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2000年3月号
AKIHABARA NIGHTMARE


テキストで秋葉原の英語を扱ったので、珍しく内容をリンクさせています。また、これまではレンダリング一発勝負でしたが、購入したばかりのPhotoShop LEによる合成をおこなっています。カセットとキーボードはVISIONを使い、人物はPoser3の成人男子を基本にしています。最終的には数字に追われる生活を表す背景も合成しました。
実質、プロの定番ソフトになっているPhotoShopですが、アドバンスの大半はオマケのフィルタにあるような気がします。(購入目的の大半もフィルタですが…)
はっきり言えば、基本的な内容は遥かに格安なColor It!と変わらず、テキスト処理などはむしろColor It!のほうが優れてると思います。

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Vision3DとStudioProの違い

リアルに表現しようとすると、キートップの文字は欠かせません。しかし、ひとつひとつ個別に作っていたのではメモリも手間もたまったものじゃありません。しかも、Strataにはシェイプとインスタンスという機能があるのです。

ひとつのオブジェクトをコピーするとメモリは単純に2倍消費します。ところが、オブジェクトをシェイプに登録すれば、そのコピー(インスタンス)はごくわずかなメモリしか消費しません。インスタンスはちょうどMacintoshのエイリアスみたいなものでしょうか。同じ形のものを多量に作るときには本当に重宝します。しかも、インスタンスは縦横比を変えるなどの変形にも対応しますし、独自のテクスチャを施すこともできますから、キートップを作るには正に打ってつけ。

さて、せっかくモデリング段階でメモリを節約したのに、ひとつひとつテクスチャを貼っていたのでは意味がありません。個別のサイズは小さくとも100以上となるとメモリ合計はかなりのものになります。それだけの材料を用意するのも、貼り付けるのも面倒です。そこで考えたのが、全部のキートップをグループ化して、その上に文字以外は透明にしたテクスチャマップを貼り付ける方法。いいアイデアでしょ?

ところが、結果は左のようなもの。なぜか透明マップが下のキートップにも影響してしまうのです。
さんざん悩んだ末に。その書類をデモ版(レンダリングはできるけど、保存は不可)のStudioProに読み込ませてレンダリングしてみると……
ぬゎ〜んだ、責任は私にあるんじゃなくて、要するにVisionのバグじゃないの!

ちなみに同一条件のレンダリング所要時間ですが、Visionでは15分もかかったのに、StudioProでは3分弱。この違いもショックでした。いや、それ以上にStudioProでは意図したとおりのプラスチックの質感が表現されているじゃありませんか。

ちなみのちなみに、費用以上に気になったのが、そろそろ次のバージョンアップが近いことです。時期的には全く賢い選択ではありません。しかし、待っていてもテクスチャの問題が解決するわけでもないし。ま、わずかな期間で元を取り返せばいいやと判断しました。
(しかしなぁ、予想した時期にバージョンアップ(英語版)はおこなわれたけど、まさかフリーウェア(タダ)で登場するとは思わなかったぞ!)