−大月JCT−都留IC−道志村−厚木−瀬谷 (車にて)

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