新幹線八代ー西鹿児島新設「通学の足確保して」自治体負担も深刻

小沢衆院議員、西川、山口参院候補と懇談

 九州新幹線八代―西鹿児島間新設にともなう、並行在来線問題で十二月二十日、日本共産党小沢和秋衆院議員、西川えつ子参院熊本選挙区候補、山口はるき参院鹿児島選挙区候補、筆坂秀世参院議員秘書らは、熊本県八代市、田浦町で実情や要望を聞きました。

 新幹線開通にともなっては、八代駅(熊本県)一川内駅(鹿児島県)の第三セクター化案が出ていますが、関係自冶体の間で、不安が広がっています。田浦町では、宮本健一助役、池辺隆冶議長が応対。助役らは、在来線の三つの駅がある同町では、高校生の全員が町外に通学していることから、通学の足を確保しなけれぱいけないことを強調。議長からも、第三セクターの視察をもとに、「いすれも赤字。自冶体負担にならないよう、国・県でやってほしいし、JRも参加してほしい」などの声が出されました。

 八代市では、永江明久助役が応対。「利用者のはとんどが通勤・通学。ぜひ残さないといけない。第三セクターにするにしろ県が主体とならないとむつかしい」などの声が出されました。


被爆未指定地域問題など伊藤長崎市長と懇談

小沢衆院議員と小川参院長崎選挙区候補ら

 日本共産党の小沢和秋衆院議員は十二月十四日、先の臨時国会での活動を報告するため、長崎県や長崎市、長崎原爆被災者協議会など八団体の事務所を訪問し、懇談しました。小川貴美子・党国会議員団長崎県事務所長(参院選挙区候補)が同行しました。

 長崎市役所では、伊藤一長市長、内出進博助役がそろって応対、小沢議員は、被爆未指定地域の拡大是正問題で、「基本懇答申を基礎にするのでなく、森総理が『過去のいささつにこだわらない解決を』と長崎で発言していることを示して拡大是正の実現を求めた」と報告するとともに、地元関係者の協力に感謝をのべました。これにたいし伊藤市長は、「ち密な内容で、繰り返し取り上げていたださありがとうございました」と答え、終始和やかに懇談。小沢議員は、「九州・沖縄出身であり、地元議員の一人として、声をかけてください」とのべました。

 この日、小沢衆院議員らは、保険医協会、長崎民医連、日本べっ申協会なども訪問、親しく懇談しました。


JA福岡、朝鮮総連、韓国民団、労組訪問し懇談

小沢衆院議員が国会報告

朝鮮総連と懇談する小沢議員(左2人目) 韓国民団と懇談する小沢議員(右2人目)ら

 日本共産党のか小沢和秋衆院議員は十二月八日、第百五十臨時国会(一日に閉幕)で質問した内容などを報告するため、福岡市内の十数団体事務所を訪問し、懇談しました。
 小沢氏が訪問したのは、福岡県医師会や同歯科医師会、民医連、JA福岡中央会、県労連、福商連、新婦人など。ほかに、今回初めて朝鮮総連と韓国民団を訪問しました。これには、宮本秀国・福岡市議が同行しました。

 訪問団体では、国会で小沢氏が質問・追及した高齢者医療の一割負担導入や介護保険の改善の問題などの会議録、第二十二回党大会のパンフレットなどを手渡しました。県医師会、保険医協会、艮医連などで小沢氏は、森内閣が高齢者への一割負担導入を、「抜本改革の第一歩」と強調し、今後さらに高齢者に二割、労働者に三割の負担さえ狙っていることを強調。二○○二年の「抜本改革」を許さない運動を、いまから広げようと呼ぴかけました。

 これにたいし、徳原豊尚・県保険医協会会長らは「来年一月実施では、開業医はまともな準備もでさない。せめて二月に延期を、と要望した」などと応じ、小沢氏に今後の協力を要請しました。

 JA福岡中央会で小沢氏は、野瀬慶徳専務理事にたいし、赤嶺政賢衆院議員とともに提出した「農産物の緊急輸入制限(セーフガード)にかんする質問主意書を手渡し、最近になって農水省さえ、セーフガードに前向きの姿勢をしめさざるをえなくなっていることを報告しました。野瀬氏は「日本は外国にくらべ、セーフガードは発動しにくい複雑な仕組みになっている」と指摘しつつ、「公共事業を遅らせても農産物の価格補償をしないと、このままでは農家はつぶれてしまう」と、農家の窮状を訴えました。

 在日本大韓民国民団福両県地方本部では、宋一荘副団長と崔峰圭事務局長が応対。永住外国人地方参政権法案の問題について、「共産党にお世話になった」と述べ、同法案成立のため、「来年の通常国会にむけて力を入れていきたい」と強調しました。

 ひきつづき訪ねた在日本朝鮮人総連合会福岡県本部では、鄭泰文委員長と金清吉国際統一部長が応対。小沢氏は、第二十二回党大会に朝鮮総連の代表が参加したことに、感謝の意を表し、大会決議のパンフレットを贈呈しました。


川辺川ダム・迅速な事業認定を批判

小沢衆院議員、西川参院候補会見し、公聴会など要求

 日本共産党の小沢和秋衆院議員、西川えつ子参院熊本選挙区候補らは十二月四日、熊本県庁で記者会見し、川辺川ダム問題での公聴会開催や五木村の再生復興のため全力を上げることを表明しました。
 塩川鉄也衆院議員とともに参加した三日の川辺川大集会で、農民、漁民、住民らからの訴えや国会質間をもとに表明したもの。橋本敦参院議員秘書、川上紗智子党国会議員団熊本事務所長も会見に同席しました。

 小沢氏は、事業認定申請書に漁業権の「強制収用」が明記されていることを指摘し「相手にあいくちを突きつけながら交渉する」ものにほかならない、と建設省の態度を批判。「住民の基本的生存権にかかわる重要な問題を強権的なやり方でおしすすめることはでぎない」として拙速な事業認定でなく公聴会を開くよう他の野党とも協力していくことを明らかにしました。

 また、ダムが中止になった場合に、五木村の住民が「捕償金の返還を求められるのではないか」との不安を持っている点でも、国の補助事業の中止で返還が求められていない点を指摘して建設省に問いただしたところ「ケースバイケース」といいながら事実上補償金返還の必要がないことを認めたことも指摘。一九九七年に日本共産党が「五木村の再生・復興にむけての提案」をし、その中で「緑のダム」構想を提起していたことを示し、さらに具体化した提案を近く発表する予定であることも明らかにしました。


「川辺川ダム建設反対」農漁民、住民700人が集会

小沢議員ら各政党代表があいさつ

 熊本県相良村に建設が計画されている川辺川ダム建設に反対して、十二月三日午後、熊本県相良村の総合体育館で、川辺川大集会が開かれました。主催は同集会実行委員会(実行委員長・三室勇前球磨川漁協理事)。協賛は、川辺川・球磨川を守る漁民有志の会、川辺川利水訴訟原告団、球磨川大水害体験者の会など十三団体。

 集会には、清流川辺川を守りたいと願う、農民、漁民、住民、県民ら七百人が参加。「多くの問題を残したまま、巨額の税金を投入して川辺川ダムを強権的に着工することは、国およぴ熊本県の将来に多くの禍根を残します。現在申請されている川辺川ダムの事業認定申請に応じないこと」「この計画に長年ほんろうされてさた五木村の生活基盤整備を最優先課題として取り組むこと」との建設大臣への要望書を採択しました。

 各団体からは「クマタカは豊かな自然が残されていることを教えてくれてる」(クマタカを守る会・権頭博会長)「裁判で(農政が)まちがっていると訴えてぎたが、信じていた裁判所までまちがった。しかし、わたしたちの声がイエスになることはない。さらなる支を」(利水訴訟原告団・梅山究原告団長)「われわれはこの川を誇りにしています。川辺川がだめになると日本で自由にアユつりができる川はなくなる。守るためがんばる」(漁民有志の会・吉村勝徳さん)の声が次々と出されました。

 政党代表としては、日本共産党小沢和秋、塩川鉄也両衆院議員、民主党・菅直人幹事長、社民党・今川正美衆院議員、新社会党・岩中伸司県議が参加。小沢、塩川両衆院議員は「川辺川ダムはどこから見ても(建設の)理由はない。ほかの野党ともいっしょになって公聴会を開けとがんばり、川辺川を守るために全力をあげる」「住民に不和をもたらす公共事業は許せない」と決意を表明しました。


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